麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

中哲消ゆ

2012年09月07日 | 身辺雑記
折込を終えて、時間があったので
書店に立ち寄った。
動線に赤本。
何気なく母校のを手にとって、
さて今受験したら、問題解けるかな?
的な、軽~い気持ちで頁をめくった。

びっくりしたのが
僕が学んだ「中国哲学文学科」が
2013年4月、印度哲学科と統合され
「東洋思想文化学科」になる、と
米印で小さく事務的に書かれた一文。

全然知らなんだ~


よくジュンク堂吉祥寺店で
大声を出さなかったと、
自分に感心しましたよ。

平成大合併で「故郷」の町や市の
名前がなくなる・・・その寂しさに
近しい感情だ

冷静に考えれば。
今や大学も生き残りをかけた
激しい競争の中にあり・・・
「印哲」「中哲」に人が集まるのか
といえば、否である。
・・・潰されなかっただけ良いか。

一応(?)看板だからな
井上円了によって建学された
東洋大学は「諸学の基礎は哲学にあり」
と謳い、その名も「哲学館」から始まる。

そういう経緯から、文学部の中に
日本文学や英米文学と並んで
「哲学」「印度哲学」
「中国哲学文学」の3学科、
通称「三哲」を設置してきたのである。

主に西洋哲学を学ぶ「哲学科」は残り
印度と中国を合わせて「東洋思想」へ。
バランスからいえば、哲学科は
「西洋思想文化学科」って感じだが…
そうすっと「哲学」が完全消滅するしな。

まあ、とにもかくにも我が「中哲」が
今年度でなくなる

たまたま赤本手にしなきゃ、
知らずにいたんだな・・・涙をこらえ
みんなに言いふらそうっと。
コメント
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