高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

2012/05/20 自主巡回裏高尾

2012-05-28 01:52:02 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:6名+都R1名

コース:日影沢~日影沢林道~八王子管理道~一丁平北巻道~もみじ台南巻道~山頂VC解散

1.本日の特別活動

  【日影沢保護地コドラート内の植生調査】

   前回に引き続き、ネットを使っての百分率表示と個体数カウントによる調査を行った。やはり、ネット使用による百分率表示には抵抗  があるが、植物種によっては適用できるものもあると思う。いずれにしても6月からの調査においては調査の目的や調査の実施方法について確定したいと思う。

  【ヤマユリとイナモリソウの個体数調査】

   実施時期は少し早かった。ヤマユリについてはまだ蕾を持つまでには至っていない。イナモリソウについては蕾を持ち出してきていた。開花期間が短いから次回調査時には花が終わってしまっているかもしれない。

  【今日の花】

 ホタルカズラ     フナバラソウ       ヒメハギ       タチガシワ      シシウド        サワハコベ       

 サイハイラン      クワガタソウ     ガクウツギ       オカタツナミ   オオバウマノスズクサ  オウギカズラ

 ウワバミソウ       ウツギ        イナモリソウ                               (by sak)

  【日影沢 5月の生き物】

ユウマダラエダシャク  バラシロエダシャク タカオシロヒメシャク シロジュウシホシテントウ   シラフシロオビナミシャク 

ジョウカイボン      サナエトンボ       コミスジ        カワトンボ        カワゲラ

 カクモンヒトリ     アトボシハムシ    アサギマダラ      アカハネムシ      ?(シャクガ)     by Hn

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2012/05/26 自主巡回 奥高尾

2012-05-27 23:50:18 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

                        

このところの週末の天候は安定していて今日も快晴。JR高尾駅北口の「小仏」行や「陣馬高原下」行のバス停はいずれも長蛇の列で、2台運行のバスは登山者を吸い込んで満員となった。

小仏バス停広場でミーティングとストレッチをして9時45分過ぎスタートする。景信山登山口を経て間もなく2本の枯損木を処理する。景信山山頂はすでに多くの登山者で賑わっていた。景信山を後にして次のポイント堂所山の山頂を目指す。

この途中、東京都/神奈川県の都県境の尾根に沿って白いロープが堂所山の巻き道付近まで設置されていた。このロープには「←景信山、陣場山→」の小さな案内板が何か所にも吊るされていた。行先と植生回復のガイドを兼ねて設置されたのであろう。

堂所山の山頂で昼食をとり明王峠に向かった。明王峠で休憩後、長い下りの尾根を巡回し「日本武尊」を祀る与瀬神社を経て、15時25分過ぎ相模湖駅に到着した。途中、ナワシロイチゴ、カラマツソウ、キンラン、ウマノミツバ、ナツトウダイ、オカタツナミソウ、ヒトリシズカ、フタリシズカ等々を観察した。お疲れさまでした! (HI)

【今日の開花植物】

 ヤブデマリ       マムシグサ      ツクバネウツギ    ジュウニヒトエ    キンラン       オカタツナミソウ

                                                                        (by sak)

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2012年5月6日 自然観察チーム自主活動

2012-05-27 21:59:15 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者 2名

本日の活動:日影沢保護地コドラート内での植生調査の後、小仏川沿いをJR高尾駅まで

1.数年来の疑問解決

 日影沢入口の橋を渡った直後の右手にあるつる性で葉に斑の入った植物!本日開花していて、その正体がわかりました。

栽培種で原産地がスペインのキバナオドリコソウでした。3年ほど前に突如現れ常々疑問に思っていましたが、やっと謎が解けました。それにしても自然の植生を守るべきところにどうして?と思います。今年になってご丁寧に保護ロープまで付けている始末です。

 この様なことは駒木の公園周辺でもおきています。ロープ柵で保護されたオオアマナやフェンス内保護地のツリガネズイセンです。ただ綺麗というだけで本来そこにはなかったものを移植するのは生態系を崩すことになります。

