12月1日に予定していた小峰VCでのアライグマ勉強会についてお知らせです。
参加人数が水準に達しなかったため残念ながら延期とさせていただくことになりました。
参加表明されていた方は申し訳ございません。
アライグマの実態やその被害の現状について多くの人に知ってもらうため、より多くの参加者が集まれる日に
改めて実施したいと考えています。
新たな日程が決まり次第ブログでお知らせいたします。皆さんの参加をお待ちしています。
(都レンジャー/田邉)
12月1日に予定していた小峰VCでのアライグマ勉強会についてお知らせです。
参加人数が水準に達しなかったため残念ながら延期とさせていただくことになりました。
参加表明されていた方は申し訳ございません。
アライグマの実態やその被害の現状について多くの人に知ってもらうため、より多くの参加者が集まれる日に
改めて実施したいと考えています。
新たな日程が決まり次第ブログでお知らせいたします。皆さんの参加をお待ちしています。
(都レンジャー/田邉)
○アライグマの害について
アライグマが特定外来生物に指定されており、その飼養、運搬、輸入等が規制されていることは皆さんご存知と思います。アライグマの害というと、農作物の食害や、天井裏に住み着いてしまうなどの生活被害、両生類などを食べてしまう生態系への影響があります。しかしそれら以外にも歴史的遺産・薬王院のある高尾山としては、見逃すことのできない被害があるのです。それは文化財などへの被害です。有名なところでは、国宝である平等院鳳凰堂の柱でアライグマの爪痕が見つかったことがあります。
アライグマは安全な場所として、建物の天井裏をねぐらにしようとします。壁や床に足跡、柱に爪痕を残してよじ登ると、天井板をずらしたり、穴をあけたりして中に入ります。そして糞尿によって天井板にシミを作ったり、腐らせたり… 一般家屋の天井裏などであれば気づくのも早いのですが、人里離れた場所にある建物や神社仏閣の場合、被害が大きくなってから気づくことも多いのです。
勉強会の会場である小峰公園の敷地内、ビジターセンターの裏手には八坂神社があります。ここに残されたアライグマの痕跡を一目見れば、その深刻さがお分かりいただけるかと思います。
○アライグマはどこまで来ている?
レンジャーが調べた限り、現時点で高尾山内にアライグマの痕跡はありません。しかし八王子市では農林課による捕獲が積極的に行われ、過去7年間で都内で最も多い170頭が捕獲されています。高尾エリアと隣接する神奈川県側にも多くの目撃・捕獲情報がありますし、夕焼小焼ふれあいの里近くの宮尾神社の神主さんより「以前はよく見かけた」との情報をいただいたこともあります。
どうやらアライグマは、高尾山の近くまで来ているようです。しかし、現在八王子市内で定期的にアライグマの調査を行っている団体はありません。東京都としては奥多摩、青梅などの調査を奥多摩SR会と協力して行っており、残るは八王子のみになっています。
○今できることは何か?
まずは情報を集めることです。とにかく情報が足りません。それというのも、アライグマの痕跡を見分けられる方が少ないのです。
高尾山内にアライグマが入り込んでしまった場合、他の野生生物への影響などを考えると、罠を仕掛けての捕獲は難しいかと思います。とにかくアライグマを入れないことが一番ですが、アライグマがどこまで迫っているかを知るためには、まず痕跡を見分けられる必要があります。
今回の勉強会ではビジターセンター内で基礎的なことを学んだ後、公園内に残っている痕跡を実際に見ていただきます。午後は里山保全地域である横沢入へ移動し、散策しながら痕跡を探します。説明や写真だけではわかりにくい痕跡も、実物を目にしながらですと、その特徴が非常によく分かります。
小峰公園の案内はアライグマの生態に詳しい生態計画研究所の林 章弘さん、横沢入の案内は鳥獣保護員で青梅市自然誌研究グループの御手洗 望さんにしていただきます。
また、奥多摩のサポレンさんと各地区のレンジャーも参加予定ですので交流もしていただければと思います。
資料等の準備の関係上、参加募集の期限を25日の夜までとさせていただきますのでお早めにエントリーをお願いします。
ぜひ一人でも多くの方にご参加いただき、自主巡回や近所の散歩などの時にでも、少しでもアライグマの痕跡を探していただければ助かります。
皆様のご参加をお持ち申し上げております。
(都レンジャー一同より)
【参加者】 高尾サポートレンジャー 5名
【コース】 清滝駅前から
(1 班-3名) 稲荷山コース~山頂
(2 班-2名) 6号路~山頂
【コメント】 いよいよ紅葉のシーズン到来!
高尾山口駅前および清滝駅前の人混みはそれほど多いとは感じられなかった。
6号路では途中2カ所でロープの弛みを直し、登山道外で休んでいる人達に出るようにお願いし、落枝の危険がある場所で休息している人達に注意しながらの登り。山頂近くになると人出は多くなり、山頂ではかなりの人混みとなった。
昼食後は6号路下山口と奥高尾方面入り口の2カ所で利用者指導および道案内をし、解散した。
清滝駅前 ロープの張り直し1 ロープの張り直し2 トイレ前1号路 山 頂
【今日の紅葉】
清滝駅前の紅葉 6号下山口のシラキの紅葉 山頂の紅葉
【今日の花】
アキノキリンソウ コウヤボウキ シモバシラ シラネセンキュウ シロヨメナ
センボンヤリ(秋花) タイアザミ ハナタデ リンドウ
巡回に参加して頂いた皆様方!お疲れ様でした。そして有り難うございました。
(by Sak)
コ ー ス :清滝駅前広場 ~(6号路)~ 山頂、 |
※3班に分かれて案内活動を行う。 |
1班)6号路上・5号路との交点、 (3名) |
2班)山頂・トイレ付近、 (3名) |
3班)もみじ台下・6差路、 (2名) |
活動後、稲荷山コースにて下山。 |
参 加 者: 8名 天 気:晴れ (09:30時清滝 16.5℃) |
今日の主な活動計画は山内3ツのポイントでの案内である。 |
山は、僅かに、ところどころ、黄・紅葉に色づきだした。 |
平日だからハイカーの数は少ないだろうと予想していたが、清滝広場で見て |
いると、結構な人出になってくる。 |
少し早めだが、高尾の紅葉が待ち切れないのかもしれない。 |
我々の待ち合わせ場所の隣では、保育園の子供たちが賑やかに、でも |
可愛らしく騒いでいる。 先生はトイレに行くように言ってるようだが、聞いて |
いるのだろうか? |
山頂に向かって6号路をゆっくり辿る。 |
危険個所や、通行に支障があるもの等は特になかった。 |
ただ、沢にかぶさって、丸木橋のように横たわった大きな倒木は気になる |
が、これ自体は危険物でもなし、むしろ自然が更新して行く過程を見る参 |
考、と云えるかも知れない? |
イ)6号路の上では、ここを下ろうとするハイカーが10数人いたが、12月2日 |
までは一方通行であることを説明し、全て聞き入れられた。 |
この規制に苦情を言う人がいなかった事は、このルールが浸透しつつある |
からだろうか。 |
ロ)山頂下トイレ付近では4号路への入り口を確認する人が多かった。 |
“吊り橋コース”は人気がある。 下山にこれを使う人も多い。 |
入り口はトイレ脇にあるのだが分り難いのであれば、適切で目立つ看板に |
付け替えたらどうだろうか。 |
ハ)もみじ台下では、13時を過ぎてからでも、城山よりさらに奥に向かうと |
云うハイカーが結構いた。 凄いのは陣馬へ行く、と。 |
日没が早いからと話し、城山か小仏から下山するよう勧める。 |
中には装備も確りあり、高尾山域に詳しいハイカーもおられたが、外見だけ |
では分からないので、出来るだけ多くの人に声掛けした。 人よっては煩 |
く感じたかもしれない。 |
キッコウハグマ は咲いているか?と聞かれたが、どんな花か全く分からず。 |
恥ずかしながら、花のこと樹のこと、何年歩いても中々覚えられない。 |
(t.abe) |
会報等でお知らせしていたアライグマの勉強会の日程が12月1日に決定しました。
特定外来生物であるアライグマは日本全国に分布し、農作物への被害のほか、希少な両生類の捕食などによる生態系への影響が問題となっています。
高尾山では今のところ、生息は確認されていませんが、これまで東京都の山域にどの程度進出してきているのかといった調査はされておらず
正確な情報は得られていません。
東京都レンジャーは自然公園の生態系保全の観点から、今年度から自然公園近辺におけるアライグマの生息状況の調査を始めました。
そこで、アライグマの生態や調査の方法等についてサポートレンジャーの皆さんを対象とした勉強会を行うこととなりました。
興味のある方は是非ご参加ください。
日時:12月1日(土) 9:30~15:30
・集合場所: 小峰公園内小峰ビジター2Fレクチャールーム (9:20集合)
*武蔵五日市駅 9:09発 バス 京王八王子駅(川口経由)行 「小峰公園」下車 片道210円
・予定: 9:30~11:00 レクチャールームで座学(小峰VC林氏)
11:00~ 小峰公園内で痕跡確認、昼食
*場合によっては横沢入に移動
・備考: 昼食は野外となるので防寒着をお持ちください。また、双眼鏡とヘッドライトがあると痕跡を観察しやすいです。
(都レンジャー/田邉)