高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

2014年 6月22日 自主巡回ー裏高尾

2014-06-27 22:00:14 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:サポートレンジャー6名

コース:高尾駅北口―日影バス停~日影沢林道~森の図書館~八王子管理道~一丁平北(昼食)~もみじ台北まき道~

    6号路~清滝駅前前(解散)

【コメント】

  朝から雨!さすがに日頃から賑わっている高尾駅北口バス停では人がまばら、こんな光景は何年ぶりだろうか?

 本日は雨天のため、大幅に計画を変更、コドラート調査・開花植物調査およびもみじ台南巻き道におけるイナモリソウ

 とヤマユリのカウント数調査も中止。巡視研修と通常巡回のみとした。

  今年からは委員会の指示により活動前に準備体操をすることとなったが、雨のために足下が不如意のため各人で

 ストレッチをしてもらってから出発!時間に余裕が出来たことと登山者もほとんどいないことでゆっくり自然観察を

 しながらの山行となった。

 一丁平での昼食後、雨が強く降り出してきたので雨宿り。結構寒かったです。

       

【本日の活動内容】

  日影沢ウッディハウスにて巡視研修の実施

【自然観察1】コクサギの葉序

  左右に2枚ずつ葉がつく「コクサギ型葉序」といわれ、ケンポナシ・サルスベリ・ナツメ・ヤブニッケイ・

 ウワミズザクラなどの一部にもみられるそうです。コクサギ型葉序は対生から互生への変化の途中である十字対生に

 起因するといわれている。

   

      コクサギの葉序                   ケンポナシの葉序

【自然観察2】ドクダミの花

  ドクダミの花は茎の上部に花穂を出し、小さな花を多数つける。白い花弁のように見えるのは総苞片で、花弁も萼片

 もありません。総苞片は通常4個ですが、最近は八重のものもみられます。

   

           ドクダミ                         八重のドクダミ             

【自然観察3】モミの芽生え

  イヌブナの芽生えの後にはモミの芽生えが起こります。モミは寿命が短く、大木でも200年くらいだそうです。

 写真左は頭のからを脱ぎ捨てるところです。

   

【自然観察4】アリジゴク

  ウスバカゲロウ類の幼虫は蟻地獄を作って落ちてくる蟻やダンゴムシなどの虫を食べます(正確には体液を吸って殻は

 外に放り出す)。ところが、コマダラウスバカゲロウの幼虫は蟻地獄を作らず、擬態して岩や木の苔や地衣類に潜んで虫

 を待ち構えて補食します。むしろ、ウスバカゲロウの幼虫は蟻地獄を作らない方が多いそうです。

   

     判りにくいので右にインターネットからの画像を入れました。

【本日見られた他の動植物】

   

    ヤマアジサイ       サワギク      アカショウマ      ヤマハッカ       ヤマボウシ

   

   オオバジャノヒゲ       タカトウダイ          クガビル        キヨスミイトゴケ     ギンレイカ

 終わりに、雨の中での巡回!参加して頂いた皆様お疲れ様でした。

                                                                            (By 坂内)

 

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2014.6.21(土) 安全登山研修

2014-06-21 22:23:33 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

2014年6月21日(土) 安全登山研修  

13:30~16:30(途中10分休憩)

会 場:立川合同庁舎内  東京都多摩環境事務所  2階会議室

内 容:①巡回時に注意すべき安全登山のポイントを学ぶ。
     ②過去の山岳事故事例から、今後の事故未然防止活動へのヒントを得る。

講師:元青梅警察署 山岳救助隊副隊長 金 邦夫氏

都レンジャー・奥多摩サポートレンジャー会共同開催

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レンジャーから講師のご紹介

・定年後、嘱託指導員として、後進の指導や山岳救助に現役で従事した。昨年3月第一線から引退した。
・都レンジャーともサポレンとも長い付き合いであった。
・最新出版物の紹介、近日「岳人」に20回連載したものが東京新聞社から出版される。

(「岳人」は東京新聞からモンベルに引き継がれて出版されるが、連載は終了)