   オオアマナ             ツリガネズイセン

2.植生調査

  今日は川の水量が多く、飛び石伝いに飛んで対岸には行けず、渡渉ということになりました。こんなことは、サポレンで活動を初めて以来初めての事です。

  また、1m×1mのメッシュを使って、一部の植物種は百分率での表記をすることをしてみました。ただ、草丈の高いものやツル性のものおよび偏在化しているものなど対象とする植物種を決める必要があります。

    裾を上げての渡渉              ネットを使用しての調査                                  (by sak)

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2012/05/12 自主活動 登山道・施設点検C 公園案内板清掃作業

2012-05-13 22:23:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:4名

コース:JR高尾駅北口~小仏BS~小仏峠~小仏城山~大垂水峠~学習の歩道~もみじ台~高尾山頂~金毘羅台~JR高尾駅

このコース上の小仏峠から大垂水峠に至っては大型の公園案内板が随所にあり、普段の巡回でもなかなか手入れが行き届かない物が

多くあった為、今回清掃作業に特化した巡回を行った。

台風や強風の被害も落ち着いた頃とは言え、まだ随所に痕跡があるところは必要に応じて撤去作業もしながら清掃・点検を行う。

大垂水峠の公園案内板は今回初めて手入れをしたもので、排気ガスや土埃で一番ひどかったものです。

次回は、障害木や侵入竹の伐採等を計画の予定です。(ko)

               

          13B-600                    111-150               13A-500大垂水峠            110-010          13B-600前の洗掘

今日の花(一部)

   エビネ       オオマムシグサ      キンラン      ツクバネウツギ    フデリンドウ      イカリソウ

                                                                          (sak)

 

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2012/05/05 自主巡回 高尾山内

2012-05-10 23:38:55 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

                       

 参加者:5名

 コース:清滝駅~1号路~高尾山頂~稲荷山コース~清滝駅

 ゴールデンウィーク前半は雨にたたられ、本日5月5日はこれ以上ない快晴に恵まれ多くの子供ずれの家族が訪れました。ケーブルカー、エコリフトも9時前には並び始めました。

9時30分から清滝駅前で案内活動(6号路上り一方通行等)を始め、山頂までどの位かかる? 一番の近道は?等ひっきりなしの問い合わせ。10時にきりあげました。

 各コース渋滞が始まりました。1号路を前後二手に別れ登りました。薬王院の階段では大分待たされました。頂上の広場では、今まで見たことないほどの混雑でした。雨の後の新緑はすがすがしい。

  昼食後、1時すぎ案内活動をはじめました。仮設トイレ前と5号路分岐。つり橋を渡りたい登山者が多く、4号路に集中したため、稲荷山コースを薦めて下山者を分散しました。

帰りも各コースとも渋滞し、清滝駅広場も満員でした。忙しい一日でしたが、心が癒されました。

 

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2012/05/04 自主巡回 高尾山内

2012-05-09 14:12:44 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:8名

コース:清滝駅前~6号路~琵琶滝道~1号路~高尾山頂~1号路~高尾山口駅

本日5月4日は3日から始まったゴールデンウィーク後半戦の2日目です。天気がはっきりしないためか訪れる人も普段の日曜程度と少なく、当初予定していた清滝駅前での案内活動を取り止め、6号路から山頂を目指すチームと、6号路から琵琶滝道を経由して1号路から山頂を目指すチームに分かれて巡回しました。

12時過ぎ山頂に集合し昼食を食べようとしている時に、遠くで鳴っているなと思っていた雷鳴があっという間に近づき、雨も降り始めたのでレンジャーにお願いしてビジターセンター地下のボランティアルームに避難させていただきました。

強い雨と雷は2時間近く続きました。避難している間、歴史チームメンバーがリーダーの時はテーマーを決めて情報提供していますが、今回は「仏教と花」、「万葉集に詠まれた花」というテーマーで情報提供しました。ここでは各々一例を簡単に紹介します。

 

