2016年2月21日(日)の自主巡回(奥高尾)で、皆伐を見かけた。
陣馬山から景信山に向かっている途中(明王峠から堂所山の間)の尾根道で、視野が大きく開けました。林道の暗さがいっぺんに明るくなり、皆伐された草地が広がっていました。残された1列のヒノキが伐採されれば、神奈川県側(相模原市)が見渡せ、視野・景観が大きく変わりそうです。
(記録:高尾SR会 川原田)
2016年2月21日(日)の自主巡回(奥高尾)で、皆伐を見かけた。
陣馬山から景信山に向かっている途中(明王峠から堂所山の間)の尾根道で、視野が大きく開けました。林道の暗さがいっぺんに明るくなり、皆伐された草地が広がっていました。残された1列のヒノキが伐採されれば、神奈川県側(相模原市)が見渡せ、視野・景観が大きく変わりそうです。
(記録:高尾SR会 川原田)
参加者:SR 6名(リーダー小太刀) 体験入会:5名
天候:晴れ後曇り
コース:JR高尾駅北口~陣馬高原下~陣馬新道~陣場山~景信山~宝珠寺線~小仏BS~高尾駅
通常の自主巡回にサポレン講習生による体験入会を加え大人数での巡視となったが、懸念していた雪害の様子は
すでに解消されて歩きやすい状況でそのため公園施設の点検や清掃に専念できた。また、巡回しながら要所要所で
研修・案内的な要素を含めた巡回にし、SR活動の意義や作業的に必要な事柄などをレクチャーしながらの巡回にし
た。
気になる危険枯損木は1本あったが経過観察で済みそうなもので報告のみとした。
また、この時期泥道化を覚悟していたが、前日の降雨にも関わらず水分も無く予想以上に楽に歩けた。
コースタイムも押してしまい、予定のルートから一部変更したがたっぷり時間の取れた巡回となりました。
◎当日の感想やご意見◎
・通常の自主巡回だが、体験参加の方たちがいたので体験的な活動にして良かった。
・手の届かない所の枯れ枝を見過ごすのは忍びないので道具的に対策を考えたい。
・巡視のテーマがあるのだから、それを確実に遂行し余計な解説等はなくてもよいのでは。
・時間の関係で景信山から直接小仏BSへエスケープしたが先日の水切り溝の具合が確認できた。
・補修材料に釘を追加して持ち歩いた方が良いと気づいた。
経過観察危険枯損木
(記 小太刀)
2016年 2月 3日(水)
自主巡回 奥高尾 【土砂や落ち葉で埋もれた水きり溝の清掃】
◆参加者:6名(江藤L)、天候:晴れ
◆コース:コース:高尾駅北口~小仏BS~景信山南東尾根コース
◆内容:
集合:JR高尾駅北口バス停小仏行付近 9:00
コース:高尾駅北口~小仏BS~景信山南東尾根コース~小仏BS~高尾駅北口
内容:このコースは以前「水切り溝」を整備した結果、
登山道の浸食が激減しました。その後水切り溝が落ち葉等でふさがれ、
機能が半減しています。
そこで、「水切り溝」の機能復活作業と登山道以外のルートに踏み出しているところに、
防止柵を現地調達で補強していきました。
・登山道の複線化防止柵
・指導標識の矢羽根のボルトの緩みの修正。
・既存の水切りの土砂・落ち葉の除去
・水切り溝を新たに新設して登山道の浸食防止対策
・新たに新設した水切り溝と段差が大きいので階段を設置
・登山道の複線化防止柵
壊されたり、どかされている箇所もあり、修復しました。こういった水切り溝の保全整備作業を継続して行う大切さを再確認した巡回でした。
高尾駅北口に集合したが、バスの停留場のある駅前広場の工事が始まっていた。
平成33年度を目標に、南北自由通路・橋上駅舎・北口駅前広場を含め約6年の
工事が着手された模様。特徴のある駅舎も移築されるとか、あのバスの方向転換をしている姿も見られなくなるのでは・・・・。
八王子市のホームページ参照
http://www.city.hachioji.tokyo.jp/seisaku/machidukuri/52241/043987.html
(記録:江藤、記録・撮影・編集:川原田)
2016/ 1/23 自主巡回 高尾山内~南高尾
参加者:9名(内サポレン体験参加者3名)
コース:清滝駅前~1号路~薬王院~高尾山頂(昼食)~学習の道~大垂水峠~大洞山~中沢峠~山下~高尾山口駅(解散)
今冬最強の寒波到来、5日前に降った雪が融けずに残り高尾山は久しぶりの雪山登山、1号路も奥の院から先はアイゼン必携でした。
