高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

2006/9/30 自主巡回 高尾山内(6号路)

2006-09-30 20:00:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:8名
コース:清滝駅前(9:30)・清滝分室 - 岩屋大師 - 琵琶滝 - 大山橋 - とび石 - 5号路合流点 - 山頂・高尾ビジターセンター(11:45)
(12:30~14:30ビジターセンターにて10/7イベントの説明会参加)

 曇り時々薄日も差す絶好の巡回日和の午前9時30分 清滝駅前にサポートレンジャー8名が勢ぞろい。今回の目的は、10/7(土)に開催されるイベント「まるごと体験高尾山」をふまえて、多数の登山者が利用すると予想される”森と水の6号路”を「セフティ&クリーン」の視点で点検することでした。
 豊な水量で一段と爽やかさを増した渓流と、遠慮がちに顔をだしていたツリフネソウやミズヒキなどを道連れに巡回開始。6号路ではいよいよシーズン到来か、ところどころで行列もできるほどの大勢の登山者に出会い、高尾山の人気にサポートレンジャーとしても身の引締まる思いもしました。
 さて巡回結果は、まず”岩屋大師上部の登山道”にラグビーボール大の岩(落石)があり初仕事で排除。 ”琵琶滝上部の⑥案内板~⑦案内板の中間では、谷側ロープ下の小さな崩れと安全ロープの外れを発見(いずれも報告と補修)。
 休憩地では登山者から我々の名札や腕章をみて、サポートレンジャーについての質問なども出るなど、コミュニケーションの大切さの訓練も・・・。
 また”とび石”を越えて急登の階段上部の階段上の休憩地の木蔭では茶褐色でマシュマロ風の珍しい”キノコ”を発見!(ノウタケ?) 樹木や草花や動物だけでなく、キノコも高尾山の大切な仲間であることを再認識。
 合流5号路では登山者からの”シモバシラ”に関する質問にも答えるなど、新たな出番も・・・。
 今回の巡回をとおして、サポートレンジャーとしての貴重な体験を積み重ねることができたと思っています。
 10/7(土)のイベントでは 大勢の登山者の方々に楽しんでいただけることを祈りつつ、巡回を終えました。 
 メンバーの皆様 お疲れ様でした。(SR F&S)

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2006/9/20 自主巡回 南高尾

2006-09-20 20:00:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者 5名
コース:高尾山口 - 清滝分室 - 四辻(かたらいの路大戸コース)- 草戸峠 - 草戸山山頂(松見平休憩所)- 三沢峠 - 梅ノ木平 - 高尾山口

 久し振りの秋晴れに恵まれた9月20日午前10時、メンバー5名が高尾山口駅に集合しました。久し振りの好天とあって平日にもかかわらず高尾山口駅を下車する登山者の数の多さに先ず驚かされました。
 年間250万人もの人が訪れる高尾山の魅力の一つは、朝の天候状況を確認してから家を出ても十分登山や高尾の自然を楽しめる都心からの近さにあると思いますが、今朝の素晴らしい秋晴れを見て高尾山を目指した人も多いのかなと思いながら、そんな魅力を持った高尾山の自然を守る事の大切さをあらためて実感させられました。
 本日のコースは時間的にも余裕があるので、登山道の状況、道標の確認、自然観察と盛りだくさんのメニューを用意して巡回しました。
 草戸峠にさしかかった時に正午を報せる薬王院の鐘が聞こえ、見上げると正面に薬王院の緑の屋根、右に霞台の展望台、左に高尾山頂の電波アンテナが眺められ、まさに草戸峠は高尾山の全容を眺望する絶好のポイントであることが分りました。
 この日は南高尾も登山者の数が多く、草戸山山頂の松見平休憩所で昼食予定でしたが、山頂の人の多さに15分先のふれあい休憩所での昼食に変更しました。
 草戸山からいったん下って、ふれあい休憩所へ向かう上りの階段が空腹の体には結構きつく、おかげで昼食の弁当がすこぶる美味しく味わえました。これも巡回の楽しみの一つですね。
 このコースは、「かたらいの路大戸コース」から「関東ふれあいの道(湖のみち)」へとつながる登山道ですから、多くの登山者に利用されていると思いますが、高尾山口から四辻を経由して草戸山山頂に至る「かたらいの路大戸コース」には行き先を示す道標(看板)が少ない上に、その数少ない道標( 看板)が朽ちて汚くなっているので、行き先案内の文字が消えかかり 、読めない所が多々ありました。
 早急な道標(看板)の整備が必要であるとメンバー全員の感想でした。次回巡回の際はマジック等書くものと修理する道具を用意して巡回する必要があると思います。
 関東ふれあいの道に出てからは道幅も広く、ツリフネソウ、キツリフネソウ、ミゾソバの群落、フジカンゾウ、ヤマホトトギス、サラシナショウマ等々の草花が目を和ませてくれました。好天に恵まれた一日でしたが皆さんお疲れ様でした。(SR・T.F)

