敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表、と言ってもたった一人。敏腕演劇プロデューサー目指し、観劇評や日々の生活で気になったことを綴ります。

GWと釣り具屋の棚

2007年04月29日 | 身辺雑記
GWが始まりました。
 休める方、休めない方、それぞれでしょう。東演は6月1日の開幕に向け、後者に属します。今日と5月6日の二日間の定休のみ※
本番が近いことに加え、まぁ乱暴にいえば趣味を仕事にした宿命。
 スポーツ選手に料理人……その他多くのサービス業にとっては寧ろ書き入れ時だ。

 例えば僕に近しい男に、幼稚園から高校まで同じで、でもクラスは一度も一緒になったことがない奴がいる。僕同様、趣味が仕事になっちゃった男だからか、何故かいまだに付き合いがある。
 
 彼の場合は釣りだ。プロの釣り師になったわけではなく、ショップで働いているのだが・・・。そんなわけで、たまにその釣り具店に行く。僕は全然やらないのだが、渋谷に用事があって、ちょいと時間が空くと、例えば弊団のチラシなど持って顔を出す(宣伝じゃん)。

 芝居と違って、趣味の王様級の「釣り」・・・しかも“ヘラ鮒に始まり、ヘラ鮒に終わる”とも言われる“ヘラ鮒”をメインにした「川づり館」で彼は働いているので、大概は接客中だ。
 平日休みのお客様に加え、仕事中のスーツ姿の方もひょいと顔を出すので、人が絶えることがない。その間まるでわかっちゃないのに、したり顔で棚の商品を見、たまには手に取ったりしてもする。

 逆テーパートップ、浅ダナ竹足、バラサ、オカメ鈎、もじり
 どうだ!まるでチンプンカンプンだろう
 (まあ、エバることもないのだが

 どこの世界にも専門用語・業界用語はあって、うち方面でいえば、数字の数え方だの逆さ言葉だの、あと「そこのボウズ笑っとけ」とかネ。いわゆる“芸能界”のお言葉・・・
 ちなみに「BOSEというメーカーのスピーカーを片付けておけ」という意味だが、説明不要なくらい今は知られているのではないだろうか?

 実は、地味な(?)演劇界ではまるで使われてなかったりするのだが…。

 おっと。GW・・・趣味・・・から話が逸れました。
 今日は上天気

 劇団に来る道すがら・・・庭先で鉢植えを丹精込めていじる初老の紳士や、新宿からロマンスカーで行楽へ向かう家族やカップルを見ましたが、それぞれの大型連休を、休息や趣味で是非充実したものにしてくださいませ。
   ※実は制作部のみ、役者を尻目に交代で   
    連休を取らせていただきます。(短いですが…)
    来月は週末に出張が続いて“土日もナイジャン月間”に
    突入につき、お許しを・・・。
    てなわけで、GW中は弊ブログは休みがちで~す。
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明日を紡ぐ娘たち

2007年04月27日 | 東演
 『明日を紡ぐ娘たち』

☆東京演劇アンサンブル/広渡常敏追悼公演第1弾を、
 看板俳優・公家義徳が初演出!
 
 『セチュアンの善人』ヤン・スン役で初の大役を担って以来、『ガリレイの生涯』のタイトルロール、『桜の森の満開の下』の男など中心俳優として活躍。広渡演劇の後継者としてゼロから演劇をたたきこまれてきた俳優・公家義徳(こうけよしのり)が、初めて演出する表題作。4/20~29、ブレヒトの芝居小屋にて。

☆劇団の原点、タリさんの原点

 1957年に初演されて以来長く上演されている作品で、チラシには、作/広渡常敏のあとに“「生活を記録する会」との集団創作による”と記されている。紡績工場で働く人々に取材して作られたこの戯曲は、アンサンブルの支柱だった広渡常敏(ひろわたりつねとし)の創作デビュー作でもある。

☆そして、未来へ!

