作業内容:山頂下~一丁平間の菰敷き、シモバシラ・ロープ柵撤去
参加者:サポートレンジャー4名、体験参加1名、パークボランティア11名、都レンジャー3名
14日の大雪で延期された山頂下から一丁平までの菰敷きですが、今回も前日に降雪の予報が出るなど、天候に翻弄されたイベントでした。しかし、それにも関わらずたくさんの方に参加いただき、予想していたよりもずっと早く作業を終える事ができました。
今回の作業は
- もみじ台~一丁平間の六差路から、一丁平までの菰敷き110枚
- 作業後にもみじ台北巻き道を戻りながら、シモバシラロープ柵を撤去
- 山頂下で昼食
- 山頂下からもみじ台~一丁平間の六差路までの菰敷き150枚
という形で行いました。まだ雪が残っているために運搬だけになってしまった箇所もありましたが、トータルで260枚の菰を敷くことができたのは、ひとえにたくさんの方にご参加いただけたからと思います。
菰敷きというとなんとなく「利用者の安全」や「利用者の快適さ」を狙った作業のように見えます。作業中に通りかかった方からも「ありがとうございます!」「助かります!」と言っていただける事も多いです。しかし実際は、登山道周辺の植生保護を目的とした活動です。
「赤土の多い高尾周辺はぬかるむのが当たり前、それは我慢すべき」というのは正論ですが、それを全員に求めることには無理があるのかも知れません。今回の作業の下見の際にも、ロープ柵の杭を動かして登山道外に新たな踏み跡を付けてしまった箇所を発見してしまいました。悲しいことですが、そういう事を防ぐには、菰敷きのような作業も必要なのではないかと思います。
今年の菰敷きは一応これで終了ですが、260枚の菰と言っても距離に換算すれば468mにしかなりません。ご参加いただいた方にはお分かりいただけるかと思いますが、まだまだ敷きたい箇所はあります。
という事で来年もよろしくお願いします!
(都レンジャー・福田)