コース:小仏バス停~景信山~堂所山~明王峠~与瀬神社~相模湖駅
参加者:12名
高尾駅北口に9時集合し、同12分発の小仏行バスに乗車した。今回は、小仏バス停~景信山~堂所山~明王峠~与瀬神社~相模湖駅までを巡回コースとしたが、12名の参加者を得たので、下記のように三班に分け、明王峠で合流し以後は全員で下山した。1班(5名)は、メインの登山道コース。2班(4名)は、小仏峠を経て影信山及び堂所山を巻く、所謂巻き道コース。3班(3名)は、自然観察コースで、大下バス停で下車し、林道を関場峠まで上り堂所山を目指すコース。このコースは、かなりの健脚と時間を要するコースであったが、堂所山で12時過ぎに1班と合流した。また、明王峠では12時半過ぎに全員合流して、昼食をとった。この頃から小雨模様となり、相模湖駅までこの状態が続いた。
なお、景信山の山頂は、東北斜面のスギ・ヒノキが思いっきり伐採されて素晴らしいビューポイントになっていたのには一同驚いた。また、景信山~堂所山間の登山道には「モミジイチゴ」の白い花や「ヒトリシズカ」が至る所に点在し、堂所山では「イカリソウ」が可憐な姿を見せてくれた。明王峠から与瀬神社への下りは、お昼のエネルギーが補給された所為か快調なペースで進み、与瀬神社でお参りした後、全員無事に相模湖駅に到着して本日の巡回を完了した。(SR/HI)
総会も無事に終了し、サポートレンジャーの活動も新しいステージに入ろうとしています。新たな気持ちで、一つ一つの活動の質をアップしていけるよう、頑張っていき…というところで、いきなり蹴躓いてしまいました。
いきなり決まったスケジュールのため、仕方のない部分もあるんですが、駅前ブースの人手が足りません。各日とも最低2~3名の方にお手伝いいただきたく思っています。「終日は無理だけど、朝の内なら出られる」「午後からなら時間が空いているんだけど…」というような、パートタイム参加でも大丈夫です。ご参加いただける方は、レンジャー携帯までご一報ください。
また、5月には他にも調査系のイベントが目白押しです。そちらの方にも、是非ご参加ください。 (都レンジャー 福田)
レクチャールーム裏のサポートレンジャー事務局に、忘れ物がありました。青い布に包まれたお弁当箱です。お心当たりの方は、山頂までお越しください。レンジャーが預かっております。
#なお、怖いので中は見ていません(^^;
5月18日(日)の自主巡回終了後に、新入会員の方々の歓迎会を開催いたします。
自主巡回と両方参加でも、歓迎会のみの参加でも、どちらも大歓迎です。
参加申込は、ウェブリーグでの参加登録、または坂内までお知らせください。(4月20日の総会の時に口頭でお申込いただいても構いません)
記
日時:5月18日(日) 17:00より (約2時間)
場所:(JR・京王)高尾駅南口 「和民」
会費:3000円程度
以上
参加者:6名(うち、都レンジャー2名)
コース:高尾駅北口~霊園前バス停~八王子城山入口~城山林道~富士見台(昼食)~荒井方面分岐~地蔵ピーク~駒木野~小仏川~高尾駅
久しぶりの北高尾でしたが、今回は嬉しいことに、飛び入り参加の方が2名あり、総勢6名での共同巡回となりました。実は今回の巡視には、隠れたミッションが…(最近、こういうの、多いですね)
高尾駅からバスで移動する場合、1時間に1本ということが多く、いつも時間前にメンバーが揃うか心配するんですが、北高尾方面の時だけは気が楽です。霊園前を通るバスなら、ひっきりなしにやってきてくれますから。
霊園前バス停から八王子城趾入口までは、のんびり歩いて30分ほどの道ですが、手の入っていない草むらや、田んぼが一つだけ残っているため、今の時期はいろいろな虫を見ることができます。今回は北高尾が初めてという方が多かったので、北条氏照の墓所にも立ち寄りました。昨年は水が涸れてしまい、工事の影響か?と話題になった御主殿の滝にも水が戻っていたので、一安心です。
さて、今回の隠れたミッションですが、圏央道工事によって変更された旧登山道に人が入り込まないよう、ロープと看板で封鎖すること、摺差から上ってくる登山道との合流点をさがすこと、の二つでした。そのため、一部、道が重複してしまいましたが、富士見台の手前辺りでは、北高尾の奥多摩的な要素(急な小ピークを繰り返しながら、徐々に標高を上げていく)を感じていただけたのではと思います。
富士見台で昼食をとり、今度は来た道を分岐が無いか、注意しながら下ります。途中、怪しい場所はあったのですが、「こんな上?」という場所だったため、そちらへ下りることはしませんでした。摺差からの道ならもっと下、荒井への分岐近くで合流するんだろうと考えていたのですが… これが大はずれでした。ついに分岐は見つからず、閉鎖された道のところまで着いてしまいました。