本日の巡回は、サポレンメンバー6名と養成講座受講中のサポレン体験参加者3名の9名、午前中は歴史チーム特別活動として高尾山内1号路を、文政6年(1823)に発行された、江戸時代の観光マップ「武蔵名勝図会・高尾山の図」を見ながら、当時の高尾山の様子と現在を比較しながら巡回しました。
特に興味深いのは、清滝に残っている宝暦5年(1755)の石に刻まれた『清滝開創の碑』であります。碑には『植田魯石(八王子千人同心組頭)なる敬神の者が同志と語らい高尾山直下の岩場に滝を掘削したが、それはあたかも天然の滝の様であった。(以下略)』と清滝が人の手によって創られた滝であると記されています。清滝が開創された宝暦5年(1755)は飯縄権現社の拝殿が再建された2年後にあたり、居開帳には大勢の参詣者が訪れ、夏には小名路の追分に鳥居を建てる計画も地元民から出されるなど、高尾山詣が大きな高揚を見せた年であった。(外山徹著「高尾山歴史の散歩道7」より)
このことから、江戸中期には、すでに多くの参詣者がいたことが分かります。
また、薬王院境内の鐘楼の脇に残る寛永8年(1631)に鋳造された「寛永の古鐘」には、戦国末期に荒れ放題になっていた薬王院が寛永期(1624~1644)に再興された様子が記されています。
どちらも巡回中に見ることができますので是非観察してください。
午後からは、雪の残る学習の道から大垂水峠を経由して南高尾中沢峠まで、アイゼンを装着して登山道を点検しながら巡回しました。
巡回コースには雪の重みで登山道をふさぐように倒れている倒木が学習の道に2本、大垂水峠から大洞山に向かって200mほど行ったところに1本の計3本ありました。体験参加の3名も作業に協力して(写真参照)、無事に処理し安全に通行できるようになりました。
本日の活動に参加された皆さんお疲れ様でした。特に、体験参加の皆さん、手際のよい作業ぶりに感心させられました。ご協力ありがとうございました。皆さんの入会を心よりお待ちしております。
(高尾SR会 藤川、写真編集 川原田)
2016.1.23(土)巡回時に、記録した登山道の積雪状況などを写真で速報します。
ルート:清滝駅~1号路~薬王院境内~奥ノ院~木道~トイレ前~山頂・ビジターセンター~もみじ台北まき道~学習の道~大平林道(一部)~大垂水峠~大洞山~中沢峠~梅ノ木~甲州街道~高尾山口駅
途中、一部の積雪が全くないところも散見されましたが、ほとんどは数cm~30cmの残雪があり、表面が固結していたり凍結していたりするところがあります。軽アイゼンが必要です。
①清滝駅~山頂
②もみじ台~学習の道
③学習の道~大平林道
④大垂水峠~大同山~中沢峠
⑤中沢峠~梅ノ木
(記録:高尾SR会、川原田)
参加者:SR 7名(リーダー小太刀)
天候:晴れ後曇り
コース:JR高尾駅北口~陣馬高原下~和田峠~陣場山~栃谷尾根~栃谷休憩所~藤野駅
自然公園施設と点検のポイントについて、施設の種類や設置構成、点検方法を確認し、実際点検作業をしながらの
巡回を行った。 また、コース途中で自然保護の為の規制についての解説や、古峠道についての話を盛り込んだ。
後半は、神奈川県側の公園施設施業方法の比較や違いを見ながらの巡回とした。 今後追って机上での研修も検討するよう願った。
主な感想・意見
・東京都の施設と神奈川県の公園施設との施業の違いの比較対象が感じられて良かった。
・自然公園内の施設や種類による管理方法などの違いが確認できて良かった。
・神奈川県の水切溝の独特さと、メンテ後の終端処理の甘さなどの意見が上がった。
・特別地域の等級による違いがハッキリ確認出来る所が見れて参考になった。
案内板の清掃風景 改修された鳥獣保護区のエリア案内板 神奈川県の自然公園施設の例
(記:小太刀)
2016/1/6(水) 自主活動「老人と年少者に優しい高尾山の道づくり」
◆参加者:SR 9名(リーダー石川)、R 3名、 体験入会者(サポレン養成講習受講生) 7名
◆天候:曇り時々晴れ
◆コース: 清滝駅前(9:30)~6号路~山頂(昼食)~稲荷山コース~清滝駅前(14:30)
都レンジャーと相談の上、6号路琵琶滝の上から最初の木橋までの「木の根道」(木の根が露出している所)の改修を計画しましたが、都レンジャーの野村さん、大畑さんが協力して下さることになり、また帰京中の小笠原島レンジャーの平野さんが見学を希望されて、参加、協力もいただきました。
また、このイベントが「27年度のサポートレンジャー養成講習」の受講生の体験入会の一つになっており、7名の申込み者全員が参加されました。
