延期になった1試合が昨日終わり
プロ野球交流戦は全日程を終了した
我がスワローズは最下位に甘んじ、
再開するペナントレースでも
現在6位なのだが捲土重来なるか!?
小さくて読みにくいけれど、
今季の燕のスローガンは
「捲土重来2025」である。
97年、野村ヤクルト時代に掲げて
リーグ優勝と日本一を達成
その夢ふたたび!と公募で寄せられた
スローガンを今季は採用。
つば九郎に捧げる勝利を
と一丸のぞんだのだが⋯⋯。
並ぶユニフォーム姿は、
中央に高津監督を配して、
その後ろに扇の要・中村悠平。
最前面に村神様こと村上隆宗、
Mr.トリプルスリー山田哲人。
両翼に長岡秀樹、高橋奎二。
ヤクルトの看板たちである。
しかし、1軍にいるのは
中村、山田で他はファーム調整中
(あ、監督はいますよ)。
ほかにも多くの主力を欠いている。
それでも神宮球場に足を運ぶのが
ファンというもの
そしてサッカー、バスケなどもだが、
最近のスポーツエンターテインメントは
「スタグル」と称して、
食べ物呑み物にもリキを入れて、
競技にあまり興味のない層も取り込む等
努力がみなぎっている。
蛇足ながら「スタグル」は
スタジアムグルメ
そんなこんな。
グランド外にもドラマは散らばり、
例えば・・・
一塁側内野席の僕の隣の女性は
レプリカユニフォームをまとい
応援カンフーバットを持ち、
推しの選手が打席に立てば
その選手名入りのタオルをかざし、
ダイヤモンドを見つめていた。
もとより大人しそうな横顔。
ややワンサイドゲーム気味で
彼女の声は小さかったけれど、
本拠地での戦いに燕ナインは
中盤から持ち直し、競った試合に
やがて彼女の声援ボリュームも
増して行った!!
そのまた隣には常連らしき男性。
らしきとジャッジしたのは
馴染みのビールの売り子さんがいて
親しげに話していたから。
仕事が終わらなかったのか、
プレイボールより遅れてきた彼は
大きく点差が開くと消えた。
トイレにしては長く、
諦めて帰ったと思った終盤に戻り、
2杯目のビールを同じ娘から購入
「帰られたのかと思いました」
と笑いながらカップを渡す。
「向こうで応援してた」と親指を
ライトスタンドに向けた。
話はかわり。
「あたしが出掛ける時は絶対、雨」
まぁ、絶対はないはずだが、
確率として高い自分を〈雨女〉と
自ら言ったりするけれど。
試合を生観戦すると、
贔屓のチームが8割くらい負ける私は
〈負け男〉と名乗るべきか?
同点に追いつき、流れからいけば
勝てるゲームだったが踏ん張りきれず、
敗れた
負け男の面目躍如(?)
決勝タイムリーを放ったのが
敵ながら、母校東洋大学でキャプテン。
また「PL出身最後のプロ」と呼ばれる
中川圭太だったのが、
辛いなかのわずかな救い。
個人的に好みの選手なので。