高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

2月11日 共同活動のお知らせ

2011-01-30 15:14:09 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

 会報で既にご存知だと思いますが、2月11日の共同活動についてお知らせします。
今回の活動場所である日影沢では、沢の対岸のニリンソウ群生地が観察・撮影の際の踏み荒らしにより、縮小・分断化しています。また、それ以外にも、指定植物であるアズマイチゲやトウゴクサバノオ、夏のキツネノカミソリ等への影響が懸念されます。

 そこで、土地所有者や林道管理者等の理解を得て、対岸に渡っていると思われる場所をロープ柵で規制する事になりました。今回の作業では、延長約160m(鉄杭60本)のロープ柵と利用者に理解を求める看板4基の設置を予定しております。

 また、ロープ柵設置後の利用者の方々の協力と巡視時のマナー普及により植生が復元されていく事を信じ、モニタリング(継続的な環境調査)を考えていますが、その項目や手法について現地で相談できればと思います。

 皆さんの参加をお待ちしております。
PS シモバシラ観察のマナー普及へのご協力ありがとうございました。現在は道管が壊れてしまったようで、氷の花はほとんど見られません。今シーズンの踏み荒らし状況を野村レンジャーがチェックし、来シーズンの更なる効果的な対策に向けて検討中です。
(都レンジャー/甲把)


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2011/1/29 自主巡回 南高尾

2011-01-29 20:00:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

コース:高尾山口--(バス)--大垂水峠~大洞山~中沢峠~西山峠~三沢峠~峰ノ薬師~三井--(バス)--橋本
参加者:7名 + 1名(受講者)
天 気 : 晴れ

 大洞山の頂上付近にはシソ科のシモバシラが沢山あったと記憶していたが、植物の名前は聞く端から忘れるので、自信がなかった。
同行のSさんに確認すると間違いないようで、12月には立派な霜柱が観察出来るとの事だった。
しかし、今日は1月の末、小さな、痕跡のような結晶が散見される程度。尾根道から下に向かって踏み込んだ跡が2本ほどあり、霜柱が盛んに咲いて?いた頃を偲ばせたが、困ったもんだ。

 1年前に見たコンピラ山の工作物は相変わらずそのままだ。
工作物付近から神奈川県側に薄っすらと、ジグザグの小径が斜面を下っている。 どこまで続くのか、何のためなのか?
今日の予定コース上には誰が置いたか分らない腰掛やテーブルが目に付く。道標も然りだ。 
管理者が設置したもので十分、と思えるのだが。
当然、あれば使う一般のハイカーもいるけれど。

 三沢峠から峰ノ薬師へ向かう。 ここからは神奈川県、お役目ごめんのエリアに入る。  が、行政区画は人間が便宜上定めたもの。
自然に繋がる山道に、あっちとこっちを分ける線なんか無い。
南高尾から続くこのコースの案内をする場合だって大ありだ。
例えば、三沢峠から下りるコースでも幾つかある。 梅ノ木平へ、草戸経由四辻へ、城山湖経由小松橋へ、峰ノ薬師から三井へ、と。
どのコースであれ、終点までのイメージがあれば、より的確な案内が出来る。

 三井大橋には歩道が付いてないから、車の往来のたびに怖い思いをする。 今、大橋の脇に歩行者専用の吊橋を架ける工事が進行しているが、完成は一年余りも先との事。
完成したら渡ってみたいネ と話しながら橋本行のバス停に向かった。
(TSR/t.abe)

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2011/1/15 自主巡回 裏高尾

2011-01-15 20:00:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:9名+研修者2名
コース:日影沢~水道みち~もみじ台~一丁平~小仏城山~日影沢

 ずっといいお天気が続いていたのですが、この日は曇りがちで気温もあまりあがらず、しばらく立ち止っているとすぐに身体が冷えてきます。そのおかげで、あちこちにシモバシラが見られました。

 観察地としてロープ柵で囲った場所は、予想が見事に的中していましたが、残念なのはその柵や立札のすぐ脇からの踏み込み跡も多くみられたことです。踏み込んで撮影している人には、撮影が済んだらすぐに出ていただくよう声をかけ、ほとんどの方は気持ちよく応じてくださいましたが、中には無視する人もいて、こういうことについての難しさを感じました。
 でも踏み散らされたシモバシラを見ると、少しづつでも根気よく声かけをしていこうと思わずにはいられません。
 寒い中、ご参加いただいた方々、お疲れさまでした。(TSR/HS)

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共同活動2011/01/12

2011-01-12 16:10:26 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者5名(都レンジャー2名)

 今日は、今シーズン3度目のこも敷きがメインです。
60枚を手分けして運び、ぬかるみそうな箇所(現在は凍結している)に敷きました。
この活動により、歩かれる方が登山道外に出ないですむ事を願います。

 次は、一丁平トイレ北側の登山道複線化対策です。
簡易看板による誘導だけでは、見落とす方が多いようなので、倒木で脇道をさえぎる作業を行いました。巡視の際に、メンテナンスをお願いします。

 こもについては、まだ寒く地面が凍結しているので、ぬかるむ箇所を全て把握できませんでした。そこで、止むを得ずもみじ台シモバシラ観察地跡の入り口に40枚、一丁平トイレ西面に10枚ほどストックしてあります。

 レンジャーでも、巡視の際に少しずつ敷いていく予定ですが、自主巡回時にぬかるみが気になった場所があれば、敷いていただけると非常に助かります。まだこもを敷いていなくて、今後ぬかるむ事が予想される場所は、「もみじ台真中登山道の長い階段を降りきった辺り」と「一丁平トイレ近辺」です。

 上記以外にも、仮設ロープ柵の撤去ができました。
ご参加いただいた皆さん、お疲れ様でした。
(都レンジャー/甲把)

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2011年1月8日 共同巡回 高尾山内

2011-01-09 22:37:10 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:5名【内 都R1名、緑ボラ受講者2名】
コース:清滝駅-稲荷山コース-一丁平-高尾山頂-1号路-蛇滝コース-駒木野-高尾駅

 皆様、遅ればせながら明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしく御願い致します。

 さて、先日1月8日に共同で高尾山内の巡視を行いました。前日に比べ風も無く穏やかに晴れ、三連休初日ということで利用者が多く見られました。この時期少年野球チームの必勝祈願なども多いようでした。
 今回は緑ボラ受講中のお二方が参加されたため、各場所で生じている出来事をいくつか説明しながら歩かせて頂きました。

 予定のコースでは時間に余裕があったため、もみじ台北側から一丁平にかけてのシモバシラの様子を見に行きました。前日7日に気温がぐっと下がったせいか、たくさんのシモバシラの氷を見ることが出来ました。(本日9日はだいぶ溶けていました)。
 また、この氷の花目的で来ている利用者も多く見られました。大きく登山道を外れているような方は目にしませんでしたが、立派な氷の周辺は踏み跡が目立ちます。今シーズンはロープ柵を張ることを始めましたが、来シーズンはどうするか、頭を悩ませました。『~しないで下さい』ばかりではなく、訪れた方が自然を楽しめるようにすることも考えなくてはいけません。巡視中はこのような事でよく悩みます。

 一丁平で昼食後は高尾山頂に向かい、VCにシモバシラの状況を伝えてから1号路、蛇滝コースで下り、高尾駅まで歩きました。

 予定よりだいぶ延長した行程となりました。参加いたただいた皆様、お疲れ様でした。
 
 
 ※今の時期、私たち都レンジャーはシモバシラ観察のための踏み出しには特に着目して巡視を行っています。そして悩んでます。来シーズンに向けて、何かいいご意見がありましたら是非聞かせてください!よろしくお願いします。(都レンジャー/野村)

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2011/1/5 自主巡回 高尾山内

2011-01-05 20:00:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:5名+緑ボラ受講者(体験参加)1名
コース:清滝駅-6号路-薬王院-高尾山頂-3号路-2号路-琵琶滝みち-清滝駅

 正月3ガ日も終わり、平日の5日というのに清滝駅前は日曜日のような人出でした。当初6号路登山道補修、橋の手入れを予定していたのですが、無理だと判断してゴミ拾いを主体にして簡単な水切溝の堆積土石の除去にとどめることにしました。そして、登山者の安全祈願の為、薬王院にお参りすることにしました。途中3号路で都レンジャー中澤さんと出会いました。フクロウがいると云う情報があったがみつけられなかったとのことでした。
 山頂下のトイレの内部外部に食事後の容器・アキカン・ポリ容器が大量に捨てられていたので収集しました。12時に山頂に着き昼食。
 3号路から2号、1号のルートを予定していたのですが、1号路の混雑を避けて琵琶滝みちで下山することにしました。3号路半ばで、谷側平坦地に用便後の使用されたティッシュが大量に散乱していましたが、下山中なので収集せず次回に委ねることにしました。
 3号路はロープ柵等が朽ちているのを多数見かけましたが、あまり立ち入った跡は見受けられませんでした。3号、2号、琵琶滝みちいずれも階段のくずれと段差の大きさが歩行を困難にさせているので、土のう等を使って補修したいものです。麻袋をたくさん用意してもらいたいと思います。巡回時、こまめに少しずつ補修していれば、すぐに改善できるでしょう。
 今回は、オブザーバーとして緑ボラのサポートレンジャーコース受講者の方が同行しましたが、今回の参加者の人柄の良さ、ボランティア精神に感激していました。
 この自主巡回には私も考えることがあり、誰にも声をかけることなくこの日を待ったのですが、共同巡回に負けない有能な人々と実績を得ることができました。参加者に心からお礼申し上げます。(TSR/TI)

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