敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表。担当舞台作品について他、演劇やスポーツ等々の雑感を気の向くままに。

お買い物

2019年02月28日 | 身辺雑記
私と違い常に冷静な男がこぼした。
実に珍しいこと。

河原乞食を職とする我が家と違い、
銀行務めと専業主婦のカップルゆえ
休みは一緒に買い物に行くらしい。
接待ゴルフなど仕事のない日に、
自宅から少し遠い大きな店へ……
車を出して、まとめ買いだ。
そして彼は愛車とカートを操る。


どこで習ったわけでもないだろうに
女性の買い物は大変に時間を要する。
彼には(てか、男性全般において)
これがなかなかの苦行である。

「少し前はカートを一時リリースして
煙草で紛らわせてたんだけど、
最近は吸う場所がめっちゃ遠くて
行きづらいんだよな~」と
彼はトホホな顔をした

    

こどもの頃、私の父も母との買い物に
退屈そうにつきあっていたな~
土建屋で徹夜の仕事も多く、
工期との絡みで土日も仕事になり、
滅多に家にはいなかったから、
そんな風景は年に数回で済んでいた。
しかしバンクマンは少なくとも、
月に一度や二度はお務めだと。
それに、うんうんと頷けば済むのに
「でもさ」とつい合いの手を入れる。
「ゴルフクラブやら車やら選ぶのは
時間かけるんじゃね?」と。
「クラブうん万円、車ならうん百万!
金額が全然違うだろっ」と
答えるのを解った上でつい。

     

今時のカップルも同じなのだろうか。
男はスマホをいじって過ごすのか?
スーパーでの歩きスマホは大変危険だが
まず相方がそれを許すまい
そもそもネットで済まし買い物に出ない?
それは流石にないか……。

そうそう、私は池袋在住だ。
ヒンの良し悪しは別にしてBigCity!
新宿渋谷と遜色ないアイテムがある。

そこから西武池袋線で一駅の椎名町、
その駅前にそびえるスーパー
「サミット」の二階衣料フロアで
仲良し小学生が買い物をしていたのを
たまたま見かけた。
「ブクロ」に歩いて行ける彼女らが
あえて「地元経済」に寄与し、
かつ海外に売り飛ばされるリスクも
(ま、池袋とはいえ、ないけどね、今)
格段に低いから親御さんも安心。
キャッキャ言いながら、おしゃれとは
ほど遠いトレーナーを選んでいる図は
とっても微笑ましく、嬉しくもあった。


・・・なんか話が急激に変わったな。
そーいえば、月もかわる。明日は三月

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ノドムズ

2019年02月27日 | 身辺雑記
日本サンライズ製作のアニメは
・・・装甲騎兵ボトムズ

日本への降伏宣言が発布された
ドイツの都市は・・・ポツダム。

漫才コンビ「ハライチ」のネタか?
ε=ε=┏(・_・)┛

言うまでもなく。
昨日辺りから「来た」花粉により、
喉がムズムズするの意味がタイトル。
くしゃみと鼻水も、僕的には昨日から。
多少の予兆はあったんだけど…(^_^;) 

そんな二月も終盤、本日は劇団総会。
まだ入ったばかりで傍聴のみ。

昨年十一月一日からお世話になり、
明日で丸四ヶ月になる……。
既に二公演を終えて、来月半ば
『血のように真っ赤な夕陽』開幕。

売切日も出て、残席僅かな回も。
と、それは明日にまとめて。



そうそう。
先週の、新聞取材の中での雑談。
杉林しかない田舎では寧ろ、
花粉症が出ないという話になり、
(どこで聞いたか忘れたけれど)
スギ花粉が勿論宜しくないのだが、
ピュアなそれが原因ではなく、
排気ガス等に含まれる物質と結び付き
我々の体に悪さをするという説を、
ふと思い出し、その場でも話した。



「悪さ」と言えば。
小学校のそれより一段上がる(?)
中学の「悪さ」にも花粉症に似た
化学反応があったよーに思う……。
可愛かった奴が、ひょんなことで
太いズボンを履いたりして。
或いは。
季節になると……という「共通項」が
あるとも言えるやも。

実は先週、中学の連中が集まった。
昨夏、ホテルも借りて割とガチの
「同窓会」があり(私は欠席)、
その勢いで、こぢんまりと20人ほど
「地元」に集ったわけである。