 そんな劇団の原点といえる舞台を、若い女優陣たちを中心に紡ぎ上げた。
 サークルの指導的立場にいる今井(白石那由多)に憧れる娘たちだが、自分を律して彼と並ぶ地平に立とうとするあや子(桑原睦)や若さゆえにその恋心を抑えきれない稲子(清水優華)など、個性溢れる女性たちをヒロワタリズムを継承する女優陣が好演。とくに、以前『マイという女』でも絶賛した三由寛子が、今度は一人称に「おら」を使いパワフルに一直線に進む秀子役で、前述の清水とともに、淡々とした舞台に変化をつけた。

 アンサンブルの、劇団としての新たな出発は、上々の船出となりました。 

                       

 ようやく東演の機関紙「communicaTOEN」が脱稿したので、ちょっと新聞の見出し&本文風になっちゃった。
(GW明けに色んなところに配布いたします)

 さて、アンサンブルは創立53年目。東演もまもなく50年。新劇団はどこも概ね半世紀を超えたり超えようとする時期・・・昨夜は会場で「ブレヒトの芝居小屋」の改修キャンペーンが行われていたが、弊団も、稽古場の自力改修につづき、次回作『恋でいっぱいの森』までに会場の椅子を新調しようと考えています!!!

 座り心地の良い観劇環境で、原初的ミュージカルをお楽しみくださいませ。
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うましうるわし

2007年04月26日 | 身辺雑記
 JR東海の「うまし うるわし 奈良」キャンペーンが、
 かなりのインパクトだ

 地下鉄の一両まるまるが興福寺の乾漆八部衆立像(かんしつはちぶしゅうりゅうぞう)の八体の仏像たちで埋めつくされた中に身を置くと、頭のてっぺんから爪先にかけて《荘厳!》という文字が駈け抜けて、身も心も引き締まります。

 この八部衆(国宝)が、興福寺国宝館で一斉に特別公開(4月28日~6月10日)されるのに合わせたキャンペーンらしいが、HPをみたら、アララ、既に東大寺から始まって薬師寺、法隆寺と来て今回の興福寺と、かなり前から続いている「うまし うるわし 奈良」シリーズだったのダ。

 テレビ等他のメディアとも連動しており・・・余り見ない僕だけど、あっ、そーいえばお水取りのCMは見たゾ! BGMの『Again』(原曲:BORODIN ALEKSANDRE PORFIREVICH/歌劇「イーゴリ公」よりダッタン人の踊り)とともに印象に残った、残った・・・

 東大寺の「お水取り」。「水」という字が使われているけれど「火」のイメージなのは、クライマックスの松明が焼き付いているからだろう。
 JR東海の、その東大寺篇でも・・・雪の中の東大寺/松明/雪の中の鹿/廊下を駆ける松明/雪の中の椿/欄干から滝のように降る炎・・・と、カットバックで静と動を見事に描いていたっけ。
                                
 お水取りは通称で「修二会(しゅにえ)」という仏教行事・・・ってところまでは知る人も多いだろうか。東大寺の修二会の法要は、正しくは「十一面悔過(じゅういちめんけか)」といい、東大寺二月堂で毎年三月一日から十四日の二十七ヶ日夜(二週間)にわたって行われているものだ(東大寺HP参照)。

 ♪ 君の肩にはらり 良弁椿
   ここは東大寺 足早にゆく人垣の
   誰となく独白く南無観世音 折から名残り雪

   もはや二月堂天も焦げよと松明の
   炎見上げつつ何故君は泣く
   雪のように火の粉が降る

   走る 火影 揺れる君の横顔
   燃える 燃える 燃える おたいまつ 燃える

 さだまさしの『修二会』という曲の、詞の一部の抜粋ですが、CMの画像がまんま歌になったような…。まあどちらも「お水取り」を描いているから自然、そーなるのだろうが。ちなみに『修二会』は93年発表「逢ひみての」収録曲でCMよりずっと先だが…。

 この長崎生まれのシンガーソングライターは、京都や奈良を多く歌っていて、『まほろば』(79年発表『夢供養』収録)は中でも名曲の誉れ高い作品。

 ♪ 青丹よし平城山(あをによし ならやま)の
   空に満月

 と結ばれるが、今回取り上げた「興福寺篇」の、横長のたらし広告のキャッチコピーでも「あをによし」「あかねさす」「さ男鹿の」「ひさかたの」と、嗚呼懐かしや古典の授業的な枕詞が連なっている。

 普段まるで親しんでなんかないのに、日本人を実感してしまうのは、やっぱDNAの成せる業だろうか・・・。
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恋森稽古場だより②

