高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

2011/10/30 神奈川レンジャー共同活動

2011-10-31 13:26:47 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加人数5名(うち都レンジャー2名)


先日、陣馬山で神奈川レンジャーとの共同作業を行いました。

この活動は7月末に予定していましたが雨天により中止となったため、今回はリベンジということで東京都側と神奈川側合わせて23名が参加しました。

作業内容は陣馬山頂下の土居木階段の補修です。
土が削れて段差が大きくなっている部分の階段をバール等で抜き、地面の高さに合わせて埋め戻したのちに土嚢を置いて段差を解消しました。



階段を避けて歩いたために脇にできてしまった道を塞ぐため枝を敷き詰める作業も同時に行いました。





活動に参加された皆様、お疲れ様でした。
今後も神奈川さんとの交流も兼ねてこうした活動を続けていきたいと思います。

今回の作業によって利用者の快適な登山や本来生育していた植物の復活に貢献できたならうれしいですね。
(都レンジャー/田邉)

コメント

ヤクシソウが復活しました

2011-10-29 13:23:29 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

ここはもみじ台を下り、一丁平に向けて登り始めてすぐの階段。



覚えている方もいるかと思いますが、
2010年7月14日の共同活動で、
参加者の提案により植生保護エリアを広げた個所です。

当時写真の右側にあったロープ柵を、
階段ギリギリまで1メートル余り左に移設しました。

しばらく植生のない状態が続いていましたが、
1年以上経た昨日、ヤクシソウの花が見られました。
思いがけない所で知人にあったような驚きと喜びがありました。

ヤクシソウは比較的踏み荒らされた場所でも生育できるのかも知れませんが、
このまま順調に植生回復が進めば、新たに見られる花が少しづつ増えるでしょう。
植生荒廃している場所と同じように、回復エリアにも注目して巡視したいと思います。
(都レンジャー/甲把)

コメント

【緊急】 25日一日案内所について

2011-10-23 06:17:06 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

 ブログのトップ項目、ビジターセンターのホームページなどをご覧いただければわかる通り、高尾山内の登山道は台風15号で甚大な被害を受けました。

 そこで25日の一日案内所は、駅頭だけでなく各コース入口に分散し、迂回コースの案内をしていただくなど、通常とは違う形をとるかも知れません。予めご承知おきください。なお、集合時間、場所に変更はございません。(都レンジャー・福田)

コメント

2011/10/22 自主巡回 高尾山内

2011-10-22 20:00:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:7名
コース:清滝駅~1号路~ふじ道~高尾山頂~5号路~6号路~清滝駅前

 予報通り明け方から強い雨が降っていたので、久し振りの雨の巡回に少し重い気持ちになりましたが、清滝駅前への集合時間には小雨となり、午後にはその雨もあがり、新たな高尾の風景を発見した巡回となりました。
 こんな天気なので高尾へ訪れる人も少なく、当初計画していた、清滝駅前での案内活動は中止して、9月に上陸した台風15号により被害を受けた登山道の現況確認を行いました。
 ご存じの通り、9月21日に浜松市近辺に上陸した台風15号は高尾に大きな爪痕を残しました。
 1号路、2号路、3号路、6号路が通行禁止となり、1ヶ月を経過した本日(10月22日)現在も3号路は通行禁止になっています。1号路に残るその痛々しい痕跡は自然の力の猛威を物語っています。
 山頂で昼食後、登山者から歓声が上がったので、何事かと西の方角を眺めれば、厚い雲の切れ目から丹沢山系と富士山が一瞬顔を見せ、富士山には竜巻風の謎の形の雲が発生していました。添付した写真はこの時急いでシャッターを押した写真です。青空を背景にした富士も美しいですし、ダイヤモンド富士も神秘的です。でも今回見た富士は謎めいた幻想的な美しさを見せていました。
 自然はその時々において我々人間に試練と感動を与えるということをまた今回の巡回で実感させられました。
 参加者の皆さんお疲れ様でした、幻想的な高尾を体感できた巡回だったと思います。 (TSR/TF)

コメント

共同活動2011/10/10

2011-10-11 13:40:53 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者11名 うち都レンジャー3名

