麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

おい

2022年02月28日 | 身辺雑記

自分の兄弟姉妹の子ども。

男なら甥、女なら姪

 

実の弟のこどもは三人とも、

かみさんの弟のこども二人もすべて女性。

なので、甥はいないのだが、

老いは日々猛烈に私と一体化している。

 

幸い、いまは呑みの席もないから

老い自慢もできないけれど収束したら

つい自慢気に語りそうで怖い

 

というのも。

稽古終わりで遅い帰りの地下鉄で。

こちらは素面だが隣の会社員は少しご機嫌

「こないだカミさんが、PTAでちょっと飲んで

団地の階段で我慢できずに漏らしてさ」

「ああ〇〇さんち、5階なのにベーターないもんね」

「バス停降りて近道すっとコンビニも通らないし。

本人は家まで行けるってジャッジだったらしいし、

実際、今までは間に合ってたらしいんだけどな。

ちょびっとよ、チビるってやつ?」

「うちのは、こないだ『味噌汁がない、味噌汁、

たしかにワカメのギュッって絞って、お湯沸かして、

お父さん、味噌汁のお椀どこやった?』って

さんざん喚きながら、風呂のほうまで探して、

俺がテーブル見たら、まだ封の切ってない即席の袋が

チラシの下から出てきて、、、どんだけ呆けてんだか」

「お椀を置いた場所忘れたんじゃなく、まず用意もせず、

袋やぶってもないってのは、かなりだよな~」と、

なかなかインパクトのあるネタを繰り出してくるので

聞いていない体裁の私は笑うわけにもいかず……。

 

かくいう私も、最近よくモノを落とすのである。

握力そのものの低下もあるのだろうが、

脳の指令では、親指に90%、人差指に80%、中指75%……

そんな力加減とともに、角度も伝えているのだろうが

当の各指に伝わるまでにズレなのかロスなのかが生じ、

バランスを崩しているのではないか、と勝手に思う。

とどのつまり。

隣に座った先輩諸氏の令夫人のことは他人事じゃない。

イチョウ葉とかDHAが必要なのか・・・

 

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ささやかな幸せ

2022年02月27日 | 身辺雑記

日曜日

洗濯。

洗濯バサミがたくさんくっついた「奴」。

(呼び名がよくわからないが便利

両翼に5列ずつ合計10列。

けれど列のピンチ数は異なっていて、

中央は5個、二番目は2個で三番目は4個

……てな配置になっている。

真ん中5個の両翼にタオルを広げて留める。

二番目の2個には靴下(両翼で四組)、

次の列にはパンツ。これも広げるけど、

例えば左翼は、グレーと黒のボクサー、

チェックのトランクスだとして、

グレーの左を端に止め、その右とチェック左、

チェック右と黒の左を同じピンチではさみ、

黒の右も単独、みたいに三枚干す。

……そうゆう調子で種類ごとに整然と

美しく並べて干せたときの幸福

 

あるいは銭湯。

誕生日が4月6日だから、靴箱の46が空いてて、

脱衣場では29・・・ちびっ子の頃好きだった

野球選手の背番号・・・を使えた時の幸福

 

ささやかな幸せがあることに感謝し、

地下鉄のホームに避難せねばならない不自由が

早くなくなることを、ただ願う日曜日。

 

銭湯は気持ちいいけど、戦闘は駄目。

 

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水道水

2022年02月26日 | 身辺雑記

 

東京の水道水はおいしいのだ、と

PRに熱心な時期が、確かあって、

ペットボトルを配ったり売ったりしていた。

おおやけのやることだから、きっと継続中だろう。

さて新規事業(?)も始まっていて、

僕の住む街にある都立の劇場の一角に、

いわゆるウォーターサーバーがあって、無料だ。

 

 

2月23日のブログでラーメンが半額の店舗に

行列ができていたと書いたけれど、

コンビニで水やお茶を買うよりもメチャ安いのに

利用者を見たことがない。

 

広報力が弱いのだろう。

 

そもそも家の蛇口をひねれば出るから

わざわざ出向く必要もないわけだが。

ただ、長い道のりの水道管を通り、

住環境によっては貯水槽に留まるなどする

家の水よりも、くだんのサーバ水は

「新鮮」で、かつ冷たい。

 

また水道管という長旅のお供に

カルキが混ぜられているわけだが、

その量もサーバー水は少ないのかも?

