2014.4.27(日) 新会員歓迎登山
◆天候 晴れ 爽やかな薫風 ◆参加 16名(内、新会員2名を含む)
総会後、初めての高尾SR会の活動です。
9時半に清滝駅前に集合。新会長から歓迎登山に対する挨拶があり、スタート。
新しく入会の二人から挨拶と抱負、参加者全員が自己紹介し、顔合わせしました。
当日のスケジュール、班分け・分担・ルートについての計画を副会長(巡視チーム担当)から説明しました。
準備運動としてストレッチを念入りに行い出発。(周りで見ているハイカーも、後ろで一緒に参加していたのにはやや赤面)
班は次のように3つに分けて、巡視・巡回を分担した。①清滝~6号路~琵琶滝道~1号路~ふじ道~5号路~ビジタセンター~各案内場所~6号路~清滝(集合・解散)、②清滝~6号路~各案内場所~稲荷山コース~清滝(集合・解散)、③清滝~1号路~5号路~ビジターセンター(会報・資料印刷・発送)~各案内場所~①班に合流・6号路~清滝。
新会員には、①班に参加してもらい、登山時の歩行の基本や登山道の指導標識などの見方、植生保護のロープの確認・保全など活動を実践・体験。会員からも熱のこもったアドバイスや模範行動、植物解説、歴史や高尾山談義などが披露され、予定時間を大幅に超え、腹時計で、昼時を知る次第でした。
ロープで保護されたエリアでは、少しずつですが、植生の回復が見られる場所もあります。この時期、シャガ、タチツボスミレ、ケマルバスミレ、ツクバキンモンソウ、チゴユリ、カンアオイ、ツルカノコソウ、ミヤマキケマンなど開花しています。登山道外への踏み出しによる踏圧によって、道が荒れていたところが、登山道整備やロープによる植生保護などによって、目に見えて、回復する様子が「見える化」することができれば、説得力を持ちます。
昼食後13時から15時まで案内活動を手分けして行いました。
案内場所は、①4号路・5号路分岐トイレ前、②もみじ台前の階段下、③6号路・3号路分岐、④6号路階段前(利用動態調査として登り・下りの人数カウント)の4か所に分担しました。今年は、6号路一方通行を時間限定(8時~14時)にしています。(昨秋に行った動態調査のデータ分析が生かされました)
登り客がめっきり少なくなった15時過ぎ、動態調査結果をビジターセンターのレンジャーに提出し、各班ごとに下山を開始しました。(6号路と稲荷山コース)
6号路の下りでの込み具合はなく、円滑に進みました。
16時半過ぎから、巡視報告のまとめを行いました。報告の概要は以下の通りで、応急処置など申し送り事項です。該当コースを予定されている場合は、フォローをよろしくお願いします。
◇琵琶滝道
・植生回復中のプレートの架かったロープ柵のゆるみ、切れ、支柱の破損が8ヶ所あり,内3ケ所は応急処置。
・終点近くの登山道(登り左手)の斜面に枝(10cm径位)が折れ裂け、ぶら下がっていた(落下危険、通行障害にはなっていない、緊急ではない)
◇6号路
・雪の影響によると思われるアジサイ、アオキが登山道に横たわる所数カ所あり。
・14時を過ぎ、英語表示(下山不可)の注意を見て下山を躊躇しており、こちらからOKのサインに納得し下山(英語による時間制限の表示要)
[From 8:00 am to 2:00 pm]
・6号路の頂上側園地で、北側の斜面が崩れ、砂地で丸くなってきており、ベンチに腰かけていて滑り落ちるような不安感がある。対策としては、ロープによる注意喚起。ベンチの位置を後退など考えられる。また、園地の利用客も増えてきており、ベンチの増設も必要。
◇山頂
・頂上にある案内板(101-500)の表示が消えかかっている個所を補修処理した。
最後に、新会員を囲んで、懇親会も行いました。
歓迎登山に参加された会員の皆様お疲れ様でした。
☆今日の花☆
(記録:高尾SR会 川原田、写真提供:I 副会長)