我々の代の生徒会長が中心なせいか
残念ながら(?)優等生が多かった。

話を戻そう。
総会は23時過ぎまで白熱
歴史ある集団ゆえ、世代も広い、
一筋縄にはいきませぬ

劇団を出たら雨
ひとまずノドムズは鎮静。
しかし。
闘いはこれからが本番。

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350円のお弁当

2019年02月26日 | 身辺雑記
もう先々週くらいになるだろうか?
二時前後にお弁当屋さんがオフィスに。
それが350円均一である。

スーパーの惣菜などが遅い時間、
安くなるのと同じで……
通常600円前後で売っているものを
前段の時間に安く持ってくる仕組み。

もともと劇団六階の常勤者は
意識しているわけではないのだが、
ランチタイムが終わる時間帯に
交代で昼食に出ることが多かったから、
「来る時間」が寧ろ丁度良く、
加えてお財布にもやさしい
……ちなみに我々はゼロ回答でも
格段ペナルティはないという約束だ。

昼どきに幾つかの会社を巡った販売員は、
時差に加えて選択肢の狭いことで
「350円」になった弁当を
契約した事務所に持って行く。

彼らがバイトなら、雇用側には
時給に対する売上が少ないから
厳しくもなるわけだが……。
俯瞰して見れば、世界的な課題の
食品ロスの解消の一手といえる。

保温ケースに入ってはいるが
さすがに二時ともなると冷たい。

チンして食べながら思うのは……
我々の全国巡演の今である。

前回ブログの後半に触れたが、
少子化の問題などあって疲弊する
学校公演なのである。
華やかりし頃は、A市からB市、
さらにC町を経て県をまたいで
D市、E市…と組めた日程が、
昨今は、なかなか厳しい。

a県のあと一日移動に費やし、
b県で上演して一度帰京。
都内で、それも飛び飛びで数回…
再びa県に行き、c県からb県……。
大変厳しい行程が珍しくない。
肉体的にもだが、経済的にきつい。

キャスト・スタッフの移動交通費は
馬鹿にならないから、帰京せずに
新たなステージを作れないだろうか?
学校が駄目なら公共ホールやNPO法人、
様々な選択肢に働きかけて、
経済も勿論だが大切な作品を、
少しでも多くの人に観て貰いたい!

そして。
350円のお弁当も、世に生を受けて、
捨てられるよりは人の口から胃袋
……(以下省略)へと運ばれたい筈。

俳優座は学校公演から撤退して久しい。
ので、数行前の状況は仲間から聞いた話。
只とはいえ、安穏としているわけではない。

さて今日の「350円」は何かしら?



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コーヒー的な話の余談

2019年02月25日 | 身辺雑記
一週間前、喫茶店とカフェの違いを
トッカカリにして、演劇界の
新劇と小劇場、その理想形(?)
みたいな話にするつもりが、
全然ならなかった悔いが残っている。


ちょろちょろっと調べたら…
セブンイレブンの100円コーヒーは
昨年10億杯も売れちゃったらしく、
コンビニコーヒー全体での売上は
2012年の200億円から、わずか5年で
約10倍の2300億円台に到達
喫茶店市場の1兆円に対し、
短期間で、その2割の規模に成長!
…とか色々と頭でっかちになり、
肝心な話がまとまらなかったのです。

さらに一例。
1968年創業の「コメダ珈琲店」。
セルフカフェが次々に跋扈する中、
逆に「昭和テイスト+α」な形で
全国に広がった現象などは、
凄くインタレスティングだった。
そんな「コメダ」創業者が2008年、
全株式を投資ファンドに譲渡って
衝撃の事実にも吃驚
(あれ? もしや有名な話?)

我々、関東人には馴染みの深い
「珈琲館」も創立者の死去後、
UCCグループが経営。
そして昨年、投資ファンドに譲渡
……と、コーヒービジネスが
投資対象になっていて、それは
国内のみならず世界的傾向だと。

    

気づけばワールドまで話が行った。
身近なレベルに戻しましょう。

オフィスにコーヒーメーカーを設置。
マシンは無料で、月々の粉代のみ、
ってのが一時ガンガン宣伝されていた。

それを先日、初めて呑むことに。
大変まろやかな口当たりで
「美味しい」とお世辞抜きで言ったら、
笑いが起き「豆はやっすい奴だけど」。
安いではなく「やっすい」という所に
私も思わず笑ったけれど・・・