  1. 「仏具と花」について

この時期高尾山内でよく見かける花に「ムラサキケマン」、「ミヤマキケマン」があります。

このケマン(華鬘)、実は仏具(寺院の堂の中を飾る、金銅・木などで作られた花の輪をかたちどった飾り物)から名付けられています。

ちょっと分りにくいのですが薬王院本堂正面の「飯縄大権現」と書かれた額の下、網の中にあります。

   

 この他にも、花の形が寺院や五重塔の軒に下がっている宝鐸(ほうちゃく)に似ていることから名付けられたホウチャクソウがあります。

 

   2.  「万葉集に詠まれた花」からカタクリ(堅香子・かたかご)を詠んだ歌です。

『もののふの八十(やそ)乙女らが汲み乱(まが)ふ寺井の上の堅香子の花』  大友家持

(カタクリの花が群れ咲いている井戸に乙女たちが水を汲みに来た姿を詠んだ歌です。)

万葉集にはアジサイ、ツツジ、スミレ、ウツギ、カタクリ等々数多くの花が登場します。

高尾では万葉集の成立から千二百有余年経った今でも、万葉集成立の時代と変らず、美しい姿で咲く花々を眺めることが出来ます。

大切にしたいですね。

 

本日の活動に参加された皆さん、晴れたり雷雨があったりと、とても変りやすい天気の中での活動お疲れ様でした。帰りの高尾駅から見た虹が疲れを癒してくれました。(TSR/TF)

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ようこそ!高尾へ。 2012年新入会員歓迎登山 Part 2(高尾で出会った花)

2012-05-08 10:52:55 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

 

 

大型連休がスタートし、都心から近く、自然豊かなここ高尾山には、老若男女の人波が続く。今年も恒例の高尾SR新人歓迎登山が行われ、新緑のなかを追いかけてきました。 

 清滝駅から6号路へ向かうと早速 ”自然観察” へ。

 

 去年の歓迎登山で出会った此花! 名前は忘れませんでした。 「シャガ」

 見上げれば「ニワトコの花が咲き----。

足元には「ムラサキケマン」(紫華鬘)咲く。

ここ「仁王門」の 「八重桜」 はまだまだ見頃です。

♪ ♪ 鮮やかな緑よ~ 明るい緑よ~  ------若葉がそよ~ぐ 

 昔、昔 こんな唄がありました。

「 チゴユリ 」 (上)  と  「ツルカノコソウ」 

初めて見ます。 これは--?

 「ギンリョウソウ」 でした。  近くに掲示板があり!。

「キランソウ」  別名: ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)

  地獄の釜に蓋をして病人を追い返すということらしい。茎が地面を這って広がってます。

梅が散り、桜も終わり、いよいよ緑一色の若葉の競演です。

 幸運、福運、特に金運を呼ぶ ”七福神” が お出迎えしてくれました。

                                                           TSR sige

 

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2012年4月28日 自然観察チーム 自主活動

2012-05-04 00:18:42 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者 4名

 日影沢保護地コドラート内の植生調査の後、日影沢林道~八王子管理道~東B北~東A南~山頂VC~稲荷山コースと開花植物調査も行いました。

 コドラート内での植生調査については、始めてから1年のサイクルを終えたことと4月23日のモニタリング研修の結果を踏まえて実施方法の再検討をするため試行することとした。

① 調査の目的についてはもう少し的を絞ったものにする。

② 日影沢における貴重種や人気種の遷移を調べる → 保護地S1は道路からの流入土砂が多く調査地点としては適さない。

③ 貴重種や人気種と移入種や外来種を同じに調べる → 移入種や外来種を被覆率で表す。

④ 調査による踏み込みの負荷をどう軽減するか?