 

いずれにしろ、飲んだら美味しかった。

 

劇場の片隅から俯瞰してみると、

これほど安全な水が安価で手に入る国に

暮らせるのは幸せだ。

 

一杯の水を口にしながら、思いを馳せるのは

ウクライナ。行ったこともなく知人すらないが

かの国に平和が戻ることを希う。

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ペアルック

2022年02月25日 | 身辺雑記

最近ペアルックをよく見かける気がするが、錯覚だろうか? 

 

和製英語の筆頭格ともいえる、かつて一世を風靡したカップルの、

・・・あ、あの頃恋人同士はアベックと呼ばれていたぞ。

これまた時の流れを痛感せざるをえん。

 

流れをくめば、ペアルックじゃなく、今時はペアコーデと言うべき?

いずれにしろ、ファッションはぐるぐる回りがちで、

カップルや家族で同じ(または少しずらした)服装で

街を闊歩するのは、きっと楽しいのだろう。

 

        

 

上着をズボン(くどいようだが、これも今やパンツか?)から

出していると、ハナ垂れ小僧の頃は母ちゃんから

「みっともないからちゃんとしまって」と怒られ、

やがて入れていると「イン?!」と蔑んだ調子で女子に指摘された。

 

だからシャツは出して着ていたわけだが、ぐるりと回って

最近の若者は逆にシャツインだったりするよーな……。

 

そうそう。

昔はパンツ丈が短いとツンツルテンと囃し立てられたが

(そこまではされないか?)今は言われない。

言う言わないを超え、使われていないのが実感。

 

マジソンバッグやセーラーズのトレーナー、

輝いて見えたアイテムも今は哀愁の対象である。

 

などと、呑気な話をしている場合じゃない世界情勢。

時の流れ、歴史のめぐりが、シャツの出し入れならよいが

独裁者の暴走に及ぶと洒落にならない。

地球がいつもオシャレでありますように。

 

 

 

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人民の敵、雉はじめて鳴く、クインテット作品33

2022年02月24日 | 身辺雑記

2月24日、FMえどがわの

「檸檬色のクインテット作品33」

という番組に劇団俳優座の河内浩出演。

番組は15時からですが河内登場は、

17時過ぎになります。

お時間ある方は84.3MHzまで。

・・・あ、今時はネットとかでも聴けるのか。

 

さて、ここで昨日のブログの補足

 

吉祥寺シアターでの名取事務所公演

『ペーター・ストックマン~「人民の敵」より』は

イプセンの代表作のひとつ『人民の敵』を

瀬戸山美咲の上演台本・演出で。

芯の役のトマスの子供たちや、彼の窮地を救う船長を

大胆にカットするなどして見易くなった。

また、本来はトマスの兄の町長を姉にし、

その名をタイトルに冠した構成が今日的で、

鋭く突き刺さる作品に生まれかわった。

 

フリーの制作時代に、雷ストレンジャーズ

『フォルケフィエンデー人民の敵ー』の

名ばかりの制作で関わったので、興味深くみた。

良い座組だったな……。2015年。

あ、田中茂弘(俳優座)が客演していた。

まさか、そこに草鞋を脱ぐことになるとは。

そして、雷ストの代表の、小山ゆうなに

今度は翻訳・演出をお願いすることになった

(昨年の『雪の中の三人』)。

人の縁とは不思議なものだ。

 

冒頭のラジオ。

パーソナリティーの松尾典枝とは

山中湖畔三島由紀夫記念館での

リーディング公演で仕事をしている。

たしか、雷スト『人民の敵』翌年だ。

 

昨日紹介した「演劇引力廣島」の

リーディング公演にも興味津々なのだ。

下北沢演劇祭「世田谷区民上演グループ」の

活動と似た部分が多いと感じたのだ。

 

つまり、そーゆー「繋がり」を意識して

ブログの題名を尻取りにしてみた。

やや無理矢理だけど、、、

 

[文中敬称略]

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富士山の日

2022年02月23日 | 身辺雑記

2022年2月22日と2がたくさん並んで、

猫好きはもちろん、そーでない人も

割合もりあがったらしい日から明けた

今日は富士山の日だそーである。

      

