高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

共同活動 2013年8月27日

2013-08-28 19:16:20 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者10名(うち東京都レンジャー3名、支援職員1名)

 
一丁平やもみじ台周辺はぬかるみや階段を避けるための踏み外しによる登山道の荒廃が目立つ箇所です。
そのため、作業第一弾として、もみじ台周辺の横断溝(水切り)の改良作業と階段の半分をスロープ化する作業を6月26日に行いました。
そして、作業第二弾として、8月27日、横断溝改良作業で発生した角材を利用し、新規に横断溝を設置する作業と階段のスロープ化を延長させる作業を行いましたのでご報告します。
 
横断溝の斜面上側の角材を取り除くことで、土砂のつまりを緩和し、清掃活動を行いやすくなります。
その作業で発生した角材を別の箇所に新たに設置しました。
 
プロ顔負けの精密さで作業を行っていただきました。
 
この日は、2箇所の横断溝の改造作業、4箇所の横断溝の新設作業を行いました。
 
次に階段の半分スロープ化です。
木段の半分をノコギリで切断し、取り除きます。
取り除いた木材は90度方向を変えて階段部分の土留めとして再利用します。
 
10段分の作業を終え、これまでの分を合わせると約20段分をスロープ化することができました。
 
作業にご協力いただきありがとうございました。
 
今後は長い目で見ながら、この作業の効果を検証していきたいと考えています。
サポートレンジャーの皆さまもお気づきの点がありましたらご意見いただけるとありがたいです。
 
東京都レンジャー・三好
 
 
 
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【都レンジャーよりお知らせ】8月、9月の共同活動を追加しました

2013-08-25 13:36:49 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

皆様にお配りしている上半期のスケジュールにない活動を新たにウェブリーグに登録しましたのでご確認ください。

8月26日(もみじ台階段整備)、9月6日(アライグマ調査)、9月12日(景信山付近歩道整備)の3つです。

いずれも平日なので参加が難しい方もいらっしゃるかと思いますが、ご都合の合う方は是非ご参加下さい。

*集合場所や時間等の詳細はウェブリーグをご覧ください。

今回、活動を追加した理由は、昨年度の都レンジャーの報告書で挙げた課題に対する取り組みとして、登山道の整備及びシカやアライグマといった野生動物の調査など

の必要性が増したためです。特にぬかるみや複線化など登山道の荒廃に関しては、秋の繁忙期が来る前に対策を行い、効果を検証する必要があります。

これらの活動への皆様のご理解とご協力をよろしくお願い致します。

                                                                                               (都レンジャー/田邉)

 

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2013/08/07 自主巡回 高尾山内

2013-08-09 23:12:08 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者7名

コース:清滝~1号路(金毘羅台)~霞台~2号路(北)~4号路~5号路交点~高尾山頂(昼食・休憩)~5号路~(稲荷山分岐・6号路分岐)~富士道~3号路~2号路(南)~琵琶滝道~(琵琶滝)~6号路~清滝

 ◆真夏日の中、高尾山口駅から清滝までの歩行で既に汗が吹き出し前途を悲観してしまった。

「おはよう御座います」、「本日はよろしくお願いします」の挨拶もそこそこに各自ストレッチと水の確保を行いスタートしたが、夏休みで利用者も多く観られたものの1号路を上る人は多くは無かった。登り始めてすぐに、道路の工事車両が出入りし誘導員の指示に従いながら、  金毘羅台へ、麦蒔き銀杏は暑さの為か少し疲れているのかなと思えた。

霞台までの舗装道路にうんざりしながらも、2号路(北面)に入るが4号路交点までに、行き交う利用者は皆無であった。4号路は流石に人気コースのようで家族連れの利用者が多く、必然的に利用者への案内活動を行いながら、ミヤマ橋を越え登山道わきのキノコや草木の同定を行いながら、イロハの森コースとの分岐近くでは高尾山内一の「美人ブナ」と言われる大木を拝見した。再び4号路を高尾山頂をめざし、山頂へ到着し予定通りの行動時間であった。

頂上では時間的にも利用者がそれぞれ集い、休日の風景と思われる賑わいを見せていた。

我々も昼食を済ませ休憩の後、山頂一周の5号路を巡視し所々の水溜りに注意しながら、富士道から3号路に入る。3号路では途中2か所のクロスズメバチの注意の表示が設置され、観ると巣の周りには活発に動く蜂の姿が観えた。行き交う利用者に注意を喚起しながら巡視を続けたが途中50人位の学生のトレーニングと思われる駆け足集団には、登山者が居る事と、注意を促すものの危険を感じる行為と思えた。指導者の反省を求めたい。