2007年04月25日 | 東演
 昨日、大月の劇団稽古場から大量な物資(?)が運び込まれた。
                      
 『恋森』初演の衣裳や小道具はもちろん、他の作品で使われた木組みの階段やレプリカのフルーツ、仮面・・・その仮面は、ロシアのベリャコーヴィッチ演出による『ロミオとジュリエット』のものだが、初演は93年、最後のツアーも97年で終わっているから、若手の多い『恋森』の座組だと知らない者も多い・・・あれ?多いどころか、知っているのは豊泉、能登、酒田、小池の4人だけか…
OHHHHHH

 さらには、舞監に同行した光藤・岸並(今回二人はそれぞれ小道具&衣裳のチーフとして裏から作品を支えます)の15年オーバーの劇団員ですら知らない、何かの芝居の何かで使った衣裳など・・・とにかく色々

 繰り返しになりますが「夏の夜の夢」「から騒ぎ」「お気に召すまま」の3つのエピソードが絡まるお話しなので、衣裳や小道具の点数はとにかく膨大!!!

 でも創る側の大変さに比例して、観る側の楽しさが増す・・・と信じて裏も表も頑張っています!
で。その稽古場では・・・
 テーピングによるアクティングエリアも決まって、仮のセットも入り、一週間ほど経ち《新しい恋森の形》が明確になってきました。

 昨日は、1階では「から騒ぎ」の場をみっちゃん先生(渡辺美津子氏)の振付メインで進行。
 要は、演出&共同演出によって芝居のミザンセーヌ(位置)や感情が決まって、どこで誰がどういう気持ちでいるかが固まると、音楽監督や振付or擬闘のプランナーがやって来て、演出に応じた稽古が行われる、という流れ。
 同時に3階では福原さん(共同演出)が「夏の夜の夢」の恋人たちと妖精たちの絡みをチェック・・・。

 いえば通常の2倍3倍の手間をかけて稽古を積みあげて、観客の皆様には2乗3乗楽しんでもらおう!ってことだ。
                           
 体を動かさないで指先だけ動かしている(少なくともこのブログを書く動作としては…)制作が言うのもオコガマシイけど・・・。
                                  
  
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絹川愛

2007年04月24日 | 身辺雑記
 日曜日に行われた兵庫リレーカーニバルで陸上女子一万メートルに“初挑戦”。
 いきなり世界選手権の参加標準A記録を突破するという離れ業をみせた絹川恵には、スターの符合がいっぱいだ

 そもそも絹川愛とゆーのが芸名みたいだが、出身の群馬県はハンカチ王子と同じ。越境入学した仙台は、祐ちゅんのライバル「まーくん」の所属する楽天のフランチャイズだ! そして読みこそ「めぐみ」だが、佑ちゃんと同じ早稲田に入った愛ちゃんと同じファーストネーム。

 まぁ無理にニュースター達との合致点を探しても詮無いが、斉藤佑樹、田中将大、福原愛(卓球)、さらには同じ陸上界の新星小林祐梨子ら昨年日本中を沸かせ、卒業して行った“スーパー高校生”たちに負けない活躍を期す!!
 そう。話は前後するが、絹川愛(きぬかわめぐみ)はこの春、高校3年になったばかりの17歳だ。 

 つーか。最初にも書いた通り、初出場種目での快記録! 本職の5000メートルではどんな爆発をみせるのか、恐ろしいくらいだ。
 ダンスも得意で「陸上がダメならディズニーランドで踊りたい」って過去のコメントも受けるが・・・「ダンスが得意」といえば、女子柔道57kg級の宮本樹理が思い出されるが・・・今回の、A標準突破のゴール後に、体で“A”を表したとか「うれしいです。福士さんはあこがれの人。これで2、3センチ近づけたかな」とか、対報道陣へのパフォーマンスもイカしている
(31分35秒27は、福士加代子が作ったジュニア記録の6年ぶりの更新でもある)

 ようやく体が出来てきたところ。あとは大きな故障だけがライバルってところでしょうか? その細い体躯は、陸上漫画の金字塔『奈緒子』(原作/坂田信弘 作画/中原裕 連載/ビッグコミックスピリッツ)のヒロイン・篠宮奈緒子に似ていなくもないか・・・。

 「松坂世代」に「ハンカチ世代」・・・セイムなエイジは話題になるが、春の選抜を沸かせた中田翔(大阪桐蔭)ともに、この世代をリードする一人であることだけは間違いない。

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ウェルカム・ホーム!

