麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

鉄紺とサックスブルーの逆襲

2017年02月27日 | スポーツ
新たなコースとなり高速化した
東京マラソンは昨日の開催。

2016年。青学現役生の快走があり、
一方、我が東洋大学のエース
服部勇馬(当時4年)は初の42.195km。
40km付近で失速し12位でゴール。

そして今年。
青学・中村祐紀は18位。
日本人トップは総合8位の
井上大仁(MHPS)が2時間8分22秒。

以下は・・・
山本浩之(コニカミノルタ)10位、
設楽悠太(ホンダ)11位、
服部勇馬(トヨタ自動車)13位と続いた。

この、日本人2~4番手を占めたのが
鉄紺軍団OB達だった。

山本は85回箱根で2区を担い、
東洋悲願の初優勝に貢献。

設楽は周知の通り「ツインズ」弟。
88、90回の二度箱根で頂点に。

そして服部は、東洋が駅伝三冠で
唯一手にしていなかった全日本の
タイトルを奪取したチームの主将。

勿論、今年の東京マラソンの成績に
満足している三人ではない。

特に服部は昨年と同じく終盤脚が止まり、
「成長がない」と唇を噛んだ。

悠太は、初マラソンを攻めの走り。
前半唯一、外国勢と競って気を吐き、
外からの評価は高かったけれど……。




東京マラソン前日の25日。
Jリーグ開幕!!

我がジュビロ磐田はアウェイで
セレッソ大阪とスコアレスドロー。

・・・中には「おや?」と思う方も。
そう、これまで〈我がマリノス〉と
いい続けてきた(^_^;)
なんたって、まだ日本リーグ時代
日産自動車サッカー部の頃からの
筋金入りの「トリコロール」!

木村和司、水沼貴史、金田喜稔ら
往年の名プレイヤーに憧れ、
93年5月15日、ヴェルディとの
J開幕戦の劇的な勝利!!
そして、95年の初優勝\(^-^)/

それら輝かしい歴史の影で、
繰り返された貢献選手の冷遇。

それでも耐えてきたのだけれど。
歳のせいか我慢がきかない(>_<)

俊輔とともに横浜を去ることに。
そして愛妻の地元・磐田へ。
まるで俊輔を追うように……。

とにかく。
名波ジュビロの今季の快進撃に
注目せよ

と書きながら。
優勝候補の浦和を撃破した横浜Mの
開幕勝利を少し喜んでいたりも、する。
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緑の侯公伯子男~鸚鵡日記4

2017年02月26日 | 制作公演関連
さぁ、いよいよ劇場入りとなる
雷ストレンジャーズ『緑のオウム亭』。

1789年7月14日のパリ。
プロスペールという亭主の営む酒場。
ここはただの呑み屋ではない。
犯罪を吐露する男、客を誘う女、
しかしそれらは「役者」だ。
そんな混沌を喜ぶ貴族たち。

世界史に強い方ならピンと来るでしょう。
1789年7月14日パリ、と云えば
バスティーユ牢獄の襲撃!!
その前から煮え立っていた
第三身分(平民)達による革命は、
これを端緒にフランス全土に飛び火。

そんな歴史的背景を持った舞台が
アルトゥル・シュニッツラー作、
三輪玲子訳、小山ゆうな演出
『緑のオウム亭』である。

公侯伯子男。
昔覚えたけれどうる覚えだったから
今回久しぶりに爵位を紐解いた(^_^;)

『緑の~』に登場する最高位は
カヂニヤン侯爵エミール。
オウム亭の看板俳優アンリを
贔屓にする芸術を愛する男。

ランザック侯爵夫人セヴリーヌは
売れっ子の詩人にして色男
ロランを伴い店にやってくる。

ノジャン子爵フランソワは、
パリに来たばかりの騎士アルベンと
この地下の酒場に降りてくる。



翻って。
長らく固定稽古場として過ごした
江戸川橋駅界隈は庶民的な街だ。

飯田橋エリアとも繋がるので
小さな印刷屋さんや紙屋さんが多い。
実はお世話になったスタジオも
元は印刷会社だったと聞いた。

ほかにも「元」がギャラリーに
生まれ変わっていたりして、
それらは今のところまだ点在。
例えば、演劇の街・下北沢のような
はっきりした色にはなっていないが、
近い将来、熱いスポットになるやも。

ちなみに江戸川橋といえば「みつぼ」。
今や池袋や高田馬場のメガタウンに
進出したやきとんの名店は、
1989年、たった三坪、小さな20席の
江戸川橋で産声をあげたのだ。

ま、今日は日曜でお休み(T_T)





