高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

2015/5/26 共同活動【稲荷山コースの歩道整備】

2015-05-30 16:31:24 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者10名(うち都レンジャー3名)

 

稲荷山コースの歩道整備を行いました。

主な作業は浸食箇所への横断溝設置と段差解消のためのステップ作成。

今回は「近自然工法」を意識してみました。

(横断溝設置作業)

  → 

 (ステップ作成 作業前)                   (作業後)

 

 → 

(ステップ作成 作業前)                    (作業後)

 

各作業箇所では、作業前に水の流れを予想してどこに横断溝を設置すると最も効果的か、ステップを入れるのはどこがいいかを皆で考え、意見を出しあってから作業に入るようにしました。

天気が良かったためか多くのハイカーが歩いていましたが、通過する人がどう歩くか、ステップ設置個所では作業前、作業後に確認することが出来ました。

 

第2回を6月7日(日)に予定しています。

ご都合の付く方、是非ご参加をお待ちしております。

 

【都レンジャー 野村】

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2015/5/23(土) 自主活動 南高尾 (通常巡視と盗掘防止)

2015-05-25 21:32:28 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

  2015年5月23日(土)自主活動 南高尾【通常巡視と盗掘防止】
 
 ◆参加者:5名 (久保埜L)   天候:晴れ
 ◆コース:高尾山口駅~四辻~草戸山(昼食)~西山峠~新中沢橋~梅ノ木平      
      ~高尾山口(解散)  行程:約10km 5時間20分

 今日は晴れて、風がふいてすがすがしい。ストレッチのあと出発。甲州街道を横切り、
商店の横の狭い道を20分ほど登ると、四辻分岐に到着。ここは、高尾峠とも呼ばれている。 

 電車の音や車の騒音から遠ざかって、裏山の雰囲気から解放される頃、
送電線鉄塔や隣接するフェンスが現れ、大学の「立入禁止」の看板。なにか空々しい感じがした。
また、案内板の支柱が老朽化しているのが気になった。 所どころに利用者が作製したのか、ベンチが置いてある。
 
       


 梅ノ木平への分岐を過ぎてひと登りすると草戸峠に到着。
 ここで利用者から盗掘防止腕章について問われ、「できれば盗掘防止看板が近くにあると
 一般の人からでも盗掘を見かけたら声をかけ易いと」の要望をいただく。

 


  既にこれは設置されています。


さらに峠からさらに登ると、山の神の祠が祀られいる町田市最高峰草戸山に到着。
山頂のベンチは城山湖散策を楽しむ人で賑わっていました。ここで少し早い昼食にした。


  

 三沢峠の手前で登山道に跨る支障木があったが処置はできず報告事項とした。


   

 三沢峠を経て西山峠を下る。登山道で猿5匹と遭遇、イチゴでも探しに下りてきたのか,

しばらく監視!
    

 途中新中沢橋まで、道は狭く、荒れ果てていた。
  
    高尾山口駅で今日の報告をまとめ解散した。

 <今日の生物>

    
 
サイハイラン   アゲハ?        オカタツナミソウ   スイカズラ  

 

 

 ヘビイチゴ         フタリシズカ 


 ★解散後、清滝駅広場に行ってみると若葉まつり(5月31日まで)の催しに「ベリーダンス」が
 行われており、大変盛況であった。  ----疲れが取れました!

    記録(MKu) 写真(SI)

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2015/5/17 自主巡回 〈日影沢〉植物調査&タグ付き植物確認

2015-05-17 20:00:00 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

○ コース:日影沢(コドラート調査)~日影沢林道~小仏城山~一丁平~もみじ台~高尾山頂

○ 参加人数:11名

 

