麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

日韓演劇フェス、いよいよ明日開幕!【改訂版】

2009年05月31日 | 日韓演劇フェスティバル
 
 前回のブログで、期待するプレーヤーとして名前を挙げた長友の先制ゴールから始まったキリンカップ「日本vsベルギー」は、爆勝でした!
 やりたいことが次々に決まって4-0
 30回記念大会を優勝で終え、いよいよW杯最終予選へ

 この2試合、ともに理想的な運びだった。。。

 
 さて。いよいよ開幕まで、なんと20時間となった「第1回日韓演劇フェスティバル」は、後半35分で1点ビハインドな状況だ。

 司令塔である「演出者協会」、スリーボランチの「制作」。。。外部から招かれた夏川、平野、高橋。。。といったボジションの動きにこだわっている場合ではなく、泥臭くボールにくらいつき、ゴールを目指す!

 29日、開幕前最後の会議は、全体の流れの最終確認をしつつ、課題を潰していった。
 昨日、このフェスに興味を持つであろう方が集まりそうな会合の情報をキャッチ。
 誰が出られるかの確認がAから出て、行けるBが残ったチラシの数を協会に確認。
 残数が少ないので、稽古場Cから回そう。そのチラシをBにどう渡すか…
 そんな連絡が、ものすごい勢いで飛び交い。。。

 なんとか今日の午後、都内某所での会合に間に合った。

 駅には警察が警備に立ち、反対勢力がマイクでがなり立てるうという、かなりものものしい会合だった。
 これも「日韓」の一つの現実・・・。

 そんなこんなで、明日はいよいよ開幕です。
終わってみれば、日本代表のように“優勝”という結果になるように、とにかく1ヶ月頑張ろう。


 オープニングセレモニーは「前夜祭」と銘打って、出演者たちが意気込みを語り、ゲストパフォーマーによる演奏や舞踊もステージ上で繰り広げられます。

 入場無料
 あうるすぽっとにて18:30~
 是非お気軽にお立ち寄りくださいませ。

           

 6月1日(月)18:30~
 前夜祭  

 6月2日全日
 準 備
 
 6月3日(水)19:00~
 リーディング公演『愛を探して』
 作/キム・グァンリム
 訳/石川樹里
 演出/家田淳
 ロビーでの無料公演(要予約)
 (この公演は6/9(火)19:00~も上演)

 6月4日(木)~6日(土)
 『ブラインド・タッチ』
 作/坂手洋二
 訳/木村典子
 演出/キム・カンボ
 劇場での字幕付上演
 4(木)19:00~
 5(金)14:00~/19:00~
 6(土)14:00
 一般3500円
 学生2500円

東演でもチケット取り扱ってます。
 
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日韓演劇フェス、いよいよ明日開幕!

2009年05月31日 | 日韓演劇フェスティバル
 
 ペナ付近の深いエリアでセンターバックがパスカット。
 サイドを駈け上がる司令塔に素早くフィード。
 それに連動してサイドバックが絞り込む動き。
 あるいは逆サイドも厚く押し上げる。
 ボールを持ったMFはマーカーを外してクロスを放り込む。
 ポストが相手ディフェンダーに競り勝ち、
 絞り込んでいたSBが反応。素早い切り返しからシュート!

 そんな美しいゴールシーンは理想だけれど。。。

 いよいよ開幕まで、あと1日となった「第1回日韓演劇フェスティバル」は、後半35分で1点ビハインドな状況だ。

 司令塔である「演出者協会」、スリーボランチの「制作」。。。外部から招かれた夏川、平野、高橋。。。といったボジションの動きにこだわっている場合ではなく、泥臭くボールにくらいつき、ゴールを目指す!

