高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

2011/04/29  自主巡回 高尾山内 新入会員歓迎登山

2011-04-29 22:10:56 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報
    


参加者:17人(内新入会員6人)
コース:清滝駅前~1号路・6号路・稲荷山の3班に分割~高尾山頂(ビジターセンター)~3号路~2号路~琵琶滝道~病院道~清滝駅前


自粛ムードが落ち着いたとはいえ、GWの初日にしてはいつもの週末と変わらない人出の清滝に集合し参加者が多かった為、3班に分かれ山頂のビジターセンターを目指す。 どのコースとも自然観察グループのメンバーが中心となり春植物の開花状況をチェックしながら進んだ。
新人歓迎登山とは言え単なるハイキングではなく、今後のサポレンライフに重要な参加登録方法や総会では出なかった様々な質問に答える場として開催しているのでレクチャールームでの時間を多めに取った。 ホームページやウェブ、ブログの操作方法を中心に実際の画面を映し出しながら解説した。既に使い慣れて頻繁に利用している方も多かったが改めて操作を手順に従って解説することで意思疎通が図られたような雰囲気でした。 午後は一時間半程5・6号路交点と山頂直下トイレ前、奥高尾方面階段下の3箇所において案内活動を実施。休日の割には登山者のはけるのが早く、交点では3時頃にはかなり閑散とした様子でした。 また自然観察Gにおいては日影沢での定期観察のチェック活動に出向いてもらった。 下山は全員で3号路~2号路~琵琶滝道~病院道を経由し清滝駅前へ。各人より感想と報告事項を確認し解散とした。(TSR委員会)

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2011/4/9 自主巡回 高尾山内

2011-04-09 20:00:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

天候:小雨のち雲
参加者:3名
コース:6号路→琵琶滝→琵琶滝道→2号路南周り→淨心門→4号路→いろは道→山頂(昼食)
    富士道→薬王院→淨心門→2号路北周り→蛇滝道→蛇滝→駒木野→高尾駅(解散)

・清滝の桜は満開。
・天気予報は一日雨、そのせいか人手は通常の土曜よりずっと少ない。
・9:40出発。6号路へ。さっそくニリンソウ、背丈の伸びたユリワサビ、ヒメカンスゲと出会う。
・岩屋大師手前にさしかかった所で、川への急坂を踏み下ったと思われる跡を何ヵ所かみつける。その先にはニリンソウがいくつも花をつけていた。
・10:30琵琶滝
・滝行がこれから始まるところで、しばし儀式のような手順を見学。
・その後清滝を背に今回の巡回で実施したかった解説ワードを披露。来山者に琵琶滝の解説をする時に、こんな切り口もあるのでは?と思われるワードを一つづつ紙に書いたものを用意していた。
 「琵琶滝・蛇滝・布流滝」
 「滝と修験」
 「みそぎ」
 「滝が神体」
 「4月1日」
・琵琶滝道を登る。岩の多い土道がうれしい。
・11:00、2号路へ。
・左手の林を見ながらここでも解説ワードを提示。
 一枚目、日本列島の図の上に「亜寒帯林、温帯林、暖帯林、亜熱帯林」
 二枚目、日本列島図の上に「針葉樹、落葉広葉樹、照葉樹」
 三枚目「落葉広葉樹、照葉樹」
・11:20浄心門
・4号路へ入り、補修工事後の谷あいを見る。
・楽しみにしていたイヌブナの実生はまだ時期が早いようで見られなかった。
・先に歩いた2号路と比較しながら続きのワードを提示。
 「照葉樹、落葉広葉樹」(再)
 「ブナ、イヌフナ」
 「遷移、極層」
・いろはの道の1号路との合流手前で新設されたジェットコースターのような木道階段を体験。
・12:30山頂
・午後、富士道から薬王院を通り、浄心門で2号路南周り道へ。
・2号路南周り道へ入る所の階段は修繕の途中なのか木枠の高さまで土が入っていない。気をつけて歩いていただきたい。
・今日2つ目の滝となる蛇滝を通る。
・蛇滝からの川沿いにはニリンソウが道に沿って咲いている。
・蛇滝口に出て小仏川沿いを歩く。足下はヤマエンゴサク、オドリコソウ、ナツトウダイ、コチャルメラ等も見れて春の野を行くようだ。
・JR高尾駅にて解散、
・一日雨の予報だったが傘をさすこともなく済んだ。
・天気予報のせいか震災の自粛のせいか来山者は少なかった。
・人の世は困難に直面していても花は咲いて春は来た。自然の営み、時の大きな流れの中、春の花々に今年も出会え心和んだ一日だった。(TSR/M.O)