閉鎖された旧道入口には山ほど枯れ枝が積まれていましたが、そこを「邪魔だなぁ」と言いつつ通り抜けちゃう人がいるのが、高尾周辺… しっかりロープを張り、「登山道が変更されました」という看板を出してきました。途中、数多くあった枯死木の処理も地味にこなしつつ、駒木野に到着したら… 目の前をバスが! 小仏方面のバスは1時間に1本ですので、小仏側に沿って高尾駅まで歩きました。
とりあえずミッションは半分達成です。もう一つのミッションは、近日中に下から上って、合流点を探したいと思います。先月予定していた景信山の事案もありますし、もしかすると緊急呼集をかけさせていただくかも知れません。
そうそう、今回はちょっと珍しいものが見られました。写真はタゴガエルです。タゴガエルというと、6号路や1号路沿いの岩穴に潜み、声だけが聞こえる…というカエルです。今回は穴の無い、山道脇で見つけました。これだけはっきりと全身を見たのは、私も初めてでした。 (都レンジャー 福田)
参加者:8名
コース:高尾駅~日影バス停~日影沢林道~小仏城山~一丁平~高尾山頂~3号路~1号路~清滝駅(高尾山頂~6号路~清滝駅)
集合のJR高尾駅北口前のバス停は、天候にも恵まれ、たくさんの人。つい先程、大勢の人を乗せた小仏行きのバス2台を見送ったのに、我々が乗るバスも非常に混雑している。それでも、動き出したバスの車窓に目をやると、旧甲州街道沿いの家々の庭先そして遠くの山並みの中、淡い色彩の花を咲かせた樹々に春の到来を感じることができる。
日影バス停でバスを降り、日影沢林道を歩く。その足元も、ニリンソウ、スミレ類などなど、たくさんの可憐な花々が柔らかな光を浴びて、一斉に咲き乱れている。約半月前(3月22日)、奥多摩SR会との交流会にても、同じコースを歩いていたのだが、その時と比較しても、花々の多彩さ、樹々の明るさなど、季節の移り変わりの早さを自然の中に驚くほどに感じる。
さて、小仏城山近くまで登りつめると、一丁平から高尾山にかけての尾根が間近に見えてくる。緑の山並みに、ピンクの絨毯のような箇所がところどころに見える。その中でも一番映えるピンクの絨毯は一丁平のあたりであろうか。
小仏城山にて昼食をとり、一丁平に至る。満開のサクラに、先程のピンクの絨毯への想いを確認する。多くの人々が満開のサクラを楽しんでいる。あちこちにうれしそうな顔、楽しそうな笑い声があふれている。
高尾山頂から4名ずつに別れ、1つのグループは6号路へ、もう1つのグループは3号路そして浄心門より1号路を降り、清滝にて合流して帰路につく。
今日は、花々も満開、また沢山の方々に花の名前や道を尋ねられるなど、報告書記載事項も満載の充実の一日であった。(SR/HS)
参加者:6名(うち、都レンジャー2名)
コース:(班毎に)1号路~2号路南北~1号路、6号路、稲荷山コースで山頂(昼食)~3号路、4号路~ガラガラ道~病院道、琵琶滝コース~清滝
今回の共同作業日は、先日「緊急のお願い」として山内での作業を景信山へと変更させていただいたのですが… 再度、緊急ということで山内の点検へと、内容を変更させていただきました。というのも、8日の雨と風は非常に強く、山内で倒木、落枝などのトラブルが発生している可能性が高かったのです。
今の時期、高尾山は、スミレなどの花を見に多くの方が訪れます。他のエリアであれば、「荒天は当日より翌日の方が危ない」とご存じの方が多いのでしょうが、高尾の場合は… そもそも山だと思っていない人の方が多い場所です。事故を未然に防ぐためには、一刻も早く全コースをチェックする必要がありました。
今回は参加者が6名だったため、二人ずつに分かれ、登りのメインとなる3コースを同時にチェックすることができました。これが通常の日であれば、都レンジャーが上り下りを繰り返さなければならないため、一日で全コースをチェックするのは、無理だったろうと思います。景信山を楽しみにしてくださった方には申し訳ありませんが、そういう意味では、この日が共同巡回でラッキーでした。
下りはすべてサポートレンジャーの方達にお任せして、我々はビジターセンターで待機していましたが、幸いにも大きなトラブルは発見されませんでした。どのコースも、落ちた枝が引っかかっていた程度で(まぁ、結構本数はありましたが)、間違えれば人命に関わるような深刻なトラブルは発見されず、一安心できました。
今回ご参加くださった方々、本当にありがとうございました。