電気製品でも消耗品に関して、
メーカーは「純正」を薦め、他方、
その半額以下の「互換」製品もある。
つい、安い方に手がのびがちだ。

芸術においても純正と非純正はある。
線引きは難しいけれど・・・
教育現場における「芸術鑑賞」が
少子化の影響等により、予算縮小。
故に予算を基準に選定された公演が
残念な成果しか出せずに、結果
「芸術鑑賞」自体から撤退という
悪循環がみられる今日この頃。

俳優座は長らく、そのジャンルから
離れているけれど他人事ではない。

そのあたりを、次回深める。


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満州のように美味しい餃子

2019年02月22日 | 俳優座
2月19日、衣裳プランナー
イカラシヒロコ氏が稽古場へ。
かなり詰めた衣裳打ち合わせ。



劇団俳優座第338回公演
『血のように真っ赤な夕陽』は
色んな意味で深まっています。

2月20日11時。読売新聞取材。
小間井記者が岩崎加根子を。
2013年からスタートした
「猫ピッチャー」が名刺にあり、
猫大好きな加根子さんと
まずは、そこから盛り上がる……。
作品のことは勿論、満蒙開拓団を
テーマとした『血のように~』に
連関して、戦争や平和に関わること。
詳しくは来月の新聞紙上を。

13時。「平和祈念展示資料館」の
スタッフさんが御挨拶に来訪。
2/15、お邪魔と弊ブログに書いたが、
その時不在だったマネージャー氏と
広報氏が新宿から六本木に足を運び、
我々の創造にエールを

14時。本作の作家・古川健氏、
音楽の加藤史崇氏が稽古場に。

まだまだ「形」にはなっていない
現場を二人に見ていただき、
音楽に関しての打ち合わせも…。
音響の勝見淳一氏も稽古のためのナレーション録りに。



上の右下はイカラシさん。
下の写真は、2/15の一葉。



15日誕生日の齋藤隆介、
18日の小泉将臣の誕生日をお祝い。

    

そんなこんな満州で頭がいっぱい
・・・な制作の食事は
「ぎょうざの満州」であったりする。




そして本日。
美術セットも搬入されます。
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喫茶とカフェ

2019年02月18日 | 鑑賞
喫茶店とカフェの違い

まぁ一般的には、大きめのテーブルに
500円くらいの珈琲を店員さんが
運んできてくれるのが喫茶店で、
リーズナブルなコーヒーを受け取り、
ちっちゃなテーブルで戴くのがカフェ。
・・・てな感じかしらん。
あ、あと概ね、前者は店内が明るくて、
後者は暗めでクラシックなんか流れる
みたいな、ね。

法律の面から・・・
アルコール類や調理した料理が提供可能な
「飲食店営業許可」と、それに準ずる
「喫茶店営業許可」との差異があると言う
御仁もいる。……なるほど。

でも、この場合、前者を有していながら
「喫茶店」と打ち出しているところもあり、
ちょっと微妙だな~

専門家に言わせると・・・
「ソフトドリンクの売上が半分以上だと
喫茶店、コーヒーの売上が半分以上がカフェ」
と。これは業界の重鎮「珈琲工房ホリグチ」の
創業者堀口俊英氏の定義らしいが、
「おお!」と、瞬間は納得しちゃうけど、
イマイチ素人にはピンと来ないかも。


さて。ここからが本題。

先週観た、とある芝居。
けっこう泣ける作品だったのです
が、何かツッカカルものがあって…
チャリンコ漕ぎながらの帰路、
考えながら走っていて、思った。

漠然とだが。
「あまりに小劇場チックに過ぎたな」と。
上演したのは新劇団だったのです。

とはいえ。作家を育てそこねた新劇は
今や、才能ある小劇場の書き手に依頼し、
時には「傑作」を生んでいるわけで…。

また、喫茶店とカフェよろしく、
新劇と小劇場の違いはあるようでなく、
でも、ないわけはないんだよな~と
なので。
冒頭、その話から始めたわけなのです。

少々開き直れば。
カフェと喫茶店の良いところを
組み合わせたお店があるように……
発想豊かな、新味と普遍性をもった戯曲を
演技力は勿論、役柄にあった年齢の役者を
上から下まで揃えることが可能な配役で
お届けできたら、観る側にも嬉しいのは
イワズモガナだ。

