高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

2014年4月27日(日)新会員歓迎登山(山内)

2014-04-30 22:23:09 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

2014.4.27(日) 新会員歓迎登山

◆天候 晴れ 爽やかな薫風  ◆参加 16名(内、新会員2名を含む)

 総会後、初めての高尾SR会の活動です。

9時半に清滝駅前に集合。新会長から歓迎登山に対する挨拶があり、スタート。

新しく入会の二人から挨拶と抱負、参加者全員が自己紹介し、顔合わせしました。

当日のスケジュール、班分け・分担・ルートについての計画を副会長(巡視チーム担当)から説明しました。

準備運動としてストレッチを念入りに行い出発。(周りで見ているハイカーも、後ろで一緒に参加していたのにはやや赤面)

班は次のように3つに分けて、巡視・巡回を分担した。①清滝~6号路~琵琶滝道~1号路~ふじ道~5号路~ビジタセンター~各案内場所~6号路~清滝(集合・解散)、②清滝~6号路~各案内場所~稲荷山コース~清滝(集合・解散)、③清滝~1号路~5号路~ビジターセンター(会報・資料印刷・発送)~各案内場所~①班に合流・6号路~清滝。

 新会員には、①班に参加してもらい、登山時の歩行の基本や登山道の指導標識などの見方、植生保護のロープの確認・保全など活動を実践・体験。会員からも熱のこもったアドバイスや模範行動、植物解説、歴史や高尾山談義などが披露され、予定時間を大幅に超え、腹時計で、昼時を知る次第でした。

  

 ロープで保護されたエリアでは、少しずつですが、植生の回復が見られる場所もあります。この時期、シャガ、タチツボスミレ、ケマルバスミレ、ツクバキンモンソウ、チゴユリ、カンアオイ、ツルカノコソウ、ミヤマキケマンなど開花しています。登山道外への踏み出しによる踏圧によって、道が荒れていたところが、登山道整備やロープによる植生保護などによって、目に見えて、回復する様子が「見える化」することができれば、説得力を持ちます。

 昼食後13時から15時まで案内活動を手分けして行いました。

案内場所は、①4号路・5号路分岐トイレ前、②もみじ台前の階段下、③6号路・3号路分岐、④6号路階段前(利用動態調査として登り・下りの人数カウント)の4か所に分担しました。今年は、6号路一方通行を時間限定(8時~14時)にしています。(昨秋に行った動態調査のデータ分析が生かされました)

  

登り客がめっきり少なくなった15時過ぎ、動態調査結果をビジターセンターのレンジャーに提出し、各班ごとに下山を開始しました。(6号路と稲荷山コース)

6号路の下りでの込み具合はなく、円滑に進みました。

16時半過ぎから、巡視報告のまとめを行いました。報告の概要は以下の通りで、応急処置など申し送り事項です。該当コースを予定されている場合は、フォローをよろしくお願いします。

◇琵琶滝道

・植生回復中のプレートの架かったロープ柵のゆるみ、切れ、支柱の破損が8ヶ所あり,内3ケ所は応急処置。

・終点近くの登山道(登り左手)の斜面に枝(10cm径位)が折れ裂け、ぶら下がっていた(落下危険、通行障害にはなっていない、緊急ではない)

  

◇6号路

・雪の影響によると思われるアジサイ、アオキが登山道に横たわる所数カ所あり。

・14時を過ぎ、英語表示(下山不可)の注意を見て下山を躊躇しており、こちらからOKのサインに納得し下山(英語による時間制限の表示要) 

    [From 8:00 am  to  2:00 pm]

・6号路の頂上側園地で、北側の斜面が崩れ、砂地で丸くなってきており、ベンチに腰かけていて滑り落ちるような不安感がある。対策としては、ロープによる注意喚起。ベンチの位置を後退など考えられる。また、園地の利用客も増えてきており、ベンチの増設も必要。

 ◇山頂

・頂上にある案内板(101-500)の表示が消えかかっている個所を補修処理した。

 最後に、新会員を囲んで、懇親会も行いました。

歓迎登山に参加された会員の皆様お疲れ様でした。

☆今日の花☆

      

(記録:高尾SR会 川原田、写真提供:I 副会長)

コメント

2014年4月16日 【景信山横断溝設置作業 第二弾】

2014-04-18 10:06:59 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者7名(サポレン5名、都レンジャー2名)

 

登山道の荒廃が進んでいる景信山登山口~景信山の登山道に横断溝を設置する作業の第二弾を行いました。

雨水による登山道の洗掘が起きている箇所の上部に排水施設を設置することによって荒廃の進行を防ぐことが目的です。

2月3日に第一回目として上半分を行いましたが、この日は残りの下半分での作業です。

この日集まっていただいたのは前回もご参加していただいた勝手知ったるサポレンの猛者達。

現場に到着し、準備を整え、さっそく作業にとりかかります。

[横断溝設置前]

[作業中]

付近の枯死木や間伐材を利用します。

[作業後]

これで流れ込んだ雨水を道の外に逃がしてやることができます。

 

また、本来の登山道ではない場所に踏み跡ができていて、植生の荒廃や道迷いが懸念されている箇所の柵の補強・再設置を行いました。

  