 その他、以下の2冊も既刊
①『金副隊長の山岳救助隊日誌―山は本当に危険がいっぱい』 (角川学芸ブックス)
②『奥多摩登山考』奥多摩観光協会

警視庁では、山岳救助隊は青梅警察署(昭和34年7月設置)、五日市警察署、高尾警察署の3か所にある。

青梅では救助要請は年間40-50件あり、4-5人は亡くなる。高尾でも同様に要請が年間40-50件ある。

低山でも最近の登山ブームがあり、侮れない。


青梅署山岳救助隊のホームページURL:http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/9/ome/05sangaku/01sangaku.htm
高尾署山岳救助隊のホームページURL:http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/9/takao/tozan/tozan.htm


47都道府県で2,000m級の山がないところは、31都道府県。東京都は雲取山がある。
・日本の山では年間300人近くが亡くなる。死亡者がこんなに多いスポーツはないが、止める愛好者は少ない。
 青梅では、昨年54名の死亡があった。今年は、GWですでに22名、不明者を含めると30名近くになる。

夏秋に増えることを考慮すると例年よりも多いので心配している。

・マナスル登頂後、第1次登山ブームが起き、若者が先導した。平成にかけて、第2次ブームがあり、中高年が主役だった。若者は山に登らなくなった。百名山など7-8年前は9割以上が中高年だった。最近、何故か山ガールが急増、青梅線も半分以上占める。それに山ボーイもついてくる。心配していたが、意外に救助要請はほとんどない。情報収集の手段も多様化し良く調べている。あまり無理をしない。調べてわかなければ、道迷いということですぐ問い合わせしてくる(笑)ので、大きな事故とならない。


・中高年にしろ、若者にしろ、救援要請があれば、すぐ向かう。救助した後、背負って(日頃、スポーツジムなどで若手と同様に、ガンガン鍛えている)下山・背負って降ろすが、恥ずかしいために神妙にしているどころか、下山中、しゃべりっぱなしという人がいた。
(足をけがするのではなく、口をけがしろと言いたくなる。笑・・)
もう少し、登山者としてのプライドを持ってほしい。

また、山岳会の団体で、登山中に一人が歩けなくなり、かついで降ろした。下山地点まで1時間程度のところだったが、同行者は、交代することもなくこともなかったし、下山すると途端に歩いて帰宅しようとしていた。(山に登るものとして、もっとプライドを持ってほしい)


・登山中に事故を起こしやすい時間帯は、昼食後の下山直後である。この時間帯は、滑落や転倒・転落が起こりやすく、特に意識して注意する必要がある。登山で、登りは「心肺(能力)」が重要、下りは「筋力」が必要。
・日頃から基礎的な体力や持久力は怪我をしないために鍛えておく必要がある。
・装備も重要で、良いものをそろえておく必要がある。3点セットであるカッパ、ザック、靴は重要。下着(アンダーウエア)
も大切で汗をかいても乾きが早くサラッとしているものが良い(ファイントラックが良かった)


・低体温症による事故が増えている。医師のような専門家でも引き返すタイミングを逸したなど判断を誤るケースがあった。無理をせず引き返す、判断・勇気が必要。


・ダブルストックの人も多いが、(下りでは)慣れていないと危ない。急な所や足場が悪いところでは特に危ない。シングルのほうが良いと思っている。

・配布された読売新聞記事/2013.8.24「遭難、誰にでも起きる-川苔山滑落女性 骨折30カ所」のことについて、重大事故を防ぐ手立てを紹介された。
百尋ノ滝を目指して、細い登山道を目指して大きな石をよけながら進んだところで、滑落、数m落ちたところで一端、木に引っかかったが、バランスを崩し、再転落役150m下の谷底に転げ落ちた。全身30カ所の骨折など重傷、救助が早かった結果、一命を取り留め、手術、リハビリの結果、回復。
①ザック装備を正しく使う。腰や胸のベルトをしっかり締めていた。ザックに詰めた雨具や防寒着が緩衝材として働いた。
②登山計画書は提出、家族など誰かにその日の行動・行程を知らせることで、救援・探索は範囲が特定でき、発見できる可能性が高まる。
③単独登山はなるべく避ける

・今日の話は障りで、詳しくは、冒頭紹介した本に載っているので、是非目を通してほしい。

体験や経験に裏付けられた実例ばかりのお話で、大変迫力と説得力がありました。

後の活動に生かしていきたいと思います。どうもありがとうございました。

(記録:MK)

>>

 

「講師を囲んだ参加者集合写真」(奥多摩SR会長撮影)

 

