17時過ぎの京橋あたりを
Gパン姿で歩いている人の
なんと少ないことか。
あ、その珍客は筆者と
他にはインバウンドな方々。
ビジネスマンと次々にすれ違う。
僕なぞがあの辺りに行くのは、
今はなき「銀座セゾン劇場」での
観劇くらいだ。
つまりは随分とご無沙汰していた。
1955年、映画上映館として生まれて
87年ビルごと建て直して芝居小屋
(中劇場の銀座セゾン劇場と
ミニシアターの銀座テアトル西友)に。
2000年からの「ル・テアトル銀座」が
13年に閉館し「コナミ」が入手。
上の姿になったのは2019年。
真横には首都高速が走り、
そう、此処よりも少し有楽町寄りの
高架近くのビルにあったのが
「MAKOTOシアター」。
横文字だけれど大衆演劇に軸足の
「劇団誠」の小劇場があった。
〈生きる博多人形〉〈長谷川一夫の再来〉
とも言われた松井誠が率いた劇団の
若手公演のほか貸し館でもあった。
出向いたのは一度だけなのに
印象に残っている⋯⋯いや、
実はすっかり忘れていたのだが、
銀座一丁目からの道すがら、
交番と、柳だろうか樹の姿やら
ちいさい公園やら混ざった風景に
唐突に思い出された。
試写会まで時間があったから
確かめに周辺を歩いたが
グルグルした末に
「強いていえばこの辺かなぁ」で
正解にはたどりつかなかった
閉館したのは知っていたから
ビルの大きさや雰囲気からの
あやうい推察⋯⋯。
さて、京橋といえばやはり明治屋。
創業130年の老舗は
コカ・コーラを初めて販売し、
京橋ビルは区の指定有形文化財。
京橋エドグランの一部として
今なお現役だ!
そして、上の一葉のように
新しさも吸収する日々。
〈ソムリエAI〉?
それを実体験するほどの余裕はなく、
超近代的な新しいビル群の中、
路地裏にぽつねんと佇む蕎麦屋で
小腹を満たして試写を観た。
美味い蕎麦だった
よく江戸三大蕎麦として
「藪」「更科」「砂場」を聞くけれど
「丸屋」もよく見掛ける。
ほかにも「長寿庵」「更科」「増田屋」
「満留賀」などなど。
これらはチェーンとは異なる
暖簾分け制度なのかしら?
〇〇はそうだけど、△△は自由に使える
などあるのかな〜
試写作品は『アイム・スティル・ヒア』
- 詳しくは昨日綴った。
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