その後、2号路(南面)から琵琶滝道(相変わらずガラガラ道)で意外と利用者が多くあり危険が多いいのでと安全利用を呼び掛けながら、琵琶滝に至る。琵琶滝付近にはイワタバコが咲いていた。更に6号路に入り此の時間でもまだ上ってくる利用者が居て日暮れも近いので、また足場が悪い処も有るので注意して下さいと声掛けを行い、清滝に到着となった。

 巡視中、常に安全に利用する事の啓蒙や花や木の観察を行い、更にコース上の案内板や標識の全てを点検しながら、詳細に纏め報告書に記載します。

暑い最中の巡視でしたが、利用者の安全も然ることながら、我々も体調の管理が先決である事を自覚する事を感じ無事終了出来て安堵した次第です。本日参加して下さいました各位に感謝します。【有り難うございました】。

高尾サポレン巡視員:原田隆好

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2013年8月3日【ニホンジカ調査体験会】

2013-08-09 09:27:16 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報
全国的に増加傾向にあると言われるニホンジカ。
東京都では奥多摩地域でニホンジカが増えすぎたことによる森林被害や生態系被害が見られます。
高尾地域ではこれまでニホンジカの生息はほとんど確認されていませんが、近い将来、奥多摩のシカが高尾まで分布を拡大して被害が生じる可能性も少なくありません。
高尾地域での被害を未然に防ぐためにも、ニホンジカの分布状況をモニタリングしていくことは欠かせません。
そこで、東京都レンジャーで行なっているニホンジカの生息確認調査の体験会を行いました。
調査場所はニホンジカの生息が近年確認され始めた吊尾根です。
 
 
 まずは、陣馬高原下から醍醐丸まで目指します。
 
 
醍醐丸で、ニホンジカのフィールドサインを解説した資料を配布し、ニホンジカの現状と調査の説明を行いました。
 
次に吊尾根を歩きながら実際にシカのフィールドサインを探します。
この日は真新しいリョウブの樹皮剥ぎの痕跡が見られました。
 
甲把レンジャーによる東京都のニホンジカ保護管理政策の取り組みの説明も行いました。
 
今後、サポレンの自主巡回などでニホンジカの痕跡と思われるものが見られましたら写真付きで東京都レンジャーまでご報告いただけると助かります。
 
(東京都レンジャー・三好)
 
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2013/ 7/28 自主巡回 高尾山内

2013-08-06 00:22:39 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

             

参加者:13名

コース:清滝駅前(集合)~1号路~薬王院本堂~大本坊~1号路~清滝駅前(解散)

 本日の巡回は歴史チーム特別活動として、薬王院本堂で御護摩修行を行い、身も心も清めた後で精進料理をいただく、歴史チームとしては2回目となる体験型巡回を行いました。

真夏の太陽が照りつける中、大粒の汗を流しながら薬王院境内まで巡回、11時から薬王院大本堂へ上がり御護摩修行を行いました。

 御護摩は真言密教における秘法で、高尾山における御護摩修行は『ご本尊飯縄大権現の「身・言葉・心」の神秘的な働き(三蜜)を、我々の「身・言葉・心」と一致させ、人間の煩悩を表す薪に大導師が点火して、そこに生じる智慧の浄火で、あらゆる煩悩を焼き清めるために行われます。すなわちご本尊飯縄大権現の智慧によって、煩悩(苦の源)を焼き尽くし、円満な悟りを体現することを目的にしている』のです。(高尾山薬王院ホームページより)

御護摩修行が終わると、ご本尊飯縄大権現に参拝し、ご本尊の分身である御護摩札を僧侶から一人一人手渡していただきました。

 昼食の精進料理は大本坊客殿に移動して個室での食事となりました。

昼食後、歴史チームから『江戸時代後期の高尾山内の様子を具体的に描いた絵図資料は文政6年(1823)に八王子千人同心組頭植田孟縉により描かれた「武蔵名勝図会 高尾山の図」、と安政2年(1855)高松勘四郎により作成された「武州高尾山略絵図」があること』、そしてこの絵図のコピーを使って『現在と江戸時代後期の高尾山境内伽藍配置図の比較』について解説がありました。

 午後からは薬王院大本坊有喜閣大広間で13時より「薬王院夏期講座:写経の意味と歴史」(講師は八王子市妙薬寺住職で国際教養大学特任教授金岡秀郎先生)がNHK文化講演会として開催されていましたので全員で参加しました。大変面白いお話でしたが、この講演会の内容はNHKラジオ第二放送で11月24日(日)21時より放送されるそうです。

 本日の活動に参加された皆さんお疲れ様でした。少しは高尾山薬王院の世界を経験できましたか。(TSR/TF)

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