高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

2012年1月28日平成23年度第2回交流会

2012-01-29 20:45:21 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:高尾SR7名+奥多摩SR9名+試行参加1名  合計17

コース:高尾駅北口―小仏バス停~景信山~堂所山~明王峠(昼食)~陣馬山~陣馬高原下バス停~高尾駅北口(解散)

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912分の小仏行きのバスで出発したが、一時より乗客が少なくなった。多分厳しい寒さと先日の積雪の影響かも。

小仏バス停にて平成23年度第2回交流会開催の挨拶と本日のコースと時呈の説明の後3班に分かれての出発。本日のコースは3年前から始めた「関東ふれあいの道を歩く」という主旨で始めたもので、景信山から陣馬山までのコースである(前2回は高尾山口から景信山および梅の木平から一丁平)。

小仏バス停では2日前に降った雪が10cmほど積もっていて、奥多摩SRのメンバーは高尾でもこんなに雪が積もるのかと驚いていた。

景信山登山口からしばらく登ったところで雪が多くなると共に凍結により滑りやすくなってきたのでアイゼンを装着しての登りとなった。気温はかなり低く雪はパウダー状のサラサラしたものなので幾分歩きやすかった。途中、3本の古損木(以前にも報告済み出会ったものであるが未処理であったので特に危険と思われるヒノキ)を処理しながらの巡回である。

 

 

比較的長丁場となる巡回なので歩行は早め!ちょっと厳しかったのではと思ったが、珍しい雪中の巡回で気分が紛れ皆さん以外と元気に歩いてくれた。それでも昼食予定の明王峠には12時を大きく過ぎての到着。ここで待ちに待った昼食を食べ道志・丹沢山塊などの雪景色を満喫した後陣馬山に向けて出発!雪は更に深くなってきたが、むしろ階段の段差を埋めてくれていたので歩きやすかった。陣馬山頂に到着(^_^)v無事本日のメインイベントを終わらせる事が出来た。

 

 

陣馬山頂からの360°の景色を満喫した後、陣馬高原下バス停への道を下山した。途中、また3本の古損木を処理して下山。440分のバスにて高尾駅にと戻り、終了ミーティングの後第二部の懇親会へと移った。恒例の“和民”ではなく“笑々”での懇親会!調整して頂いた池田副会長の尽力もあり、こちらの方が対応がずっと良かった。大盛り上がりの懇親会も終わり、奥多摩SR会の石井会長の一言の後、また次回の交流会での再会を願って散会した。

奥多摩のSR会および高尾SR会の参加して頂いた方々、有り難うございましたそしてお疲れ様でした。

                                              (by Sak)

 

 

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2012年1月15日巡回報告

2012-01-29 17:36:06 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:サポートレンジャー7名+試行参加4名

コース:高尾駅北口―日影バス停~日影沢林道(植生調査)~森の図書館(昼食)~八王子管理道~一丁平北巻道~

        もみじ台北巻道~山頂下(解散)

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 やはり寒い中での調査となった。寒い中でのイネ科植物やジャノヒゲ・ヤブランなどの数多い植物の根際を探して株数を数えるのは指先がしびれる作業である。

また、小さな芽吹きやイネ科の植物の同定は相変わらず難しいものがある。それでも参加して頂いた方々頑張って数えてくれる。

 

 

お試し参加者を含めての植生調査(右下は今年のシモバシラ)

 

日影沢保護地内コドラートでの調査を終え、昼食の後八王子管理道から一丁平北巻道→もみじ台北巻道とシモバシラ保護地の様子を見ながら歩を進め山頂下にてミーティングを行い解散とした。

今年のシモバシラの成長状況は例年になく良くない。しかしながら途中で出会った登山者の方々に「これがシモバシラですよ。」といって解説をすると皆さん一様に感動してくれる。いつまでもこの環境を守ると共に更により良い環境として保護してゆきたいものです。

寒い中調査及び巡回に参加して頂いた皆様!有り難うございました。

                              (by Sak)

 

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2012/1/22 自主巡回 北高尾

2012-01-22 20:00:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

 

参加者:10名(サポレン8名、研修生2)

 

コース:JR高尾駅~霊園前バス停~八王子城山~富士見台~地蔵ピーク~駒木野~JR高尾駅

 

本日の巡回は高尾周辺では珍しい残雪の北高尾巡回となりました。

120日東京に初雪が降りました。21日里は雨でしたが山は雪で高尾山頂は30㎝の積雪になったそうです。22日も天気予報は一日中雨の予報でしたが、参加者の熱意が通じたのか曇り空から時々薄日が差すまずまずの天気でした。