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2011/04/06 自主巡回 裏高尾

2011-04-06 20:00:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

 


参加者:4名
コース:高尾北口(バス乗車)~大下バス停~小下沢~小下沢分岐~景信山~小仏峠~日影林道~日影

3月11日の東日本大震災後中止になっていたサポートレンジャーの活動が再開された。暖かいお天気に恵まれ春の訪れをしみじみと感じる。被災地にも早く穏やかな暖かい春の訪れが来ることを祈らずにはいられない。
大下バス停から小下沢に向かう。歩き始めてすぐにタチツボスミレ、アブラチャン、ジロボウエンゴサク、ユリワサビなど春の花が咲きだしていた。ラショウモンカズラやツルカノコソウにも蕾が付き、ナガバノスミレサイシン、エイザンスミレ、アオイスミレ、ニリンソウ、タカオスミレ、ヨゴレネコノメソウ、ハナネコノメ、ヤマネコノメソウ、ヤマルリソウ、ハシリドコロ、キクザキイチゲ、アズマイチゲと春植物が一斉に咲きだしていた。利用者の数はそれほど多くはない。この時期、デジカメで花の撮影に夢中になり、つい一歩踏み込んでしまう利用者がいる。足元に気を付けて撮影していただくようお願いした。一歩踏み込んだ足の下に芽生えを待っている植物があるかもしれない。
キャンプ場跡地から景信山の登りに入った。やがて急な登りが終わり緩やかな道になると、植林の杉の伐採がかなり大規模におこなわれ明るい林に代わっていた。山頂に向かう途中、アカシデが赤く芽吹き、ツノハシバミの赤い小さな雌花とゆらゆら揺れる雄花が見られ、この時期ならではの発見がある。また普段は素通りしてしまう、コクサギ、ウバユリ、ノブキなどもピカピカの真新しい葉を展開しはじめて、存在感をアピールしているようだ。景信山頂から小仏峠を経由して小仏城山を巻いて日影林道にでた。このあたりも伐採が行われ見通しがよくなっていた。切株を見ながらI氏が木を倒す方向や切り方などのレクチャーをしてくれる。タゴガエルの声を聞くがなかなか姿を見せてくれない。キブシ、アブラチャンはまだまだ盛りだがフサザクラはそろそろ終わりを迎えていた。小下沢では咲いていたタカオスミレが日影ではまだようやく芽を出したところ。それでも日影にも春植物が咲きだしていた。4時近くになるとこのあたりも静かで人影もまばらだったが、バス停近くのカツラ林にはやはりデジカメ片手の利用者がいた。カツラ林にはロープが張っていない場所があるので中まで入って写真撮影をする人もいる。裸地化してからでは遅いので、ロープがなくても立ち入らないように、マナーを守って自然を楽しんでほしいと思う。地震や津波などの自然の恐ろしさと、穏やかな美しい春の訪れと、相反する姿に自然に対する畏敬の念を抱かざるを得ない巡回であった。(SR /TS)

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【登録更新】新しい登録証、準備ができています

2011-04-03 21:31:42 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

 皆さんの新しい登録証が完成しております。ぜひ自主巡回や個人的に来山なさった時に、ビジターセンターへお立ち寄りください。古い登録証と交換させていただきます。
 ただし、レンジャーが不在の場合はお渡しすることができません。おいでいただく前に確認のメール、電話をいただけると助かります。(都レンジャー・福田)

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