2007年04月23日 | 鑑賞
 昨日まで(4/17~4/22)ウッディシアター中目黒で上演されたMsquare's company produce『ウェルカム・ホーム!』は、04年急逝された人気作家・故鷺沢萌氏の作品の再舞台化で、かつウッディシアター中目黒10周年記念提携公演ということで、NHKが取材に訪れるなど盛況な公演であった!
 さすがプロデュース公演 まずキャストが豪華で、「S・E・T」の野添義弘氏、「KAKUTA」の高山奈央子氏、「動物電気」の高橋拓自氏と人気俳優が並び、さらに「セメント金魚」にしやうち良氏、「イルカ団!」小林英武氏(共同脚本+演出、そして企画製作も)と二人の劇団主宰も加わって・・・ある意味“座長芝居”の様相も呈していました。
 基本コメディですから、線は外さない遊びが随所に出てきて、そのあたり「血のつながりのない家族」を描いたこの舞台と、異なる集団から集まった役者がひとつのカンパニーとして成立してる「家族感」が合致して面白かった!

 例えば、ヒロインを演じた三原珠紀氏の所属する「劇団ノーティーボーイズ」は旗揚げ公演(01年9月)以来10回の公演中8回が、その兄を演じた岡雅史所属のスピリチュアルランド・オブ・アクターズは、なんと旗揚げ(01年5月)からの全9回公演がウッディという、この劇場と縁のある面々が集結した一座だった。

 04年6月「鷺沢萠プロデュースVOL.3」として上演された本作の再舞台化を願って、ついには自らが企画製作者として、このカンパニーを束ねた「Msquare's company」の森脇恵氏。開館以来この劇場の核としてやってきた彼女のもとに集まった「家族たち」によって成就した公演とも言えたわけだ。

 まあ、そんな裏事情はともかく。観客に提供された舞台は、前述したようにサービス精神旺盛なエンターテインメントな2時間だった

 そんな“小劇場演劇オールスター”みたいな場に、弊団の辰巳次郎も参加させていただいた。

 余談だが、開館当時ウッディのオーナーは弊団所属の俳優で、劇場の空いている時は稽古に利用させていただいたりもした。確か野沢那智氏を迎えた『みんなで渡れば…』だったか。
 また『ウェルカム~』の音響を担当した柳原健二氏には弊団『臨時病室』『いちゃりば兄弟』などで、照明の池田圭子氏には下北沢演劇祭区民上演グループの『カレッジ・オブ・ザ・ウインド』『夏の夜の夢』等多数で、お世話になっているスタッフである。

 てなわけで「いとこ」とでも言おうか・・・劇中にも出てくるのだが・・・この作品には「他人」とは違う思い入れがなきにしもあらずだったりする。
 なんかそんなわけで、劇評にはなってけーど

 これを機に、今後もMsquare's company produceの作品に期待したい!

 そうそう。冒頭のNHK、取材は『おはよう日本』さんだそうです
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千両

2007年04月21日 | 東演
 渋谷中央街にある「千両」で昼飯を食べた。

 まず「渋谷中央街」だが、渋谷駅西口の、東急プラザと井の頭線の上に建つマークシティの間のエリアで、ぶっちゃけシブヤの中でも地味目な場所だ。
 その中程、本来は居酒屋さんだが昼はランチを提供しているのが「千両」。……まぁ、その手の居酒屋さんが中央街には沢山あるのだが。
               
 680円~780円の大変リーズナブルな価格帯でボリュームもバッチシな定食が12種。1階はカウンターのみ6席、2階と3階にはそれぞれテーブル席が40。それが常に満席で、モーレツに回転していた。
 1階には実はテーブル席もあるが、ランチタイムはそこにご飯のジャーを置き、いわば前線基地として機能させているのだ。
調理場では板さん3人が、揚げと焼き、フリー(?)と持ち場を分けて、それを頃合いを見てローテーションするという見事なシステムを構築していた。意外やこのフリーが肝要で、半休状態で疲れを抜きつつ、調理及びカウンターの外でご飯みそ汁を盛るおかみさんの補助と、手の足りないところにフォローに入るのだ。