 

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研修会「安全登山研修」開催のお知らせ

2014-06-20 22:41:32 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

 本年2月15日に予定されていて大雪のために中止となった、奥多摩サポートレンジャー会・多摩地域レンジャー主催の標記研修会を、下記により実施いたします。

(1)講習会の要旨

 講習名 : 安全登山研修

 内 容 :

 ① サポレン及び都レンジャーが巡回時に注意すべき安全登山のポイントを学ぶ。

 ② 過去の山岳事故事例から、登山道整備等の管理の有り方、効果的な啓発活動の仕方など、今後のサポレン・都レンジャーの事故未然防止活動へのヒントを得る。

 講 師 : 元・青梅警察山岳救助隊副隊長 金 邦夫氏

 

(2)開催日時: 平成26年6月21日(土)

         13:30~16:30(13:20までに集合)

(3)会 場 : 立川合同庁舎内 東京都多摩環境事務所 2階会議室

(4)参加申込: 6月6日(金)までに下記のいずれかの方法でお申込下さい。

 ・ ウェブリーグにて参加登録

 ・ メールにて<takaosr2006@yahoo.co.jp>まで、氏名と「安全登山研修参加」と記入して送信

  (※携帯からでも可)

 ・ 電話にて 大谷<090-3598-0803>まで

 (5)主 催 : 奥多摩サポートレンジャー会、多摩地域レンジャー

※1 ウェブリーグをお使いの方は、通常の参加登録よりも締切が早くなっておりますので、ご注意下さい。

※2 会場の関係から参加者多数の場合は抽選になりますので、あらかじめご承知下さい。

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2014/06/18 共同活動報告 

2014-06-20 14:47:20 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者9名(うち都レンジャー3名)

普段から共同活動の場では、レンジャーから最新の情報をお伝えしています。

本日は、植物の盗掘の話になりました。

5月にエビネ、6月にアオスズランが盗掘の被害を受け、

盗掘を防止するために、目につくタグをつけ、多くの目で見守っていく取組を始めた事について説明しました。

参加者からは、「盗掘防止パトロール中」等の腕章やベストなどを着けて巡視すれば、抑止力が高まるのではとの、

とても参考になるご意見をいただきました。検討を進めていきたいと思います。

 

4号路では、5月6日にレンジャーが行ったケガをされた方の救護を再現し、改善点を検討しました。

実際の搬送は直接体を抱きかかえて行いましたが、毛布を使用した方が、搬送する者される者共に楽な事がわかりました。

また、二次災害を避けるために搬送する場所は、少しでも平坦な方が良い事も再確認しました。

 

さて、いよいよメインの植生回復のための活動です。

一丁平トイレ北側では、登山道が複線化し、植生が荒廃しています。

何とかしてほしい、との多くの要望を受け、本来の登山道に誘導するパウチを2010年に設置しました。

しかし、本来の登山道は雨水による洗掘で段差が高く、滑りやすいために多くの方は歩きやすい別の道を歩いています。

 

そこで、土地所有者の了解を得て、一番歩きやすい道に登山道を付け替え、ロープ柵や粗朶で誘導しました。

もともとヒノキの暗い林なので、著しく植生が回復する場所ではありませんが、

木陰を好むミヤマカタバミ等が戻ってくるのを楽しみに待ちたいと思います。

ふりかえりでは、やりっ放しではなく点検し、維持管理する事が大切との声が挙がりました。

皆さんも自主活動等で歩く際に、登山者が何処を歩いているのかの確認やロープ柵、粗朶の点検をお願いします。

雨の中参加いただいた皆様、お疲れ様でした。(都レンジャー/甲把)

 

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2014.6.14(土) 自主巡回 北高尾 

2014-06-14 17:35:06 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

2014.6.14(土) 自主巡回 北高尾 
 第1回自主研修「八王子城秘話、よもやま話」として八王子城の歴史的背景や
 周辺の係り等を検証しながら歩く。
◆参加者: 14名(反町L,齋藤SL)   ◆ 天候: 晴
◆コース: 高尾駅北口~八王子管理事務所 ~八王子城跡~ 富士見台(昼食)
      ~地蔵平~駒木野~高尾駅北口         
◆行程:約8km 所要時間6.5h

