八王子といえば、最近は
同市出身者の著名人で作った
「八王子会」が思い浮かび、
さらには大学密集地区、
それから玉葱が特色の拉麺
「八王子ラーメン」などなど。
そして。
広い面積を有する都下の中心地に、
都民の多くが足を踏み入れることが
わりと少ない。
…「わりと」です、あくまでも。
食料品店の片隅が居酒屋なのか、
呑み屋が惣菜等も販売しているのか、
いずれにしろハイブリッドな店に入る。
まるっきり色気のないレイアウト。
隣国にある庶民的な飲食店の景色だが
実際、上海郊外出身の中国人の「阿姨」が
巧みな日本語でさばいていた。
※阿姨=中国語のおばさん。
ハイボールを頼んだら、
眞露のソーダ割が出てきたので
指摘すると、「ごめん、ごめん、
それタダでいいよ」と明るく
ハイボールを持ってきた。
店名に「八百屋」とあるが、
中国語のそれは「蔬菜商」だから、
もしや前段のハイブリッドを
「八百屋」と表現しているのかしら?
大型バスの向こうのマンション、
サンタが一年中いる店。
理由はうまくいえないけれど
八王子を感じた風景のひとつ。