高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

8月8日 共同作業について

2010-07-30 14:51:32 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

 8月8日に行う作業ですが、以下のものをやりたいと考えています。

○6号路崩落地点の土砂ならし
 ゲリラ豪雨で流され、大きく道が湾曲しているあの場所です。あそこは土砂がまだ不安定で少しずつ流出が続いているため、登山道がだんだんと傾いてしまいます。そこで、登山道の土砂を削って土嚢に入れ、山側に置くことで土砂の流出を食い止めたいと思います。

○階段などの段差解消(6号路・琵琶滝道)
 段差の大きくなっている箇所に、土嚢を置き、段差の解消を行います。

○琵琶滝道の植生回復ロープ柵の補修
 以前、共同で設置したロープ柵ですが、杭が浮いてしまったり、ロープの緩んだ箇所があります。そこを補修します。

○2号路北側の草刈り
 一部道幅が狭くなるほど草の茂った箇所で、草刈りを行います。

 時間があるようでしたら…

○3号路の橋前後への土嚢設置
 3号路の橋には以前水抜き穴を開けましたが、地形的に土砂が橋の上へ流れ込みやすい一番下の橋では、すぐに穴がふさがり、土砂が溜まってしまいました。そこで橋の前後に土嚢を設置し、橋上への土砂流入を止めたいと思います。

○山頂側溝の清掃
 砂がたまってしまうあの溝の掃除です。

 細かい作業が多く、どこまでできるかわかりませんが、一つでも多くこなせたらと考えています。(都レンジャー・福田)

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【その後】7月14日の作業その後

2010-07-30 14:27:10 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

 昨夜から今朝にかけて、高尾周辺には雨が降りました。今日はたまたま一丁平方面へ行く機会がありましたので、14日に行った階段の排水がどうなっているか、確認してきました。



 土居木に入れた切れ込みは、結構うまく機能しているようです。多少水が残ったり、水自体に何かがひっかかっている箇所はありましたが、切れ込みを入れなかった場所と比較すると、一目瞭然です。



 まだ作業から日が経っていませんし、大雨は降っていませんので、今後切れ込み周辺の土砂がどれだけ流されるかなどは、継続的に見ていく必要があります。ただ、現時点で、それなりに機能してくれているようで、ほっとしました。
 また移動したロープ柵や、それによって広がった植生保護エリアに変化はありませんでしたが、水きり溝には、すでに半分ほど土砂が溜まっている箇所がありました。言い方を変えれば、それだけ階段の土砂が流されている訳です。これは近日中に、何か新しい手を考える必要があるかも知れません。(都レンジャー・福田)

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2010/07/25 高尾ビジターセンター・一日案内所

2010-07-25 23:59:59 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:6名(うち都レンジャー2名)

 いつもの案内所は、「駅利用者の方の邪魔にならないように」ということで、閉められている券売機の前で行っています。しかし今回、そこはPASMOのキャンペーンと物販が行われていたため、土日に甘栗屋さんが店を広げている場所を使わせていただきました。
 どういう形で机をセッティングをするかなど少し悩みましたが、結果的には「ラッキー!」だったようです。いつもの場所は今ひとつ目立たなく、気付かずに通り過ぎられる方も多いのですが、今回は1000名を越える利用者に対応することができました。また、当日は最高気温が32℃近くあったのですが、道に近い分、風通しが良く助かりました。(いつもの場所は、風が通らなくて暑いんです)

 前回からですが、参加してくださった方に、問い合わせの多そうな項目や、トラブルになりそうな事をまとめた「案内のポイント」をお配りしています。今回はヤマユリが見られるポイント、熱中症予防、ビアマウントなどについて書きましたが… 前日にテレビで放送された茶店の新メニューや、新名物に関する問い合わせが多いのには驚かされました。私もその番組を見ていたにも関わらず、リストに入れておかなかったのが悔やまれます。

 次回の案内所は8月22日です。多くの方のご参加をお待ちしております。(都レンジャー・福田)

追伸:案内所の終了後、ちょっと体調を崩された方がいらっしゃいました。ミイラ取りがミイラにならないよう、巡回やイベントに参加する際は、体調に十分お気を付けください。

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2010/07/14 共同作業

2010-07-16 11:06:05 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:7名(うちレンジャー3名、管理センター1名)

 今回のメインの作業は、もみじ台~一丁平間の土居木階段にできる「水たまりの解消」でした。これは、前回の雨の共同巡回で発見し、管理センターに相談して、試験的に行うものです。階段が「千枚田」状態では、登山道外を歩く方が出てしまうため、梅雨明け前に何とかしようと準備を進めてきました。

 なぜ「千枚田」状態になったかというと、新しく整備した土居木階段の両端には、土の流失を防止する土留めがあるために、たまった雨水も下に流れる事ができないからです。

 そこで、管理センター立会いのもと、土居木階段に雨水を流すための溝を掘ったり、土居木階段と土留めの間に隙間を作ったりしました。効果は抜群で、作業が終わる頃には、たまっていた雨水がほとんど流れ落ちていました。

 うーん。我ながらうまくいったわい。などと思っていると、
「こんな姑息な手では、すぐにダメになってしまうんじゃないの?」と参加者からの厳しい一言。

       ズバリその通りです!!

