高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

2008/05/25 高尾ビジターセンター・一日案内所

2008-05-25 23:59:59 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:4名(うち、都レンジャー2名)

まずはお知らせです。昨年の7月に始めて以来、ずっと「駅前ブース」と呼ばれていた高尾山口駅構内での活動ですが、今回より正式名称は「高尾ビジターセンター・一日案内所」という事になりました。さらに昨年度は、あくまでも「試行」ということで実験扱いだったのですが、今年からは正規の活動になりました!(パチパチ…)

と言っても、何も変わりません。立ち寄ってくださった方に正確な情報を伝えつつ、山でのマナーにも配慮していただけるよう、ちょこっと利用ルールのお話しするという点は同じです。ただ、正式名称が決まったことで、利用者向けの看板などは新しく作れるかも知れません。

という訳で「試行」の取れた一日案内所ですが… 出だしから蹴躓いた感が… まぁ、5月中はイベント目白押しで、皆さんにはずいぶんと協力していただきましたし、天気のことは誰にも文句を言えません。
特に今回のように11時頃まで雨が降ってしまうと、午後も出足が鈍りますね。雨であれば自然観察系の方はあまり来ませんし、雨でも高尾に登る方というのは「どこへ行き、何をする」という目標がはっきりしている訳ですから、あまり案内所には立ち寄ってくれません。まだ集計はしていませんが、対応できたのは大体100件前後ではないかと思います。

そんな中、午後に来てくれたある若いカップルには、ほっとさせられました。「高尾山、小学校の時以来なんです! 私たちでも登れるコースはありますか? あ、水と、チョコレートと、雨具はないけど傘と…」 うーん、青春ですね(笑) 天気の良い日に、また二人で来てくれると良いな…

という訳で、多少寂しい感じはありましたが、今回も無事に終わることができました。用事のある中、セッティングだけでもとお手伝いに来てくださった方、最後までほとんど休みも取らずにお手伝いくださった方、ありがとうございました。

次回の一日案内所は6月22日、いつも通りの第四日曜日になります。梅雨のさなかではありますが、皆様の参加をお待ちしております。さて、来月からの利用ルールチラシの裏は何にしようかなぁ… (都レンジャー・福田)

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2008/5/24 自主巡回 高尾山内

2008-05-24 20:00:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:11名
コース:清滝駅前~稲荷山・6号路・1号路~山頂(昼食)~4号路~2号路~蛇滝~小仏川沿~高尾山口駅

 全山緑に包まれ花がいたるところ見られ、春本番の中での活動となりました。
 当初、入山は稲荷山コースでの計画でしたが、11名の参加を得たことで、3コースに別れ山頂で合流することにしました。また、今回は自然観察チームから、コース路での「セッコク」の開花状況確認と現在開花の観察確認の要請があり、共通の目的意識を持っての活動となりました。少人数で花を観察しながらの活動は利用者との接触も普段の活動より多くなることもわかりました。
 少人数での活動は各人が今まで以上に目的意識を持つ必要性を実感した1日
でした。(SR/TK)

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【緊急】またしても人手不足でSOSです!

2008-05-23 00:56:09 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

えー、毎度毎度こんなことばかり書いているのも淋しい気がするのですが… 25日の高尾ビジターセンター一日案内所(旧称:駅前ブース)をお手伝いいただける方、いらっしゃいませんでしょうか?

