高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

2008/1/27 Ⅴ期生体験自主巡回

2008-01-27 20:00:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:8名(内:Ⅴ期生4名)
コース:清滝駅前~稲荷山コース~山頂(昼食)~富士道~1号路~琵琶滝路~清滝駅前

 Ⅴ期生の方々に自主巡回を体験していただくべく企画した巡回です。
 先日の雪がまだ幾分残っている寒い中を4名のⅤ期生の方々が参加されました。
 自己紹介の後、初めに巡回計画と巡回報告について説明、つづいて本日のコースと活動内容について説明。清滝駅拠点の利用法を説明しながら救急バッグと掃除道具を用意して出発した。
 早速、清滝駅前では山内のコースの様子について聞かれ、稲荷山展望台付近では高尾山内の施設特にトイレについて登山者から要望がありました。途中ゴミ拾いをしながら歩いていると多くの方から“ご苦労様です。”の声!私達の活動も随分認知されてきたように思います。ただ、残念なことに山頂直下では、15名ほどのグループが植生保護地へ踏み込んでの昼食。“食事後には速やかに出て下さい”とお願いはしましたが、ロープ張りが完全ではなく迷うところです。
 午後1時からレクチャールームで巡回時の持ち物・報告書の書き方の練習などをして午後2時頃山頂を出発、シモバシラの観察地に寄ってから下山した。シモバシラは雪の残る中でもしっかりとその優雅な造形を見せてくれていました。
 下山途中でもコース案内や霞台展望地からの風景の解説などをした。
 今日は朝夕の冷え込みが厳しいにもかかわらず、多くの登山者がいて参加されたⅤ期生の皆さんも今更ながら高尾山の状況に驚いておられた様子。
 参加して頂いたⅤ期生の皆様をはじめ参加者の皆様、巡回ご苦労様でした。(SR/Sak)

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2008/1/26 自主巡回 高尾山内

2008-01-26 20:00:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:9名
コース:高尾駅~(徒歩)蛇滝口~蛇滝~2・4号路~山頂~シモバシラ観察地~5・3・2号路~清滝駅
    
 今まで蛇滝コースの巡視が殆ど無かった事、個人的には蛇滝を見たことが無かった事でこのコースを選んだ。
 寒い々朝9時、ウォーミングを兼ねて小仏川縁のコースを歩く事にした。春に見たオドリコ草、ナツトウダイ等を思い出しながら進む。梅が一輪咲いている。圏央道工事の巨大な鉄骨を潜ると梅林の先が蛇滝の入り口である。
 小さな橋を渡ると歓声を上げたメンバーがいる。山内の八十幾つの地蔵のうちの一つを見つけたそうである。ところどころ凍るコンクリートの道を行くと蛇滝の青龍堂から線香の匂いと読経が聞えて来た。
蛇滝は水量も少なく良く見ないと見過ごしてしまいそうである。ツララが印象的であった 
これで高尾山の4つの滝(清滝、琵琶滝、布流滝=今はコンクリートで固められている)を見た事になる。
 ここから細い登山道に入る。テイカカズラ、キジョランの綿毛を見つけたり又蛇のひげの青・ヤブコウジの赤い実が目に付いた。思ったより楽に2号路に入れたがここからが大変。細い道がアイスバーンになり、特に下りは危険でこの気温が続くと暫くこの状態と思われる。今後登山者に知らせる方法を考える必要がある。4号路は2号路より道幅が広いが危険である事は変わりない。
 山頂から大山、丹沢の山々は見えたが、電車の中で見た富士が何処かに行ってしまった。霜柱観察地、雪をかぶったりしていたが幾つか見ることが出来た。
3号、2号路は南向きのせいか、橋(凍っている)意外は普通に歩くことができる。
 琵琶滝コースに入ると我々を追い抜いてゆく2人連れ。暫く行くとそのうちの一人が、うずくまっている。
見ると足が腫れて相当痛いようである。捻挫らしい。H氏(サッカーの指導者)がテーピングの処置をしてくれ、A氏がストックを貸与して対応した。応急処置の大切さを改めて思い知らされた。(一回だけでなく繰り返し練習する必要がある)
 寒い巡視が終り反省会を兼ね身体の中から温めて帰るメンバーもあった。(SR/岩)

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2008/1/20 自主巡回 北高尾

2008-01-20 20:00:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:6名
コース:陣馬高原下バス停~奈良子峠~明王峠~底沢峠~堂所山~関場峠~夕焼け小焼けふれあいの道入口~夕焼け小焼けバス停(所要時間 6時間)