都レンジャーが高尾・清滝駅前まで作業用具、ヘルメット、タペストリー(作業中標示)等、車で運んでくださいました。サポレン参加者は9名で総勢19名での活動となりました。
9:30にミーティングで体験入会者、都レンジャーの紹介、作業日程、安全管理の説明の後、サポレン参加者を2班に分ける。1班はリーダー江藤さんで計5名。2班は石川リーダーで計4名で編成し、琵琶滝上部の「木の根道」の改修を行いました。
体験入会者も2班に分け、それぞれの班に都レンジャーが付き登山者(利用者)の安全管理をお願いしました。
しかし、小笠原レンジャー、高尾レンジャー、体験入会者の皆様は非常に作業に協力的でお手伝い願えたので、作業は予想以上に捗りました。
「大山橋」に至る途中で路肩が崩れ山側からは土砂が崩れ落ちて、登山道が狭窄してしかも谷側に傾斜している所があり、山側を削り拡幅して登山者の安全確保を図りました。
また6号路全般で「水切溝」のメインテナンスを行いました。
山頂VC(ビジターセンター)で作業道具の手入れを行い収納し、昼食を取りました。
帰路は稲荷山コースを行き「水切溝」の手入れを行い、14時15分清滝駅前で活動の「振返り」を行い全員元気で解散しました。
帰路の稲荷山コースで、「近自然工法」で登山道を補修した個所の説明に聞き入る参加者
記録:石川 写真:川原田、伊藤
2016年 1月 1日(平成28年 元日)
あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします。
『高尾山とその周辺をもっと知ろう! 良さを伝えよう! まもる仲間を増やそう!
高尾サポートレンジャー会 委員会 役員一同 (巡視担当)
引用写真は、日頃活動している【高尾山とその周辺】で見かけた映像から、特にお正月に相応しい来福が期待できそうなものを合成しました。(今年の一年安全安心な年でありますように願いを込めました)
①会員の岩崎さんが製作されたネーチャークラフトの羊、②北高尾の下山中に見かけた野生の猿、数匹で行動してました。し
ばらくこちらの様子をうかがうようにゆっくりと移動していきました。③薬王院四天王門脇の天狗像2体とその前に備えてある
大団扇、④高尾山さる園に貼ってあったサル山の番付表、⑤清滝駅から6号路に向かう途中の七福神・登下山時に安全の祈願します。
2015.12.26(土)
共同活動 高尾山内 【シモバシラ氷の花の観察マナーPR】
東京都サポートレンジャー養成(認定)講座、現地実習(高尾地区)も実施
◆参加者:9名(レンジャー3名+高尾SR会6名)他、東京都環境局1名、受講生13名
◆コース:山頂~小仏城山~山頂(解散)
内容:2回目のSR養成講習開催(講師はレンジャー)。シモバシラは見ることができなかったが、受講生の声から日頃の巡回活動は十分伝わったと思います。小仏峠付近で「近自然工法」の様子に受講生から熱心な質問が飛んでいました。また、一丁平の階段の水切り溝では、土砂の排出清掃作業も体験。
(from MK)
今日、利用者の皆さんにお配りした”チラシ” です。(都レンジャーさんより)
記録: 川原田, ITO
2015.12.23(水・祝) 忘年山行 裏高尾
◆参加者:11名(安部L)
◆コース:高尾駅北口~日影キャンプ場~小仏城山~一丁平~高尾山頂~VC~清滝~高尾駅南口~レストラン「多花美」(忘年納会」
今年最後の自主巡回。 小仏城山付近では、「八峰トレイルランナー」と遭遇。小仏城山脇のまき道を経由して、階段を歩いて登り、小仏城山下の分岐から、大垂水峠方向へ駆け抜けていきました。東京都の新しい自然公園利用ルールに基づいて、開催された初のトレイルラン大会だそうです。ランナーは、道が狭いところでは歩き、登山者とも交錯することなく、挨拶も掛け合い、マナーが良かったと感じました。
昼食後、小太刀さんから指導標の見方についてミニレクチャー。「環境省と東京 都」の表示は、国が設置、自治体が維持管理するという、国定公園の証です。
あちこちのサンタ姿、トナカイの被り物した利用客が往来。残念ながら、ダイアモンド富士とシモバシラとは遭遇できませんでした。
ビジターセンターに在館のレンジャーと解説員の方々に、一年間の感謝の挨拶とともに、振り返りのミーティングを行いました。
終了後、高尾駅南口近くで納会・忘年懇親会を行いました。現地参加の会員もあり、旨い酒と料理と思い出話に、大いに盛り上がりました。皆様、一年間、お疲れ様でした。
(写真撮影・編集、記録 川原田)