 

そんな昼下り、稽古場には照明プランナー

田中祐太氏がいらっしゃった。

照明協会新人賞を受けたのは20年3月、

俳優座の『マクベスの悲劇』の灯りに対し。

COVID-19禍、同協会誌の取材も延期を重ね、

来月の弊団ラボ公演が対象になった。

 

 

いうまでもないが今日は祝日。

それから俳優座ちかくのラーメン屋さんが

ふだん1000円するラーメンを半額提供する日

(昨日と今日の二日間)でもあった。

当然、昼時には行列ができた。

時間をずらして15時過ぎに食した。

 

広島の公共ホールが主催するイベントも2月23日に。

横山拓也氏が弊団に書き下ろした

『雉はじめて鳴く』をリーディング公演。

プロアマ制限なしの公募で選ばれた演者が、

横山氏自らの演出で、ネット配信

(13時と17時、それぞれライブ)。

 

夜は吉祥寺シアターへ。

弊団の小泉将臣が客演の名取事務所公演を観劇。

『ペーター・ストックマン~「人民の敵」より』

作/ヘンリック・イプセン

翻訳/毛利三彌

上演台本・演出/瀬戸山美咲

 

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きょうはなえんそくなかののたなかていへ

2022年02月22日 | 俳優座

 

【京花、遠足。中野の田中邸へ】

 

前回書いたように、2月21日は田中千禾夫ゆかりの場所へ。

遠足といっても、お菓子も持たずリュックも背負わず

(ひとり撮影班の制作部・霜垣はリュックだったが)

中野駅に集合して、テクテクと。

そしてまず、ともに劇作家の千禾夫、澄江夫妻の旧居跡。

閑静な住宅街のなかに突然あらわれたのが冒頭の写真。

 

 

その後、記念碑からほど近い田中邸にお邪魔して、読み合わせ。

それから、千禾夫・澄江の写真や本、関連の品も見せていただき、

積み上げてきた稽古に、沢山のいろどりを各々が取り込んだ。

立ち稽古なかば。

もう一度じっくり戯曲を読むことで得る発見は大きいのだが、

ましてや作家に連なる空間から戴くことの深さといったらない。

 

ご子息の奥様の趣味で猫のステンドグラスをはじめ、

置物や絵画・・・(そういえば今日は猫の日

猫好きだから本物の猫ももちろん居る。

 

 

暖炉のある部屋で過ごす豊かな数時間でした。

*******

劇団俳優座LABO38

『京時雨濡れ羽双鳥』『花子』

2022年3月16日~27日、全12ステージ

好評発売中

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きょうはなすたっふわーくもぜんしん

2022年02月20日 | 俳優座

【京花、スタッフワークも前進】

 

 

劇団俳優座LABO公演38『京時雨濡れ羽双鳥』『花子』

作/田中千禾夫 演出/森一

2022年3月16日~27日、劇団俳優座5階稽古場

・・・時の移ろいのなんと早いことか。

初日まで一か月を切っております。

スタッフが稽古場を訪れることも増え、

今日は劇中合唱曲の、音源と楽譜も届きました。

    

 

そんななか、日曜日も稽古は進んでいます。

むしろ人の流れも少なく、稽古場の行き来も少し安心です。

 

(上)中央・演出の森一

(下)京時雨濡れ羽双鳥の一場面。安藤みどりと辻井亮人

 

明日は、田中邸を訪れます。

作者・田中千禾夫は天に召されているのでご子息の家に。

そこにはまだ多くの千禾夫の資料が残っていて、

本当はもっと早い時期にお邪魔する予定でしたが

オミクロン拡大で延期。……まだ収束には遠いものの、

ピークは過ぎた中、対策を充分に講じて。

 

と、着実に前進するLABO38。

以前にも紹介した映像による役者自己紹介も7人勢ぞろい。

まだアップできていなかった3人をまとめてドン。

 

俳優座LABO『京時雨濡れ羽双鳥・花子』【出演者自己紹介/関山杏理】

 

俳優座LABO『京時雨濡れ羽双鳥・花子』【出演者紹介/安藤みどり】

 

