高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

2020/ 2/24(月・祝) 自主巡回 南高尾

2020-03-17 15:46:30 |  2019年度 巡回報告

2020/ 2/24(月・祝) 自主巡回 南高尾

 ・参加者:12名
・コース:清滝駅前~四辻~拓大分岐~草戸峠~大地沢キャンプ場(昼食)~境川源流~草戸山~

 三沢峠~梅の木平~高尾599(解散)

快晴の青空の下、新入会員の15期生4名を含め12名で、南高尾・「かたらいの路大戸コース」を巡回

しました。

 高尾SR会は2006年、35名の会員でスタート、本年(2020年)には設立15年目を迎えることになります。2月、新たに22名の新会員を迎え104名の会員になったと聞き、とても感慨深いものがあります。
一方で、1期生として、会の立ち上げに一緒に参加したK氏が、残念ながら、この3月で退会することになり、今回が最後の巡回となりました。
K氏とは、養成講座で初めてお会いして以来、高尾での活動は勿論、私的な登山にもご一緒させていただき、高尾SR会の精神的な支柱として活躍されたことにとても感謝しています。
15年前、私が巡回リーダーに委嘱された最初の巡回コースが、本日のコース南高尾・「かたらいの路大戸コース」だったことも何かの縁を感じます。

この「かたらいの路大戸コース」は緩やかなアップダウンが続く尾根歩きで、高尾山内の人の多さを敬遠し、静かな山歩きを楽しまれる方に人気上昇中なのか、子ども連れ、女性グループなどの登山者が多くなったと実感しています。

 今回は、途中の草戸峠から大地沢キャンプ場に立ち寄って昼食の後、境川源流部を経由して草戸山山頂に向かいました。この大地沢キャンプ場を起点として、境川源流部を経由~草戸山~草戸峠~大地沢キャンプ場コースも、手軽な散策コースとして親しまれているようです。

 本日は、この草戸山の歴史について解説しながら巡回しましたので、少しご紹介したいと思います。
 かつて草戸峠には、小仏(駒木野)の関所を避けて甲州に出入りする抜け道、町田市相原地区の大戸観音堂~大地沢~草戸峠~八王子市上椚田案内~千木良~小原で甲州街道に合流する、古道がありました。
 その当時、古道の入り口にある大戸観音堂付近には、今は大戸観音堂が立っているだけですが、草戸峠まで案内して日銭を稼ぐ者や、旅人宿・居酒屋が立ち並び繁盛していたそうです。


 草戸山は、町田市の最高峰で、標高364mから通称1年山と呼ばれています。草戸山の北東面には、東京都と神奈川県を流れ相模湾に注ぐ全長52kmの2級河川・境川の源流部があります。
 境川の名称は、武蔵国と相模国の国境とされたことに由来し、現在でも上流部・町田市では東京都と神奈川県の都県境となっています。
尚、もっと古には相模国高座郡に由来する高座川(たかくらがわ)と呼ばれていました。

 15期の新会員を迎えたばかりの3月から、新型コロナウイルスの影響で活動自粛となったことはとても残念ですが、活動再開後は大いなるご活躍、期待しています。

   

最後に、本日の活動に参加された皆さんお疲れ様でした。(TSR/TF)
 (写真はS氏撮影を使用しています)

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