 溝や隙間は、やがて埋まってしまうでしょう。しかし、掃除すれば機能は回復します。ただ、雨水が流れるようになったのと引き換えに、土が流失してしまう可能性はあります。

 そこで第二段として、「考えるレンジャー」福田は、根本的な対策を考案中です。それは、土居木階段の土を掘り起こして土嚢袋に詰めなおし、少し浮いた状態で設置するというもの。これならば、雨水がたまっても、土嚢袋の浮島を歩くことができますね。皆さんと降雨後の様子を確認しながら、必要であれば第二、第三の手を打っていきたいと考えています。

 上記以外では、広すぎる登山道のロープ柵を移設したり、見えづらい指導標の清掃・文字入れ等を行いました。新しく確保できた植生保護エリアに、数年後にはオカトラノオやヤクシソウが見られるでしょうか。楽しみです。参加いただいた皆さん、お疲れ様でした。

 ヤマユリのつぼみも膨らみ、セミが鳴き出して夏らしくなった高尾山。ヤマユリと言えば、先日ニホンザルがヤマユリのつぼみと根を食べているのを目撃しました。彼らが少しくらい食べたって、人の目を楽しませてくれるヤマユリがたくさん咲く高尾山。これからもそうあり続けてほしいですね。(都レンジャー・甲把)

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7月14日 共同作業について

2010-07-09 16:42:07 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

 7月14日の作業日ですが、山頂から一丁平に向けて、以下の作業をしながら歩きたいと思っています。

○案内板・指導標の整備
 汚れを落としたり、落ちてしまった白ペンキを補修します。
○ロープ柵の移動
 階段の幅と比較して広すぎるロープ柵の幅を狭めたいと思っています。
○水の溜まる階段の対処
 ぬかるみの時期に土が減り、水が溜まるようになってしまった土居木階段の実験的補修を考えています。
○水切り溝の掃除
○菰の糸拾い  などなど…

 皆様の参加をお待ちしています。(都レンジャー・福田)

【追記】大事なことを書き忘れていました。集合場所、時間は「9時30分、清滝駅前集合」です。また天気ですが、なんとか作業時間中は雨に降られずにすみそうです。逆に暑くなる可能性が高いので、水分は多めにお持ち下さい。

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2010/07/04・07 利用動態調査

2010-07-07 23:59:59 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

 普段は調査の翌日には速報をアップしていたのですが、今回は少し掲載が遅くなってしまいました。ごめんなさい。今回は速報データを作るExcelのテンプレートを1から作り直していたため、少し時間がかかってしまいました。
 分析用テンプレートは、データを入れれば自動で速報データを生成するようになっています。そこに少しずつ機能を付け加えてきたため、ごちゃごちゃした体裁になり、入力欄もあちらこちらに飛んでしまっていました。今回の大改修で、入力ミスをする確率も低くなりましたし、天候や気温と利用者数の関連や、グラフなども見やすくなっていると思います。
 近日中にHPに掲載されると思いますので、楽しみにお待ちください。

 4日、7日ともに4名の方々にお手伝いいただきました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。特に7日は途中から雨になってしまい、大変な調査になってしまいました。(実は皆さんがお帰りになった後、1号路が川になるほどの大雨になりました) どうも今年度、平日の利用動態調査は雪や雨に降られる確率が高い気がします。

 とりあえず、利用者数だけ書いておきます。4日は4238名、7日が589名でした。4日は一昨年の7月休日のデータと比較してもあまり遜色のない数字でしたが、7日は一昨年の7月平日と比較して4割強と、いま一つ振るわないデータでした。やはり午後からの雨が響いてしまったようです。

 次回の利用動態調査は9月です。その時は、からっと晴れて欲しいですね(都レンジャー・福田)

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2010/07/03 緑ボラ基礎講習 現地実習 「自然公園管理の基礎」

2010-07-04 21:12:35 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

                     

参加者: 緑ボラ受講生29名、都レンジャー3名、サポートレンジャー4名、本庁2名
コース: 清滝駅前~1号路~高尾山頂~レクチャールーム~6号路~清滝駅前

 22年度の緑のボランティア基礎講習の実地研修「自然公園管理の基礎」と題して東京の自然公園概要や制度、東京都レンジャーの役割等自然公園に関する管理体制や施策を中心に高尾山を歩きながらレクチャーした。
 清滝駅前で実習の概要説明の後、3班に分かれ1号路を進んだ。
国定公園範囲の解説や東海自然歩道の起点であることの説明の後、案内施設に付けられた管理番号の解説、サポレンが定期的に点検を行っている指導標や解説板の清掃の話、ふる滝での解説、尾根を境に植生の違い等観察をしながら薬王院を通り山頂へ。
昼後レクチャールームでは最初に都レンジャーによる東京の自然公園と高尾の概要、高尾山についての動向、レンジャー業務についての解説をしていただき、続いてサポレン会長によるサポレンの活動内容や実績、今後の活動方針等をレクチャーしていただきました。

下山は6号路を班全体で進み、春季と秋季に行われている登り一方通行を徹底した経緯と効果を解説し、大雪で通行止めとなった現場での状況、更にすれ違いの困難な箇所での注意事項等を対処例を交えながら歩きました。途中セッコクの解説や琵琶滝を観察しながら清滝へ戻りました。
最後に班毎に受講生から本日の感想と振り返りを行い実地実習は無事終了しました。

今回の基礎講習は、サポレンを希望されない方も基礎講習を修了する上で必修講習なのでこれだけの受講生人数でしたが、この中からどれ位の方々が今秋から開催される専門講習にてサポレンコースを受講されるかはほとんど分かりませんが意欲のある方々の多くの受講を希望したいと思っております。
また、今秋には専門講習の現地実習がありますのでご協力お願いします。
(緑ボラ事務局)

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