俳優座LABO『京時雨濡れ羽双鳥・花子』【出演者紹介/河内浩】

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命。つなぐ

2022年02月17日 | 俳優座

トンボ付のデータをアップするってのも珍しい。

急に決まった企画・・・ってことが伝わるかな、と。

 

COVID-19禍、本当に広く影響がでている。

上の公演は本来は「Para Dance Creators」が

港区の助成を頂き、年度中に単独で

上演が予定されていたものだ。

それが新型コロナにより延期延期で、年度末。

一度は決まった会場もオミクロン急拡大を受けて

「ワクチン接種」の会場にあてがわれた。

 

発表の場を失ったことから、二転三転、

いや四転五転の末に、我が座の稽古場に決定。

コラボの話が浮上したのは、

二転と三転のあたりだっただろうか……。

 

迎えた今日・・・

時間もなかったことからコラボとはいえ、

詩の朗読による平和を希求する公演

『戦争とは……2021』と

前述のダンスパフォーマンスが、二部構成で

それぞれ発表されるのだろうと予想していた。

 

ところが

岩崎加根子、阿部百合子、遠藤剛、

青山眉子、片山万由美、松本潤子

天野眞由美、平田朝音(以上朗読キャスト)

中村たつ(朗読・映像出演)

・・・による、谷川俊太郎、茨木のり子、

そして尹東柱の俳優座俳優陣の朗読のなかに

丸山奈緒子、小谷野重子、宮内恵理子、

四本紀代美/上田尚弘

・・・のダンサーが溶け込む構成に!

演出は弊団の菅田華絵。

張り詰めた緊張のなかに温かみのある

一時間半の作品となった。

 

 

創立以来、港区六本木で活動してき、

過去を振り返れば、区と連携した活動も

多かったと聞いている。

これを機に、リージョナルシアター的な活動を

深めたいと思う一日にもなった。

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バケツ一杯のお湯

2022年02月16日 | 身辺雑記

『コップ一杯の水』

今から30年くらい前の、とある大学での演目。

演目ったって講演などではなく芝居のタイトル。

しかも昔過ぎて「一杯」がもしや平仮名だったかも

と記憶はあいまいである。

作演出の名前も忘れているくらいだ。

 

ただ彼がのちに劇団「猫ニャー」の中心となり、

『コップ~』とはまるで趣の異なる作品を次々に放ち、

演劇界でブレイクしたこと、それは不条理なコントとも呼ばれ、

その評判を逆手にとるかのように、集団名を変更。

将来弁当屋を目指すと「演劇弁当猫ニャー」に。

もちろん彼らしい世の中への向かい方であった。

惜しまれ・・・たのかどうなのか(笑)2004年に解散。

 

突然「コップ一杯の水」が思い浮かんだのは、

ある寒い日のこと、風呂に入っていた時だ。

追い焚き機能がなく、徐々にぬるくなってきて、

というのも、湯を貯めたあたりに電話が鳴り、

それ自体もそこそこ長かったが、至急他にも要連絡の案件で、

ラインをポチポチしたりしているうちに時間が過ぎたのだ。

で、少しぬるくなった湯船に浸かっていた際に、

バケツで熱湯を注げたらな~という画像がまず

♪ぽわ、ぽわっぽわぽわぽわっぽわぽわ、ぽわぁ~ん♪

と、湯気のなかに現れて。

それを追っかけるよーに、バケツ一杯のお湯という文字、

その文字を追って、何なら追い抜くくらいな勢いで

コップ一杯の水がやはり文字でやってきて。

 

こうなると、もう。

陸上競技場から、先頭集団の10人くらいがロードに出たあと

ドドドと後続が大集団で走っていくように、

同時多発に・・・

 

大学のキャンパス。2号館地下のサークルボックス。

卒業したのに我れもの顔で出入りするOB。

さらに上の先輩が出演するチラシを撒いて、自分事に語る。

 

都内某劇場。たまさか会った後輩から聞くOBの名前。

故郷に帰り、実家の呉服屋を継いだらしい。

 

某県文化会館。後輩が管理者になっていて、

バラシが長引き退館時間を過ぎたがお目こぼし。

 

・・・そうゆう、あれやこれやが脳内を走り周り、

危うくのぼせそーになった。

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