フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

人文字

2010-08-16 21:58:03 | Weblog
第一画が約70メートル、第二画が約155メートル、そして第三画が約125メートルの大きな字といえば、京都の東山、如意ケ岳で今晩行われた大文字送り火の「大」の字の大きさです。うら盆の送り火の日本最大の行事です。テレビのニュースで映し出される赤い「大」の字を見ていると、小学校の校庭で大きな夢の字をみんなで作った人文字を思い出します。
卒業アルバムに載ったその写真は、心に残る思い出です。がやがやと校庭に集まって先生のいうとおりに並んだだけの意識でしたが、出来上がった航空写真を見て、完成した人文字に妙に感動したのを覚えています。その後は残念ながら、そんな機会もなく過ごしました。
うらやましく思うのは、甲子園のアルプススタンドです。母校の応援のために、いろいろなパターンの人文字が登場しています。その年はわずか49チームしかそうした応援を経験できないのです。もちろん私の母校は、一度も甲子園の経験もありませんから、スタンドでの人文字経験はありません。例え、甲子園初戦で破れても一度でも経験できれば、もうエリートです。
同級生と思い出を共有できるのが、どんなに貴重なことか、後からわかるでしょう。うらやまし~い!