 29日開幕前最後の会議は、全体の流れの最終確認をしつつ、課題を潰していった。
 昨日は、在日韓国朝鮮系の会合の情報をキャッチ。
 誰が出られるかの確認がAから出て、行けるBが残ったチラシの数を協会に確認。
 残数が少ないので、稽古場Cから回そう。そのチラシをBにどう渡すか…
 そんな連絡が、ものすごい勢いで飛び交い。。。

 なんとか今日の午後、都内某所での会合に間に合った。

 駅には警察が警備に立ち、反対勢力がマイクでがなり立てるうという、かなりものものしい会合だった。
 これも「日韓」の一つの現実・・・。

 そんなこんなで、明日はいよいよ開幕です。
 オープニングセレモニーは「前夜祭」と銘打って、出演者たちが意気込みを語り、ゲストパフォーマーによる演奏や舞踊もステージ上で繰り広げられます。

 入場無料
 あうるすぽっとにて18:30~
 是非お気軽にお立ち寄りくださいませ。

           

 6月1日(月)18:30~
 前夜祭  

 6月2日全日
 準 備
 
 6月3日(水)19:00~
 リーディング公演『愛を探して』
 作/キム・グァンリム
 訳/石川樹里
 演出/家田淳
 ロビーでの無料公演(要予約)
 (この公演は6/9(火)19:00~も上演)

 6月4日(木)~6日(土)
 『ブラインド・タッチ』
 作/坂手洋二
 訳/木村典子
 演出/キム・カンボ
 劇場での字幕付上演
 4(木)19:00~
 5(金)14:00~/19:00~
 6(土)14:00
 一般3500円
 学生2500円 
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チームを離れて

2009年05月28日 | 東演
 昨夜は快勝でした

 決してベストメンバーではなかったけれど、オランダでの成長を土産に凱旋した本田圭佑(VVVフェンロ)、エース不在のFW陣の中で2ゴールと気を吐いた岡崎慎司(清水)、そして18歳で初めて代表に招集された山田直輝(浦和)は、物怖じもせず、華麗なアシストを決めた・・・。

 イレブンがそれぞれ機能して、チリに4-0!

 ここに俊輔や松井、さらには長友らが加われば、もうW杯切符は手に入れたも同じだ。

 。。。と、久々のサッカーネタで盛り上がりたいところですが、今日はこのへんで。
 さて
 云うまでもなく、日本代表は各クラブチームで活躍したプレーヤーによって形成されるわけだが。。。

 創立50周年記念公演第2弾『翔べ!イカロスの翼-君は翼を見たか-』を終えた東演演技陣も、チームを離れ、外の舞台でその力を遺憾なく発揮するシーズンに入っている。

 まず昨日幕をあけた「方の会」の『見上げてごらん…』(作/若菜トシヒロ、演出/狭間鉄、於/銀座みゆき館)に溝口順子が出演中!
 
 続いて何度も紹介している「第1回日韓演劇フェスティバル」の中の1編『七山里』(作/李康白、演出/福田善之、於/あうるすぽっと)には、腰越夏水、能登剛、南保大樹、奥山浩と大量4人が参戦。
 今日もパラータで稽古だ!

 そして7月には、安田扶二子が客演する「ぼっくすおふぃす」vol.19ドラマ・リーディング『遠い水の記憶・総集編』(作・演出/神品正子、於/アトリエフォンテーヌ)が控えている。。。

 そんな勢いである。
 
 いつもとは違うスタッフ・キャストとの芝居造りは、思いもよらない化学反応を起こしてくれるので、きっと客席にも新鮮な風を吹かせることでしょう。

 興味のある方はお気軽に劇団まで

 あ。思えば、ブログのカテゴリー「劇団」も、そういえば久しぶりだったな

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初夜と蓮根/その受話器はロバの耳

2009年05月27日 | 鑑賞
 演劇集団円『初夜と蓮根』
 作/土田英生 演出/内藤裕子
 ステージ円(5/14~27)

 劇団青年座『その受話器はロバの耳』
 作/土田英生 演出/須藤黄英
 本多劇場(5/23~31)

1)ともに土田英生さんの書き下ろし作品。
2)演出は、ともに初めての“劇団本公演・演出”。
3)内藤さんは、弊団小池友理香が客演の芝居
  『行かせてッ!~沢井一太郎の憂鬱』の演出家。
4)須藤さんは、弊団の今春のツアー『臨時病室』の
  演出代行を担ってくれた。
5)『初夜』出演の石田登星さんと
  『ロバ』出演の津田真澄さんは、
  劇団東演創立50周年記念公演第3弾『どん底』に
  客演いただく役者さんだ。