現状では福田・中原の二名のみ…という、最悪の状況となっております。

もしお手伝いいただけるという方がいらっしゃいましたら、レンジャーのメールアドレス(takaoranger@tea.ocn.ne.jp)まで、ご連絡をお待ちしております。「午前中(午後)だけですが…」とか、「初めてなんだけど…」という方も、大歓迎です。

ご連絡、お待ちしております。(都レンジャー・福田)

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2008/5/18 自主巡回 奥高尾

2008-05-18 23:22:50 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:10名(内4名新会員)
コース:日影バス停~日影沢林道~小仏城山(昼食)~一丁平~5号路~富士道~1号路~金比羅旧道~高尾駅(解散)

1)今回は 新会員歓迎を兼ねた自主巡回でした。新人会員4名を含む10名で、多彩な緑色を呈した5月の日影沢林道から小仏城山、1号路から すぐち道経由で高尾駅を 歩きました。
2)季節はまさに“目には青葉 山ホトトギス…”の頃、日影沢林道は、緑が目に鮮やかでした。
よく見るとみどり色も微妙に違っていろいろあるのですね。
3)緑の中 あちこちに白いウツギの花が咲いていました。
①3枚の葉に、花がつぼんでいるように完全には開かないのが 「ミツバウツギ」、
②葉っぱに切れ込みがあるのが 「コゴメウツギ」、
③葉っぱが茎を抱いているのが 「マルバウツギ」、
④3枚の花びら(?)のうち1枚が舌を出したように大きく、よく匂うのが 「ガクウツギ」、
⑤らっぱのような形の花に、花の元の額ヘンが羽根つきのハネのように5つあるのが 「ツクバネウツギ」と 教えてもらって、口々に「これはミツバウツギ」「こちらはコゴメウツギ」と唱えます。
思わず『うの花の匂う垣根に…♪』の歌も出てきます。
4)又、日影沢は蝶たちのお好みの場所でもあるようです。
・黒色で下の羽が長い「オナガアゲハ」はゆっくりした動きで 近づいても鷹揚です。
・反対に素早かったのが カワセミを思わせる鮮やかさ といわれる「アオバセセリ」。 
ウツギに止まっていたのですが、青というより黒っぽく見えました。
5)たっぷり時間をかけて日影沢を歩き、小仏城山近くにはホウチャクソウ、ニリンソウが
道沿いに咲いていました。
6)昼飯後は施設の点検をしながら一丁平、山頂下、1号路、金比羅台から高尾駅に出ました。
7)高尾駅での「振り返り」で、各人がそれぞれ今日印象に残ったことを、声に出し心に刻みました。
又、「数の少ない植物についての案内はあえてしない。」
という意見や“捕虫網を持った人に対しての対応の仕方”の課題が提示されました。
8)今回、5月のこの季節に相応しい「目には青葉…」のような生き生きしたいろいろなみどり色が見られ、又いくつかのウツギを知ったことが印象に残りました。
・次に日影沢に出向いた時には、今日とはまた違った様相を見せてくれることでしょう。
・四季がある国で、その時々の自然を見たり、感じたりできるのは 素晴らしいことですね。
・昔から人々は生活の中で季節を感じ 自然と近い距離で生活してきました。
・良寛のうたに次のようなものがあります。
 「形見とて 何か残さむ 春は花 夏ほととぎす 秋はもみじ葉」
今日見た鮮やかな緑をはじめ、四季の自然を後の世にも繋げていきたいものです。(SR/M.O.)

 巡回終了後、新入会員の方々を迎えて歓迎会を催しました。参加者は少なかったのですが、その分、中身の濃い意見交換や親睦を深めることが出来ました。
 なお、日中の自主巡回は植物観察および昆虫観察を主とした自主研修の形をとりました。(SR/M.S.)

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2008/05/17 水環境調査

2008-05-17 23:59:59 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

すでに恒例となりました春と秋の水環境調査… 今回も、サポートレンジャー、パークボランティアの方々にお手伝いいただき、無事に6号路側6カ所、日影沢側5カ所の調査を終了することができました。ご参加くださった方、ありがとうございました。

何度も言っていることではありますが、水環境調査というのは、水を指標にして「今、高尾山で何が起こっているのか?」を知ろうとする試みです。残念ながら調査の前々日に雨が降ってしまったため、データの信憑性は薄いかもいささか知れませんが、参加してくださる皆さんのスキルは確実に向上していると思います。特に大腸菌群の検査用紙は、培養部分を指で触ってしまうようなミスもなく、「真っ当な」データがとれていました(^^)