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2006/9/16 自主巡回 裏高尾+委員会

2006-09-16 20:00:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:8名
コース:高尾山口~上椚田橋~蛇滝口~日影~森の図書館~いろはの森~4号路~管理センター

 9月になってすっきりと晴れることのない日々が続いていましたが、この日も朝から曇り、でもなんとなく空が明るくなって、好天を予感させる中、メンバー8名が高尾山口駅に集合!さあ、はりきって活動といきましょう。
 始めに高尾電鉄にお借りしている清滝分室へ寄って内部を点検、利用記録簿に初の記録を残し、10時頃巡回に出発、途中駒木野付近の小仏川の河原で河床の岩石などを見ながら高尾山地の生い立ちについて思いをはせました。また、摺指のお豆腐屋さんの前の休息場に岩石庭園のように大きな石が並べられていましたので、主に高尾山地を造る岩石についても調べました。
 さて、日影沢に入り森の図書館で小休止の後、時間の関係で、いろはの森コースに変更、山頂の管理センターを目指します。八王子山岳連盟の山小屋付近にはキツリフネやツリフネソウの群落があり見事に花を咲かせています。でも、群生していた場所は資材置き場あるいは残土置き場!水辺の日当たりの良いところとはいえ、可憐な美しい花が何故このような場所に???
 いろはの森コースの急登を大汗をかきながら、また、まわりの木々の名前をみながらの登りです。木によってはこの地の俗名でしょうか?全く聞いたことのないような名?正名を見てなるほどと納得しながら登り切り、4号路を経て高尾山頂に到着OK。昼食後、あとは委員会です。皆様お疲れ様でした。(SR・SAK)

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2006/9/14 霞に抱かれる巨木達

2006-09-14 12:13:30 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

 大きく成長したスギの姿は、圧倒的な存在感を持っています。そのため、古い時代から人の手によって社寺の周りなどを中心に多く植えられてきました。高尾山でも多くのスギが見られます。飯盛杉(樹齢500年)や蛸杉(450年)などの銘木や、薬王院の杉並木は東京都の天然記念物にも指定されています。長い時代を生きてきたスギは、一本の木それ自体が一つの森のよう。梢にはセッコクが着生して可憐な花を咲かせていたり、枝が落ちて洞になった場所にはムササビが巣を作ったり、その体で多くの命を支えています。
 さて、その巨大なスギたちの横に眼を向けると、密生して細々としたもやしっ子のようなスギ達の林が。植えられたはいいものの、その後の手入れが悪い為に、もやしっ子にしか育てなかったのでしょう。
 言うまでもなく、どちらのスギも人間が植えて管理してきたもの。人間との付き合い方によって、スギは森にもなれるし、もやしっ子にもなってしまうのです。一度、自然に手を出して管理を始めたからには、本物の自然に勝るとも劣らない立派な林を作ることが、管理する人間側のするべきことではないでしょうか。「これからも私達の後継者となれる立派なスギを育てて欲しい」、巨木たちの切な願いが聞こえてくるようです。霧に包まれるスギを見てそんな思いが浮かんだ一場面でした。彼らの将来が霧に迷いませんように。(都レK)

