麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

さんぼんのや

2012年09月04日 | 制作公演関連
演劇製作者にとって、
作家・演出家・制作の三者が
故事「三本の矢」のように
機能することは理想である。

いや本来は「理想」ではなく
当たり前じゃなきゃいけない。
のだが・・・
今回はそこは避けて通って。

秋に制作を担当する『赤い羽毛』は
「三本の矢」が成立しそうだって話。

[文中敬称略]

1993年の旗揚げ以来、
主宰高橋信吾(*)が作品ごとに
メンバーを集めて公演してきた
「ぬ企画」。今回は節目の
10回目の公演になる

その9まで、主宰自ら演出し
出演もしてきた(※)。
六年の沈黙を破る今回の
『赤い~』で初めて外部から
演出を招く。

難波善明。自ら主宰する
「劇団じゃけん」は今週末に
本番を控えている。

そんな「じゃけん」の劇団員に
加え、北区/pitで上演される
『ひまわりの咲く頃に』に
客演する若手も「ぬ企画」に
参戦が決まった。

さらに僕ルートの曲者が二人。
つまり、三方向から飛んできた
俳優たちが9月13日の顔合わせに
一同に会すわけである。

年齢も幅広く、育ちも多種多様。
ここでいう育ちは小劇場や新劇等
ジャンルを指すのだが・・・。
作品自体「アングラ」の香り漂う
独特の世界なので、このあたりの
化学反応が大いに楽しみである。


(*)今回から「しはかやしなの」
名義で演劇活動を展開。
(※)今回は出演と戯曲の補綴。

冒頭、作・演出・制作の関係で
始まったけど・・・
今回は主宰・演出・制作の
「三本の矢」になる。
前述のように、主宰のしはかたが
戯曲に関ってはいるが・・・。

いずれにしろこの調子で、三つの色が
バランス良く溶け合って、
この舞台に集うキャスト・スタッフの
色がさらに加わって、えもいわれぬ
作品になるよう務めたい。

「じゃけん」という劇団名から
察しのついた方も多いと思うが、
難波は広島出身。
息子に力を合わせるように
諭した毛利元就の治めた
安芸国の産なのである。
・・・偶然だけど


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする