高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

2018年5月13日(日)裏高尾 自主巡回

2018-05-22 20:26:43 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

2018年5月13日(日)

自主巡回 裏高尾 【テーマ:高尾の新緑を感じ・知り・まもる】
参加者:9名、L:川原田
コース:高尾駅北口~(バス)~日影~日影沢キャンプ場~日影~(バス)~高尾駅(解散)


内容:①環境省モニタリングサイト1000に関わる植生調査(第2回)
②盗掘防止パトロール、植生保護ロープ・標識の点検確認ほか


今年4月から、自主巡回の一環として、「裏高尾(日影沢の登山道沿い一部)」を
対象フィールドにして、植物調査(つぼみ・開花・結実の状況)を開始しました。
調査区画は、4区画とし、52種類の植物(草本)のつぼみ、花、結実の状況を確認できました。

初回の4月30日から、約2週間経っての調査でしたが、植物の移り変わりの早さに驚いています。
つぼみから、開花にいたる変化は、調査しやすいのですが、開花から結実への変化を調査する難しさを改めて認識しました。
前回、開花していた植物の周りを丁寧に、丁寧に観察していくと、いろいろなかたちの結実が見えてきました。
参加した会員の感想でも、「花は目立つので関心を持つが、こんなに、実にクローズアップして、一生懸命
探したことはなかった。けれども、こんなに夢中になったこともないし、奥深いことが分かった。・・・・・」


そして、結実の形態も、花の名前の通り、「トウゴクサバノオ(東国鯖の尾)、」「クワガタソウ(鍬形草)」をはじめ、
カントウミヤマカタバミ、タチツボスミレ、エイザンスミレ、アオイスミレ、タカオスミレ、ヒカゲスミレ、
ハナネコノメ、ネコノメソウ、ジャニンジン、ラショウモンカズラ、マルバコンロンソウ、ヒロバコンロンソウ・・・・さまざま。


毎調査区画ごとに、調査表を各自手に持って、確認した種名と形態(蕾・花・実)を読み上げます。
これで、あやふやだった知識の確認にもなりますし、次の調査への切り替えができます。
それから、一番うれしい事は、当初、植物の名前が苦手な会員も、最後の調査区間には、真っ先に名前が挙げることができます。

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2018年5月6日(日) 自主活動/山内  【 クリーンアクションと6号路一方通行案内】

2018-05-08 14:34:14 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

2018.5.6(日) 自主活動/山内  【 クリーンアクションと6号路一方通行案内】 

◆参加者: 14名(伊藤L)  ◆天候: 晴れ 

◆コース:清滝駅前~6号路(1班)/稲荷山コース(2班)~山頂VC(昼食)~山頂周辺道案内~6号路下山口(解散) 

 今年も4月28日(土)~5月6日(日)までの間は混雑による事故防止のため、6号路の上り一方通行(8:00~14:00)が

行われている。6日は、大型連休の最終日。清滝駅前は前日の混雑がうそのように、普段の日曜日とあまり変わらない様子。

今日のテーマの一つは「クリーンアクション(環境美化活動)」でゴミの持ち帰り運動のため、山頂までの登山道のゴミ拾い。 

6号路班、稲荷山コース班の2班編成で9:30活動開始。 

 6号路班は施設の点検や自然観察を行いながら、新緑の中、鳥の声を聞きながら進む。  

琵琶滝を過ぎたあたりで、金網フェンスの一部が人が抜けるられる位に大きく破損しており、

持参している紐、ビニールテープで簡易補修し、注意喚起をしておいたが、全体にかなり老朽化している感がある。

 