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2006/9/10 高尾水環境調査

2006-09-10 11:58:41 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:11名+都レンジャー1名(日影沢コース)、高尾パークボランティア会7名+都レンジャー1名(6号路コース)
コース:日影沢林道、6号路

 山道を汗だくになりながら歩いていると、道わきの崖にきれいな湧き水が。こんな状況だったら、だれでも湧き水を口にしますよね。高尾山では多くの登山者が湧き水を口にし、また沢では子供達が水に入って遊んでいます。ところでこの水、本当に飲んでも大丈夫なのでしょうか?大勢の人が集まることによって、ゴミが捨てられたり、上流で用を足されたりしているかもしれません。そういった行為によって水が汚されていないでしょうか?そんな疑問をきっかけに都レンジャーと高尾パークボランティア会が協力して、昨年9月から高尾水環境調査をはじめました。
 今日は、今年度の水環境調査第2回目。6号路の沢(前の沢)と5号路の湧水合わせて6箇所、日影沢と沢沿いの湧水合わせて5箇所をモニタリングしています。今回は6号路をパークボランティア班が、日影沢をサポレン班が担当。各調査地点で、水量に関する項目(川幅、水深、流速、湧出量)、水質に関する項目(水温、透視度、pH、EC、COD、硝酸体窒素濃度、亜硝酸体窒素濃度、アンモニア体窒素濃度、大腸菌群数)について調査を行いました。
 サポレン班の1箇所目は日影沢キャンプ場横。前回の調査に参加した人を中心に、パックテストや測定器具の使用法を学びました。流速の測定にやや時間がかかりましたが、なんとか全調査項目を無事終了。ウキを流す場所が難しかったですね。2地点目以降は、この経験を生かして全員がフル稼働。前回と比べて1時間以上早く、山頂まで登ってくることができました。山頂でパークボランティア班と合流し、昼食の後は今日の振り返りの時間。これまでの水調査の話や、「調査方法をこうした方がよい」といった意見も出ました。今日の反省を踏まえ、これからも調査を続けていこうと思います。御協力お願いいたします。(都レK)

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2006/9/6八王子城跡・御主殿跡等の史跡巡回(第1回SR自主計画)

2006-09-06 20:00:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:8名
コース:北条氏照の墓、八王子城跡、御主殿の滝

今回は、第1回サポートレンジャー会自主計画で巡視を実施いたしました。コース内容は、雨天のため安全を考慮し急遽変更して行いました。会員8名の参加で(雨男?)、各自が解説者および聞き役者になって、優れた文化財や著名な歴史の舞台等、歴史に思いを馳せることが出来ました。リーダーとして行き届かない所が多々ありましたが、無事に行事を終わらせることが出来ました。次回からの巡視計画にも全会員の参加を望みます。(SR吹)

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2006/9/2 スキルアップ研修《高尾山の自然》

2006-09-02 09:27:05 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:9名+都レンジャー2名
コース:水道みち、日影沢林道

9月2日に都レンジャー中原講師による、第2回目となるスキルアップ研修「高尾山の自然を学ぶ(動物編)」が行なわれ、サポートレンジャー9名が参加しました。
午前の座学では、昆虫を例とした、分類や調査のポイントの講演をきき、そして午後は、実際に野外を歩き、昆虫などの動物から植物の調査を行いました。
当日は天気にも恵まれ、多くの昆虫を見る事も出来、記録票も沢山の生物の名前で埋め尽くされました。
私もまだまだ高尾の自然について、わからないことばかりです。今後も多くの生物を覚えて知識を深めて行きたいと思います。(都レT)

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