“陣馬高原下バス停”に降り立つと、予報では夕刻に雪・が空には晴間、気温は-1.5度。一同 気を引き締めて“奈良子峠、底沢峠分岐”へ向けて道端に雪の残る林道を歩く。林道脇の流れには、所々に大きなツララも・・。
 “分岐”からは計画段階でも話題になっていた“奈良子峠”コースを選ぶ。間もなく登山道脇では広範囲な樹木伐採作業が行われており、直接危険は感じられないものの、伐採された木材の集積や残雪などのため登山道が判別しにくい個所もあり、登山者に対してHPや案内板などで事前情報の提供の必要性を感じた。
 “明王峠”では 日頃の行いの良さ(?)か 暖かい日差しに恵まれ、遥か富士山を眺めての昼食は、奈良子峠の急登の疲れを吹き飛ばしてくれた。
 昼食後はいよいよ「北高尾山稜」を“夕焼け小焼けふれあいの道入口”へ向けて出発。“関場峠”までは比較的緩やかな尾根を進み、葉を落とした木々の間から奥多摩方面・大岳山や丹沢山塊の山々の展望が開け、この季節ならではの爽快感を得ることができた。
 “関場峠”から“夕焼け小焼けふれあいの道入口”までは「北高尾」の特徴の一つか、スリリングな急下りを体験できる区間もあり認識を新たにした。
 “ふれあいの道入口”から“夕焼け小焼けバス停”までの登山道は、下り急傾斜面のつづら折りながら良く整備されており、快適であった。
 参加者から、今回の「北高尾」は日陰に雪の残る状況であったが、高尾山エリアの一角にありながら尾根を違っただけで高尾山内とは異なる魅力もあり、登山者の数も少なく、四季を通して静かな山行が楽しめる・・との感想が得られた。 皆様も是非一度 体験してみてください。(SR/K.F)

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来月2日は、作業日です!

2008-01-13 13:32:03 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

昨日はサポレン5期生の実地研修(利用者指導)でした。天気予報では寒い雨の一日、それも昼間は本降りという予想だったのですが… 全員が山頂に着くまでは霧雨程度の雨で済んでしまいました。いやー、正直助かりました。
ただその後、私たちがビジターセンターを出る頃になって、山頂には大粒の雪が降り始めましたが… 結局積もらなかったようですね。少しほっとしつつも、残念だったりします。

さて、2月2日は今年最初の作業日ですが、現状ではこんなことを考えています。

○稲荷山コースの木柵・ロープ柵改修
稲荷山コースには、ところどころに木柵が設置されています。ただだいぶ老朽化が進んでおり、下手に寄りかかったり、横木に体重をかけたりすると… ポッキリ折れかねない状態になっています。この横木を撤去し、そこを白いロープで張り換えるのが一つ。
もう一つは、ロープ柵に張られた暗紫色のロープのところどころに、白いビニールテープを貼っていくという作業です。景観のことを考えると目立たない方が良いロープ柵ですが、現状のままでは「目立たな過ぎ」という声があります。確かに現状のままでは、暗くなると足を引っ掛けて転ぶ可能性が高いですね。
どちらも、春が来て、多くのハイカーが押し寄せる前に済ませておきたい作業です。

○もみじ台周辺のロープ張り
昨年から懸案であった、もみじ台便所下への入り込みを止めるロープを張りたいと思っています。さらに「植生回復中」の札も下げるべきかも知れません。
さらに細田屋さんの西側にある木柵も、稲荷山コースと同様、ロープで張り替えたいと思っています。

2月2日は土曜日ですので、通行の邪魔になるようなことはできません。それを考えますと、このどちらかか、両方(笑)ができればと思っています。今まで「作業日は平日だから参加できないなぁ…」と思われていた方、この機会をお見逃しなく!(都レF)

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2008/1/12 自主巡回 高尾山内

2008-01-12 20:00:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:5名
コース:清滝駅前~1号路~金比羅台~薬王院~高尾山頂(昼食)~3号路~2号路~琵琶滝道~清滝駅前

 新年、初の自主巡回は、小雨がぱらつく中、今年一年の無事を祈願する薬王院初詣でスタートしました。
 清滝駅前には、正月12日にもかかわらず、薬王院へ初詣に向かう団体客、企業関係者が多く、ケーブルは行列している状況でしたが、1号路を歩き始めると、混雑がうそのように静かでした。
 しかし、霞台を過ぎると急に人が多くなり、薬王院境内はおまいりする初詣客で賑わっていましたが、そういう初詣客と一緒に我々も今年一年の無事を祈願して、山頂へと向かいました。
 高尾サポートレンジャー会の皆様、今年もよろしくお願いします。(SR/MK)

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刈寄山、その後…

2008-01-08 23:59:59 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

雪辱戦というほどではないかも知れませんが、昨年9月の刈寄山共同巡回の際、道を見失った場所へ行き、正しいコースを確認してきました。

刈寄山から刈寄林道終点までは、地図にも「荒廃」と書かれているコースだったんですが、歩いている内に急な岩場になり、そこから先は作業道、さらにどんどん道が細くなり… 最後は獣道。そこを無理して降りたところが、刈寄川の上の岩盤に出るという、まさに至れり尽くせり?の悪路でした。途中、「いくら何でも、これは酷い!」と思い、何度か戻ってみたのですが、それらしい道はありません。刈寄川沿いの地点まで出てから、都レKさんが周囲を探したんですが、「刈寄山登山道」という看板はあっても、その周辺にも登山道らしきものはありませんでした。という事は、この悪路が正規の登山道なんでしょうか?

