高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

2013/04/28 新会員歓迎登山 高尾山内(特別活動含む)

2013-04-28 22:35:31 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

情報
★6号路    : 連休中5月6日まで 6号路は 登りのみの一方通行です。
★稲荷コース : 稲荷コース中腹のトイレは使えません。

    こんなアナウンスが集合時間近くに、清滝駅まえから聞こえてきました。

     

特別活動: 山頂の各ポイントで案内活動  (委員会主催) 

◆参加者:17名(内新入会員1名) +(都R1名 昼ミーティング有り)

 ◆コース:清滝駅前~6号路~高尾山頂(昼食後、各ポイントで案内)~5号路~富士道~琵琶滝道~清滝   駅前

参加者17名を  1号、6号、稲荷山コース 各3~4人の5班に分ける。

・稲荷山コース-----  先ず 各コース 登山入り口辺りで コース案内 

気になる声:
稲荷山コースのトイレが無いなら地図のトイレマークへテープ等で×マークを付けて欲しい。

各コース巡視 

<巡視報告>: 
・シャガ盗掘へ声かけし無視されそのまま持ち去る女性、迷子、
・稲荷山コースで、植物保護ロープ柵内で5件程 登山者の休んでいる状態へ
出て頂くようお願い、素早く聞き入れてもらえた。他

・6号路でトレイランニング3人をみかけ注意をしたが-----返事なし。

・6号路でロープ柵の弛み直す。

<案内活動> 11:30~12:00

・山頂下トイレ前の分岐ケ所は人、人、人---

 男子トイレも待ち行列ができてました。

 ----パパ頑張ってます(右下phto)

 

<案内活動>  13時半~15時半(2時間)
5・6号路交点 山頂下トイレ前、4号路下り口、もみじ台下、 稲荷山コース階段下

山頂下トイレ前、4号路下り口 : 
登山者は4号路 吊り橋への人気が高く、辺りの案内が大変多かった。
4号へ下る直ぐの辺りのジャリが多く下山者の足元が気になるとの声もあがっていた。

5・6号路交点 : 
6号路一方通行による迂回のお願いと下山ルートの案内を中心に行った。
稲荷山コースと3号路の案内、ベビーカーも多く、ふじみちへの選択で声かけ

・もみじ台下

 ・一丁平からのここまでの道に、巻道があることを知らなかった登山者に案内板で説明。

----「今度、歩いてみます」

・15:00頃、20代男性2人、今から城山~小仏峠~小仏バス停まで行きたいが? 

 ---バスの本数も少ないから、無理しないでと説明。   「 城山往復に変更する」とのことでした。

水切りの清掃も案内の合間に。


下山は全員で3号路~2号路~琵琶滝道~(通称 ガラガラみち)病院道を経由し16:50清滝駅前へ。
各班リーダー他、気になった事を報告や確認し解散。

 

かなりの人出 皆さまお疲れさまでした。

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ハルリンドウ、ホウチャクソウ、ツルキンバイ?、チゴユリ、クサイチゴ

sigeさん花などを増やして情報入れてください。(kei)

ヤマルリソウ、  キランソウ、 ジュウニヒトエ、 ハンショウヅル、 ツクバキンモンソウ

ハナイカダ、  ヤマツツジ

                            (s i)

 

 

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稲荷山コース便所閉鎖のお知らせ

2013-04-27 13:14:45 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

以前から悪臭がするなどの意見があった稲荷山コースの便所ですが、4月26日をもって閉鎖しました。

時期は未定ですが、今後は撤去する予定です。

各所に「使用中止」の掲示をしてありますが、地図などに反映されていないため、案内活動などの際、利用者への周知をよろしくお願いいたします。

(都レンジャー/田邉)

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2013年4月10日 自然観察会

2013-04-13 01:35:58 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

 

講 師】 日本植物友の会副会長 山田 隆彦 氏 (スミレハンドブック著者)

【参加者】 SR6名

【コース】 高尾山頂 → もみじ台北まき道 → 一丁平(昼食) → 学習のみち → 大平林道 → 学習のみち → もみじ台南まき道

       → 山頂奥下(解散)

【観察会の概要】

   スミレの同定を主とした春植物の観察会!

   山頂ビジターセンター前10時に集合をし、参加者紹介・コース概要および作成して頂いた資料をもとにスミレ科についての説明

   スミレ科には23属およそ800種がある。多くは木本で、草本を含む属は3属約400種である。日本には約60種あるが、細かく品種ま

 で含めると約200種ある。

   自然界では木本のスミレの多くは南米にあり日本には無いが、近くでは大船フラワーセンターにある。

 

【スミレの種子】

   スミレの実は成熟すると上を向きやがて立てに3つに割れて種子がはじけて散布される。さやの中に入っている種子は多くは2列に

 入っているが3列のものも1列のものもある。大半は閉鎖花によって自家受粉した種子のよって増えるが、虫媒花粉によって他家受粉

 した種子は遺伝的に保険をかけていると思われる。すなわち他家受粉した種子は遺伝的にみて多様性があり、環境変化に対して生き

 残る可能性が大きくなる。

【スミレの花の構造】

  スミレの花の雄しべは雌しべをぐるっと取り囲むようについていて葯の先端には附属体があり、雌しべは柱頭のみをのぞかせる形と

 なっている。唇弁の距に入っている蜜を舐めにくる虫にしっかり花粉を付ける工夫をしている。

  柱頭の形・距の形・側弁の毛の有無なども、葉の形や花の色等と共に重要な同定のポイントとなる。

 また、スミレの葉には春葉と夏葉がある。光合成のため、木々の葉が繁ってない春は葉っぱが小さいが、木々の葉が繁る夏は葉っぱ

 が大きくなると考えられている。春葉と夏葉では異なる葉である。

【スミレの交雑種】・・・ナガバノアケボノスミレ

   ナガバノアケボノスミレはアケボノスミレとナガバノスミレサイシンの交雑種である。

  葉は両親の中間的な形態で花の色はアケボノスミレに近い紅紫色から白色に近いものまで変化が多い。

 一般に交雑種は出現した場所から数年で無くなるが、ナガバノアケボノスミレは地下茎を伸ばして増えるので何年も群落をつくっている

 ことが多い。ただ人の手によって大量に盗掘されることによって無くなることも起きている。

 

【タチツボスミレの品種】・・・オトメスミレ

   タチツボスミレの白花品種で距だけが紅紫色を帯びている。距までが白いものはシロバナタチツボスミレという。距の色は濃い紅紫

  色からうすい桃色まであり遺伝的に固定していない。

   名前の由来は牧野富太郎氏が箱根の乙女峠で発見したことによる。

         ナガバノアケボノスミレ                     オトメスミレ

【その他】

   ヒトリシズカやタガネソウなどの花の構造についての解説を受けた。

            ヒトリシズカ                            タガネソウ

【本日見られた他のスミレ】

   アケボノスミレ    ニオイタチツボスミレ  シロバナツクシコスミレ    アカネスミレ        オカスミレ                                            

【コメント】

  今回の観察会については、講師の山田先生が植物の生態を主にとても懇切丁寧に説明頂き、充実した実りの多い観察会となりま

 した。

  山田先生に”「日本植物友の会」の目的とするところは何ですか?”とお伺いしたところ、”一般の植物愛好家と専門家の間の橋

 渡しです。”とお答え頂き更に感心した次第です。

    また、山田先生はサポートレンジャー活動にもご理解を頂いていて、これまでに何度か活動についての記事を投稿して頂いているそ

 うです。

 参加して頂いた皆様!有り難うございました。

                                                                                 by Sak

 

 

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