どのくらいイワズモガナかといえば。
まさに今、俳優座が取り組んでいる
『血のように真っ赤な夕陽』が、
そういう狙いで企画されたわけなのである。




15日のブログには、残席僅かと書いた
19日14時の回ですが、お陰さまで完売です。

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安吾忌

2019年02月17日 | 身辺雑記
今日は安吾忌

明治に、新潟で生まれた坂口炳五
(へいご※1)は、中学の漢文教諭に
「暗いからアンゴ」と板書されたのが
筆名の由来とも言われるが、
大正末期に荏原尋常高等小学校の
分教場(※2)で代用教員を務めた頃、
短歌の筆名を「安吾」としたのが、
いわゆる公の始まりだそうだ。

翌年、職を辞し東洋大学文学部
印度哲学倫理学科(※3) に入学。
昭和5年3月卒業後、作家の道へ。

不条理の先端と称された『風博士』で
注目されたあと、戦争を挟み、
1946年『堕落論』『白痴』で無頼派
(太宰治ほか)と呼ばれ寵児となり、
47年には推理小説『不連続殺人事件』、
代表作『桜の森の満開の下』を発表。

そんな安吾が没したのが55年2月17日。

       

[※1]
1906年の丙午(ひのえうま)の年に
五男として生まれた故〈炳五〉。
奇しくも筆者が1966年に生を受けた
丙午。血液型も同じAなのだ。

[※2]
安吾の赴任先は下北沢にある
代沢小学校(現在は工事中)。
私の前任劇団から程近く、実際に
朗読会や稽古で関わった場所。

[※3]
〈 諸学の基礎は哲学にあり〉を
標榜した東洋大学にあって、
西洋・印度・中国の「三哲」は、
花形学部でもあったのだけれど……
様々な変容を踏まえて、現在は
「哲学科」「東洋思想学科」に
統合されています

      

時を経て・・・
千葉県産まれの野球選手
片岡治大が結婚した件が話題だ。
彼の誕生日が奇しくも今日。



話は戻る。
写真は、新潟出身の安吾の命日に
大学の後輩が献盃すべく、地元の
「鶴齡」「越後鶴亀」……と思いきや
長野の「大信州」です。

来月の芝居が、信濃から満州へ、
多くの開拓民が海を渡った。
そんな作品をこさえているので。



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副都心の真ん中にも…

2019年02月15日 | 俳優座
開幕まで一ヶ月となった俳優座の
『血のように真っ赤な夕陽』
(作/古川健、演出/川口啓史
於/俳優座五階稽古場)



荒立ちが続いている。
シンプルな舞台美術は見方を変えると
頼るものがなく役者に負荷が掛かる。

手摺などない自然の湖氷の上で
スケートをするようなものだ。



一昨日、新宿にある施設を訪ねた。

昔いた劇団が特攻隊の芝居を
ロングラン上演していたので、
お世話になっていた場所でもある。

住友三角ビル33階。
「平和祈念展示資料館」。

テーマごとのコーナーに分かれ、
「満蒙開拓」のこともコンパクト
かつ深い展示内容に引き込まれた。

順路の次は「シベリア抑留」。
実はこの館の中核ともいえるテーマ。
三波春夫さんや吉田正さんなど
抑留経験者の証言もある。

両人はそれぞれに浪曲、作曲で
仲間を励ましたのだそうだが、
並んで飾られた「劇団旗」が
強く印象に残った。

収監された面々が自発的に作った劇団。
勿論、一番は餓えを凌ぐ食事で、
極寒にも耐えねばならないが、
著名文化人の逸話とともに、
そのために歌や演劇も必要だった、と。

また彼らの多くは木やアルミで
手製のスプーンをこなえたそう。
実用のためであるとともに、
いつか帰国してお腹いっぱい食べる、
その強い願いを込めて匙を作った。

「希望」もまた生きる上で
なくてはならないもの……。

そして『血のように真っ赤な夕陽』も
ただ悲惨な満蒙開拓を綴るのではなく、
観劇後に「希望」を見いだせる
・・・言うまでもなく戦争の不毛を
炙り出した上で・・・舞台をと
稽古場で力を合わせています。



アフタートークのある19日は
残席僅かとなっております。

*****

【平和祈念展示資料館】
先の大戦における、兵士、
戦後強制抑留者および
海外からの引揚者の労苦を
国民に深く理解してもらうよう
さまざまな実物資料、
グラフィック、映像、ジオラマ等
戦争体験のない世代にも判りやすく
展示している。無料。
9:30~17:30。月曜休館(原則)。



