今や文房具もネットでポチッで
翌日にはやってくる。
(なんならその日のうち)
ちいさいといえば小さいが
それでもボールペン数百本は
詰められそうな段ボールに
たった1本と多量な緩衝材で届く。
隠居の身の拙者が
現役かつハナタレコゾウの頃は
まだネット通販全盛前。
たとえばメーカーの純正紙が
高かったコピー紙なぞを
安い店までチャリで買いに走った。
近所の文房具店ではなく。
浅草橋駅前に巨大店舗を持つ
包装用品、店舗用装飾品、事務用品等の
専門商社「シモジマ」が
全国に約270店も展開する
「パッケージプラザ」にはお世話になった。
劇団T時代は三軒茶屋店に。
フリーになってからは池袋の。
西口、東口両方にあって、
東は劇場「あうるすぽっと」の
目の前だった。
そのパッケージプラザが、無い。
赤字に白文字が目印だから、
基本の色味はかわってなかったけれど
大きさが様々のナイロン袋、ラップ等が
段ボールを切り抜いた簡易ケースに並び、
だから店先は地味・・・
それがカラフルに変貌。
思わず店内に踏み入れば
さらにポップなカラーが視覚を刺激
半歩たじろぐほどに、
かわいい服やら小物が目に飛び込む。
それもそのはず、
かの「ヒステリックグラマー」の
子供をターゲットにしたブランドじゃった。
時代の流れを痛感した。
これもまた時勢だろう。
コピー機の陣取り合戦が激しかった頃、
「契約いただければコピー紙は
ずっと無料です」
「スキャナーを1台つけちゃいます」
など無茶な時代もあったなぁ。
上述のパッケージプラザは
角地だしよく使っていたから
前身を明確にジャッジできたけれど、
新たにオープンした店が
「あれ、ここ前は何だったっけ?」
と幾ら考えても絞り出せない理由を、
チコちゃんなら知っているかなぁ
彼女のお召し物も、鮮やかな赤だ。
ちなみに池袋西口の、
パッケージプラザ公徳堂は健在!