 1と2から両劇団はお得なチケットなどで連係をはかっていた。

【以下、多少ネタばれあり】

 また「蓮根」が、前者には実際食卓にあがり、後者では会話の中でその島の名物と紹介される。
 それから二作品とも「ミキマツ製菓」の社員が登場する。というか、後者は、その会社のお客様相談室が舞台だ。

 そうそう。あと、どちらにも浮気する人が出てきて、それがどちらも「1回きり」ってことをやけに強調したりもする・・・そんな遊び心満載の舞台であった。

 それを一日で観た。
 上演時間は、どちらも約1時間40分であった。

 ともに傑作ではなかったが、このレベルの作品を同時期(加えて、他の仕事もあったと推測される中)に書き上げる土田英生恐るべし!って感じであった。

 そうして一番良かったのは“本公演初演出”で十二分に力を発揮した二人の新進演出家の鮮やかな船出となったこと。
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矢印の行方

2009年05月26日 | 身辺雑記


 これはとあるビル内の表示です。

 例えばあなたがトイレに急いでいるとして、どの方向に向かいますか?
 
 僕は迷わず右に行きました。

 答えは左。

 どうやら上段のエスカレーターが右、中段のAEDとトイレが左。下段のエレベーターが直進ということらしい。

 「当然だよ」と思われた方は、この表示の作成者と感覚が合う人なのだろう。

 関係者がああでもないこうでもないと考えた結果なのだろうが、上記のようなカテゴライズならば上中下の間を少し広げてくれれば、もっと解りやすかったのではないか?

 まあ、デザイン的に、上下左右均等に正方形を保ちたかったのだろうけど。

 この手の表示は、デザイン<解りやすさではないだろうか?

 と、云っている我々も、日々芝居創りの現場で、芸術性と解りやすさの狭間で揺れるのだ。
 一人よがりになっていないか。
 逆に説明過多になってはいないか。

 で。そのあたりの塩梅をつける時、プロデューサーと演出の感覚が近いと、結果良いものができあがることが多い。そのへんのセンスが合わずどちらかが折れた(残念ながら、概ね製作者が譲ることが多いが…)作品は、何故か外れる。

 キャッチャーのサイン通りテンポ良く投げるのと、投手が何度も首を振って、あげくマウンドに捕手が走る・・・どちらが良いかは云うまでもない。
 そういう感じ。

 これは作品一つひとつに限らない。
 劇団がどの方向に向いて、どんな芝居を世に問うか。

 劇団代表、あるいは中心となる俳優や演出家の標榜する芸術性と、それが経済として成立するかの舵取りをするプロデューサーが、同じ矢印に向いているか。。。
 
 ありゃ。
 今日のブログ自体の行方がなんだかワケ解らなくなってきた。
 

  
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ドウタイシリョク

2009年05月25日 | 身辺雑記
 僕は、日本代表どころか県の選抜に入ったこともなく、いやいや学級対抗リレーを走ったことすらない運動神経の持ち主だが、真面目さと人徳で中学のバレー部ではキャプテンだった

 それはさておき。

 視力は0.03くらいなのに、変てこな動体視力(?)が発達していて、街中で友人知人を発見することに長けている。

 我ながら驚いたのは、ホームに立っていて、走り込んできた電車の中の知人。。。しかも小6で転出したクラスメイトを浪人中だか大学だかの時にロックオンして、その車両を追って、開いたドアから飛び乗った時。

 そんな僕の動体視力が
 こないだは駅ですれ違った女性の横顔から、僕の灰色の脳細胞の今は完全に休止している引き出しを開けて、スギヤマユカリというデータを突然リストアップした。

 このスギヤマユカリを前回起動したのは恐らく1981年、僕が中三の時ではないだろうか。

 確か小学校の低学年で一度一緒のクラスになって、その後転出して、中学から戻ってきたのだか、ではなかったか?
 高校は違ったから、つまり最終起動が81年だろうという…。

