高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

2009/11/28 スキルアップ研修 「山の中での救急法」

2009-11-28 20:00:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

実施日時:2008年11月28日 10時~16時
実施場所:立川市 多摩環境事務所2F会議室
講  師:東京都安全赤十字奉仕団 指導員 島田幸治氏、堀江敏雄氏
参 加 者:東京都レンジャー1名 高尾SR会14名 国立公園奥多摩SR会8名 
講習内容:(午前10時~12時)講義
1)皆さんに伺います。
* ①赤十字について、②救急法とは?、③活動での安全を守るには 等について「私」および「他の人」が知っていること書いてみる。次いで講師より解説があった。
※ 赤十字の基本的な活動は、戦争の際の救護であったが、日本が世界に先駆けて行った戦争以外の救助活動は「会津磐梯山爆発」に伴う救助活動であった。
※ 「高尾山は600m弱の低山ではあるが、“山は山”。怪我をした場合救急車は現場までこられない。」ということを念頭に置いて活動にあたる。
※ 活動には楽しい要素が6つある。それぞれの要素がバランス良く保たれている場合は問題ないが、バランスが崩れると危険が潜在している。
2)生命維持のメカニズム
  生命維持のメカニズムを図示してみる。
①救助者の心得
* 薬は他人に対しては使用しない。(赤十字の場合)
* 安全の原則はア)安産は全てに優先する。イ)自分の身は自分で守る。
3)三角巾の使い方
* ア)たたみ方。イ)結び方。ウ)体の各部位への利用法。
* 活動の中にある危険を考える。ア)かぶれ。イ)熱中症。ウ)虫さされ。エ)動物にかまれた場合。
4)活動の中にある危険を考える。
図を見て、危険と思われる行為をチェックする。

講習内容:(午後1時~4時)実習
1)高尾山での事例紹介(スズメバチ)
2)三角巾を使っての包帯の巻き方実習
耳、脚、手のひら、腕を吊る、膝、足首(捻挫の場合)
※ 常に患者に対する心配りをする。
3)搬送法
捻挫の補助歩行、一人での搬送、二人での搬送、三人での搬送、五人での搬送、10人での搬送および毛布を利用しての搬送。
4)搬送のまとめ
* リーダーをつくる。
* リーダーの立ち位置。
* 毛布で担架を作るときの注意。

質疑応答:薬物利用についての質問。
基本的に、赤十字では薬物による治療はしない。薬物を持っていた場合は、傷病者本人の意志を確かめた上で与え、利用については傷病者本人が行う。

感  想:
 年々現場での事例を多くした内容となってきて大変参考になった。講師も慣れてきて事前によく調べてきてくれている。
 救急法は一度受けたからといって済ませるのではなく、その対応法については年々変化してきているし、繰り返し受講・練習することが重要である。少なくとも年1回は受講すべきではないかと思われる。会員の積極的な参加を希望する。
(SR/SAK)

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2009/11/25 自主巡回 高尾山内

2009-11-25 20:00:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:3名
コース:清滝駅~6号路~5号路~一丁平~山頂~1号路~清滝駅

 不安定な天候であったが、午後からは晴れるとの予報で、来訪者はまずまずであった。
 6号路の上りでは下山者には会わなかった。利用者の少なさのため、下山者への一方通行の連絡には適切な理由がなく、足場が危険だからと付け加えながら案内しようなどと説得材料を探しながら登る。
 山頂には結構な登山者が見られ、賑わいがあった。下山ルートは1号路が多いようだが、稲荷山ルートもチラホラ、6号路の方も数組あったが、案内をするとルート変更に協力してくださった。
 結構多かったのが、4号路を降りようとする方々。つり橋を見たいと選ぶ方が多いが、その先の工事中の迂回路については張り紙などを確認していないことが多く、説明すると断念することが多い。説明で断念するということは、迂回路の階段を敬遠するということ。そういった内容をきちんと周知できていないというのは、4号路利用者に適切な情報を伝えられていないということになってしまう。実際に行ってしまい、急な階段に戸惑う方も多いだろうと推測される。管轄が違うとはいえ、ルート案内の看板とそのルートに関する情報を一緒に提供することが必要なのではないかと思われた。特にビジターセンターの前に表示してある、迂回路の急な階段の写真入り説明を4号路の入口脇のルート案内付近に掲示することは有効であると思われる。ブーツやスカート、手提げブランドバックなどあまりにも不向きな格好で4号路を下ろうとしている方が多いため、6号路の入り口での案内よりも4号路での説明を優先し、16時まで活動した。
 日暮れが近くなったため、下山はあまり慣れていない自分たちの安全確保のため1号路を利用した。(TSR/MM)