で。上はギャラリーのひとつ。
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緑の遊歩道~鸚鵡日記3

2017年02月25日 | 制作公演関連
雷ストレンジャーズ『緑のオウム亭』の
作者アルトゥル・シュニッツラーが
ウィーン生まれの医師であり、
小説家・劇作家と、昨日書いた。
代表作の戯曲『輪舞』は発禁に、とも。

戦後それは解かれて陽の目を見、
また映画化も何度かされている。

映画という点で言うなら、
彼の小説を原作としたのが、
スタンリー・キューブリックの
遺作『アイズ・ワイド・シャット』。

シュニッツラーの、その邦題は
岩波『夢小説』、文藝春秋『夢奇譚』、
早川『夢がたり』と異なるけれど、
文春文庫とハヤカワ文庫はともに1999年刊。
『アイズ~』の発表年にあわせ
文庫化されたようだ(^_^;)……。

それはそれとして。
シュニッツラーは新ロマン主義の作家。
また、フロイト自身が精神的双生児と
彼を認めたことでも知られている。

と、今更作者のアウトラインを
紹介しているけれど・・・
稽古場は今日明日で引き払い、
月曜日には劇場に入る。



次の朔日が開幕なのだが、今は如月。
二十八日で終わるのだ。

大詰めも大詰め。
連日、通して精度を高めているが、
今日は通しを二回。

その稽古場へのルートは幾つかあり、
神田川に沿っても行ける。
(そこからのタイトルなわけだが)



随分先だが対岸側には椿山荘もあり、
咲いてはいないが桜も並ぶ。

が、こちら側は会社や住宅の裏手。
こんな景色が続くのである。



まぁパリの場末の、地下にある
怪しげな居酒屋が舞台だから
似つかわしくもあるのだが……。

2017年3月1日(水)~5日(日)
小劇場B1(下北沢)

【前売】
プレビュー (3/1)完売
前売指定(貴族席/限定3席)全日完売
一般自由4300円
学生自由2800円
高校生以下1500円

千秋楽もお陰様で満員御礼。
2夜と4昼も残席僅かとなっております。
3昼と4夜は少し余裕がございます。


詳しくは雷ストレンジャーズ公式HP
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緑の林檎~鸚鵡日記2

2017年02月24日 | 制作公演関連
前回〈緑色から連想するもの〉
というお題で書いたのだけれど。

色といえば。
信号の青は、実際はみどりで、
青林檎も、いわゆるブルーじゃなく
イエローグリーンの範疇だ、実際は。


昔むかしの日本が、赤、青、白、黒の
たった四つの言の葉で全ての彩りを
表現していて「緑」は青と表された。
その名残り等々、諸説あるよーだけれど。
僕には判じられないことである。

さて。
雷ストレンジャーズ『緑のオウム亭』は
演劇ジェット紀行シリーズの一編で
「オーストリア編」と銘打っている。

作者のアルトゥル・シュニッツラーが
ウィーンで生まれた医師であり、
小説家・劇作家だからなのだが。
『緑の~』本編の舞台は花のパリ。
オーストリア紀行だがフランスの話。
若干だが〈緑色の青信号テイスト〉。


というのも。
シュニッツラーはタブーに触れる
革新的な作風で一世を風靡した作家で、
性を扱った代表戯曲『輪舞』は
上演及び出版を禁じられたし、
本作もウィーン上流階級を揶揄したと
検閲の不興を買った問題作なのだ。

逆にいえば。
舞台を他の国、自制も過去にして
作者は発禁を避けたのやも……。

あ、これ、閉幕したばかりの
『仮名手本忠臣蔵』と同じだな。
表現者たる者、権力と闘うのは
洋の東西、変わらないのだな~。



青林檎に限らず、りんご全般の
最大産地・青森の血が半分、
僕の体には今日も脈々と流れている。
父が五所川原市で生まれ育ち、
高校卒業後、川崎で就職し、
母と出会って色々あって、
ハーフの僕(あと弟も)世に出でた。

その青森に、緑という名前の縁戚がいる。
縁戚というより遠戚というべきか。
父の実兄に、嫁いだ女性の、
お兄さんの娘さん・・・だから
血の繋がりは一切ない。

だが、むしろ親等近しい人より親しく、
めっちゃ世話になっている。

レクチャーの中で講師から問われ、
緑から連想するのは「自然」と答えた。
けれども実は。
僕がまず最初にイメージしたのは
松本緑という逞しく生きる女性である。



あ、ブログの中程の写真は、
『緑のオウム亭』稽古場にて。
出演の辻しのぶさんの誕生日を祝った
その時の一葉。ちょいと前、16日のこと。

さあ、雷ストレンジャーズ!
残す稽古は土日の二回となった、、、
いいよいよ3月1日、開幕です。
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緑の嫉妬~鸚鵡日記1

2017年02月22日 | 制作公演関連
緑という色から何を連想しますか?

