参加者:4名+都レンジャー1名
コース:病院道~6号路~山頂、もみじ台下シモバシラ観察地
11月もあとわずか。紅葉のピークを過ぎ、高尾山には一歩一歩冬が近づいています。高尾山の冬の風物詩といえばなんでしょうか?日光の男体山や南アルプスの塩見岳までが望める眺望もありますが、植物は何と言ってもシモバシラです。枯れた茎から生じる氷の華は何ともいえない自然の面白さを感じさせてくれます。高尾山は、シモバシラを手ごろに見られる山として名をはせており、多くの人がシモバシラ見たさに高尾山にやってきます。
そんなシモバシラ人気も少し困った事件を引き起こしてしまいます。山でその日初めてシモバシラを見つけた時、間近で見たい、写真を撮りたい、という欲望に勝てる人はそう多くはありません。沢山の人が繰り返し繰り返し立ち入ることで、高尾山頂から一番近くでシモバシラが見られる場所を中心に、斜面や林床の植生荒廃が起きてしまっているのです。
この問題への対処として、今年からシモバシラ観察地を整備することにしました。高尾山頂からもみじ台方面に階段を下りきると、すぐ右側にその場所はあります。今日はこの場所に杭を打ちロープで囲い、中に観察路を設けてシモバシラ観察地として整備する作業を行いました。今後は展示パネルを設置します。何気ない立ち入りの結果、まだ氷の花をつけていないシモバシラを踏みつけたり、春に咲く花々を踏み崩してしまったりしている、と言うことをPRし、思いやりのある自然観察を訴えようと思っています。
参加者:5名
コース:清滝駅~稲荷山コース~5号路~一丁平~管理センター~ふじ道~1号路~金比羅台~旧道~高尾山口~清滝駅
11月は高尾の紅葉のシーズン。この日も登山者は多かった。朝から曇り、今日の予定コースは、下山が4号路から1号路を経て清滝駅としていたが、午後になって雨が降り出し滑りやすい4号路を避けて上記のコースに変更した。
まず、清滝分室へ寄ってゴミ袋と火ばさみを持って登山道の清掃およびトイレを中心とした施設の点検を行うこととした。
今年の高尾山の紅葉は遅れ気味で、今日くらいが見頃になっていた。秋雨でしっとりと落ち着いた感じの紅葉はとても美しい。しかし、入山者が多く、相変わらずゴミが多い。また、女性トイレの汚れが目立つ。入山者が多いうえに気温も低くなってきてトイレの使用が増え、この時期は絶対数が不足、トイレの処理能力も追いつかない状態と思われる。
この時期は登山者が多いせいか、コースの間違いも目立つ。向こうから聞いてくる場合はよいが、そうでない場合は事故の危険性も増すので、不安げな人達を見つけてこちらから積極的に声をかけてゆくことも大切かと思う。
我々サポートレンジャーも徐々に認知されてきたように思うので、更に意識して利用者の皆さんに貢献できるよう努力していかなければと思う巡回でした。(SR・SAK)
参加者:12名
コース:※人数が多いため3コースに分かれて巡回
・清滝駅前~6号路~高尾山頂~もみじ台~一丁平~高尾山頂~稲荷山コース~清滝駅前
・清滝駅前~1号路~高尾山頂~もみじ台~一丁平~高尾山頂~6号路~清滝駅前
・清滝駅前~稲荷山コース~もみじ台~一丁平~高尾山頂~3号路~1号路~清滝駅前
今日の自主巡回には総勢12名が参加。初の試みとして3班に分かれての巡回を行いました。
3コース合わせると、午前午後ともに高尾山内のかなりの部分をカバーでき、効率の良い巡回ができたのではないかと思います。
一丁平での昼食では1つのテーブルを12名で囲み、やや狭い?(笑)ながらも、高尾山口駅前で無料配布していた"SOYJOY"という栄養食品(某有名人がCMしていますよね)について、この味はおいしい! こっちはちょっと・・・といった話題が出るなど、わいわいとにぎやかな食事となりました。ちなみに自分が食べたカカオオレンジ味はvery good!でした。オススメです(笑)。
今日は巡回と同時にごみ拾いも行いましたが、混雑時期のためごみの量は予想以上に多く、特に皆お昼を終えて帰路に着く午後に多くなるようです。今後の巡回にも取り入れてみてはいかがでしょうか。 皆さまお疲れ様でした。 (SR/K.M.)
参加者:12名
コース:※人数が多いため3コースに分かれて巡回
・清滝駅前~6号路~高尾山頂~もみじ台~一丁平~高尾山頂~稲荷山コース~清滝駅前
・清滝駅前~1号路~高尾山頂~もみじ台~一丁平~高尾山頂~6号路~清滝駅前
・清滝駅前~稲荷山コース~もみじ台~一丁平~高尾山頂~3号路~1号路~清滝駅前
待ちに待った紅葉シーズンの休日。前日の天気予報「曇りのち雨」も、今日は雨の気配は感じられない清滝駅前をスタート。昨年(11/23)の入山実績では利用ルート中トップの人出であった1号路も、前日の予報のせいか入山者グループの姿も途切れがち。コース前半の”金毘羅台、仏舎利塔、薬王院”の紅葉は見頃にはまだ早すぎの感もあり、”適正利用PR”よりは”クリーン活動”の出番が多かった。とはいえ高尾山頂ではさすが”休日の賑わい”で、通りぬけるのに苦労する混雑でした。
後半の”もみじ台”では紅葉も見頃、多数のグループが楽しんでいました。一丁平の階段手前では、ロープを越えて紅葉を見ながら食事を・・をたくらむ2名を発見、“適正利用指導”を実践、貴重な体験ができました。
帰路の”一丁平”~”6号路”では 大きな混雑や不適切利用もなく、人出の少なさもあったが入山者のマナーも向上しつつあるのかな(?)との印象の巡回でした。 (SR/K.F.)
この冬、林野庁による間伐作業に伴い以下の歩道が通行止めとなります。稲荷山コース(5号路より上も含む)、6号路・稲荷山コース連絡路、山頂~5号路(もみじ台側)、5号路(6号路分岐~稲荷山分岐~鳥のみち分岐)、鳥のみち(5号路~もみじ台~学習の歩道分岐)、およびもみじ台南側まき道(富士見台園地側)。また、高尾林道と大平林道の一部も通行止めとなります。通行止めの期間は12月1日から2月28日までの予定ですが、作業が終わり次第解除する予定になっています。登山者の安全確保のために必要な処置ですので、ご理解ください。巡回中に機会があれば、登山客の方にも広報をお願いいたします。(都レK)
参加者:7名
コース:清滝~6号路~VC(午前)VC~3号路~4号路(午後)
生憎の雨の中、まずは高尾病院の脇を通って琵琶滝路に出るコースを歩いた。この道は割合最近に復活されたので、サポートレンジャーの中でも初めて通るという人もいたようだ。
琵琶滝道との交点付近で、ヤマガラが見られた。最近は餌付けが目立ってきている。このヤマガラも利用者の餌付け個体らしい。近くにヤマガラを呼んでいるらしき男性の姿があったが、手に餌を持っているのか確認できなかったため指導は行わなかった。
6号路を歩いていると、しばしばサワガニが登山道上を歩いているのが見られた。沢から上がって道を歩いているのは「体の乾かない雨の日に新たな住処へと移動している」のか「雨で沢が増水するので流されないために上がってくる」のか、2つの推察を皆で軽く議論した。
沢登りの手前から稲荷山コースに上がり、山頂直登の階段組と巻き道組に分かれて山頂へ。巻き道の方が距離は長いが結局は階段を登るのと時間がさして変わりないことが判明。
昼休みをはさんで午後は山頂~3号路~4号路~山頂の1周コースを巡視した。3号路の階段を下りてすぐの辺りで10人弱の団体に遭ったが、それ以外はほとんど人に会うことがなかった。
何事もない平穏な1日だった。
(都レケロ)
参加者:2名
コース:清滝~1号路~4号路~5号路~もみじ台~一丁平~高尾山頂~稲荷山コース~清滝
この秋一番の冷え込みになった11月8日は雲ひとつない好天に恵まれました。
さぞかし大勢の登山客が押し寄せるであろうと想像しながら、9時30分清滝駅に集合しましたが、いつもの平日と変わりなく、3,4,5日の三連休の賑わいがうそのような静けさでした。
清滝分室でゴミ袋を用意して、1号路へと向かいました。
1号路入り口を少し登った所でマウンテンバイクで陣場山まで行くという青年に出会いました。1号路は車が通る道ですから問題ないとしても、登山道では事故に注意して、人の多い所では押して歩くようお願いしました。
