高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

2010/2/27 自主巡回 南高尾

2010-02-27 20:00:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

コース:高尾山口~(バス)~大垂水峠~大洞山~中沢峠~西山峠~三沢峠~草戸山~高尾山口
参加者:2名
天 気:雨・曇り・雨

 夜来の雨も高尾山口に着いた頃にはどうやら上がって、助かった。バスで大垂水峠に行くのは久しぶりだ。「大垂水」バス停の位置が数百メートル高尾寄りに変わったとは知らされていたが、甲州街道の歩道も無い停留所に降りると、いささか車の怖さを感じる。ここは峠だから上下線とも登り坂になり、トラックなどは目一杯フカして、轟音と共に間近を通過していく。ガードレールなんか無いから怖いヨ。おまけに数十メートル先の、南高尾に入る歩道橋の入り口は道路の反対側だから街道を横断しなければならない。しかもカーブしていて見通しが悪い場所だから危ないヨ。ここを利用する方は十分気をつけて下さい。
 このコースはほぼ尾根上を往く道だから小さなピークが幾つか続く。この数年、ここを歩く人はピークを辿らず、アップ・ダウンを避けて巻みちを選ぶケースが多いようだ。 今日は、ピークを踏んで行ける道があるなら、踏み跡が以前より薄く感じられる道や、頂上の様子や、標識の点検をしながら巻かずに歩こう、と健気な決心をする。
 大洞山から中沢峠に向かう途中にコンピラ山がある。今までは気になるようなものは何も無かったので通り過ごしていたが、山路からほんの少し高いだけのピーク514.7mに大掛かりな木製のテーブル・イス・リュック掛が作られていて、これには一寸吃驚。大きさや手の掛け具合から見ると、作った人の数も少なくないだろうと思える。
 尾根の上にも、山腹の道にも未だ草花は無く、木の芽は固い。雨水が過ぎ、春一番も吹いたけれど、草木は未だうつらうつらと、明け方の浅い眠りを楽しんでいるのだろうか?(t.Abe)

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2010/2/13  自主巡回 高尾山内

2010-02-13 20:00:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:7名
コース:清滝駅前~1号路~3号路~高尾山頂~1号路~高尾山口駅

 本日の巡回は高尾では珍しい、一日中細かい雪が降り続く中での巡回となりました。
 降雪と登山道の凍結が予想されましたので、事前にアイゼン、ストック、スパッツ等を準備して清滝駅前に集合しました。
 1号路の木々に積もった雪が、墨絵を思わせる風景を味わいながら巡回をスタートしました。1号路は「たこ杉」から「浄心門」の間が凍結している他はまったく問題なく、「浄心門」から3号路へと向かいました。3号路も積雪はあるものの凍結はなく、ただ木々の枝や、竹が雪の重みで登山道へ垂れ下がっていたのを処置しながら巡回を続け、12時過ぎに山頂へ到着しました。
 山頂のビジターセンターではレンジャーの中澤さんが、凍結により転倒事故が多発していた1号路、薬王院不動堂の先にある木道近辺の雪かきに出かけるところでした。レンジャーに協力するため、昼食を早々に切り上げ男性参加者5名が1号路木道と山頂から奥高尾へ向かう階段の2グループに分かれ、早速雪かきを開始しました。
 1時間くらいで終了出来るかなと思っていましたが、踏み固められた雪は意外と重く、結局2時間近く雪と格闘して、なんとか歩けるように。作業中は「転倒事故が多発しているから」と注意を呼びかけ、登山者からは「ご苦労様です」と感謝されながら無事作業を終了しました。
 「山で雪かきとは・・・」とお叱りを受けそうですが、これも三ツ星・高尾の宿命かもしれません。
 参加者の皆さんお疲れ様でした。きっとご自分の体力にかなり自信を持たれたことと思います。 (TSR/TF)

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2010/2/3 自主巡回 奥高尾

2010-02-03 20:00:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:3名
天気:晴れのち曇り
コース:高尾駅北口(バス)~小仏~小下沢分岐~景信山~白石峠(巻道)~堂所山(巻道)~底沢峠~(明王峠往復)~底沢峠~明王林道~陣馬高原下(バス)~高尾駅北口

 都心から西へ走る電車の車窓から見える景色に何時もとの違いが観られたのは、「雪景色」である。高架の高尾駅のホームから観える高尾の連山は実に見事な墨絵だ。
ホームから写真を撮る人の姿も見られた。9:12分発小仏行きのバスの乗客は、病院前を過ぎると、登山客だけとなり、日影バス停で、小仏行きの我々を含め6人を残し下車して行った。更に、景信山入り口では乗り合わせた一人だけが登山道に入った。他の2人は小仏峠方面へに向かった。景信山登山口から見る周りの山の景色は今までSR活動で見た景色とは全く違うものであり、感動を覚えつつ、登山開始となった。途中、雪の重さに耐え切れず、登山道上に落ちた小枝等を除去しつつ雪道を一汗かいた、小下沢分岐から30m位上った雪道を塞ぐように、直径15cm位の倒木の処理を行い、一層深くなった雪道を喘ぎ、下山者4人と会釈し景信山頂となった。一味違う景色を満喫し30cmを超える積雪の踏み跡を頼りに、底沢峠へ向かった。行き交う登山者は18人で挨拶程度の会話に終始しながら登山道の状態を聞いた。それぞれの人達は目的を明確に持ち装備も確かに観られ、我々の情報も必要を感じていない位の準備をしているようである。底沢峠付近で、神奈川県の環境関係の職員2氏と出会い、底沢から上ってきたが大きな問題は無い様な話しを伺い、我々の巡回の内容を話す等して巡回活動に戻った。相変わらず登山道の雪は多くトレールを歩くのみで支障木や塵は全く見えない(雪の下)。案内標の点検を行ないながらも歩いたが、ボルト&ナットの緩みも無く矢羽根にも問題箇所は見られないが、支柱の基部に腐食の見られる箇所があるので、継続な監視が必要であると思う。底沢峠から明王峠の往復をオプションとしていたのは、昼食場所として、(ベンチや見晴らしも良いので)考えていたもの、明王林道への踏み跡がある事を確認し明王峠での昼食としたが、行動中は感じられなかった寒さを感じ、食後僅かな休憩で、底沢峠に戻り、急な下りが続く中を巡視を行い、大きな倒木(各30cmを超える)が3本あり登山道にまたがっていたが、我々の手に負えず報告事項とした。更に下る中で頭上に雪の重みで垂れ下がる竹や笹等の雪を払い排除しながら明王林道の出会いに着いた。付近の景色に、同行者一同感嘆の声を上げながら舗装道路を軽快に、陣馬高原下バス停を目指し、途中の民家の庭先に観られた、南天と万両の真っ赤なたわわな実に思わず、今日歩いて来た墨絵の中に例え様も無い対比を感じた。同行諸氏も口々に素晴らしい、ビューティフルを連発し、SR活動の中でも今日は秀逸であり記憶に残る自主巡回であったと、反省会では、話されていた。
更に、同行のE氏は今日が誕生日だそうで・・・何歳かな? (TSR/T.H)

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