高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

2014年1月26日【シモバシラ踏み込み防止ロープ柵撤去】

2014-01-26 15:38:04 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

昨年12月に設置したシモバシラ撮影のための踏み込みを防止するロープ柵の撤去を行いました。

今年の氷の華はイマイチでしたが、それでも踏み込みによってできた踏み跡が付近にチラホラ見られました。

ロープ柵が無ければより酷い状況になっていたと思います。

ご協力いただいき、ありがとうございました。

[ロープ柵の撤去中]

[撤去した資材を運搬]

 

参加いただいた方々の頑張りによって早く作業が終わったので余った時間で竹杭の作成を手伝っていただきました。

作成した竹杭の一部を先日のこも敷き作業で足りなかった部分に打ち込む作業を行い作業を終えました。

ご協力ありがとうございました。

 [R・三好]
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2014/ 1/12 自主巡回 かたらいの道滝山コース

2014-01-23 23:03:32 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:5名

コース:JR東秋留駅(集合)~普門寺~東秋川橋~高月城跡(円通寺)~滝山城跡(搦め手口~中の丸~本丸~二の丸~千畳敷~小宮曲輪~大馬出~信濃曲輪)~古峰の道~純心女子学園バス停(解散)

 

本日の巡回は快晴の青空の下、歴史チーム特別活動である歴史解説と道路標識をチェックしながら久しぶりに「かたらいの道滝山コース」を巡回しました。

「かたらいの道滝山コース」沿いの東秋留駅から滝山城跡にかけては多摩地区西部の中世の歴史を伝える数多くの遺跡が残されています。

東秋留駅をスタートするとすぐに普門寺という臨済宗建長寺派の古刹があります。この寺は鎌倉8代執権北条時宗により文永6年(1269)に二宮神社廃社跡地に創建されたものですが、屋根の瓦などに北条家の家紋であるミツウロコが刻まれています。

「かたらいの道滝山コース」はここから東秋川橋へと向かいますが、コース案内の標識(写真参照)が道路に埋められていますので見落とさないように注意して進んで下さい。

東秋川橋を過ぎると八王子市高月町の集落に入ります。秋川の河川敷では小正月の行事である「どんど焼き」の準備がなされていました。最近では日曜日に行う所が多くなったようです。

枝垂れ桜で有名な高月の円通寺は延喜3年(903)に創建された天台宗の古刹で、境内には創建1100年記念の石碑が建っています。円通寺の裏山が滝山城に移る前の大石氏の居城であった高月城跡です。

中世の頃、この高月には秋川の渡し場があり、ここを守るために高月城が築かれました。文明18年(1486)京都聖護院の高僧「道興准后(どうこうじゅごう)」が諸国を回りながら『廻国雑記』という日記のようなものを書き残していますが、その中に「大石信濃守の館に招かれ、その館は庭園に、高閣あり、矢倉など相かねて」と見晴らしの良い高い建物があって、戦う時の矢倉もかねていたと、さらに、日が暮れるまで酒を酌み交わして楽しんだとあります。(中田正光著 よみがえる滝山城より)

多摩川の堤防と分かれ加住丘陵へと進むと滝山城跡搦め手門に到達します。滝山城の本丸、中の丸は多摩川の崖を利用して作られたということで、大小の曲輪を棚田状に配置して、さらに堀をめぐらした戦国時代の名城の様子が今日でも残っています。さしもの武田信玄でさえ、永禄12年(1569)10月1日家臣の小山田信茂軍が小仏峠を越えて攻め込み((廿里合戦=現在の高尾駅近く)、翌10月2日には碓氷峠を越えて関東に入った武田信玄軍本隊が滝山城に攻め込みました(滝山合戦)が落城させることができなかった難攻不落の城でした。

築城年代については、永正18年(1521)、天文2年(1533)、永禄元年(1558)と諸説があり明確ではありません。

あきる野市にある阿伎留神社旧紀によれば「永禄元年(1558)、氏照住ス時ニ八王子明神ヲ守護神トナシ、横山城ヲ改メ滝山城ト号ス」とあり、大石の家督を譲られた氏照が滝山城へ移ったのはこの頃ではないかと言われています。時に氏照18才でした。(氏照の誕生は天文9年(1540)、ただし10年、11年説もあります)

滝山城跡は知れば知るほど興味が尽きません。歴史チームとしても、さらに調査を進めて行きたいと思っていますので、興味をお持ちの方はご連絡ください。

本日の活動に参加された皆さんお疲れ様でした。少しは中世の雰囲気が味わえましたか。(TSR/TF)

 

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2014/1/22 積雪状況

2014-01-22 15:23:54 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

昨日の降雪により高尾山内では多いところで8cmの積雪が確認されています。

例年、転倒事故が多発する奥ノ院の階段付近は幸い、今回の雪はすぐに溶けて凍結の心配はなさそうです。

雪の降った直後でも軽装の人が多く、今後4号路などで凍結の可能性があるので注意喚起の掲示を行っています。

皆さんも活動の際は十分ご注意ください。

また、今後さらに雪が降った際は急きょ対応をお願いする可能性がありますので、その際はよろしくお願いいたします。

  4号路の様子

(都レンジャー 田邉)

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2014/1/11 共同活動 菰(こも)敷き

2014-01-11 14:55:26 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者27名(うち都レンジャー2名、パークボランティア14名)

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

2014年の共同活動は恒例となりつつあるもみじ台~一丁平の菰敷きで幕開けしました。

奥高尾方面の登山道はすでに霜柱の融解により靴が重たくなるほどぬかるんでいます。それを避けてロープ柵の中を歩行している人の姿も見かけます。

一方で、菰敷きの活動を目にした人が植生保護に賛同してくれる声も聞かれ、この活動が徐々に実を結んでいると感じます。

 

例年、菰を全員で担ぎ、作業場所まで運搬してから作業に取り掛かっていました。これがなかなか体力的に大変でしたが、今年は奥多摩レンジャーの協力もあり、事前に運搬が完了していました。

そのため、一丁平に向かう北側の巻き道でシモバシラの撮影による踏み込みの監視を行うことができました。ロープ柵がない場所での踏み込みの現場には小型の看板を設置し、注意喚起をしています。

多くの方に参加していただき、予定通り400枚の菰を敷くことができました。3連休の初日ということもあり、たくさんの登山者から感謝の言葉をいただきながらの作業となりました。

活動に参加された皆様、お疲れ様でした。

(都レンジャー 田邉)

 

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