高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

2007/05/22 通行止めのお知らせ

2007-05-22 11:49:04 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

5月22日から8月上旬まで、水道管の新設工事に伴って3号路と富士道が通行止めになります。通行止めの時間は9:00から16:00の間です。通行止めの起点にはそれぞれ看板や交通誘導員が着く予定です。(都レK)

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2007/05/19 水環境調査

2007-05-19 11:13:09 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者 高尾サポートレンジャー会 8名
    高尾パークボランティア会 16名
    都レンジャー       10名
コース 6号路チーム:高尾山口~6号路~5号路~高尾山頂
    日影沢チーム:高尾駅~日影バス停~日影沢林道~八王子管理道~鳥のみ    ち~高尾山頂

 今日は2年前の秋から実施している高尾水環境調査の日でした。高尾サポレン会だけでなく、高尾パークボランティア会と都レンジャーを含めて、総勢30名以上の大人数での調査になりました。心配された雨も朝のうちにほぼ上がり、案内川から6号路の前の沢を調査する6号路チームと、日影沢を調査する日影沢チームに分かれて調査を実施しました。朝9時過ぎから始まった調査は、お昼を過ぎても山頂にたどり着かず、あちこちから「お腹へった・・」と力ない声が。ご飯タイムも含めてまだまだ改善の余地がありました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

 水環境調査は大きく分けて水量と水質を調べています。当日のおさらいとして調査の項目を整理してみました。ご参考まで。
○水量調査
 ・流水の場合:流れの幅と深さから断面積を求め、測定した流速とかけあわせて水量を計算します。
 ・湧水の場合:湧き水をバケツなどで受け止めて、水量を測定します。
○水質調査
 ・気温、水温(水の温度によって他の指標も変化するので測定が必要です)
 ・透視度:水中に汚れ(浮遊物質)が多いほど濁り、透視度が悪くなります。
 ・pH:水中の水素イオン濃度を示す値で、水質調査では基本的な測定項目です。pHの急激な変化は、有害物質の混入等異常があったことを示します。
 ・EC(電気伝導度):水中に含まれる陽イオンと陰イオンの合計量を示す指標です。値が高いほど、様々物質が水中に溶解していることになり、汚い水だと言えます。一般的にきれいな川の電気伝導度は100μS/cm以下とされています。
 ・NH4(アンモニア):主にし尿や家庭排水などの有機物の分解に由来するもので、それらによる水質汚染の有力な指標となります。NH4濃度が高いということは、汚染されてから間もないか、有機汚濁の程度が大きいために溶存酸素が不足している状況を示しています。
 ・NO2(亜硝酸態窒素):NH4の酸化によって生じますが、酸素が十分にある(好気的)環境ではすぐに硝酸態窒素に分解されてしまいます。そのため、亜硝酸態窒素が検出されることは、し尿などによる汚染を受けてから間もないことを示します。
 ・NO3(硝酸態窒素):様々な窒素化合物が酸化されて生じたもの。酸素の多い水中に安定して存在し、雨水や上流のきれいな水、地下水にもある程度含まれていますが、水道水質基準ではNO2との合計10ppm(mg/l)以下でないと飲用不適とされています。NO3が水中に多量に存在することは、その水が過去に汚染を受けたことを示す指標になります。
 ・大腸菌群:この値が大きいほど、その水は人や動物のし尿によって汚染されている可能性が高いといえます。ただし、現在の大腸菌群数の測定方法では、土壌中にいる細菌などし尿由来以外の細菌も計測されてしまいます。そのため、大腸菌群数が多いからといって、必ずしもし尿汚染があるとはいえないことに注意が必要です。
(都レK)

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