本日の巡回参加者には事前にアイゼンの準備を連絡していましたが、八王子城山山頂は15㎝の積雪で八王子城山から先はアイゼンを装着しての巡回となりました。

巡回のスタートに先立ち坂内さんのご好意により第三回地図読み研修を実施していただきました。

今回の研修は『地形図の読み方』で25千分の1地形図を使って①曲断面図を作ること、②等高線から傾斜をイメージすることの2項目でした。参加者は配布された資料を使って自宅で作成するよう宿題()が出されました。(配付された資料をご希望の方は坂内さんへ)

八王子城はご存じの通り日本100名城の一つです。北条氏照が天正5(1577)頃に築城を始めた山城で天正18(1590)623日前田利家・上杉景勝軍に攻められわずか1日で落城しました。八王子城山には今でも人工的に築かれた石垣の跡や人の手で掘られた掘切り跡が残っています。

八王子城山からは関東平野が一望でき、本日もスカイツリーは勿論、遠く筑波山、奥日光の山々が眺望できました。

昨年9月の台風15号の傷跡は本日のコースにも数多く残されており、特に地蔵ピークから駒木野への下山ルートでコナラなどのかなりの大木が軒並み(20本近く)、それも根こそぎ倒れていました。よく見ると、倒れたコナラ達は下が岩盤のためか根が浅く強い風に耐えられなかったものと思われます。

 

本日の活動に参加された皆さんお疲れ様でした、歴史探訪、地図読みと盛りだくさんな北高尾巡回でしたが、さらに、高尾ではなかなか経験出来ない雪山歩きまで経験できた貴重な一日だったと思います。最後になりましたが坂内さん地図読み研修ありがとうございました。 (TSR/TF)

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2012/01/15 共同巡回・かたらいの路滝山コース

2012-01-15 23:59:59 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:11名(うち、都レンジャー3名)
コース:五日市線東秋留駅~多摩川河川敷~滝山城址(都立滝山自然公園)~加住丘陵~宇津木台バス停~(バス)~八王子駅(解散)

 高尾レンジャーの受け持ち区域は、明治の森高尾国定公園と、それをとりまく都立高尾陣場自然公園が中心になりますが、それ以外にも八王子市、日野市、多摩市にまたがる多摩丘陵自然公園と、今回の滝山自然公園があります。そしてその2つの都立自然公園は、やはり東京都が整備している「かたらいの路」の一部として整備されています。今回は滝山自然公園を中心とした、かたらいの路滝山コースを歩きました。

 東秋留駅から住宅地の中を抜け、東秋川橋のところから秋川の河川敷に入りますが、まずここで、ちょっとだけ作業にお付き合いいただきました。この地点でコースは交通量の多い道路の下をくぐっており、そのことは指導標に取り付けられた小さな地図にも書かれています。しかし、その地図の印刷が薄く見にくくなっていたため、同じ物を印刷したパウチを貼り付けました。次回の宿題は「橋の下がくぐれることを、どうやって一人でも多くの利用者に知らせるか」だろうと思いますが、これは警察(公安委員会)との打ち合わせなどが必要になるかも知れません。

 さて、河川敷に入り、ここからが本格的な巡視コースです。。この河川敷は秋川と多摩川の合流点になっており、今の時期には多くの鳥が見られます。今回見た中ではカワセミがトップでしたが、意外と間近に見られたカワウも迫力があって楽しめました。空も開けていますから、猛禽類を見られることも多いそうです。

 前に見えてきたのが都立滝山自然公園です。滝山自然公園は戦国時代の名城と言われる滝山城を中心にした都立自然公園です。面積はあまり大きくありませんが、整備が行き届いており、四季の植物観察、城を中心とした歴史散策など、非常に色々な楽しみ方ができる場所です。ただ、基本的に山城、それも武田軍二万の攻撃をしのいだという、難攻不落の城ですから、尾根筋に出るまでの急坂が大変です。(正直、レンジャーでもあれがずっと続いたら…と思います) 今回は歴史チームのメンバーがいらっしゃったので、色々と滝山城に関する情報を聞くことができました。

 今回は、滝山城の中の丸で昼食にしました。ここの建物裏から、今まで歩いてきた河川敷や、西武ドームなどの遠景を見渡せます。秋川と多摩川が合流する地点を近くで見ることはできないのですが、ここからなら全て見ることができますので、地形の成り立ちについて考えてみるのも面白いかと思います。
 この辺りの丘陵地は加住丘陵といい、 秋川・多摩川と、今熊山を源流に持つ川口川の分水嶺になっています。そしてさらに加住丘陵は、谷地川によって南北に分けられ、その北側が… えー、この手の話は長くなるので、ここでやめておきます(笑)