 ほぼ初夏の気候とお天気に恵まれ、高尾北口のバス乗り場は大勢の登山客で長蛇の列。

なんだか見慣れた顔!?と思ったら甲把レンジャーが陣馬行きのバスの待ち列に並んでいました。

私たちは小仏行きのバスに乗り、通勤ラッシュのようなバスに揺られて日影沢へ。

キャンプ場はたくさんのテントでキャンプ村のような賑わいでしたが、そこを過ぎて登っていくと次第にいつもの高尾の雰囲気になり、なんだかホッとします。

途中、出会った男性から盗掘防止の取り組みについてご意見をいただいたりしながら小仏城山へたどり着いたのは1時近く。

空腹で行き倒れにならなくて良かったなどと冗談を言いながら食事をしていると、周囲では小仏名物(?)の巨大カキ氷を食べている人がチラホラ。

もうちょっと暑くなって時間に余裕があれば、次の機会にチャレンジしようとひそかに決心しました。

小仏城山からもみじ台にかけては、通り道にあるタグ付き植物を確認しながら、です。

1週間前に研修を受けたはずなのに記憶のアヤシイ場所もあり、たった1週間なのに植物の成長が早くて草に埋もれそうになっていたり、思ったより苦戦しました。

でもキンランはまだきれいに咲いていたし、他の植物も見た限りでは大丈夫そうで、ああ良かったと安心しました。

山頂解散後は6号路でセッコクも見られました。

この時期にしてはなかなかいろいろなものを見られたという実感です。

ご参加いただいた皆様、腹ペコにしてしまってすみませんでした。

これに懲りずにまたよろしく。お疲れ様でした!(szk)

 

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2015年5月10日(日) 第1回自主研修会「盗掘防止パトロール」

2015-05-14 20:48:40 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

2015年5月10日(日)第1回自主研修 山内~南高尾
【盗掘防止パトロール研修】

高尾SR会目標  

高尾山とその周辺をもっと知ろう! 良さを伝えよう!  まもる仲間を増やそう!】

2015年度目標: 『高尾山! 四季おりおりの良さを伝えよう』


参加 19名(L:川原田、講師:甲把レンジャー、野村レンジャー)

コース:高尾ビジタ-センター(VC)~小仏城山(昼食)~大平林道分岐~一丁平~VC
自主巡回/山内~南高尾 【第1回自主研修・レンジャーと共催、盗掘防止パトロールに伴う研修】 
キンラン等希少種植物分布の確認や標識タグの設置、利用客に対するマナー指導・案内や啓発普及など、レンジャーと一緒に巡回しながら実地研修しました。
快適な天候の中、VCに集合後、もみじ台下でミーティング(今回の研修趣旨について、スケジュールなど)昨年秋に始めた「盗掘防止パトロール」について、途中何度か説明や実践の体験を行ってきているが、今回、希少種の開花が始まる時期に合わせて、今年度入会の新会員をはじめ、会員のスキルアップをはかるために、初めて、レンジャーと共催で計画しました。

巡回の途中で、植生保護のロープや標識、警告看板等を点検しながら、保護が必要な場所に普及のための警告看板や監視用の取り付けタグの設置も行った。
5月始めに設置した場所以外にも、多数開花が確認されました。

昼食後、大平林道との分岐地点付近で、レンジャーからレクチャーがありました。
・高尾山は、貴重な自然植生が残されており、その自然環境の恩恵で、最も身近な希少植物の生育地である。
・希少植物の盗掘情報がレンジャーやビジタセンターに寄せられる。それらの半数はラン、特にキンランとエビネが多く、開花時期の5-7月が多い。
・特別地域内における指定植物(明治の森高尾国定公園における指定種が決められリスト化されている)の無許可での採取が罰則を伴う、自然公園法違反行為である。
・平成25年5月から法違反の警告看板を設置しており、登山道利用客の意識醸成などの啓発に役立っている。
・さらなる対策として、平成26年9月より、「盗掘防止パトロール中」と書かれた腕章を作成し、レンジャー、ビジタセンター職員、二つのボランティア団体(高尾サポートレンジャー会、高尾パークボランティア会)が定期的に巡回している。
引き続き、盗掘への対応の仕方などについて、情報共有や意見交換を行い、巡回の充実を再認識した。

この巡回を始めて以来、この(赤く目立つ)腕章を着けていると、「盗掘」のことを利用者から聞かれる事が増え、コミュニケーションの機会が格段に増えました。
「小判など埋蔵品や文化財など」と勘違いされる事もありますが、ほとんどの方々は理解や共感されます。また、以前に比べ、希少種が減ったと感じることや盗掘を目撃したこと等の情報提供とともに、もっと人数や回数を増やすことや時間帯を変えるなど、厳しく取り締まるなどのご意見もいただくことがあります。
厳しいご意見もありますが、それは想いを同じにする人たちが多いことに通じ、励まされます。高尾山は狭くはありませんが、今後も、巡回を続けるとともに、沢山の利用者の目で見守り、盗掘に対する抑止力にしていくことが、いかに大切か、効果を奏すると信じています。