三連休後の巡回でしたので少しゴミが多いかな、と思いながら歩いていると、4号路が5号路に交わる20m手前の斜面下に大量のゴミが投棄されていました。
高尾山では「ゴミは持ち帰りましょう」の看板を良く見かけますよね、ここ高尾山では約20年ほど前からゴミ箱を山内からすべて撤去し、全国の観光地にさきがけて「ゴミ持ち帰り運動」を始めたそうです。
そして、「高尾山は、いつ来ても、どこを歩いてもきれいで気持ちがいいな!」と、そんな願いを込めた、お掃除小僧さんが平成5年5月清滝と高尾山頂に建立されたそうです。(高尾登山電鉄発行高尾山ガイドブックより)
高尾の自然を愛する皆さん,お掃除小僧さんをお忘れなく。
ちょうど12時、富士見台に到着。多くの登山客が雪をかぶった富士山を眺めながら弁当を食べていました
紅葉にはまだまだでしたが、休日には味わえない、静かな高尾山をゆっくり楽しめる登山日和の一日でした。(SR:T.F)
参加者:2名
コース:清滝~6号路~VC~紅葉台~一丁平~紅葉台~紅葉台北巻き道~VC~4号路~1号路
11月の三連休、中日の4日はうす曇で前日に比べ人出は少なかったようだが、お昼時の山頂は家族連れでごった返しトイレに行列ができていた。 奥高尾まで行くと人出はやや少なくなるがそれでも今日は途切れることなくハイカーが行き来していた。一丁平からVCに戻る途中、学習のこみちの分岐手前を歩いていたら青年の森あたりでお昼を食べている人たちがまるでロープの柵の中にいるように見えた。実際に回り込んで確認したら錯覚であることが判明。特に下草が刈られて明るくなり木々の葉もだいぶ落ちて見通しがよくなったためであると思った。歩くたびに様子が違い毎回何か発見がある。高尾山頂に戻ると迷子が出たがまもなく見つかり安心して下山開始。4号路の鳥の解説板の前のがけの途中にゴミが散乱していた。なぜ拾いにくい斜面に投げ捨てていくのか残念でならない。この4号路は道幅が狭いところもあるのでところどころ渋滞ができていた。(SR/TS)
参加者:10名 +都レンジャー2名
イベント:高尾利用動態調査
11月3日午前11時。人、ひと、ヒト、そして人!高尾山頂は見渡す限り、人の海になっていました。「高尾山の標高が低くなってしまうのでは?」と心配になるくらいの人が、秋の行楽シーズンの高尾山に押し寄せてくるのです。そんな状況の中、1日に引き続いて山頂の利用者数のカウント調査を行いました。特に1号路は渋谷や新宿のスクランブル交差点並み!カウンター(数取器)のカチカチという音が絶え間なく聞こえ、腱鞘炎にならないかと心配でした。調査の結果は・・なんと1万5千人!あいかわらずの人気スポットぶりを見せつけられました。
さて、今日参加した方たちは、「僕は何人目?」、「ケーブルの駅はどこのコースが近い?」なんて質問を色々受けたのではないでしょうか?普段の巡回ではあまり利用者の方と喋る機会がないかもしれませんが、このように定点調査をしていると沢山の方から声を掛けられます。そう、山頂に登ってくる方たちとのふれあいも、この調査の魅力の一つなのです。でも中には、「4号路は僕でも降りれる?」なんてよくわからない質問をされたり、長話を延々とする人なんかもいますけれど・・。
これにこりず、今後も調査のお手伝いをお願いいたします。(都レK)
参加者:4名 +都レンジャー2名
イベント:高尾利用動態調査(人数カウント)
今日は高尾山頂に来た人の人数を数える利用動態調査をおこないました。秋の行楽シーズンを向かえ、平日にもかかわらず、2500人もの人が山頂を訪れ、深まりゆく秋の自然を楽しんでいました。カウント調査にご協力いただいた皆様、お疲れ様でした。
さて、山頂で一休みしようと場所探しをする人たちの目に飛び込んでくるのが、山頂にはあまり似つかわしくないパワーシャベルなどの重機。この秋は山頂大見晴園地をより使いやすくする為の整備を行う時期なのです。丹沢や富士山を望む西側展望台の拡張や、ベンチの改善工事が行われることになっています。この冬は、新しく広くなった展望台から、ダイヤモンド富士を眺めてみてはいかがでしょうか。(都レK)