 などである。

本日の開花植物調査によって見られた花(一部)たちです。

  ラショウモンカズラ      ヤマルリソウ       ムラサキケマン       ミヤマハコベ      ミミガタテンナンショウ     マルバスミレ

  ホタルカズラ        タチガシワ         フデリンドウ       フタバアオイ       ヒトリシズカ         チゴユリ

  タカオスミレ        センボンヤリ        ジュウニヒトエ       ウワバミソウ        ウラシマソウ        イチリンソウ

  アケボノスミレ      アカネスミレ        タカオワニグチソウ

                                                                                                                                   (by Sak)

 

 

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2012/04/29 新入会員歓迎登山 高尾山内

2012-05-01 23:50:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

本日4月29日は、5月6日までの6号路上り一方通行の初日である。ここ最近は週末になると天候が怪しくなるというすっきりしない日が続いていた。このため、快晴の今日は高尾山口駅に電車がつくたびに多くの行楽客がどっと吐き出され、清滝前広場までの通路は溢れんばかりの人出だ。

青空と新緑、桜やスミレをはじめ高尾山の自然が多くの利用者を惹きつけるのだろう。

今日は委員会主催の新会員歓迎登山。16名という多数の参加者があったので複数の班に編成して活動に入る。先ず山頂6号路下山口へ急ぐ先発班、1号路班、琵琶滝道3号路班、6号路班、稲荷山コース班の各班に分かれて山頂を目指した。山頂では既にパークボランティアの皆さんが案内活動に入っていた。急遽パークボランティア会と相談して、サポレン会は昼食後12時30分から次のポイントで案内することとした。1・5号路交点(山頂下トイレ付近)、6号路下山口、富士道と3号路の交点、山頂西石段の手前及びもみじ台下で15時まで案内活動を行った。この間、14時頃はトイレ前の1号路が一時ストップするほどの混雑だった。同様に山頂も立錐の余地がないくらい大勢の人で賑わっていた。15時過ぎには案内を終え3号路~琵琶滝道を経て下山し本日の活動を終了した。みなさん一日大変お疲れさまでした。(HI)

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「日影沢 モニタリング研修」 2012

2012-05-01 23:37:59 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

2012/4/23(月)  日影沢モニタリング研修

■目的 : ・植生回復を優先した調査方法の検討  

      ・植物の数量把握方法、データーの整理、発信方法

■日時 :  2012.4.23 13:00~16:00

■場所 :  日影沢植生保護地

■講師 :  首都大学東京大学院理工学研究科 加藤英寿先

        (専門は植物系統学、 伊豆・小笠原諸島の生物多様性に関する研究)

■参加者 : 奥多摩R 4名、奥多摩管理C 1名、 高尾R 3名、高尾SR 7名

1. 都レンジャー モニタリング 実演紹介

  小ぬか雨降る日影沢ではじまりました。

 予め設定してあるコドラートにメッシュ(1m×2m/ 10㎝角 200個)を使用し、

植生の有無の調査や、 土壌硬度を測定。

2.高尾サポートレンジャー モニタリング 実演紹介

 予め設定したコドラート1m角を紐で4等分し、植物名、個体数をカウント。

 左手前は道路の上から観察、話しかけられる加藤先生。

★ それぞれの実演中にコメントがあり、ポイントを列挙してみました。

 <ポイント>

▲調査方法  ・調査目的多すぎないか? 何を見て何を比較する? 的を絞る。

          ・限られた時間内で知りたい事をやる。

          ・メッシュ方式、ベルト方式(ライン上)もある。

          ・一貫した方法で、機械的に誰でもできる方法で、バラツキをすくなくする。

          ・アウトプットをにらんでアプローチするのもひとつの方法。

          ・場所の設定上、道路際は砂利が落ち、結果に影響をきたす。

          踏み跡を作るのが問題。極力入らないで行う方法を考える。   

           ex.  飛び石、 ワラジ履き、人数制限、入場回数の低減、入場ルートを固定

              木道(50㎝高さ)を作るか

▲情報発信方法  ・ホームページも良いが、ニュースレター、印刷物などの残るものにする。

            ・神代植物公園に開設した「植物多様性センター」★ のような所を

             利用しバックアップするのも良い。  (★ 2012.4.28オープン)

   ★今日の研修を踏まえ

    効果性、実現性等 既取得データーとの整合性を考慮し

    今後の調査に生かして行く必要あり。

         中でも、情報発信方法(印刷物など)は収穫でした。

   雨中3時間お疲れさまでした。加藤先生ありがとうございました!。

 保護地にあるこの掲示板---

  

   「踏まれて消えた花」   いつの日か 逢えること願って!!

                     TSR  sige

 

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