この日は、横断溝の丸太設置7箇所、横断溝の溝掘り5箇所程、柵の設置1箇所の作業を行い、この登山道の整備を一通り終えることができました。

怪我なく無事に終えることができたのが何よりです。

ご参加いただいたみなさま、ご協力ありがとうございました。

今後は設置した横断溝がうまく機能しているか、メンテナンスはどの程度必要か、などを観察して行きたいと思います。

サポレンの皆さんも、この道を歩いていて何かお気づきの点がありましたら都レンジャーまでご意見をお寄せください。

 

こうした作業は全てが専門技術や体力が必要というわけではありません。それぞれの技量に応じた作業も何かしらご用意できますので、今後も他の多くの方々にもお気軽にご参加いただければと思います。

 

(都レンジャー・三好)

コメント

2014/4/13 自主巡回 裏高尾

2014-04-16 20:00:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

天候:晴れ

参加者:8名

コース:日影沢バス停~日影沢コドラート調査~八王子管理道~もみじ台南まき道~ビジターセンター

 

暖かい日差しに誘われて、高尾駅前にはバスを待つ長い行列ができていました。

「今日の小仏行のバスは3台運行です」と京王バスの係員さんが案内をしていました。乗ってみると3台とも満員です。

それでも日影沢に着いてみると、やはり静かないつも通りの景色にほっとしました。

「今春より、コドラート調査は調査地点を減らし、立ち入り人数も制限することにします」とのリーダーよりの説明で、精鋭部隊(?)が調査に向かいます…とっても責任重大(^_^;)

調査対象からはずしたコドラート手前には、立ち入らないようにロープ柵を張り直し、枯れ枝を置きました。

調査後、日影沢キャンプ場に向かいましたが、ヤマルリソウが咲いている前の沢の縁に、車のキーを発見!きっと沢に下りて写真でも撮ったときに落としたのでしょう。

キャンプ場の管理人に預かってもらおうとしましたが、もう間もなく閉めて帰ってしまうとのことなので、仕方なくビジターセンターに持って行くことにしました。落とした人にわかるようにメモを書いておきましたが、これに懲りて、これからは沢に下りないで欲しいものです。

 

管理道を上がりきると、人のにぎわいが聞こえてきます。

ミツバツツジの前で記念撮影する団体さん、なるべく早く登山道に戻ってくださいね。

桜もかなり咲いていて散り始めた木も。

もみじ台の南まき道はスミレのお花畑のようになっている場所もありました。

エイザンスミレには桜の花びらが散りかかっています。

今年の春を堪能した巡回でした。

(TSR/HS)

コメント

2014.4.2(水)自主巡回 南高尾

2014-04-08 22:01:29 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

2014.4.2(水)自主巡回 南高尾

◆参加者:9名(榎本L)
◆コース:高尾山口駅前~梅ノ木平~三沢峠~峰の薬師~※津久井湖~クラブ前-(バス)-橋本駅
      ※天気状況をみてコース一部変更。

  春の「関東ふれあいの道コース」をウグイス、カエルの声を聴きながら行く。
  2~3ケ所頭上注意個所あり。三沢峠~峰の薬師までは”♪スミレ道”。
  電柱標示、樹木解説助かりました!

 

<今日の巡視>

 ◇頭上注意個所
  ①グリ-ンセンターから10分位の所 かかり木あり。 


 ②三沢峠から峰の薬師に向かう途中で,  枯れ枝が電線に架かり垂れ下がる.

     

  ◇見かけた動植物 

   

サクラ           ヒュガミズキ      キブシ          サクラ

   

シデコブシ        サクラ          ウグイスカグラ     ハナズオウ

    

ケヤキ      ハナミズキ      カタクリ    ヨゴレネコノメ    スミレが続く

  

 

 

カエル 2匹          キタテハ

◇見かけた碑

 

峰の薬師由来      「右はふじ 左は高尾 津久井湖の
                      かなたにのびる 相模よこやま」

            (from   S I)

 

コメント

2014/3/29、4/6 共同活動マナー普及

2014-04-08 13:58:52 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者7名(うち都レンジャー2名)

春の植物が咲き始めた3月終わりと4月の始めの週末に踏み荒らしに関するマナーの普及啓発活動を行いました。

アズマイチゲやヤマエンゴサクが咲き始めた駒木野や日影沢をフィールドに、花を楽しみに来た方々に声をかけて

植生荒廃の現状や撮影の際の注意点などを解説します。

これらの場所は、植生保護のため、ロープ柵や石積みなどで立ち入りを制限していますが、一般の人にその理由を

説明することで初めて理解や協力が得られるものと思います。

2日目は午後から天気が荒れたため、あまり多くの人と接することができませんでしたが、2日通して声をかけた人は

60人、作成したチラシは約50枚配布することができました。

そのほか、石積みの補強やロープ柵の補修などの作業も行っていただきました。

巡視中もなるべく多くの人にマナーを伝えようと心掛けていますが、マナー普及を目的とした今回の活動でより丁寧な解説が

でき、多くの人の理解が得られたのではないかと思います。

今後も根気よく、続けていきたいと考えています。

活動に参加された皆様、ありがとうございました。

(都レンジャー 田邉)

コメント