小雨が降る中、計画していた「指導標・案内板の点検&清掃、ベンチ周辺の草刈り、カタクリ群生地での開花状況確認」を予定通りできました。ハーフマラソンに迫る歩行距離でした。お疲れさまでした。
日影沢入口の広場に集合、植物調査8名と哺乳類調査2名に分かれて活動開始。
植物調査は午前中作業終了、哺乳類調査は15時頃作業終了。
植物調査では、花の種類は少ないもののユリワサビやニリンソウなど早咲きの花が見られた。
エンレイソウは例年みられる場所でも確認できなかった。
わかる範囲で植物名をファイルに付けました。
哺乳類調査では、雨の止むのを待って蛇滝経由(4号路補修のため)で移動しました。
この期間は動画撮影なので思わぬ動画が期待できます。
日影林道入口の集合した朝時点で多くの車が駐車し、たくさんの登山者が春を楽しみに行き来する中、勇壮なヘルメットをかぶった総勢21名(レンジャー2名とサポートレンジャー19名)は、サポレン共同で植生保護活動を行いました。日影林道沿いに設置してある植生保護ロープ柵のメンテナンス作業と、植物観察マナーの普及啓発を兼ねた踏み込み防止対策を行いました。
老朽化したロープを新しく緑のロープに交換し、たるんだ箇所はピンと張り直し。曲がった杭も交換しました。植物観察のために、踏み込みがおこり、周囲の植生が荒れてしまっている問題個所には、簡易のロープ柵に加え、利用マナーを伝える看板も。ついでに枝に引っかかった支障木処理も行いました。
きっと、レンジャーも、サポレンも、利用者もお花を見たい!写真を撮りたい!守りたい!という大切に思う気持ちは同じはず。だけど、大人数が道を外れてしまうと、あっという間に周囲の植生が荒れてしまうという悲しい現実も。
斜面に足をかけて観察している方に、どうしたら周りが荒れていることに気づいてもらえるか。ちょっと我慢してもらえるか。毎年悩んでいる課題です。今回設置したロープ柵や看板だけでなく、引き続き現場での観察マナーの声掛けをしながら、これからも皆さんで取り組んで行ければと思います。
これから、本格的な春シーズン、開花植物の移り変わりによって、登山道外への踏み込み箇所など課題がある場所も、次から次へと変化していきます。今後ともご協力をお願いします。