なお、今後も今回のような場合は、緊急召集をかけ、一斉点検させていただくことがあるかもしれません。その時は、よろしくお願いいたします>皆様 (都レンジャー 福田)
前回、作業内容を変更させていただいた4月9日の共同巡回・作業日ですが、再び作業内容を変更させていただきます。ご存知の通り、本日8日の雨と風は凄まじいものがあり、午前中に山頂へ上がった管理センター員からの報告では、まさに台風状態だったそうです。そこで、明日の景信山行きは延期することにし、山内の緊急巡回に切り替えさせていただきたいと思います。(三班に別れ、1号路、6号路、稲荷山コースの巡回を行います)
なお、急なことですので、集合時間、集合場所は変更いたしません。9:30に高尾駅北口に集合後、高尾山口へと移動することにします。
急な変更で申し訳ございませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。また、ほかにお手伝いいただける方がいらっしゃいましたら、コメント欄にて参加の表明をいただけると助かります。(都レンジャー・福田)
参加者:9名(うち都レンジャー1名)
コース:清滝~金比羅旧道~金比羅台~1号路~4号路~山頂(昼食)~6号路~清滝(解散)
さて、今年度の初の共同巡回は山内で、新装オープンした金比羅旧道と、イヌブナの新芽を愛でられる4号路を上りました。春の山内と言えば、やはり花、植物… 今回は全体的に余裕を持った時間配分とし、一つ一つのものをじっくり観察できるようにしてみました。というのも、私が密かに企んでいることがあるんです。
今回登った金比羅旧道というと、手入れもあまりされておらず、人通りも少ないというイメージですよね。古くから高尾山に来ている方が、春秋の混雑を嫌って使ったり、帰りを急ぐときにJR高尾駅への近道として使う、いわば知る人ぞ知る道です。高尾山口駅ができる前(それこそ高尾駅が浅川駅だった頃です)は、多くの人が薬王院への近道として利用していた、歴史のある道でもあります。
今回、そんな旧道を整備するに当たって一番気を使ったのが、あまり整備したように見えない、道のイメージを変えないということでした。階段などを新設する場所は極力減らし、排水のための丸太を埋めたり、登りやすいように岩にステップを刻んだりする程度に抑えてあります。
まだ資材も新しく、周囲の風景になじんでいない場所や、今一つ詰めの甘い場所もありますが、そこは追々手直しできればと考えています。
金比羅旧道を少し行くと、左手に開けたスペースがあります。そこでは少し長めの休憩をとりました。ここは都有地なのですが、自然教室などのフィールドとしても使用されており、植物が好きな方には面白い場所だったのではないでしょうか。日当たりの良い雑木林というのは、いろいろなものが生えてきますからね。
さて、4号路のほうですが、こちらは今まさにイヌブナの芽吹きの時期となっています。赤茶色の鎧を脱ぎ捨てて出てきた新芽は、毛深くて触るとふわふわしています。実はこの「ふわふわ」が触りたいばかりに、4号路をコースに入れたりして… 人それぞれ、季節を感じるものというのがあると思いますが、私の春は、花ならキブシ、手触りならイヌブナの新芽、虫ならビロウドツリアブなんです。
山頂で少し長めの昼食をとった我々は、5号路をぐるっと回ってから6号路を下りました。沢沿いの植物というのは、また違って面白いですね。ハナネコノメには少し遅かったですが、今はニリンソウが真っ盛り。大きな群落を堪能することができました。
清滝では簡単な今日のまとめとして、参加したみなさんに「今日印象に残った花」を伺いました。質問した私は草本を想像していたのですが、サクラという答えが多かったのには、ちょっと驚かされました。う~ん、日本人にはやっぱりサクラなんですね。
ちゃんとした調査をしたわけではなく、あくまでも個人的な感想レベルの話ですが、このところ山内の表側では、ニリンソウ、ヨゴレネコノメあたりが増えているような気がしています。それを正確に知る方法はないでしょうか?
私が今企んでいることというのも、それに関係します。今までサポートレンジャーの皆さんに協力していただき、様々な調査をやってきましたが、動植物の調査というのは、今一つ定着率?がよくありません。たしかに高尾山には1600種もの植物があると言われています。そのすべてを調べるとなると、大事なんてものじゃありません。正直、無理だと思います。とにかくまずは一種類、可能なら季節ごとに三種類ぐらいの植物を選び、それだけでも調査してみませんか?
一種類でもわかる花があると、山歩きもさらに楽しくなりますよ。(都レンジャー 福田)