参加:8名(うち都レンジャー2名)
今日は高尾山口駅前で、自然公園の適正利用、自然・コース情報の提供を目的とした高尾山口駅前ブースの第二回目の試行を行いました。計8名のスタッフが参加し、前回同様に解説チームと調査チームに分かれての活動になりました。
お天気に恵まれた一日だったためか、解説ブースには7月よりも約80名多い279名の方が訪れ、お話をすることができました。夏の暑さを吹き飛ばしてサッパリしたいという人が多いのか、「高尾山内の湧水はどこにありますか?」といった質問や、「日帰り入浴施設はありますか?」「ビアガーデンは何時から?」など、様々な質問が寄せられました。また夏休みも終わりに近づいた週末とあって、若いお父さんお母さんが子どもを連れてくる姿が目立ち、「子供連れで登れるコースはどこですか?」「子供と一緒にご飯が食べられる場所は?」といった質問も多く、「夏休みの自由研究の参考資料はありませんか?」なんて質問もありました。適正利用や自然の話をした人は約2割。様々な来訪者の思いに応えつつ、自然公園の適正利用や自然を好きになってもらうためのきっかけ作りも促進できるように、今後の活動を工夫していかなければなりません。
調査チームは7月のデータをより確実にするために、約440件の動線調査データを集めました。「改札口を出てからすぐに解説ブースを見つけてそちらに向かう人が前回と較べて多かったような気がする」という印象を持った方もいるようです。前回の動線調査の結果をもとに看板の設置場所や京王電鉄さんのパンフレットの設置場所などを工夫した結果でしょうか。動線調査は今回で終了の予定ですが、今後の活動にこのデータをいかしていけるように解析を進めて行く予定です。
次回の駅前ブースは9月23日に実施予定です。皆様のご参加をお待ちしております。(都レK)
参加者:11名(うち都レンジャー2名)
23日に引き続き、8月の利用動態調査を実施しました。いい天気に恵まれた今日は、朝から夕方まで山頂は賑わい、一日で約2000人が山頂を訪れました。特に夕方になると若者グループが増え、話に聞き耳を立ててみると、「ここで水飲んじゃダメだよ。ビアガーデンまで我慢!」「早く行こうよ~」。この季節は山頂までハイキングを楽しんだ後にビアガーデンというコースが人気のようです。
調査中、頭の上で「コンコンコン」とリズミカルな音が響いてきました。「コゲラかな?」と探してみると、音の主はヤマガラでした。虫を食べているのかと思っていたら、上からポロッと何かが落ちてきました。拾ってみるとエゴノキの実。どうやら種子を割って中身を食べているようです。もうしばらく観察を続けてみると、エゴノキの果実を柄の部分をつかんでぷちっともぎとり、それを脚に持ちかえて、まず果実の部分を剥がした後、種子をコンコンと嘴でたたいて割って、中身をほじって食べているようです。ただ、エゴノキの種子がつかみにくいのか、周囲にはヤマガラが落とした実や種子が散らばっていました。こんな風に途中で落とされた種子がやがて大きな木になるのかもしれませんね。(都レK)
(写真は、左上:エゴノキの実、左下:果実が割れたところ、右下:種子、右上:ヤマガラが割った種子&中身が食べられた種子)
参加者:9名(うち都レンジャー3名)
今日は定例の高尾利用動態調査を行いました。調査を開始した8時の時点では、本降りに加えて雷鳴がとどろき、「今日は誰も山に登ってこないのでは?」と思わせるような天気でしたが、9時頃になって青空が見え始めました。10時を過ぎて雨もすっかり上がり、ちらほらと登山者の姿が見られ始め、朝8時から夕方5時までの間で約280人が山頂まで登ってきました。去年夏季に行った平日調査での登山者数が約600人なので、雨のため利用者が約半分に減った計算になります。
雨で登山者が減ったため、「一時間座っていて誰も通らなかった」なんてポイントもありました。そんな時は絶好の自然観察の時間。山頂のコナラには、この季節、沢山の虫があつまり絶好の観察ポイントです。オオムラサキやスミナガシ、ルリタテハ、ゴマダラチョウなどの蝶や、キイロスズメバチ、オオスズメバチ、カナブンの仲間など、色々な昆虫が、樹液を吸いに集まっていました。
巡視で歩きながら色々な発見をするのも楽しいですが、今日みたいに一箇所でじっくりと観察するのもまた楽しいですね。(都レK)
