フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

お盆

2010-08-10 21:02:08 | Weblog
お盆とは、あの世から訪れる先祖の霊を迎え慰め、先祖の霊がまた無事あの世へ戻るのを送り出すために行われる宗教的な行事です。8月の13日から16日に行う地方が多いようです。その時期に休みを取って帰省するのでお盆休みと言っています。
我が家の家人の実家は新盆(初盆)で、今その準備に忙しいようです。新盆では、故人が仏になって初めて里帰りするわけですから、霊が道に迷わないように、目印の白い盆提灯を玄関先に飾ります。故人の生前好きだった物や出来事を、写真を貼ったりイラストで書いたりして、より故人の目印になるように工夫します。もっぱら我が家では、孫の仕事でしたが、孫から見た故人がどんなだったか、よくわかります。ふと思ったのは、自分の時にはどんな絵柄になるのかなあ、という事です。どうも余り好意的な絵柄にはなりそうもないと少々心配です。今から猫撫で声で近づいても、子供達には手で追い払われるだけでしょうからねぇ(笑)。そうなれば、せいぜい長生きをしてやろうと心に誓ったわけです。
このお盆に帰省出来ない人も多いでしょうが、せめてこの間は、気持ちだけでも先祖に感謝しながら過ごして下さい。