 サッカーで言えば、攻守のバランスの舵をとるボランチというところか…。

 これって、どんな仕事でも重要ですよね

 統一地方選・後半も、いよいよ大詰めだが、その前半戦終了後、開票時間の短縮に挑む自治体の取り組みのいくつかをTVで紹介していたけど、実働部隊と補助部隊、それに指示を飛ばす司令塔という構成をどこも取っていた。
 引いた場所から客観的に見る声の重要性である。

 東演でも、芝居を創る過程のさまざまな局面で、そのようなシステムが活用されている。
 皆様の目に止まる部分でいえば「受付」がそうで、チケット対応、もぎりやリーフレットの配布、客席誘導などの各パートと、それらがスムーズに進行するよう自由で居続けるポジションを必ず置く。

 とは言っても、年に東京公演が40~50ステージの東演である。毎日の積み上げの中で完成した「千両」のフォーメーションには、大いに参考にしたい“美”があった。しかも“実用の美”である

 舞台の上のみならず、表方の仕事でも「千両役者」を目指そうと、日々研鑽の東演である。
 
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選挙を楽しもう!後編

2007年04月20日 | 身辺雑記
 いよいよ統一地方選も、選挙活動は今日明日のみ。「ああ、五月蠅い街宣の声も終わるか」とホッとしている人も多いはず。
 僕も、古式ゆかしい“選挙カー”に意味を感じない一人だ。

 さて、では候補者を吟味するのは何?
 理想をいえば、選挙以外の通常の活動である。新人や元職も含め、自らの活動をもっと上手に伝えて欲しいし、我々ももっとアンテナを張るべきだ。

 と、今それを悔いても始まらない。新聞やマニュフェスト等の印刷物…そして、まずのとっかかりは「ポスター」だ。

 が、このポスターが、皆似たりよったりなのだ。候補者の写真(ガッツポーズだったりする)と名前・・・それが原色使って、ドーン!と。ネ
 デザインや色を似させて党のイメージを出している何人かが「あ、この人たち仲間ネ」って思う以外は役に立たないことも多いのが現状だ。

 が。杉並は、さすが高円寺-阿佐ヶ谷-荻窪という中央線の「若く貧しいアーティストたち」の吹きだまり(?)を抱えるエリアらしく、一味違います。

 とある街角の、杉並区議候補のポスターの並ぶ掲示板は、18列×4段で空きが4つ。つまり68人の顔がズラリ(ちなみに立候補は69)。
 そのうち18枚が横使いのポスターだ。
 縦はダメで横がステキとは言わないが、アッピールしようとする気概は感じます
 例えば縦組みながら、本当におしゃれなポスターも2枚。
 「高円寺北中通りのリサイクルショップの店主」のモノは、白い紙に2色刷りながら、白地に濃茶と黒を上手に使って、シックかつエレガントなポスターになっている。
「高円寺中通り商店街カフェ店主」のモノは、淡いパステル系のカラーイラストで、こちらはポップ&キュートだ。
 ほかのポスターたちも、配色など他の地域より若干センスいいのが多い。

 そーゆーキャッチなポスターを作る人、イコール新鮮な発想があるから区議に!と、短絡的に言うつもりはない。逆に、無難なポスターに真面目さを感じる人も多いのだろう……。
 けれど、少なくとも彼や彼女が、一体どんな発動から志して、はたして何がしたいのかを聞いてみたい気持ちにはなるし、別の次元でいえば、小洒落たポスターを見て「政治家もいいなあと思ってっけど、あのダサダサなポスターはおいらの美意識が許さない!」と思ってたチビっ子が「へえ~、こーゆーのもアリなら、いっちょやったろかい!」と志を掲げる可能性がないとは言えないだろう。

 いずれにしろ、一介の演劇人の言いたいことは「選挙、興味ねー」ではなく、どこかヨリドコロをめっけて面白がっても良いのではないか?という問いかけであり、実は、選挙同様「芝居、絶対みねー」と決めてかからず、どこかトッカリをめっけてみて!という、嗚呼悲しいかな、そーゆーところに帰結したりするのである。
いざ、観て貰った時、後悔させない努力は、当然怠らないよう日々精進しつつネ。
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選挙を楽しもう!前編

2007年04月19日 | 身辺雑記
 暖冬から早い桜の開花と来て、一気に夏?と思いきや「春に3日の晴れ間なし」どころか冬に逆戻りのような寒い雨模様の水曜日(つまり昨日)・・・選挙カーからは「青空××、青空××」とウグイスの声。
            
 そう。漫才師の青空球児・好児のつっこみ担当氏は「そのまんま旋風」の吹く4年も前、つまり前回の世田谷区議会議員選挙で当選され、今2期目に向けた戦いのさなかだ!

