通常、ひどい雨が降っている場合、作業は中止します。が! 今回ばかりはそうは言っていられません。いや、むしろ「雨が降ってくラッキー!」な作業日でした。もちろん誰だって濡れるのはイヤですし、作業時に注意しなければいけない事も増えてしまいます。しかし、「雨が降らないと分からないこと」だってあるのです。
今回は、もみじ台から一丁平にかけての横断側溝(水切り工)の清掃を中心とした作業を行いました。登山道を維持・管理していく上で、階段内に降った雨水を外に逃す水切り工は、非常に重要なものです。しかしその役割はあまり知れ渡っておらず、中には「靴の泥落とし」かなにかと思っている方もいらっしゃるようで…
今回は水切り工に溜まってしまった泥を掃除するのと同時に、ちょっとだけ新しい試みを行ってみました。SRの方たちに簡単な掃除道具を考えていただいて、それを「ご協力お願いします」のメッセージとともに数か所かに設置してみました。今後、その道具の行く末?も含め、横断側溝(水切り工)がどうなっていくか、定期的にチェックしていきたいと思っています。
また、みなさんの中で、たまたま一丁平方面へ向かっていたら、たまたま水切り工に土がたまっていて、たまたまそこに道具があったりする偶然に巡り会われた方は、ぜひご協力をお願いします。(都レンジャー・福田)
参加者:4名
コース:高尾駅~陣馬高原下~陣馬山~明王峠~景信山~小仏城山~日影沢林道~高尾駅
今日は8月というのに30度を下まわるとの予報ですが湿度が高くじめじめした一日でした。
8時34分のバスに乗り合わせた専門学校の女子生徒との話に朝から盛り上がったが4号路を歩くというので山頂下トイレの建て替え工事でいろはの森の交差までは通行止めになっていることを教え陣馬高原下に到着した、軽い準備運動して9時25分に出発。
陣馬山頂上付近にトラクターの跡がぬかるんで歩きにくい、陣馬山頂から高尾山方面に行く道も結構ぬかるんでいました、日曜日の雨が相当残っている感じです。
明王峠で早めの昼食で休んでいるとトレイルランニングのグループに会い登山道を壊さないよう注意とお願いする、案内板が見えなかったか影信に行きたい人がトイレでうろうろしていたので登山道を案内した。
明王峠から300m付近に道路の陥没、枯れ木の倒木注意の看板が必要と路悪に困惑する(写真1,2,3,4)
堂所山の登山道が道なき道を歩くという事で整備が必要と思われます。(管理番号13B320写真5)
管理番号13B350のまき道で倒木あったが処理をしました。(写真6)
13B360の案内板木が腐ってガタガタでなお且つ倒れ掛かっていた。(写真7)
13B510手前に倒木あり。(写真8)
13B550手前に3本の倒木直前の木がある。(写真9)
小仏峠で足が痛い女性が居たので計画を変更して小仏バス停に行くよう指導した。
111-210手前に倒木あり(写真10)
日影沢林道でメンバー一人が体が少しだるいというので熱中症の疑いもあるのでこちらも計画変更して日影沢林道から日影バス停に向かう。
日影沢林道で倒木が横と縦に同じところにあった。(写真11,12)
また、少し行くと道路上にツルが垂れ下がっており背の高い人は頭に当たる(写真13)
もう少し行くと落石があった、ここは右側に水が滝のように流れている少し前です。(写真14,15)
久しぶりに日影沢林道を歩きましたがヒグラシの大合唱で夏を満喫できた登山でした。(TSR M.I)
13日の植生調査研修(講師:新井二郎氏)は、
定員10名ですが、現在エントリー済みの方は8名です。
あと2名の方が参加できますので、ご都合のつく方は
奮ってウェブリーグにてエントリー下さい。
締め切りは、10日深夜です。
(都レンジャー/甲把)
8月21日の共同活動ですが、暑い時期にも関わらず、暑い場所で、暑い作業を行いたいと思います。
このところ台風などで強い雨に見舞われることの多い高尾山ですが、今年の夏もゲリラ豪雨とまでは言えないまでも、突発的に強い雨が降る事態が予想されます。
強い雨によって登山道の路面が削られると、歩きにくい場所を避けた利用者が、登山道外を歩く原因になってしまいます。それを防ぐために、登山道には水切り工(横断側溝)というものがあり、水を登山道外へ排出しているのですが… どうも何のためのものか知られておらず、そこで靴底についた泥を落とす方がたくさんいらっしゃいます。
今回の共同活動では山頂から一丁平までの区間にある水切り工の掃除と、古くなり読めなくなってしまっている「植生回復中」のパウチ交換などを行いたいと思います。また、可能であれば他のエリアなどでやっているような「気づいた利用者が、自発的に水切り工の泥を掃除できる道具を現場に設置する」方法も試してみたいと思っています。
みなさま、ふるってご参加ください。(都レンジャー・福田)
8月14日追記:当日はケーブルカーで山頂へ向かい、ビジターセンターで資機材を用意した後、現地へ向かう予定です。
7月31日に予定されておりました、かながわパークレンジャーとボランティアと共同で行う陣場山頂での階段補修ですが、現地の状況を見て中止の判断をさせていただきました。わざわざお越しくださった皆さん、申し訳ありませんでした。
雨の降り自体はさほど強くなかったのですが、かけや(大きな木槌)を使った作業があること、現場が赤土ですべりやすい場所であること(それが今回の補修の原因でもあります)、作業を途中でやめた際に資機材を置いておける場所がないことから判断し、中止といたしました。
なお、今回のリベンジは8月中に行いたいとの事です。予定が決定し次第、また書かせていただきます。(都レンジャー・福田)