実はこれ、ずっと引っかかってました。で、12月に車で下山地点のそばまで行ったので、正しい登山道を探してみたら… あった、ありました! 9月に探した時点では「川に突き当たって登山道が無くなった」と判断した場所の、さらに上流に…  そこには前回発見した「刈寄山登山道」という看板以外に、木の枝に下げられた手書きの小さな看板が… 「ここから沢の中を3分歩いて右に上がる」って… こんなの、夏になって木に葉が繁ったら、絶対見つかりません。

そこから指示通りに沢の中を進んでみたところ、確かに正規の登山道を発見することができました。しかし途中にある二つの木橋は腐っており、非常に危険な状態でした。現状の写真を撮ろうと途中まで渡ったのですが… あ、足がすくんで戻れない…(^^; いくらなんでも、この状態では放置する訳にはいきません。

このエリアは、高尾と檜原の境界にあたるため、檜原レンジャーにも協力を要請し、年も明けた8日、共同で整備を行いました。そして今度はちゃんとした登山道を下から登り、道を見失った地点を確認、そこにも簡易道標を設置してきました。

前回、なぜ正規の道から外れてしまったか、ですが…
・幅の広い尾根筋から登山道が分岐する場所に、元々は指導標(案内)があったのだが、柱が腐ったのか、矢板だけが木の根本に放置されていた。
・通行止めを表すために置かれた数本の間伐材が、半分以上埋まっていて、単なる粗朶と区別がつかなくなっていた。
・尾根筋の道は作業道になっており、分岐点から先の急な岩場までの100mほどが、きちんと整備されている。
こりゃ、知らなければ絶対間違えちゃいますね。実際、私たちが強引に降りた地点には、新しい踏み跡がたくさん残っていた=みんな同じ間違いをしている、という事ですし。

とりあえず、わかりにくいところには簡易道標を設置、危険と思われる木橋には通行注意の看板設置、川を渡る地点では石を組み直して歩きやすいように、とやれる事は全部やってきました。

なんというか、数ヶ月に渡る宿題を、やっと提出できたような気分です…(都レF)

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Ⅴ期生体験巡回について

2008-01-07 00:14:51 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

 Ⅴ期生の実地研修終了後4月の登録までの間、高尾サポートレンジャー会の自主巡回活動をより理解して頂くために、代表的な自主巡回活動をご紹介させて頂きたいと思います。下記の4つのコースを設定いたしましたので、皆様のスケジュールが許す限り参加頂ければ幸いに存じます。
 なお、これらの企画については参加を義務づけるものではありません。参加申し込みはウェブリーグ上でもできますが、登録のお済みでない方は、坂内(下記)までお願いいたします。
  Eメール ;m-sakauchi@tbm.t-com.ne.jp
携帯メール;ma-sakauchi0717@docomo.ne.jp
携帯電話 ;090-2251-5856

① 1月27日(日)
 * エリヤ:高尾山内  リーダー:坂内 正明
 * 集合場所と時間:清滝駅前 9時30分
 * 実歩行時間:約3時間 解散は山頂14時頃の予定

② 2月17日(日)
 * エリヤ:裏高尾  リーダー:正田 洋
 * 集合場所と時間:高尾山口駅前 9時30分
 * 実歩行時間:約4時間 解散は清滝駅前15時頃の予定

③ 2月23日(土)
 * エリヤ:南高尾  リーダー:横山 茂彦
 * 集合場所と時間:高尾山口駅前9時30分
 * 実歩行時間:約3時間 解散は高尾山口駅14時頃の予定

④ 3月16日(日)
 * エリヤ:奥高尾  リーダー:坂内 正明
 * 集合場所と時間:JR武蔵五日市駅前 7時50分 
 * 実歩行時間:約7時間半  解散はJR藤野駅18時頃の予定
         なお、当日の進行状況を見てコース変更もあり。

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年頭のご挨拶

2008-01-04 12:03:24 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。


いや、最初は「早いもので、今年も残すところ、あと361日となりました」とか、ギャグを書こうかと思ったんですが、年の初めですから、ちゃんとご挨拶させていただきました。

山頂はまだまだ人が多いですが、迎光祭のために張られたロープ、看板などの撤去作業がはじまっており、高尾は普段のペースに戻りつつあります。もみじ台の北斜面では、シモバシラが見られます(残念ながら、せっかく作った観察地の方はまだですけど)。ぜひ一度、遊びにいらしてください。

今年も高尾山で、皆さんと一緒に歩いたり、作業したり、話したりできることを、楽しみにしています。(都レF)

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