 とにかく頑張って尾根に出てしまえば、あとは気持ちの良い雑木林の道が続きます。今回は台風で大分大きな被害を受けたところもあったようですが、通行に問題があるようなところは残っていませんでした。ただ、丘陵の東端に近いところでは、廃タイヤや冷蔵庫などが不法投棄されているのが、残念なところです。

 丘陵地から下りてしまうと、そこはいきなりたくさんの車が行きかう国道16号線です。ここのギャップと、ここからJR小宮駅までの45分ぐらいの一般道が、最後の難関です。こうして歩いてみると、滝山コースは河川敷、史跡、雑木林の丘陵地といろいろな楽しみ方ができる場所です。それなのに何故人気が出ないかというと… この「自然に触れられる場所に着くまで、駅から延々と歩かなければならない」という点に尽きると思います。
 本来のかたらいの路はJR小宮駅までなのですが、今回は試しに、歩いて10分ほどの宇津木台バス停よりバスを利用してみました。この周辺にはバス停が3つほどありますし、一旦バスに乗ってしまえば、八王子駅まで20分ほどです。むしろ小宮駅まで歩いてもらうより、このバス利用を積極的に押し出した方が、多くの方に来ていただけるような気がします。

 とにかく滝山コースは、おススメです。ぜひ一度、機会があれば、ではなく、機会を作ってでも歩いてみてください。(都レンジャー・福田)

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登山道の一部通行止めのお知らせ

2012-01-04 15:21:09 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

 林野庁関東森林管理局 東京神奈川森林管理署より、以下の連絡をいただきました。


 

高尾山登山道の一部通行止めのお知らせ

 高尾山に入山される皆様へ

 

 平成23年9月21日の台風15号により、高尾山大平国有林(稲荷山コース山頂付近から高尾山頂を経て一丁平手前までの南斜面)のスギ・ヒノキ人工林で多数の倒木が発生しました。歩道利用者の安全確保や森林の保全等のため、これら被害木の処理作業を下記のとおり計画しています。

 作業に際しては、危険防止のため登山道の一部を通行止めし迂回路を設定させていただきます。ご不便をおかけいたしますが、皆様のご理解ご協力をお願いいたします。

 

実施作業:台風被害木の切り離し・伐倒、ヘリコプター等による集材搬出

実施場所:稲荷山コース山頂付近から高尾山頂を経て一丁平手前付近の国有林

予定期間:自平成24年2月上旬(作業開始日)~至平成24年3月中旬

通行止め区間:

【稲荷山コース山頂付近】 ~2月下旬頃まで通行止め(迂回路を設定)

【山頂~一丁平】 ~付近で作業を行う日について通行止め(迂回路を設定)

【学習の歩道付近】 ~2月下旬頃まで通行止め(迂回路を設定)

【大平林道・高尾林道】 ~3月中旬まで歩行者を含め全面通行止め


 なお通行規制箇所などの詳細は、以下の画像をご参照ください。

(高尾山登山道の一部通行止めのお知らせ)

※詳しくは、東京神奈川森林管理署のホームページをご参照ください。
http://www.rinya.maff.go.jp/kanto/tokyo_kanagawa/index.html

(都レンジャー・福田)

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【高尾PV共同】2/18 山頂周辺の整備

2012-01-04 13:53:58 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

 以前より山内清掃など、一部の作業を共同行っていた高尾パークボランティア会より、作業のお誘いがありました。

 以前より山頂周辺の整備(ビジター前のカシの木を剪定したり、ビジターの屋根の上に張り出した樹木の枝を掃ったり、など)は、高尾パークボランティアの森林部会が行って下さっていたのですが、「同じ場所を拠点にしているんだし、どうせなら一緒にやりましょう!」という事で、お誘いをいただきました。作業内容は「山頂周辺の整備」ということですが、細かい作業内容などについては、今後また打ち合わせをして発表させていただきます。

 集合:2012年2月18日(土) 10:00 高尾ビジターセンター

 なお、使用する道具類はある程度ありますが、できればご自分の使い慣れた道具をお持ちください、とのことです。

 ふるってご参加ください。なお、参加のお申し込みは通常のWebリーグより行えます。(都レンジャー・福田)

 

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新年あけましておめでとうございます

2012-01-01 00:00:01 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

 旧年中はお世話になりました。というか、お世話になりっぱなしですね。本年も、よろしくお願い申し上げます。

 

 写真は元旦8時にビジターセンター前より撮影したものです。残念ながら初日の出の瞬間は雲に隠れて見られませんでしたが(というか、その時は奥の院で交通整理中でしたが)、その後の空は素晴らしくきれいでした。(都レンジャー・福田)

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