今日で9月も終わり。本格的な秋が訪れますね。とはいっても明日の服装はきっと迷うことでしょう。秋となり、我々を取り巻く音もずいぶん変化して来ています。風の響きはかすかに変わり、落ち葉も目の前を通り過ぎてゆきますが、何と言っても虫の鳴く声が深まって来ます。かつて詩人の三好達治が秋の情感についてこう書いています。「路上で聞く食器が触れあう音、子供の笑い声、ハーモニカのかすかな音色。それらが人の心をひそかに勇気づける」。恐らく秋が深まるに連れて空気が澄んで音の伝わりが鮮明になるのでしょう。
ところが、この頃はこうした音がほとんど歩いていても耳に届いて来ません。部屋の気密性が高まったのかもしれませんが、どうもそういった音を伴う生活スタイルが変化したのかもしれませんね。ハーモニカを楽しむ子供も減り、子供は一人で遊ぶので笑い声も出ません。人が歩くころの夕方の食事がもっと遅くなりました。先程の秋の音が埋没してしまいました。新しい秋の音、はて、何でしょう。
ところが、この頃はこうした音がほとんど歩いていても耳に届いて来ません。部屋の気密性が高まったのかもしれませんが、どうもそういった音を伴う生活スタイルが変化したのかもしれませんね。ハーモニカを楽しむ子供も減り、子供は一人で遊ぶので笑い声も出ません。人が歩くころの夕方の食事がもっと遅くなりました。先程の秋の音が埋没してしまいました。新しい秋の音、はて、何でしょう。