九州の国立大学からアンケートが届いた。
一瞬、はて?と思ったが……
第二回日韓演劇フェスティバル(2012年)
九州地区の実行委員長が、当時
その大学院に在籍していて、
彼女の卒論だか、ゼミの研究だかの
アンケートに答えたような記憶がある。
きっとその時のリストに名前があって、
送られてきたのではないだろうか。
丁寧に答えてポストに投函した。
その道すがら、とある劇場の裏手の緑地で
立ち小便してる外国人の横を通った。
久しぶりに《立ちしょん》を見た。
我が国のモラルは高まってるのだ。
或いはたまたま僕が見掛けないだけか……
いずれにしろ東京五輪までに
もっともっと民度が上がると良いなぁ。
さて。その足で地下鉄に乗った。
スーツケースを引いた中年女性が乗ってきて、
僕の真横に座る。その途端、携帯が鳴り、
彼女は手短に会話した。
「これから池袋よ」
けれど(><)
残念ながら有楽町線は逆に向かっていた。
教えるべきか悩んだが、暫くして
彼女は自ら気付いて降車した。
そんな、何とも平和な一日。
九月は終わり神無月になった。
そして数日すると、かみさんが帰る。
約一ヶ月の旅公演から。
我が家は「かみ在月」となる。
地下鉄のおばちゃんよろしく、
スーツケースをがらがら引いて還ってくる。
折紙を短冊に切り、楕円の環に繋げて、
部屋の隅から隅に垂らして飾る
なんとことも、手料理を用意する
なんて気のきいたこともせず、
つまりは別段何もしないで迎えるのだが。
祖父母や親戚、或いは旧友を訪ねる際
着替だの手土産だの移動中に読む本だの
こちらが旅の仕度を整えるように
待ち受ける側は掃除や蒲団干しなど
迎える準備がある、ということに
今更思い当たったのだ。
何故なら僕はいつも鞄に詰める側で
迎えの仕度をしたことがないから。
冒頭のアンケート。
幸せ度を調べるものでした。
さて自由で気儘な独り暮らしと、
窮屈だが愛する人との日常は
どちらが幸福なのやら……。
一瞬、はて?と思ったが……
第二回日韓演劇フェスティバル(2012年)
九州地区の実行委員長が、当時
その大学院に在籍していて、
彼女の卒論だか、ゼミの研究だかの
アンケートに答えたような記憶がある。
きっとその時のリストに名前があって、
送られてきたのではないだろうか。
丁寧に答えてポストに投函した。
その道すがら、とある劇場の裏手の緑地で
立ち小便してる外国人の横を通った。
久しぶりに《立ちしょん》を見た。
我が国のモラルは高まってるのだ。
或いはたまたま僕が見掛けないだけか……
いずれにしろ東京五輪までに
もっともっと民度が上がると良いなぁ。
さて。その足で地下鉄に乗った。
スーツケースを引いた中年女性が乗ってきて、
僕の真横に座る。その途端、携帯が鳴り、
彼女は手短に会話した。
「これから池袋よ」
けれど(><)
残念ながら有楽町線は逆に向かっていた。
教えるべきか悩んだが、暫くして
彼女は自ら気付いて降車した。
そんな、何とも平和な一日。
九月は終わり神無月になった。
そして数日すると、かみさんが帰る。
約一ヶ月の旅公演から。
我が家は「かみ在月」となる。
地下鉄のおばちゃんよろしく、
スーツケースをがらがら引いて還ってくる。
折紙を短冊に切り、楕円の環に繋げて、
部屋の隅から隅に垂らして飾る
なんとことも、手料理を用意する
なんて気のきいたこともせず、
つまりは別段何もしないで迎えるのだが。
祖父母や親戚、或いは旧友を訪ねる際
着替だの手土産だの移動中に読む本だの
こちらが旅の仕度を整えるように
待ち受ける側は掃除や蒲団干しなど
迎える準備がある、ということに
今更思い当たったのだ。
何故なら僕はいつも鞄に詰める側で
迎えの仕度をしたことがないから。
冒頭のアンケート。
幸せ度を調べるものでした。
さて自由で気儘な独り暮らしと、
窮屈だが愛する人との日常は
どちらが幸福なのやら……。