麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

散歩で乱歩

2012年09月13日 | 身辺雑記
ちかくの郵便局に行く途中の
立教大学の校門に

試験会場の立て看板。

見ずらいっすけど、
家電アドバイザーの資格試験
らしいっす。業界認定の。

劇団(新劇)が勢いあった時代。
例えば文学座は劇団では手狭で
上智大学を借りて試験をしたと聞く。
その数、数千人。

色んな使われ方するんだな~と
思いながらペダルを踏んで
郵便局に到着。と、向かいには
江戸川乱歩の旧邸。



毎週水曜日は無料公開なんだって。
池袋に住んで四年以上経つが、
初めて知った。

白砂利が美しい庭の奥には蔵書。
正に本当の蔵の中に収められてた。
その数はもちろん
その幅広さに吃驚した。
チェーホフもあった。全集で。
鎌倉時代に成立した日本の歴史書
「吾妻鏡」とか。

引越し魔だった大作家が、
この蔵付きの物件を気にいって
終の棲家としたのは1934年。
それから31年の長きにわたって
愛したこの邸宅で
「怪人二十面相」「少年探偵団」
などの名作が紡がれたそうだ。

ちなみに転居の数は46。
奇しくも僕の誕生日が4月6日。

彼の本は小さい頃から
随分読んだけれど、
そういえば乱歩は名張の人だ。

豊島区主催の公演で名張市を
訪れたとき、担当者の名刺に
怪人二十面相のシルエットが
描かれていたな~。
      

※豊島区と三重県名張市は
江戸川乱歩をえにしに、
交流都市協定を締結している。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする