高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

2014年8月17日 自主巡回(裏高尾)

2014-08-17 22:23:58 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

2014年8月17日 自主巡回(裏高尾)  天気 くもり
 

参加者:サポートレンジャー7名+体験参加者4名 = 11名

コース:高尾駅北口~日影沢~コドラート植生調査&登山道開花調査~キャンプ場~八王子管理道~一丁平~もみじ台南~5号路のビジタセンター前でミーティング後解散 (後 1号路下山)
 

【8月17日(日)のコース内状況】

1週間前 関東を強風大雨が通過した台風11号の影響は・・?
倒木なし 水量も心配なしでした。


【本日の活動内容】
 
1)道 案 内・・・一丁平方面から5号路分岐点にて5件
 
2)掃 除・・・案内板掃除2件 コース内 ゴ ミ拾い。
 
3)盗 掘 防 止・・・盗 掘 防 止 腕 章で 強化 へ!!


【コメント】

JR高尾駅北口 バス停において メンバー確認 下車するバス停名を伝える


現地にて ミーティング 準備体操 

コドラートのイメージをその場で 皆に伝え 植物の踏み込み防止の為 人数制限有り 4名で現地へ移動 他7名は開花調査と分かれる 

 
日影沢保護地内コドラートでの植生調査、春先の芽生えが多い時期に比べると安定した植生だが、師匠不在、データーを頼りカウントとなった。

1時間後、キャンプ場ウッディハウス前で合流、休憩(トイレ)日影沢林道を過ぎ八王子管理道から一丁平12時20分頃から 食事&休憩(トイレ)後
 
もみじ台南巻道へと開花植物調査をしながら5号路VCまでの巡回を行った。もみじ台南巻道ではヤマユリのカウント調査を行った。タマアジサイが立派に咲き出し既に花終了のヤマユリカウントがやや難。
 
開花植物においても、毎回本を開き確認しながら、メンバーお互いに学びながらの一日となった。生き字引。。エ・・ スマホは電波が使えない場が多い頼るは、本&あなたの頭脳記憶のみ
 
もみじ台南巻道、ヤマユリの個体数調査、開花は1ヶ月前に満開を確認しており、これから遅咲が見れるのだろうか・・・ 

5号路VC脇において 盗掘防止の腕章をお借りしメンバーが確認する。

体験参加担当者が参加者へ説明。


【体験参加者の方々】
その1:高尾のゴミ拾いがしたい!という筋金入りの方!!が活動されてた。
その2:八王子市の花ヤマユリを増やす活動をされている方が来られてました。
その3:親子で植物調査やボランティアに関わりこれから益々期待!
 
     参加 頂いた  皆様!  お疲れ様でした。


【植物調査の思い出し】
☆アカソの葉は・・・三裂  今回よく咲いていたのは紫蘇の葉に似ていたので ⇒ コアカソ
☆マツカゼソウは・・・葉は、ミカンの香り 南巻き道で似た葉の背が高く花満開は ⇒アキカラマツ
   ( 両方共に名に 何故か? マツと入っている)
☆ツルカノコソウ・・・カノコの花だから ?? がしかし。。 ⇒ カノツメソウ (セリ科、葉いい香り)
☆キツネノボラン・・・の葉っぱじゃないって確認しました  ⇒ ダイコンソウ
   (線路脇とか公園にあるあの紫の花の ダイコンソウじゃなく 黄色)
☆ゲンノショウコ・・・三つ葉に深く裂があるのは  ⇒ ミツバフウロ

 

【 確認した植物 】
アキノタムラソウ、 ヒヨドリバナ、フジカンゾウ、ヌスビトハギ、ヤブミョウガ、ヤマホトトギス、マツカゼソウ、アキカラマツ、ミツバフウロ、ゲンノショウコ、ホウチャクソウ、ミズタマソウ、モミジガサ、カノツメソウ、ツルカノコソウ、キツリフネ、ヤマハッカ、ノダケ、ホタルブクロウ、オトコエシ、センニンソウ、オニドコロ、ダイコンソウ、サラシナショウマ、ミヤマタニワタシ、ミゾソバ、オオバコ、ヤマユリ、オオバギボウシ、コバギボウシ、ノブキ、ハエドクソウ、ヤブラン、ヒメヤブラン、ツルリンドウ、オトギリソウ、キツネノカミソリ、オオガンクビソウ、ガンクビソウ、ハグロソウ、ミズヒキ、キンミズヒキ、イノコズチ、コアカソ、タマアジサイ、コウヤボウキ、ミヤマフユイチゴ、クルマバナ

アキノタムラソウ、ナガバノコウヤボウキ、オトギリソウ、ミズタマソウ、カノツメソウ、

 

ヌスビトハギ 、ハグロソウ、ガンクビソウ、オオガンクビソウ、

ミヤマフユイチゴ、クルマバナ、センニンソウ、ダンドロボロギク、

アキカラマツソウ、ヒメドコロ(花実)、オトコエシ、モミジガサ、

ヤブラン、キツネノカミソリ、ダイコンソウ

ツルリンドウ、キツリフネ、ミツバフウロ、ヘクソカズラ、

タマアジサイ、ホタルブクロウ、ヤマホトトギス

 photo 提供 (SI) ありがとうございます。

☆いつでも 提供 と 訂正宜しくお願いいたします。

2~3訂正済みありがとうございます。

kei

 

 

コメント

2014年8月6日(水) 自主巡回 山内

2014-08-11 22:17:41 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

2014年8月6日(水) 自主巡回  山内
◆天候: 晴
◆参加者: 都R 1名(特別参加)、 SR会 8名、 体験入会 2名
◆コース: 清滝駅~稲荷山登山口(約100m作業)~6号路(作業)~VC(解散) 

 当初の計画は、6号路の沢沿いのゴミ収集と山頂付近の石段の土砂撤去作業であったが、 稲荷山コース登山口より、清滝駅降車出口の路面に大量の土砂が流れ込むので、 水切溝3ヶ所の設置  を、8月4日に甲把レンジャーから緊急要請を受けた。 
        
 特別参加の三好レンジャーにも連絡済で、資材  は一部高尾山鉄道から寄贈され、       
道具は清滝駅に搬入しておくとのことで、本日の参加者には申し訳  なかったが、       
レンジャーに協力するのが我々の務めと思い了承した。

  朝から真夏の太陽が降り注ぐなか、予定より早く全員が揃った。
 9:15より今日の活動内容、班分け、体験入会者紹介、準備体操と進み、清滝駅横の倉庫へ向かう。予め準備された道具、資材を手分けして持ち、稲荷山コース登山口へ移動。


  作業場所は登り口から約100mまでの範囲。ここに水切溝を設置する。
 最上部の設置部を早速作業開始。鍬で溝を掘るが、石もあり、固くて、時々鍬の鉄と石が当たり火花がでる。小石が跳ねる。先の尖った鉄棒を使い掘って行く。
 体験の方、持ってきたサングラスをかけ眼の保護しながら作業。

   
  寄贈された丸太(Φ15㎝位、長さ70㎝位)は3本であったため、2カ所の水切溝は材料不足が生じたが、川から大石を運び上げて不足部につなげ対応した。 


 上部2ヶ所の新設水切溝は三好レンッジャーと協議し位置設定し、参加者を3班に分け  2班, 3班が担当し、1班は登山者の安全管理を担当した。

  

       
 最下部については、階段上がり部の「土居木」(どいぎ)を撤去して移動し、水切溝にしたいと考える 甲把レンジャーの構想は的を射ているので、  三好レンジャーと協働し、全員の力を結集し納得のいく水切溝が完成した。

           
これで終わりで無く、大雨の後の結果をチェックするのが全員の楽しみである。体験入会の方が実に良く活動、協力してくれました。約1時間の作業であった。
 欲を言えば、2班で作業する場合、作業道具が足りないので時間のロスになる。道具をもう少し充実させて欲しい。鍬も林業用のものでないと役に立たないが---。

一汗、二汗かいたあと、6号路へ次の作業へ向かう。 
登山道横の掲示板には、レンジャーニュース8月号が貼り出され「高尾サポートレンジャー会」の 紹介が目を引いた。

   ☆詳細はコチラ    ⇒  「 レンジャーニュース」      

 6号路は涼しさもとめて夏休みの子供、学生が目立つ。 目を凝らしてゴミを見つける。
ホウノキの葉がゴミに見えたりもしたが、見にくいところに、ビン、ペットボトルがあり、注意しながら 沢に下りる。この時も体験者の活動に助けられる。

  

 11:30を過ぎ「大山橋」で昼食。「やれやれ」「どっこいしょ」 です。
   気温は30℃、沢の水温は21℃。
  食事中の我々に子供たちが元気に「コンチワ~!」をかけてくれる。
  1人はこちらを見ながら下山中、危うく案内板の矢羽に頭をぶつけそうになる。

大山橋

 

ヤマホトトギス        WEB

 6号路を上りきった所で、ベンチで仰向けになっている気分の悪そうな女性に、
Sさん、体験参加の方が持参の冷たい物を提供。暫くしたら話す声が聞こえてきたので
ひと安心、レンジャーカードを渡しVCのTEL番号を教える。山の中の救急法を実践。

                
6号路の沢沿いから回収したごみはビン、缶、ペットボトルなどレジ袋で3ヶほど。

 仮設VC前で今日の活動を振り返って解散と全員で記念写真。


お暑い中、活動内容の急変更にも拘らず参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
お疲れさまでした
                   
                        by(石川)         photo by (SI)

p.s    8月11日 都レンジャーより稲荷山登山口の水切溝設置に関しメールがありました。

 急なお願いで申し訳ありませんでした。昨日(10日)の雨でも土砂が道路に落ちておらず、登山鉄道の方が大変喜んでおられました。」

                             by( SI)

P.S   1ヶ月後の水切溝の状況。

 

                  by (si)

 

コメント

2014/8/3 共同活動 南高尾巡視と草刈り

2014-08-10 11:00:22 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者11名(うち都レンジャー1名)

共同巡視と銘打った今回の活動は、関ふれ湖のみちの一部を巡回し、大垂水峠付近の草刈りを行うというもの。

作業メインではないとはいえ、歩いているだけで体力を奪われる強烈な暑さでした。

お試し参加の3名の方に一丁平方面の階段改修や歩道整備などサポートレンジャーの日頃の活躍を見てもらったり、

最近始めた盗掘防止のタグの取り組みを解説しながら草刈り作業の現場へ。

作業前には鎌を使用する際の危険予知を行い、作業後はベテランのサポレンさんから鎌の手入れをレクチャーしていただきました。

他にも、落ちてきそうな折れ枝を処理したり、中沢峠の上り口に矢羽を設置したりといった作業も行い、怪我もなく無事に終えることができました。

距離が長かったこともあり時間が押してしまいましたが、炎天下の中、参加下さった皆様、ありがとうございました。

(都レンジャー 田邉)

コメント

2014年7月26日(土) 自主巡回 - 山内

2014-08-03 15:32:39 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

2014年7月26日(土)  自主巡回―山内

「コース」
  清滝~6号路~山頂(昼食)~1号路―薬王院―金比羅台~金比羅台道~金比羅台登山口解散

「参加者」
  SR 9名 + 体験入会3名 =12名

「山行記」    風のない暑い一日でした。


①朝のミーティングは「巡視必携」及び「お試し体験入会」巡回要綱 の項目に沿って進めました。  全員による自己紹介 ― 体験入会参加者に最近の登山はどの位ぶりか
        (久しぶり高尾山は小学校の遠足ぶり、1週間ぶりなど) ― 
   今朝の体調確認 ― 本日のコース ー 本日のテーマ(「高尾山と天狗」) - 
    巡視ポイント ー 本日実施の巡視研修 ― 腕章の確認(目視)- 全員での準備体操

② 6号路入口で今日のテーマ「高尾山と天狗」の導入として
   1)高尾のいろいろな天狗 2)天狗に二種類? 3)天狗の衣装 というお話をしました。

③琵琶滝。本来ここ琵琶滝で滝修行や修験者(山伏)のお話をし、
  滝修行者も登っただろう琵琶滝道を行く、これが予定のコースでした。
  でもちょっとその前に寄り道して,「希少植物盗掘防止の試みのタグ」を
    皆さんに見てもらおうと思い立ちました。少し行って引き返してくることにはなるけれど。

④しかし、行けども行けどもたどり着きません。こんなに来てしまっているのに…。
  結局引き返すことはせず、6号路を直進することにしました。

その間休憩時に4)日本人と山 5)修験者=山伏とは? 6)修験道とは? のお話をしました。

  

⑤タグ設置場所ではかがんでタグの記載事項を見て、全員で盗掘防止の新しい試みを確認しました。 距離の読みの甘さで、コース変更をしたことが気になっていたのですが、
  体験入会の人が、振り返り時に発した「希少植物を見れて良かった」の意見に
  少し救われた気分になりました。
 「キバナノショウキラン」(黄花の鐘馗蘭)-- 絶滅が心配されている無葉ラン(腐生ラン)

⑥6号路は涼を求めてでしょうか 来山者が一列に連なっています。

   

 ・6号路を行く    ・アキノタムラソウ                  ・ヤマユリ

⑦山頂下での昼食後、巡視担当から「巡視必携」による巡視研修を行いました。

 

⑧下りは1号路で薬王院へ。薬王院のたどった概略から、寺でありながらしめ縄があったり、 本堂と本社があったりと、現代人の白黒はっきりさせたがる感覚でとらえようとすると複雑ですね。

 

そして 7)薬王院と天狗の関係  8)天狗ってなに?(天狗の変遷) についてもお話ししました。 気にして見てみると天狗はいくつもありました。

⑨「神変堂」では、修験道の開祖 9)役(えんの)小角(おづぬ) のお話です。
 彼に仕えた夫婦の鬼が堂の前に座っています。

 

 

⑩金比羅台から金比羅台登山口に下りました。
 江戸時代はこの道を利用して薬王院に向かったと聞きます。 

  ここで「山の歩き方」も実習。

⑪金比羅台登山口付近で振り返りをしました。
暑い中怪我や体調不良者がなかったことはなによりです。
体験入会の皆さんにはアンケートをお願いし、全員で整理体操をして解散となりました。

 

 

皆さま暑い中お疲れさまでした。そしてありがとうございました。(大谷)
        (photo by  SI)

 

コメント