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2009/11/21-23 秋期シーズン一日案内所

2009-11-23 20:00:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:21日R2名,SR3名・22日R3名SR2名・23日R3名SR4名
観光協会ボラ・観光関係者
青葉荘跡広場(市管理地)

今年も21~23日の三日間、八王子観光協会と共同で一日案内所を開設し今シーズンの最大の繁忙期を迎えました。 昨年同様の混雑を覚悟していたが、今年の人手は昨年の数程集中せずに落ち着いた3連休となり、21日は連休初日にも関わらず客足が鈍りビジターブース席での対応数カウントも約600件と昨年の1/3程度の数に留まりました。22日は朝からの雨と寒さも加わり、予定時刻を早めに切り上げる程の数に落ち着きました。しかし最終日の23日は小春日和の一日となり、連休中最も混雑し対応数カウントは約800件となりさすがに最終日にふさわしい賑わいが続いていました。 初めて訪れる観光客も多く見受けられメディアの宣伝効果や高尾の人気の強さを感じました。
観光協会の発表で23日には3万1千人の人手があったそうです。
昨年同日の半分程度の数に確かに高尾山口駅前も清滝駅前も昨年程のごった返した混雑ではなかったように感じました。
(TSR/S.K)

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2009/11/22 自主巡回 高尾山内

2009-11-22 20:00:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:3名
コース:清滝駅~1号路~富士道~高尾山頂~5号路~もみじ台~山頂下奥高尾方面入口・6号路入口の2ポイントで利用者案内~3号路~琵琶滝道~清滝駅

この三連休中、高尾SR会の活動は山頂を中心とした11月バージョンの自主巡回と八王子観光協会と共同で設置した駅前ブース・高尾ビジターセンター一日案内所での利用者案内に分かれての活動を初めて実施しました。
この日はどんより曇って時々小雨が降る、寒い日でしたが、三連休の真ん中で、紅葉シーズン真っ盛りとあって清滝駅前はツアー客も含めかなりの賑わいでした。
自主巡回に参加した3名は雨に濡れて一段と見事な紅葉が見られる清滝駅前を出発、1号路を山頂へと向かいましたが、薬王院境内の紅葉も高尾山頂の紅葉も見ごろを迎えていました。
午後2時過ぎから、山頂階段下奥高尾方面入口と6号路入口の2ポイントに分かれて利用者案内を行いました。
定点で利用者案内を行っていると多くの利用者から声をかけられましたが、とても寒い日でしたのでじっとしていると寒くなり、震えながらの利用者案内となりました。
活動に参加された皆さん寒い中お疲れ様でした。(TSR/TF)

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2009/11/21 自主巡回  高尾山内

2009-11-21 20:00:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:5名
コース:清滝駅~(稲荷山コース・6号路・1号路)~山頂~富士道~1号路~清滝駅

 11月3連休の初日で、天候は晴天で絶好の行楽日和に加え、数日前からテレビで高尾山の紅葉が放送されたことからかなりの人数であった。山内の人数から、3ルートに別れ山頂で合流した。稲荷山コースでは平日と変わらない状況。6号路では11月は登りの一方通行としているはずのところ、途中で下山する5組(人)に遭遇したため下山禁止期間中と話をしたところ、「表示が不明確」「表示が目に入らなかった」「知らなかった」等のことを言って足早に下山した。1号路は、利用者が集中しかなりの混雑で前の人を追い抜くことがかなり大変な状況の中、紅葉の場所を聞かれた。
 当初は、山内中心の巡回であったが、多数の人が山内に入ったことで、12:30前から15:30(16:00)まで、山頂の「3・5・6号路交差」、「もみじ台」、「1・4・5号路交差」の3箇所に立ち、コース案内に特化した活動となった。また、15:00からは足元の明るいうちの下山を呼びかけた。
参加者の皆さん、下山時に一日案内所へ「イエローマップ(1000枚)」の搬送、お疲れ様でした。(TSR:TK)