また、資料を有効活用し、効果的な方法で幅広く労苦を語り継ぐため、全国で展示会などの館外活動を展開しています。



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東アジア文化都市

2019年02月14日 | 身辺雑記
開店前の百貨店の店頭。
地下のコンコースには
ワゴンが数台並んでいた。

おばあさん二人が
「あぁ今日はバレンタインか~」
「あ、そうか、そうか」と話しながら
通りすぎていく2月14日。


ワゴンには週変わりで様々なスイーツ。
最近はもちろんチョコレートだ。



前回の弊ブログで豊島区の
「東アジア文化都市2019」について
ざっくり触れた。工事中の囲いの
ラッピングを目にしたのが端緒。

昨夜、そのフェンスの違う面、
まぁ言わば、表に当たる側を歩いたら、
日本は豊島区、中国は西安市、
韓国は仁川広域市で開催されると知った。
…なるほど、それで「東アジア」か。

さらには五年前から始まっていて、
「東アジア文化都市2014」は
横浜市、泉州市、光州広域市。

毎年開催都市は変遷し、
日本に絞っていえば、横浜のあと
新潟、奈良、京都、金沢と巡って、
今年が豊島区。来年は北九州市。

そんなイベントが続いていたとは
正直、知らなんだ
きっと開催地を中心に近隣では
盛り上がっていた…のだろう。

例えば、昨年の金沢・・・

【人、食、歴史、工芸、テクノロジー、
アート、すべてをかけ合わせて、
金沢らしい驚きを東アジアへと発信しよう。

金沢にある本当の「和」の素晴らしさと、
東アジアの文化や人々のつながりの「輪」で
世界が驚くような、新しい感動を生み出そう。

さあ、金沢の和と輪でWOWを。】

・・・と謳い、シンポジウムや
展覧会を催したようだ。

そういえば。
ヨーロッパでも持ち回りで、
指定された都市で、一年間
集中的に文化行事を展開する事業
「欧州文化首都」というのがある。



と。他所様のことよりも、
明日で本番まで一ヶ月となる
『血のように真っ赤な夕陽』を
こまごま書いていかねいとね。




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アニメとスタシス、本家に元祖。

2019年02月11日 | 身辺雑記
東京芸術劇場の手前にあった公園が
今フェンスに囲まれている。
野外劇場が誕生するそうだ。

芸術劇場は東京都の管轄で、
野外劇場をこさえるのは豊島区。
ちなみにそこは小説、さらにドラマで
名を馳せた「池袋西口公園」……だと
ピンと来ないかしらん?
「池袋ウエストゲートパーク」です。

その囲いが・・・



・・・こんな感じです。

〈東アジア文化都市2019豊島〉を掲げ、
舞台芸術、マンガ・アニメ、祭事・芸能
の三部門での展開を試みる豊島区。
具体的には、区役所をジャックした
マンガ・アニメの大胆な展示をはじめ、
今年オープンする新劇場での舞台公演、
トキワ荘をめぐる地域密着型プログラム
などを推進するとのことだ。

そんなこんなの一環が、
写真のラッピングである。

前述のように「トキワ荘」を有する為、
日本の漫画発祥の地たる自負があり、
それを観光資源にしたいわけだ。
対して、アニメ制作会社が多い杉並区も
「おらが街がアニメのまち」と鼻息荒い。

この手の、本家と元祖的な争いに
答えは出にくいし、むしろ
良い競争でウィンウィンになるべきだ。

演劇界でいえば。
スタニスラフスキーシステムという
演技のためのメソッドにおいて、
色んな団体・個人が手を挙げいる。

思わず「メソッド」と書いた。
本来はスタシスを「演技理論」と
まずは記すべきなのだろう…。
ただ、現状、日本ではロシア人である
コンスタンチン・スタニスラフスキーの
提唱した理論を学んだそれぞれが、
解釈したものを「これぞ、スタシス!」
と、教授していることが多い。

てか。
スタさんは1938年に亡くなっており、
彼の本を元に学んだ人に、師事した者から
さらに学んだ所で、教わった御仁に……
と、伝言ゲームのだいぶん後ろの方の
「スタニスラフスキー・システム」が
跋扈している部分もなくはない…。

そして、その真偽を見極めるのは難しい。
と。
道すがら見かけたフェンスから思った。
向かう先は、劇団俳優座。
スタシス研究の第一人者・千田是也の
興した演劇集団である。

そんな「俳優座」の誕生日が、
2月10日なのである。つまり創立記念日。





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