【コース】
高尾駅北口(bus)~日影~日影沢林道(コドラート調査)~森の図書館跡~八王子管理道~一丁平下~もみじ台下
~南巻道および尾根道~高尾山頂下(解散)
【参加者】 SR13名 + 体験 3名
【コメント】
梅雨の明けぬ曇り空の海の日でした。
近頃は一年中込み合っている日影沢も、今日は人影も少なく、清流と鳥の声が響きます。
『山女魚(ヤマメ)がいます。20センチ位でしょうか。』
渓流釣りをたしなむ体験参加者が教えてくれました。
清流の証に心が沸き立つ。
コドラートでの植生調査も、前日の豪雨の土砂の流入により芽生えも埋まって、確認数も少なめ。
これも、自然の働き。現状のままに黙々と記録します。
コドラートに入らなかったメンバーは、自然観察チームの活動説明と樹木、植物の観察、開花調査をしながら、森の図書
館跡で合流します。
『今日はまずアブラチャンをよく覚えます。』
開花だけにとらわれない体験参加者の感性がうれしい。
小休止の後、八王子管理道へ。
美しい夏蝶が次々に現れる。
クロアゲハ、スミナガシ、ウラギンシジミ、スジグロシロチョウ、ミヤマクロアゲハ、サカハチチョウ。
この小さな命は、昨日の嵐をどこで、どんなふうにやり過ごし、今日ここにいるのだろうか。
昼食の後、尾根道と巻道の2チームに分かれます。
東A南コース 個体数調査チーム 東Aコース 登山道管理チーム
今年は、ヤマユリの開花が高尾全般で多いとの情報通り、香り高く豪華な花が次々と。
『山のいい空気に触れました。これからも地道に勉強していきたい。』
そんな体験参加者の言葉を我が事とも受け取り、約9キロ、9000歩の(Sさん、Hさんの万歩計)夢路より帰り来
む。
【今日出会った花たち】
クルマバナ キバナノショウキラン タニタデ ミヤマタニワタシ ヒメヤブラン ヤマユリ
ヒヨドリバナ リョウブ タマアジサイ カラマツソウ ハナイカダ(実) ツノマタタケ
【今日出会った虫たち】
ウラギンシジミ サカハチチョウ スミナガシ ミヤマカラスアゲハ ビロードカミキリ ヨツスジハナカミキリ(コウヤホソハナカミキリかも)
マメコガネ ホシハラビロヘリカメムシ ニホントカゲ ニホンカワトンボ スジブトハシリグモ キマワリ
フクラスズメ アシアカカスミカメ
by(SR H.N)