やはり5月に行った利用動態調査のように、今回も速報データを…といきたいところなのですが、これはしばらくお時間をいただきたいと思います。というのも、水質の変化には、さまざまな要因が複雑に絡み合っているからです。ある数値が大きな変化を示した場合、それが何に起因するものなのか、今までの技術、データの蓄積では本当のところは判りません。正直、推測すら難しいレベルだと思います。しかし、一旦数字として発表されたデータは、勝手に一人歩きしてしまうことがあるのです。

そんな訳で、良い発表方法を思いつくまで、もう少しお待ちください。

で、ここからは余談です。
5号路より少し下、昔、八王子のレストハウスのあった下あたりに湧き水があります。これが本当に湧き水なのか、私は未だに疑問に思っています。高尾山の山頂には、古すぎて記録に残っていない水道管が数多くあり、どうもそこから漏水しているのではないかという気がするのです。昨年私が見たのは、ずっと以前に廃止された水飲み場へと繋がる配管が根本から外れ、5号路へと吹き出した「湧水もどき」でした。一般に給水を止める時には管の先端を塞ぐだけで、いちいち根本から管をはずす訳ではありませんから、こんな「幽霊水道管」ができてしまうことがあるのです。

あの湧水、水が枯れることなくわき出し続けるには、いくらなんでももう少し山頂との標高差が必要な気がするんですけどねぇ… 今度、あそこの水の塩素を計ってみるというのも、面白いかも知れませんね。(都レンジャー・福田)

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2008/05/11 利用動態調査(休日)

2008-05-11 23:59:59 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者7名(うち、都レンジャー3名)

まぁ、天候の変化、気温の急落なんてのは、山で何かする以上覚悟はしてますし、それなりの準備はしているんですが… 今回の利用動態調査は大変な一日になってしまいました。相当着込んでいたんですが、とにかく寒い! むちゃくちゃ寒い! 若い頃、富士山頂で低体温症になりかけた時のことを思い出してしまいました。ご参加いただいたSRの皆さん、風邪など引かれなかったでしょうか?

こりゃダメだろうなぁ… 人来ないよなぁ… 中止か早仕舞いを考えた方が安全かなぁ…なんてことを考えつつ、朝8時から都レンジャー三名でカウントを開始したのですが、9時前頃から山頂があわただしい雰囲気となりました。実は5月11日というのが、八王子市主催の「八峰登山大会」の日だったからです。
八峰登山大会というのは、八王子市にある今熊山、刈寄山、市道山、醍醐丸、陣場山、景信山、小仏城山、高尾山という、八つの峰を巡る登山大会です。コースは今熊山から陣馬高原下へ下りる前半コース、陣場山から高尾までの一般コース、今熊山から高尾までの健脚コースの三つがあり、毎年多くの方が参加されるそうです。

という訳で、日頃は静かな奥高尾方面の四阿は、八峰登山の高尾山頂チェックポイントとなり、一日中休み無く、多くの人が登ってくるという、今までに無い経験をすることになりました。夕方になっても登山者数が減らないのは、すべて八峰登山の「健脚コース」参加者です。今熊山から32.5kmを踏破された中には、サポートレンジャーの方も含まれていましたよ(笑) なお、今回の細かいデータはpdfファイルとして、サポートレンジャー会のホームページよりダウンロードできます。

そうそう、今回は計数中にタヌキを見かけました。展望台の方からビジターセンター裏へと走っていったのですが、山頂で人間と野良猫以外のほ乳類を見たのは久しぶりでした。次回の計数用紙には、タヌキ欄も作らないと駄目ですかね?(笑) (都レンジャー・福田)