(写真左は樹液に集まるオオムラサキ、ゴマダラチョウ、タテハチョウの仲間等。写真右はスミナガシのアップ)
9月のスケジュールについて二点、変更をお知らせいたします。
1)9月22日 自主巡回「八王子城山」
国立公園奥多摩サポートレンジャー会との交流会が、同日に開催されることになりました。これに伴い、自主巡回は中止となりました。ご了承ください。
2)9月27日 共同巡回「刈寄山」
都レンジャーが出席しなければならない会議が同日に入ったため、27日の予定を26日に変更いたします。ご理解・ご協力をお願いいたします。
以上の件、ウェブリーグでも変更しております。
お間違えのないよう、よろしくお願いいたします。(都レK)
参加者:7名(会員の家族も参加)
コース:清滝駅前~6号路~高尾山山頂(昼食)~4号路~浄心門~2号路~清滝駅前
酷暑の続いたつかの間の涼しい日曜日の朝、参加者は集合時間より早めに集合していただき元気な笑顔で挨拶をお互いに交わしました。高尾山は初めてと言う会員の家族(親子3人)が参加いたしました。
出発前に、0.参加者の紹介、1.コースの概要説明、2.今日のテーマ、3.準備体操、4.注意事項についてお話をいたした。特に子供さん向けに、コースガイドを若干させていただきました。さらに、高尾七不思議の二つについて、資料を配布し説明をした。
岩屋大師・琵琶滝・「ハリモミ」の木など、弁天丸園地では時間をとって、水生昆虫などを探してみました。サワガニを始めに、きれいな水の中しか生息しないカワゲラ類に会うことが出来ました。山頂近くでは、急な長い階段にへばっていたようでした。暑さも助長させたようです。昼食後は、日陰道の四号路を下り、つり橋では瞬間的なスリルを体験し涼を感じ取ることが出来たようです。登り6号路ではゴミ収集を行いましたが、下山路では両手も開放されて暑い中を終点に向かって頑張りました。本日は、暑いところ参加頂き有難うございました。(SR吹)
参加者:6名
コース:清滝駅前~6号路~琵琶滝~琵琶滝コース~霞台~1号路~高尾山頂(昼食)~6号路~清滝駅前
最高気温が37度を超える猛暑日となった今日、高尾山内の緑の木陰にはその猛暑を和らげる心地よい風が吹いていましたので、猛暑もさほど苦にはならず、緑の森のありがたさが身をもって体験できました。
本日の巡回は通常の巡視活動に加え、私としては始めての自主活動「歴史・文化遺産調査」八十八大師めぐりを行いました。
八十八大師とは、高尾山内で赤いよだれ掛けを付けた石仏をよく目にすると思います、この石仏は全て弘法大師の御影像です、明治36年(1903年)第36世御山主・志賀照林大僧正が自ら四国八十八カ所を巡礼され、その札所の土を持ち帰り、山内の各所に納め、八十八大師像を建立したものだそうです。
清滝駅前の山側に1番札所~8番札所、琵琶滝コースの途中に9番札所~16番札所、十一丁目茶屋からたこ杉にかけて17番札所~22番札所、66番札所、神変大師堂から薬王院境内に23番札所~65番札所を確認しました。
参加者全員が、風雨にさらされ、苔むして読みづらくなった、石に刻まれた文字を必死に読みながら1番札所から66番札所までめぐりました。
参加者の皆さん暑い中お疲れ様でした。きっといいことがありますよ。(SR/TF)
参加者:3名
コース:高尾山口駅前~小仏川~蛇滝コース~高尾山駅(昼食)~4号路~管理センター~5号路~6号路~清滝駅~高尾山口駅前
今日は通常の活動に加え、巡回コース上の「明治の森高尾国定公園における指定植物の確認」および「特定外来植物・要注意外来植物の確認」を重点的に行った。
通常活動においては、登山者も少なく、登山道の状況も問題はなかった。
特別活動における「指定植物」ではイチリンソウ・キクザキイチリンソウ・アズマイチゲ・ハナネコノメ・アマナ・セッコク(観察はなし)・イワタバコ(観察)などについて説明をした。
「要注意外来種」についてはセイタカアワダチソウ・オオブタクサ・ハルジョン・ヒメジョン・キクイモ・ハリエンジュ(観察)などについて説明した。
自然観察を伴う巡回ではいつも予定時間よりオーバー気味。でも、暑い最中の巡回であったがコースの大半が緑陰で、しかも風があり、雨の続きの後で水量が多く沢筋の巡回は比較的快適だった。
また、このコースはこの時期でも比較的花が多く、気持ちよく巡回を終えることが出来た。参加していただいた方々、お疲れ様でした。(SR/SAK)