 関東地方は6月5日に梅雨に入り、お天気が心配されたが,今日は雨の心配は無さそう。
高尾駅北口から8:35発の八王子城跡行きにのり、20分程で「管理事務所」に着く。
ここで、ミーティング、準備体操、身支度を整え,14名を2班に分け9:00スタート。

    

 

途中、巡視にあたっての基本事項をまとめた資料「巡視必携」を会長より説明、
認識をあらたにし安全な活動を心掛ける。

 

 

九合目を過ぎて間もなく、視界が広がり眼下に八王子市街地、遠くスカイツリーも幽かに見える。
かつてここから敵の軍勢が見えたのか~----

  

 

[本丸周辺の曲輪(くるわ)]について
 ☆「曲輪」--- 城を構成する区画単位で、地形などを構成することを”縄張り”という。
       敵を防ぎやすいように周囲を曲線にしているので、この名がある。
 
 「標高460mの深沢山山頂に設けられた本丸を中心に、松木曲輪、小宮曲輪などの
曲輪が配置された要塞部は、籠城のための施設と考えられる。
急峻な地形を利用した山城は、下からは攻めにくく、上から攻撃できる守りには有利な構造となっている。

天正18年(1590)旧暦6月23日、豊臣秀吉の命を受けた前田利家、上杉景勝、真田昌幸らの軍勢に加え、
降参した北条勢を加えた数万の大軍が八王子城に押し寄せた。
一方、小田原に籠城中の城主北条氏照を欠いた留守部隊は、必死に
防戦したが、一日で落城してしまった。激戦の末、守備した北条はもちろんのこと、
攻めた豊臣方にも多くの犠牲あったという。」

北条氏照が八王子城築城にあたり、城の守護神とした「八王子権現が祀られている。

   

 

本丸跡に向かう途中、足元には「クスサンの幼虫」がウロウロしていました。
本丸跡は、城の中心で最も重要な曲輪で、平地があまり広くないので、大きな
建物は無かったのではないかという。

 


馬(こま)冷し場と呼ばれる場所の堀切を過ぎ、松木曲輪の下にあるのが坎井(かんせい)
と呼ばれる井戸跡です。
 今でも手押しポンプを上下したら、冷たい水がでてきました。
飲めるかどうかは保証の限りではありませんが----。

 

ここからまだ30分程山道を歩き、
「詰の城」と呼ばれる最深部の防御施設にでてきました。

 

12時まえに「富士見台」に到着。ここで昼食。
ここでリーダーが高尾山周辺の古地図を広げ、高尾今昔物語の緑陰講座があり盛上る。

 

合わせて、山の歩き方の実習があり、昼食後の
下りは山の事故の多い時間帯との話もあり、アップダウンのある道を
慎重に歩き出す。途中、掛り木の処理もした。


「地蔵平」 13:44着。 リーダーから地蔵尊の復元作業に
携わった話を聞く。木枠に入った60kgを超える地蔵尊を
運んできたそうです。 
「 永の歳月 傷みし地蔵尊 復元かなえて 心のうれしさ」
の文字が見える。 その前で今日のメンバー。

 

 

駒木野から中央本線にそって高尾駅に向かう。
 

 

電車の高架下でリーダーから最後の?講義。
「このレンガの積み方はイギリス式? フランス式?」
 
----イギリス式でした。 長辺、短辺の使い方で
 違いがありそうです。

 

 

高尾駅北口で今日の報告で締め。
日本百名城 国史跡 八王子城跡の歴史を訪ね、
珍しい「キヨスミウツボ」を垣間見ることもでき、
梅雨の晴れ間の学習の一日でした。

☆今日の花
  「キヨスミウツボ」は、地中で木の根に寄生する多年草です。
  

            (from  SI)     写真一部 (from  KK)

 

 


  

 

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2014/06/08 共同活動(大雨後の巡視)

2014-06-08 13:39:17 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者5名(うち都レンジャー2名)

今回は小仏城山方面の横断溝清掃を予定していましたが、

6日から7日にかけての大雨を受けて、急遽登山道の緊急点検に内容を変更しました。

 

雨の影響を受けやすい6号路は都レンジャーで確認済みなので、

同じように谷地形をトラバースする3号路と4号路の二手に分かれ、

土砂崩れがないか、倒木がないかを中心に点検を行いました。

 

4号路では、落石を確認。すぐに撤去しました。

 