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景信山~底沢の道、調べてきました

2008-05-09 07:33:42 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

景信山北側の「危ない分岐点」(白沢峠)に関しては以前書きましたが、6日はその周辺を細かく調査して来ました。

結論から先に書きますと、
・一見巻き道に見えて実は作業道という分岐点(白沢峠)は、粗朶、間伐材などでふさがれている。
・正規の巻き道と作業道は、途中までわずかな高低差で完全に併走しており、相当先に進まないと間違いに気付きにくい。
・その先の十字路を直進する道(ガレ場へ出てしまう道)は、粗朶で完全に封鎖されている。
・十字路を左折する道(尾根へ向かう道)は急登だが、正規の巻き道、登山道へ戻ることができる。
・十字路を右折する道(底沢方面?と言われていた道)は、底沢にある二本の林道の交点へ繋がっている。
・しかし、あくまでも作業道以上、登山道未満というレベルで、高尾山の延長で入ってくる利用者向きのコースではない。

今回、その場で簡易道標を出してしまおうと考えていたのですが、該当地域は神奈川県側である、一般的な登山者であれば封鎖されていると気づくレベルの処置がされている、本当に危険なガレ場へ出てしまう道は完全に封鎖されているという事で、一旦持ち帰り、関係各所との間で、最善の策について相談することにしました。

近日中になんらかの作業をすることになるかと思います。その際は、よろしくお願いいたします>皆様 (都レンジャー・福田)

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ゴールデンウイーク、無事終わりました…

2008-05-09 07:09:33 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

■一日案内所(駅前ブース)
27日 参加者6名(うち、都レンジャー2名)
29日 参加者5名(うち、都レンジャー3名)
5月5日 参加者8名(うち、都レンジャー3名)
■利用動態調査(平日)
5月7日 参加者7名(うち、都レンジャー3名)

ゴールデンウイーク間の拡大版一日案内所(駅前ブース)3連発、そして利用動態調査の平日版が無事終了しました。

今年のゴールデンウイークは、天候に恵まれませんでしたが、それでも多くの方が案内所を訪れてくださいました。一日案内所の無かった四日には、なんと四万人以上の方が高尾山を訪れたそうです。
当初、「人手が足りない!」と大騒ぎしておりましたが、蓋を開けてみると… 多くの方が「人、足りないんだって?」と助けに来てくださり、何とか無事に乗り切ることができました。せっかくのゴールデンウイークだというのにご参加くださった方々、本当にありがとうございました。
統計用の記入用紙は、現在八王子観光協会で集計中のため、適正利用についてどの程度普及・啓発活動ができたか確認できないのですが、個人的には非常に良い手応えがありました。特に、裏面に今見られる花をあしらった利用ルールチラシは好評で、多くの方に利用ルールのPRができたのではないかと思います。

また7日の利用動態調査ですが、参加者が4名と必要最低限の状態だったり、私がシフト表を送り忘れるというポカをやってしまったり(関係者の方々、ご迷惑、ご心配をおかけしてすみません)、何とか無事に終了させることができました。
各コースのデータですが、すでに整理を終わり、pdfファイル化してあります。その一部が、ページに貼り付けられたグラフです。折れ線グラフが累計、棒グラフが時間帯別の利用者数になります。
これを皆さんに見ていただきたいと考えているのですが、どのような形で公表するのが良いか、現在思案しています。という訳で、公開に関してはしばらくお待ちください。

まぁ、新緑シーズンですし、ゴールデンウイークから連続して休暇をとられた方などもいらっしゃるのでしょうが、平日に2600名強の方が山頂に来る高尾山というのは、やはり特別な場所ですね。

さて、今月はあと二つ調査があります。特に11日の利用動態調査は、まだ人数が足りていません。あと最低二人ご参加いただけると、だいぶ楽なシフトが組めるようになります。という訳で、パートタイムでも構いません。ご参加いただける方がいらっしゃいましたら、レンジャーのメールアドレスか、携帯までご一報ください。 (都レンジャー・福田)

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