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2009/11/8 特別活動 6号路一方通行 利用者指導

2009-11-08 20:00:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者: R1名,SR1名
地 点: 5・6号路交点園地

紅葉も山頂から徐々に広がり人出が増え始めたこの週末、6号路一方通行に向けた利用者指導と情報提供の特別活動の3回目を行いました。4日まで6号路下り口に掲示していた横断表示(11/1付報告写真参照)を新たに5号路接点の入り口にも掲示し、利用者へ向けてのPRをより強化しました(写真参照)。その効果も有ってか表示を気づかず降りようとする利用者が格段と減り、入り口付近で案内板を頼りに利用者各自ルート選択をする光景が多く見られた。進入注意は掲示前の十分の一程に激減し、逆に多かったのが他の観光案内を尋ねられたりお勧め下山ルートの相談等がありました。
今回、6号路を通過する時間によって利用者の最終目的地や楽しみ方の違いが顕著に現れた一日でした。午前中に通過される方は相模湖・奥高尾方面に、午後に通過の方は山内周遊のみと分かり、利用者の動向もハッキリ感じられる程余裕の数でした。 8日は好天だったにも関わらず意外に空いていて歩きやすい山内だったように感じます。
また、登山道逸脱利用者に対する注意も12件有り、適正利用のお願いを図った。
特別活動としての利用者指導は29日のみとなつたが、多くの委員・会員の出席を願いたい。(TSR/S.K)

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2009/11/3 第6回交流会

2009-11-03 20:00:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者;高尾SR15名、奥多摩SR9名、計24名
コース;清滝駅前→1号路→高尾山頂→もみじ台→一丁平(昼食)→小仏城山→小仏峠→景信山→小仏バス停→JR高尾駅

 平成21年度第2回交流会(第6回交流会)は各サポートレンジャー会エリヤ内の「“関東ふれあいの路“を歩く」という目的を新たに設け、その第1回目として実施した。当初計画したコースは、南高尾山稜が補修工事による通行止めとなったことから上記のように変更をしての実施となった。
 前日は荒天で丹沢山塊には積雪が見られたが、幸い当日は快晴に恵まれ道中のあちこちから筑波山、東京湾、房総半島、江ノ島、相模湾、奥多摩の山々が見られた。今回は高尾レンジャーは仕事の都合で同行できなかったが、一丁平にて甲把都Rに話しをして貰った。さすがにこの時期では花や動物は少なかったけれど、それだけに会話が進んだ。
 会終了後はJR高尾駅前で親睦会を実施、ここでは都R1名、高尾SR会員2名が加わってくれた。話が弾み、散会の時間になってもなかなか席を立たない状況となった。
 同じサポートレンジャーとして親睦を深めると共に情報交換など、交流会の重要度が更に感じられた。
以 上(bySAK)

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2009/11/1 特別活動 6号路一方通行 利用者指導

2009-11-01 20:00:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者: 2名
地 点: 5・6号路交点園地・とび石下木橋

混雑ピークの緊急対応として、6号路一方通行に向けた利用者指導と情報提供の特別活動を11月の紅葉シーズン突入の初日に行った。参加者が2名得られたので5・6号路交点園地と6号路とび石下木橋の2箇所にて6号路を下ろうとする利用者に向け、紅葉期間中の一方通行の旨を案内した。事前PRと予告表示掲載のおかげで比較的一方通行化に対する周知が利用者に浸透していたようだが、一部の利用者にはまったく初耳と言った方もあり状況理解していただくのに説明を要した事もあった。初日に案内した利用者数は2箇所合計で200人程の数。
利用者からは概ね趣旨を理解していただき、案内時間中での逆行は一人も出ずに済みました。また、利用者からは沢山の規制に対するご意見をいただきました。今後そのような意見を加味しながら規制の周知が広げられるように出来たらと思います。

◎寄せられたご意見
・時間性で区切っては。
・予告表示が小さい。
・目立つように表示して。
・規制表示に方向を示した矢印を入れては。
・とび石手前で止めるなら稲荷分岐から止めては。
・もっといろんなメディアでPRして下さい。
・しばらくの間6号路を通行禁止にしては。
・観光客が押し寄せ過ぎだから月変わりでコースを規制しては。
(TSR/S.K)

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