 とにかく、ぽっちゃりした色白のおとなしい女の子だった。

 スギヤマといえば中学二年三年と同級で、学級委員を一緒にやったこともある杉山小百合がいて、彼女とは今でも、昔の仲間が集まる席で顔を合わせる。一年に一度とか、二年に一度のわりで。

 この「小百合」ならまだしも「ゆかり」。。。そう、記憶されたデータが正しければひらがなだった。。。がまるで恐竜の化石でも発掘したように思い起こされたのは、前述の【見ず知らずの横顔】なわけだが、果たしてどう似ていたのかすら僕自身分からないほどの【一瞬】。
 だけど、三十年近く思い出しもしなかった元クラスメイト。。。それも、密かに想っていたとかならいざ知らず。同級だったのも覚束ない人物を、ひょいと思い出すのだから、やっぱ人間の脳は凄い!

 この部分を少しでも活発に動かせたなら。。。

 まずは右手と左手で違う動きをしてみようか?
 それとも野際さんのように、DSか?

 
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史上最年少の担当? あるいはウチダ三昧の話

2009年05月22日 | 区民上演グループ
 昨日のブログに書いたように、午後一で北沢総合支所の8階にある「地域振興課」に向かった。
 「下北沢演劇祭」を担当している部署である。

 去年まで頑張ってくれた村上くんの後任は、この春採用されたばかりの新人くんだった。
 
 彼は内田という名刺を差し出した。

 4/28付弊ブログに『史上最年少のブカン?』というタイトルで内田純平くんのことを書いたばかりだが、今度は内田友哉くん。

 なんともウチダづいた今日この頃である。
 読みようによってはウチダユウヤとも読めるが、決して会話の端々に「ロッケンロー」とは口走らなかったし、むしろいたって大人しい青年であった。

 社会人経験ありだから、タイトル通りの史上最年少になるかはさだかでないが、ルーキーイヤーに七面倒臭い仕事に回されたことは、本当にご愁傷さまである。

 へこたれずに頑張って欲しい!
 いや、ともに頑張ろう

 と、そーゆー前向きバリバリなテイストで話をしている場合ではなく、打ち合わせは割とハードであった。

 せっかく来年は「第20回」という大きな節目の年なのに、ついに区民A改め「さぎそう」は稽古場を失い、ジプシーとなるのであった。

 黎明期、タウンホール内のいくつかの会議室をローテーションする恵まれた時代を過ごしたのだが、それが数年前なくなって。。。
 奇跡的に、東演からも近い「代沢小学校」が厚情を示してくれ、視聴覚室を中心に3つの部屋を貸与してくれて、大いに助かった。
 もちろん学校行事で使えない日もあったが、数える程度だった。

 しかし人は贅沢なもの。
 タウンホール館内時代でも、本番で使う劇場と同じ寸法が採れないことを嘆いていたりもしていたのだ。

 だから。ポジティブに考えないとね

 そんな思いで、日韓演劇フェスの会議に向かい、これまた難問山積ながら、演出者協会理事長の和田さんを中心に一つひとつ潰していき、なんとか先が見えた、そんな夕刻の帰り道。



 空腹を満たすために横道に入ったら。
 上の写真の店に出くわした。
 ウチダと縁のある今日この頃にも、ほどがある。
 入って、食べはしなかかったけどね

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開幕10日前に…

2009年05月22日 | 日韓演劇フェスティバル
 『イカロス』に集中していて、このブログではご無沙汰していた「第1回日韓演劇フェスティバル」
 
 着々と準備は進んでいて、いよいよ開幕10日前になった!

 イカロス公演中も、僕は、夜本番の日中、事務局に顔を出したりしていた。
 メイン5作品の1本、『七山里』に出演する東演の4人も、ソワレ前に東演パラータでの稽古に参加。まあ、開演時間との関係で、ほんの数時間ではあったが。。。

 そうして腰越夏水はイカロス終幕翌日の17日アタマから。
 南保大樹は片づけを終えた夕刻から合流。
 その日は山梨の大月に返し物に行っていた能登剛、奥山浩も翌18日には福田組へ。

 ちなみに『七山里』初日は6/21(日)。
 あうるすぽっとにて、23日までだ。
 こちらも、ふと気づけば初日まで1ヶ月だ。
 (詳しくは文末)