当日出会えた主な開花した野草や樹木
①ヒメハギ、②ナルコユリ、③キンラン、④エビネ、⑤イカリソウ、
⑥クサボケ、⑦ホウチャクソウ、⑧ワニグチソウ、⑨フデリンドウ、
⑩フタリシズカ、⑪ホウチャクチゴユリ、⑫ホシザキイナモリソウ、⑬オオバウマノスズクサ、
⑭クワガタソウ、⑮アマドコロ、⑯コミヤマスミレ、⑰ジャケツイバラ、⑱ガクアジサイ他

 

(記録・写真編集 MK)

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稲荷山コースの歩道整備(水みち対策)を行います

2015-05-11 16:53:46 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

5月26日の共同作業、稲荷山コースの歩道整備作業について内容のお知らせです。

稲荷山コース上には水みちによる浸食が進んでいる箇所が見られます。

大きな段差が生じていたり、歩道が深く削れ始めているような箇所です。

そこで今以上に浸食が進んでしまわないよう、横断溝や土嚢の設置を行う予定です。

今回は「近自然工法」を意識して作業を行ってみたいと思っています。

皆様のご参加をお待ちしています。

どうぞよろしくお願い致します。

【都レンジャー 野村】

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2015年5月4日(月・みどりの日)自主巡回 高尾山山内

2015-05-04 00:44:04 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

『新緑を味わう』『6号路一方通行に伴う案内』

 ◇コース:清滝駅前広場集合~6号路~琵琶滝道~2号路~浄心門~4号路~山頂(昼食)~1:00-3:00山頂付近案内~6号路~清滝駅前広場解散

 ◇参加者:9名(L大谷)

 ・9:30朝のミーティング、

今日は午前にテーマ「新緑を味わう」を、午後は山頂付近「6号路一方通行に伴う案内」、 の二本立て。

「新緑を味わう」は 春から日々色を変えている樹々の緑を5月4日という瞬間で切り取り、目に留め楽しむというもの。

 ・10:00琵琶滝でA氏、So氏、K氏から琵琶滝にまつわる話や滝修行に関する一般向け参加についての情報などを聞く。

 ・琵琶つながりで植物のビワについて「ビワには4つの特徴がある」とS氏。

皆揃ってメモを取り始める。どこも毛だらけ、冬に花、100発100中の果実などを走り書く。

・琵琶滝みちを上る。

今回今年度からの新規会員が参加していることもあって、上りの途中でI氏から「疲れない山の歩き方」の話をしてもらう。山に慣れた人にとってもたまに山歩きの基本に触れる機会があってもいい。

 ・2号路と合流した地点からは2号路を行く。日に当たった南斜面の緑が美しい。

 ・左の谷側にシロダモの赤茶の幼葉がいくつも目につくと「これをウサギの耳と言う」とS氏。緑の葉の上に、葉を横に張らず複数枚垂れ下がって付いている赤茶色の幼葉。指にはさむとベルベットより柔らかくまさに血の通った生きもののよう。

葉が垂れ下がっているのは幼い葉には紫外線の刺激が強すぎて日をまともに受けぬようにと教えられ、なにか妙に納得する。

 ・浄心門に出る。

神変堂の前ではA氏より堂の前左右にいる鬼の話を聞く。役(えんの)小角(おずぬ)に仕えた鬼の子孫61代目の五(ご)鬼(き)助(じょ)さんが大峯山奥駆で宿坊をしているという。