途中、ペットボトル、汚れたタオルなどのゴミ集めをしながら進む。沢を見れば缶、ペットボトルが落ちているのが4~5個見えた。

また、空洞の出来た木の穴を覗くとタバコの吸い殻がまとまって捨ててあったのにはビックリ。「山火事の危険もあります。

火の始末をきちんとする」ですねと、皆の一致した声が。 手の届く範囲でゴミ収集し、山頂で稲荷山班と合わせると

小さなレジ袋で5つ程集まった。 「思ったほど少なかったね---もっとあるかと思った」の感想がでていたが----。 

6号路の下山者はいませんでした。一方、稲荷山コースは案内板の清掃をしながら上ってきたという。お疲れさまでした。

 

 山頂のビジターセンター裏の倉庫前で昼食中、上空を見れば「ドローン」が真上で飛んでいる。近くで操縦している。

都レンジャーに連絡し混雑時でもあり危険なため止めてもらった。現在、「高尾山利用ルール」、 

「都自然公園利用ルール」に記載はないが、早めのルール化が待たれる。  

 12:50から3ヶ所(6号路下山口、4号路下山口、もみじ台下)で、地図を片手に道案内。 

利用者は前日程多くはなく 比較的静かな案内活動でした。

 

もみじ台下では、利用者からスマホで撮った写真の花の名を聞かれあたふた。恐らく、「ハンショウヅル」であろう。

また、キンランを袋に入れて持っていた人を見かけたとの話を聞き二度目のビックリ。「高尾山の自然を大切に!」です。

14:10、6号路下山口で振返りを行い解散しました。お疲れさまでした。

今日の花の一部。   

  そして 今日のメンバー14名。

 

 清滝駅前は、「若葉まつり」が行われており、元気な歌声が弾んでいました。

 

                                                    記録:SI

 

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2018年4月30日(月・祝)裏高尾 自主巡回

2018-05-05 21:47:08 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

2018年4月30日(月・祝)
自主巡回 裏高尾 【テーマ:高尾の春を感じ・知り・まもる


参加者:13名、L:川原田
コース:高尾駅北口~(バス)~日影~日影沢キャンプ場~日影~(バス)~高尾駅(解散)
 内容:①環境省モニタリングサイト1000に関わる植生調査(第1回)
②盗掘防止パトロール、植生保護ロープ・標識の点検確認ほか
今年4月から、自主巡回の一環として、「裏高尾(日影沢の登山道沿い一部)」を
対象フィールドにして、植物調査(つぼみ・開花・結実の状況)を開始しました。
3月25日の自主巡回時に、調査区画、調査方法、調査用紙などを検討するための
トライアルを行いました。その結果を反映して、今回の調査を行いました。
調査区画は、4区画とし、初回でしたので、自然観察や植物・生物に詳しく、経験豊かな会員を中心に
調査を展開しました。日ごろの活動よりの参加者が多く、周りの自然公園利用者や登山者に迷惑が
かからないように、巡回でのルート案内、自然解説も併行しながら行いましたので、
当初の予定よりも時間がかかりました(約3時間半)
55種類の植物(草本)のつぼみ、花、結実の状況を確認できました。

環境省ホームページ「モニタリングサイト1000調査」
http://www.biodic.go.jp/moni1000/moni1000/index.html

ホームページより引用:
「日本の国土は、亜寒帯から亜熱帯にまたがる大小の島々からなり、そこには屈曲に富んだ海岸線
と起伏の多い山岳など、変化に富んだ地形や、各地の気候風土に育まれた多様な動植物相が見られます。
このような、日本列島の多様な生態系のそれぞれについて、環境省では全国にわたって1000ヶ所程度の
モニタリングサイトを設置し、基礎的な環境情報の収集を長期にわたって継続して、日本の自然環境の
質的・量的な劣化を早期に把握します。長期にわたって調査を継続させるためには、何よりもまず、
調査の担い手としての多くの方々の参加、協力が必要です。
環境省生物多様性センターでは、自然環境の調査や野生生物の保全に関わっている各種団体を通じて、
大学、研究機関、専門家、地域のNPO、ボランティアなどの方々に呼びかけ、モニタリングサイト1000
を推進するためのネットワークを構築します。」
 

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