今回は、11月1日より始まる「6号路上り一方通行化」に向けての準備がメインです。
6号路の麓及び山頂側に、案内を取り付ける制札板を設置しました。


その他、2008年度のゲリラ豪雨で崩落した個所の登山道の整備や
段差が45㎝あった階段を土嚢袋を使って段差25㎝に解消する補修を行いました。



下りでは、1号路の通行止め解除に伴う金毘羅旧道の安全確認を行い、
安全に行える範囲で支障木を処理しました。
しかし、我々では対応不可能な倒木・かかり木はまだ多数あり、
またいだり、くぐったりでの通行となります。

ただ、このルートは比較的装備がしっかりとした利用者が多いため、
「通行注意」パウチの設置にとどめ、通行止めは解除しました。

麓で地元の方とお話をする機会があり、
台風で落ちた枝を杖代わりに下山した利用者が、
大量に登山口に放置していくので困っていると話されていました。

この現象は、他の登山口でも同様で目に余ります。
自然公園は土地所有者の理解と協力を得てこそ成り立つ制度です。
登山口に降り切る前に、杖代わりの枝は自然に返すようマナー普及をお願いします。

参加いただいた皆さん、お疲れ様でした。(都レンジャー/甲把)

※ 1号路は、登山者及び軽車両のみの通行が可能となりました。






コメント

2011年10月 9日 自主巡回 裏高尾

2011-10-09 01:11:11 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:サポートレンジャー6名
コース:JR高尾駅北口~日影バス停~日影沢林道~森の図書館(昼食)~日影沢林道
    ~八王子管理道~もみじ台南巻道~5号路~稲荷山コース~清滝駅前(解散)

コメント:台風19号の被害が大きく、いくつかの登山道が通行止めとなっていた。そのため裏高尾方面からアプローチする人達が多くなりバスの増発による2台運行であっても積み残しがかなりあった。
日影沢保護地域内コドラートでの植生調査も6回目となり作業もスムースに終了すると思って少々長めの巡回を計画したが、調査を終えたらもうお昼!残念ながら大平林道・高尾林道へは行くことが出来なかった。
1年間を通じての植生調査となると植生の変化・環境の変化は大きく毎回あらためて調べることとなる。また、調査対象はほとんどが葉っぱ!それを見ての同定とカウント!実に地味な作業の繰り返しである。しかしながらこれが植物にとっては当たり前のこと。私たちはいかにきれいな花だけを求めて歩いているだけなのかを思い知らされる。そして今年は○○が少なくなったとか××が多かったとか言い、環境がどうしたこうしたと言っている。実際には多くの種子を散布しチャンスがあれば直ぐ芽吹く!その後の天気の変化や環境変化によって成長できるものはほとんど無いんだけど、これを毎年辛抱強く繰り返している。その中でほんのごく一部のものがタイミング良く発芽し、環境に適応できたものだけが成長する。種全体が一丸となって種の保存のために全力を尽くしているのをひしと感じる。私たち人間はというと???
台風の被害は尾根筋や南側斜面で大きかったようである。一丁平・学習のみちなどにはかなりの倒木が見られ通行もままならないようであったが、稲荷山コースは思いの外被害が少なかったように思う。それにしても何故高尾山にはこうも人が多いのだろう?
 参加して頂いた皆様、長い時間有り難うございました。そしてお疲れ様でした。



   調 査 中             

  登山道上の倒木
                              (by Sak)

コメント

台風後の安全喚起

2011-10-05 23:59:59 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

各 位

 すでにご承知のことと思いますが、台風15号は高尾山に大きな被害をもたらしました。SR会が発足以来始めて直面する被害です。9月28日現在、1号路は清滝~リフト山上駅まで、2号路、3号路、6号路はとび石~山頂までと、金比羅道、学習の歩道が通行止めとなっています。また、通行可能なコースといっても多数の倒木がありくぐったり、またいだりと注意しながらの通行の模様です。全てのコースの安全が確認され通行可能となるには、しばらく時間が掛かるものと思います。
 これから高尾山には多くの人が訪れます、毎年この人たちの対応で苦慮しているところに、今回被害が重なりました、活動に際しては今まで以上に安全面に心がけてお願いします。登山道の状況や利用者対応について、コースの復旧状況により変化してくるものと思います、活動前にはブログ等で確認してください。

高尾SR会 小林

コメント