 ・4号路へ入る。山頂方面から来る人の列とひっきりなしに行き交う。

 ・つり橋の先のベンチのある所でアクティビティを実施。

a.視界に写る5月4日の「緑の色数」を数えてもらう。

b.日本伝統色の緑系 若芽色、青竹色、柳色など30色の色名を参考に、「独自の緑の色名」をつけてもらう というものだ。

色数は、何色かは目で追ってもらっていたようだ。欲をいえば時期的に若芽から緑に変わる頃の方がみどりの色も多彩だった。

緑の色名付けは、発想することへ頭を切り替えなくてはならず、低調だった。

アクティビティ進行者の力量不足を痛感。

 ・12:20VC到着

午後から案内のため昼食は30分しかとれず、慌ただしい。

 ・1:00~3:00 4か所に分かれて案内実施。

案内の場所は、もみじ台下、山頂の地図看板前、4号路入口、6号路入口。

今回トイレ下5号路との分岐地点を止めて山頂の地図看板前で行った。

帰りのコースをどこにしようか決めかねている人には山頂での案内は有効だった。

 ・6号路入口では小6の孫がいなくなったといった相談や、この子迷子のようと低学年の男児を連れて来られたケースがあったが、どちらも直に孫や親に会えた。

 ・4/26,5/2,5/4と来山者は増えているが、GWは身動きのとれない程といったイメージがあるので、びっくりするほどの人出ではなかった。

 ・3時過ぎ6号路にて下山。その間上りの人と終始行き違う。日没が6:30とはいえこの時間から上るかと思うと、早めの下山を願うばかりだ。

 ・4:30清滝駅前広場で振り返りと体操ののち解散

参加いただきました皆さま たっぷりの一日をお疲れさまでした。           

(m.o)

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2015/5/2 自主巡回 高尾山内【6号路一方通行に伴う案内】

2015-05-02 11:19:39 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

 2015年05月02日(土) 自主巡回 高尾山内【6号路一方通行に伴う案内及び利用動態調査】 

◆コース: 清滝駅前(9:30)~6号路(2班は稲荷山コース)~高尾山頂~<6号路一方通行案内> ~6号路下山口(15:15解散)

◆参加者: 10名(伊藤 L)

 5月に入り最初の自主巡回活動。大型連休が始まり新緑に輝く高尾山が一番賑わう時期となった。 5月2日は暦のうえでは、夏も近づく”八十八夜”。 朝の天気予報では、気温が26℃の夏日になるとの事で水分補給に注意する。
参加者10名のため、1班は6号路から山頂へ、2班は稲荷山コース~山頂へのコースに別れ9:40スタートした。

早速、稲荷山コース入口で案内活動開始。「1号路はどちら?」、「6号路は--?」いろいろ質問を受ける。 案内板「107-020」の矢羽が緩んでおり、ボルトを締め直し固定した。一方、2班は入口近くで倒れていた
「注意標識」板を、針金で根元を固定し立て直した。

 6号路に入り、沢の音、鳥の声を聞きながら新緑の中を進む。

途中、昨年見た「希少植物」キバナノショウキラン(腐生植物)があった所を確認したが---
毎年同じ場所に咲くとは限らないようで、もちろん今は何もない。
さて今年はどこで見られるか---?
案内板「14」の近くで「植生回復中」のプレートが外れ落ちていたため、ロープを張り直し踏込を防止した。

   

予定通り11:30新ビジターセンター(VC)に到着。 山頂の新看板前は記念撮影で行列ができている。富士山が幽かに見える。人・人・---。

  

新装なったVC内を覗いてみた。レンジャーの紹介コーナーがあり人気を集めていた。また下のフロアにはボランティアルームもある。  

 

午後、案内活動の前に山頂付近の案内板「101-500」の色の薄くなった「矢印」部分をペンキを塗り補修した。

案内場所は①もみじ台下、②4号路下山口、 ③1号路/5号路分岐、 ④6号路下山口(登り/下りの人数カウンドむ)
に分かれ13:00~15:00まで行う。

多国籍化する高尾山の利用者への「6号路一方通行案内」のため、お試しで自動翻訳による「日英中韓」語
の案内用紙を作ってみました。
特に、中国語、韓国語についてはそれぞれのお国の方に確認し、「グー」のサインをいただきました。
ご協力ありがとうございました。

<案内文>

★13:00~15:00までの6号路下山口での人数カウントは以下の通り。( )内人数は昨年5月3日(土)データー
    ①登り 13:00~14:00  154人(272人)  14:00~15:00 102人(124人)
    ②下り 14:00~15:00  197人(235人)

 登って来る人の情報では、京王線が10時頃人身事故があり1時間近く不通になったという。このためか、
心なしかいつものGWより利用者は少ない感じがしました。

 ★今日の生物★

     

 コバノガマズミ      ホウチャクソウ     ネコノメソウ        コバノタツナミ

イチモンジチョウ?

        by  (SI)

 

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