 東演はそんな世田谷区にある。区議の定数は52。今回立候補は71名。なかなかの激戦だ。ちなみに現職40に新人27、元職4の戦いで、その内訳は、自民からダントツ23人の立候補。民主12、公明11とつづき、共産5、生活ネット4、社民2、国民1で、無所属は8、その他2(世田谷改革派と無党派市民が各1)。そして、せたがや政策会議が社会民主党や国民新党より多い3人の候補を擁立しております。

 せたがや政策会議? 何でも「無所属議員による、政党や団体とのしがらみのない会派で、かつ代表質問権を持つ正式交渉会派」なんだとか…。
 で現職4人は皆立ちましたが、一人は無所属での届け出。

 つまり今回「無所属現」は、その方と、冒頭のつっこみ氏と、性同一性障害の候補者として話題になり、見事当選を果たした方の、3人。

 彼女は「虹」という単独会派で活動していたので、現区議会の勢力で「無所属」は青空氏のみ。とゆー流れなら、改めて紹介すれば、自民16、公明11、区民連(民主党・生活者ネット・社民党世田谷区民連合)が9、政策4、共産3、改革と無党と虹がそれぞれ1で、無所属1を足せば計47。これが改選前の議席数。
 おや?定数は確か52? 随分お辞めになられているのだな…。

 それから。シモキタ三茶、成城に用賀、と若者の街や高級住宅街のイメージのある“セタガヤ”だが、意外にも保守的な土地柄なんだなぁ…ってことも解る(だからいけないってわけじゃ勿論ありませんが…)。 

 てな訳具合に・・・国勢選挙はテレビや新聞が、よってたかって解説してくれますが、こーして自分に関わる所を分析して見るのも面白いのでは?と。
 面白いといえばポスター

 残念ながら世田谷は、上記のように「保守的な」ありきたりのポスターばかり。ところが僕の住む杉並は、なかなかイカしている。
 
 ・・・その話は明日に続く
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恋森稽古場だより①

2007年04月18日 | 東演
久しぶりに『恋森』の話…とゆーか、概ね週イチペースになっているよ~な気がしないでもない。本番まで約一ヶ月半あるから、このくらいが良い塩梅ではないか、とも思ったり・・・。
 細かな進展は“役者ブログ”の方をチェック願います。

 さて。先行していた歌&踊りに追いつけ追い越せ!の勢いで、芝居の方も読み稽古から立ちへ。。。

 劇場(1階の稽古場)に降りまして、昨日は「から騒ぎ」のシーンを頭から。
 本来は「夏夜」のキャラながら、本作『恋でいっぱいの森』では全編の案内役であり、かつヒッカキマワシ担当でもある3人・・・森の妖精の王オーベロンと女帝タイテーニア、悪戯なパック・・・が、2ndエピソードの開幕を告げると、シシリー島はメッシーナの知事レオナートが登場し、戦に勝利した英雄達の帰還を高らかに告げます。

 「江上さん、そこはベネディックという名前にもっと大きく反応して…」
 「せっかく階段の高い所にいるんだから、まずヒーローの動き出しでお客さんは……そうそう、そうゆう感じで出て来て。で、もっとヘリが劇場中をグルグル、うん、いや、もっと大きく見回してもいいんじゃない。それ逆。背中になっちゃうでしょ」

 と、福田さんの細かな指摘でシーンは徐々に積み上がって行きます。

 その間隙を縫って、共同演出の福原さんは舞台上の別の役者に歩み寄り、臣下たちの動きに修正を加えます。
 
 稽古終了後の6時過ぎからは、日延べされていた美術&衣裳の打ち合わせが行われました。通常とは違う形でパラータを使う今回、制作的にはキャパがいくつ確保できるかの見当をつけるテーブルでもあったのだが、少なくとも100席は確保できそうだ。
それでも普段より20席は少ないわけである
 
 たかが20席。されど10ステあるから200席減。
 はい。つまり、そーゆーことです。
 ご予約はお早めに!!!
                
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