 さて。今日もこのあとフェスティバル全体の「制作会議」があるのだが、その前に北沢タウンホールに寄り道。

 来年2月の「下北沢演劇祭」の。。。早くも打ち合わせがあったりする。
 
 世田谷区民上演グループの、区の担当者が替わったので挨拶がてら、10月以降の稽古場の調整など。

 ま。それはさておき「日韓演劇フェス」である

 興奮の1ヶ月はカウントダウンに入ったわけだから。。。

     

 『七山里』
 (作/イ・ガンペク 翻訳/秋山順子 演出/福田善之)
 出演/腰越夏水、能登剛、南保大樹、奥山浩(以上東演)ほか

 6/21(日)15:00
 22(月)14:00と19:00
 23(火)14:00 於:あうるすぽっと

 一般=3500円 学生=2500円
 5作品通し券=10000円

 東演にてチケット取り扱ってます


    

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病気

2009年05月21日 | 鑑賞
 珍しくネタばれあり。

 神戸大阪から滋賀へ。
 そして東京、川崎でも。。。と、拡大が進む新型インフルエンザが、色んな意味で心配です。

 楽しみな修学旅行が中止や延期になったり、風評被害で多大な経済ダメージが出たり。また、受診拒否もすぐ手を打たねばならぬ課題だ。
 そして、何よりインフルエンザにかかった方、及びご家族や周囲の方々にお見舞い申し上げます。

 そのことを鑑みた上で。

 この時期に『病気』という芝居の初日を開けるとは、なんともタイムリーすぎる!と、一製作者として思います。

 名取事務所+シアターX提携公演
 『病気』(作/別役実、演出/K.KIYAMA)
 を昨夜観劇した。

 芝居は数年前から準備に掛かるから、この世界を巻き込むウイルスを意識などしていないし、実際劇中には、ウイルスの「ウ」どころか、いわゆる本当の「病人」すら出ては来ない。

 けれども、ごく普通のサラリーマン(男1=吉野悠我)を看護婦(女1=森尾舞)や、怪しげな男(男2=林次樹)や医者(男3=内山森彦)らがよってたかってイタブって、ついには《病気》にしちまう話なのだ。

 病気ではなく《病気》とした理由は、どうぞ劇場で。
 とにかく女1が絶品である 
 そして演出のK.KIYAMAが、ひゅるりと別役戯曲を料理して、上質の時間をシアターXに創りあげている。

 それは、あの客席でしか味わえない。
  
【文中敬称略】
( )内は、役名=俳優名

 ※※※

 さて。男3で出演の内山さんは、劇団東演創立50周年記念公演第3弾『どん底』に客演いただきます。
 今回のトボケた医者とは一転、ルカでお迎えいたします。

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祝祭のあとで~花束

2009年05月20日 | 身辺雑記

 
 差し入れの話の続きで。
 今日は、まあ、自慢話ともいえるブログです
 
 さて。
 芝居に関わって20年ほどになるが、制作者でありながら「花束」をいただく。
 役者なら当然だが。。。
 この世界では希有な「制作」である。

 しかも観音芝居旗揚げ公演以来、全公演で欠かさず、少なくとも1つはいただくという記録続行中である。

 DMに「このカンパニーでは最後」だとか、
 「こんな衣裳で受付にいます」とか書くと、来る側も盛り上がって全ステージでいただいたこともしばしばある。
(小劇場時代は週末の5ステージと公演数も少なかったから

 さすがに東演に入ってからは友人たちも大人になって(?)、落ち着いてきたのだが、なんやかやとお気遣いいただいて今日に至っている。

 ちなみに今回の受付衣裳は、サーカスを意識してちょっとだけ派手なピンクのシャツの襟に、ピエロのバッチをつけてみました。
 
 冒頭の写真は、今回いただいた二つの花束をパシャッと。
 なんにせよ、花束というのは、頂く方もプレゼントする側も、華やいだ気分になるものだ。

 決して催促ではないので念のため。

 今後も、花束の似合う、“華のある敏腕P”目指して精進しよう!っと。 
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