その他は異常がない事が確認できて安心しました。すぐにビジターセンターに情報提供を行いました。

今回予定していた

・小仏城山周辺の横断溝の清掃

・植生保護ロープ柵を移動し、植生回復エリアを拡大

・上記ロープ柵のパウチを子どもにも理解できるものに交換(体力に自信がなくても活躍できます)

(写真上:現在のもの 下:子ども目線の改良バージョン)

は、7月17日(木)に振替日を設けたいと思います。

ウェブリーグに追加しますので、奮ってご参加下さい。

 

次回の予定は、6月18日(水)一丁平北巻き道の複線化防止対策です。

なお、往路では5月6日にレンジャーで対応した4号路での救護活動の情報共有と、

最善の搬送法についての検証を行い、実際にやってみてスキルアップに繋げたいと思います。

(5月6日4号路での救助隊による搬送の様子)

こちらもぜひご参加下さい。

本日は雨の中ご参加いただきありがとうございました。(都レンジャー/甲把)

 

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2014.6.4(水) 自主巡回 南高尾 [ テーマ: 標識確認]

2014-06-04 10:25:20 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

2014.6.4(水) 自主巡回 南高尾 (テーマ: 標識確認)
◆参加者: 6名(大谷L)   ◆天候: 曇り時々晴れ
◆コース: 高尾山口駅~四辻~草戸峠(昼食)~三沢峠~高尾グリーンセンター~梅の木平~高尾山口駅
◆行程:約10km 所要時間6.5h

 6月に入り夏日が続いて急に暑くなってきた。予定の9:30の集合時間には全員が揃い、
リーダーが「巡視必携」(巡視時に必要な事項が書かれたマニュアル)に沿い、ミーティング。
準備運動で体を解し、駅前から甲州街道を渡り登山道入り口へ入る。(9:37)

歩きはじめて間もなく、枯れた木が登山道に垂下り、早速処理をする。

 

 

最初の休憩地点「四辻」着。(10:00)
「150-080」の標識に”落書き”を見つける。一方、きれいな花を見つけ自然観察も。
ガイドブックと照合し-----「ウリノキ」でしょう!

        

 

歩きはじめると今度は、木にまかれた白いひもが。
「枯れて危険なため伐倒予定です」とのリーダーの説明あり。
前週の巡視でチェックしたようです。

 

「150-120」の矢羽のゆるみあり、前後で2人で締め直す。
透かさずメモをとる。

 

 

四辻から20分ほどの所で、樹皮を削って書かれた「←←高尾駅」
が、目立つ。地図に無い道を作ったのか---!

 

「見上げてごらん」 危なそうです。、白い紐をたらし注意喚起!

 

標識「150-130」--これもかなり老朽化してます。ボルトの締めが
甘い。 枯損木も処理。

  

11:25 突然、足元に「可愛いヘビ~!」が-----体長50㎝位か。


「草戸峠」に着いたのは12時をちょっとまわった頃。
 高尾山方面をながめながら昼食。 気温30℃とは思えない
 サッパリした陽気で風が心地良い。 今日のメンバー。

 

 

 三沢峠へ向かう途中、草戸山へ下る60代の女性3人に出合う。
「梅の木平へ行きたいが」と尋ねられ、三沢峠まで戻って
もらうことにし、梅の木平への道まで同行し、別れる。
振り返って笑顔で手をふっていました。

 三沢峠にある標識「13A-120」の管理番号票が今にも外れそう。
紐で鉢巻し応急修理。  

  

 

三沢峠から高尾山口駅までは約4.6km。時計は14:00。
関東ふれあいの道コースを下る。先程の女性3人が
朝、上りで道を間違えた所はここの地蔵のある所。
ここから東高尾山稜コースに入ったようです。

マタタビの白い葉が目立つ時期です。枝先に近い葉が
花の咲く頃白色に変化するという。ネコへのサインか--?

遠くで麦の穂が揺れている。梅の木平は近い。

 

 

16:00 高尾山口駅到着。今日のまとめ、そして整理体操で
クールダウン。解散後、有志(遊子?)3人で近場でウォーム
アップ。 お疲れさまでした。

☆今日見かけた植物、生き物☆

     

 フタリシズカ       センダンのはな    タツナミソウ        ?            ヘビ           ツチアケビ

                              (from   SI)

 

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