高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

2006/08/27 巡回「1号路」+シモバシラ観察予定地の整備(低木刈り)+委員会

2006-08-27 15:42:42 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:12名+都レンジャー2名
コース:1号路、5号路、委員会

山に秋の気配が漂い始めたのを感じてか、今日は12名と多くのメンバーが揃いました。午前中は1号路を歩いて山頂へ。参加人数が多いため、午後は予定を変更して前からの懸念だった、シモバシラ観察予定地の低木刈りを行ないました。この観察予定地はスギ植林の林床なのですが、冬には見事なシモバシラの氷の華が見られます。昨年度の高尾地域連絡会で、この林床にルートを整備してシモバシラ観察地としようという提案が認められ、今冬から整備を開始することになりました。整備の目的は、観察しやすい場所を提供することで、立ち入りによる他の場所での植生荒廃を防ぐことにあります。しかしこの観察予定地、最近、アオキやコゴメウツギなどの低木の繁茂が目立ってきました。林縁などやや暗い場所に多く見られるシモバシラですが、低木が茂っている場所では暗すぎるのか、あまり見る事ができません。そこで、シモバシラの周囲で繁茂してきた低木だけを刈り取ることにしたのです。12名のパワーは圧倒的、「刈る範囲はシモバシラの周囲だけでいいですよ」という言葉もなんのその。ものの30分もしないうちに低木がみるみる無くなっていきました(^^;)。
今年の冬も見事な氷の華が咲きますように。(都レK)

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2006/08/22 高尾山内+登山道補修

2006-08-22 17:15:11 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:5名+都レンジャー1名+管理センター1名
本日のコース:6号路、鳥のみち(高尾山頂~一丁平)

午前中はオオヤマハコベなどの晩夏の花が咲き始めた6号路を歩き山頂へ。午後は一丁平付近の植生保護柵の補修。一丁平付近は春や秋には大勢の人達で賑わい、お弁当を食べたり、休憩を取ったりする姿が見られます。そんな一丁平付近ですが、保護柵設置時に保護範囲を少し広く取りすぎたため、保護したい野草が生えている場所だけでなく、今まで休憩に使われていた場所(カゼクサなどの雑草が生えている場所)まで囲ってしまいました。国定公園の中で自然を守ることはもちろん大事ですが、多くの人に訪れてもらい、自然のすばらしさを体験してもらうことも同じくらい重要です。そのバランスを考え、きっちりと保護したい場所を選び直し、柵の据え直しを行うことにしたのです。その作業も7人の連係プレーであっという間に終了。その後、滑りやすい斜面の補修と、雨で削られた山道の補修を行って今日の作業は終了。高尾山頂に戻ってから食べていたかき氷は格別の味だったに違いありません。今日もお疲れ様でした。(都レK)

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2006/08/20 巡回 北高尾

2006-08-20 17:13:36 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:4名+都レンジャー1名
本日のコース:陣馬高原下~陣馬高原キャンプ場~奈良子峠~堂所山~関場峠~小下沢林道~日影バス停

今日は最高気温32.5度。甲子園の熱気が伝わってきたかのような暑さでした。夏休み真っ最中ともあって、普段は閑静なマス釣り場やキャンプ場にも子供達の姿が見えて賑わっていました。森林の皆伐現場を横目に涼しい沢沿いの道を抜けて、奈良子峠~堂所山~関場峠と尾根道歩き。関場峠付近ではシラヤマギクやコウヤボウキが咲き始め、夏の終わりが近づいているのが感じられました。関場峠で昼食の後、再び沢沿いの小下沢林道へ。オレンジ色の花が鮮やかなフシグロセンノウがひっそりと咲く姿を楽しみながら、日影バス停へ。帰りのバスは個人や団体登山者、観察会帰りの子供達でラッシュアワー並みの混雑でした。帰りのバス車内が一番疲れましたね。皆様、お疲れ様でした。

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うりぼう現る!

2006-08-13 10:39:09 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

 日差しが弱まってきた夕方5時頃、高尾山頂を横ぎる小さな影を自然解説員が発見しました。影の歩く方向に先回りしてカメラを構えていると・・・なんとうり坊(イノシシの子供)が!周囲を見回しましたが、どうやら一頭だけ。親兄弟からはぐれてしまったのでしょうか。イノシシは警戒心が強いといいますが、子供の頃は警戒心が薄いのか、高尾山に住んでいるため人馴れしているのか、目の前で尻尾を振りながら鼻で餌を探っている姿を見せてくれました。
 高尾山ではイノシシの掘り跡がいたるところで見られます。今年はイノシシの間ではカヤの根がブーム。稲荷山コースや3号路では、カヤの根元が集中的に掘られているのを目にすることが出来ます。植物好きな人たちにとっては困り者ですが、イノシシも山の生態系を支える一員。一概に厄介者扱いはできません。彼らも生きるのに一生懸命なだけなのです。
 さて、このうり坊。目の前でぶひぶひと愛想を振りまいた後、再び藪の中へと消えていきました。わんぱくでもいい、元気に育ってほしいものです。(都レK)

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ジムグリの厄日

2006-08-10 23:51:39 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

巡回中に「あっ!」という声が聞こえ、振り向いてみるとそこには嬉しそうにヘビを持った都レンジャーNの姿が・・。通りすがりの登山者達はヘビを遠巻きに見ながら、Nの解説に耳を傾けていました。
さて、高尾山には8種類のヘビが生息しているそうです。不幸にも捕まってしまったこのヘビはジムグリ。お腹側に赤地に黒の模様の派手な模様があるのが、ジムグリ幼蛇の特徴だそうです。しばらく解説のネタにされた後、ようやく開放されたこのヘビは、一目散に道脇の林床に向かい、落ち葉の下に潜り込んで見えなくなりました。なるほどこれが「ジムグリ=地潜り」の名前の由来か、と思った一瞬でした。
最後に一言、ヘビに興味を持つことは良いことですが、不慣れな人は軽々しく手を出さないようにして下さいね。(都レK)

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高尾山サポートレンジャー会自主巡回スタート

2006-08-10 22:28:53 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

前略、連日連夜の酷暑皆様におかれましてはお変わりありませんか。六月の立ち上げ総会以降、二ヶ月が経過しようとしております。会の委員会も来る八月二十七日(日)で開催回数も三回目を数えるまでになりました。さて、九月(暫定)からは、会の自主巡回計画がスタートすることになりました。高尾山サポートレンジャ会員の多数の参加を期待しております。開催日については、原則としてウイクデーに2回および、土・休日に2回、さらに、都レンジャーのイベント計画もあります。自主巡回計画のフイルドは、高尾山内・北高尾・南高尾・奥高尾等になります。今後の、自主巡回計画の立案については、会員の一人一人から積極的なご提案をお待ちいたしております。(06/08/10:吹上)
*PCウエーブ試行

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スキルアップ研修「登山道補修」

2006-08-05 15:34:16 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

8月5日にスキルアップ研修「登山道補修」が一丁平付近で行われました。当日は好天に恵まれ、日中は気温も高くなり夏らしい一日となりました。
そんな中サポートレンジャー16名もの参加者と、熟練された作業により、予想以上の速さで作業が進みました。
当初予定していた補修場所はもちろんのこと、次回補修予定の場所まで補修作業が終了しました。
早速、補修した登山道を歩いた方からも「非常に歩きやすくなった」とのお言葉を頂き、達成感に満ち溢れました。
サポートレンジャーの皆様、たくさんの御参加ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。次回も何卒よろしくお願いいたします。。(都レT)

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