僕は「自然」。
まぁ多くはそれと似た類の、
例えば植物や癒しなどになるかと。
今時は小池都知事をイメージしたり、
たぬき、と受けを狙って外す者も
いないことはないでしょうが…… 。

何故こんな問い掛けから始めたのか。



まもなく開幕する『緑のオウム亭』。
その連動企画が三回ほどあり、
「韓国現代戯曲ドラマリーディング」
『全段通し仮名手本忠臣蔵』と
続いた僕は、その第二回のみ
なんとか参加できたのでした。

さる2月10日の大島尚子氏による
「作品世界、作家と時代背景について」
という事前レクチャー。
そこで大島氏から出席者に放たれたのが
「緑色から何を連想しますか?」

一人は養生テープと言い(笑)、
別の一人は軍隊の制服に使われるから
「戦争」と稀な解を出したものの
概ね前段のような回答でした。

西洋でも勿論同様の連想が多い。
ただ我々日本人からはまず出ない
「嫉妬」という答えがあると。

それはシェイクスピアの『オセロー』
『ヴェニスの商人』にもある台詞で、
多くの人がそれを知る社会背景によると。

思わず「へー」のボタンを連打。
いや、心の中で、ですよ。

その日は他にも役名に込めた
作者の仕掛けについての解説もあって、
テーマ通り、作品理解が深まった。

まぁ日本においても登場人物に、
清だの誠だの付ける場合、
ベースはそーゆーキャラ設定だ。
あえて悪い奴に付すパターンも
なくはないけれど……。

その作品が翻訳された場合、
海外の読者には解読不能だろう。
いや。
昨今の日本ブームを鑑みれば、
漢字を学び、解する人はある一定数
いらっしゃるとは思いますが。

てなわけで。
そのあたり解らずとも楽しんで頂ける
舞台にすべく、雷ストレンジャーズは、
江戸川橋の稽古場で鋭意稽古中!

3月1日~5日、小劇場B1
詳細は、http://kamist.main.jp

⭐初日、千秋楽は完売m(._.)m

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忠臣蔵から緑のオウム亭へ

2017年02月21日 | 制作公演関連
関東には春二番。

「二番」といえば。
野球ならバントや小技の得意な
繋ぎのバッターの打順であり、
また守備の要のキャッチーの背番号。
・・・主にアマチュアの場合だが(^^;
サッカーでも同様にディフェンシブな
プレイヤーが背負うことが多い。

つまりは地味な印象だ。

初代の尊氏や家康は当然として、
三代の義満、家光という将軍の
名前は楽に出てくるけれど、
義詮、秀忠など二代はすぐに
浮かばない人、多いのでは?

けれども今年の春二番は派手だった。
決して細くはない枝が道に
無惨に散るほどの威力。
それが深夜まで強く吹いた。

そんな二月二十日。
僕は遊戯空間の公演を終えて、
雷ストレンジャーズにシフト。

江戸時代の『忠臣蔵』から、
フランス革命前夜を描く
『緑のオウム亭』へ。



昨日も書いたが。
月に一度一日限りの一人芝居。
ヨーロッパ大陸の国々から
米国へと渡る壮大な物語『ROSE』が
二十三日に控えてはいるのだが……。

それはそれとして。
『全段通し仮名手本忠臣蔵』の
小屋入りから千秋楽までの五日間、
延々と沈下しない火災事故が、
小さなちいさな損保代理店だった
過去のある者として気になっている。

被災した倉庫は、業界大手のA社。
火災保険には当然加入して、
什器備品等もろもろ付随する契約も
していたとは思うが……内容も
適切だったのかしらと。

燃えるつながりでは。
北海道での冬季アジア大会、
韓国ではフィギュアの四大陸と
ウィンタースポーツが熱い!
日本勢はそんな中、結果を出していて、
来年に迫った五輪への期待が膨らむ。

『緑のオウム亭』にも期待は高まり、
早くも初日と千秋楽は完売している。

またアスリート一人ひとりの躍動は
一つひとつが極上のドラマでもある。
が。
日本と韓国とも近い、ある国の放った
笑えないコメディには背筋が凍る。
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殿中瓦版~無事終演

2017年02月20日 | 制作公演関連


お陰様で、遊戯空間公演
『全段通し仮名手本忠臣蔵』
(芸術文化振興基金助成・
シアターΧ提携公演
2月16日~19日。全4回)
盛況のうちに上演を終えました。

ご来場頂いた皆様、改めて御礼申し上げます。
千秋楽には立見となるお客様もあり、
心苦しくもありました。



塩冶判官、矢間十太郎役の永井将貴、
彼のご両親からの祝い酒。
地元福島のオリジナルラベル。
・・・ちなみに弊ブログの写真も、
ほぼ彼のFacebookのものを借用(^^;

さて。古典をテキストに用いた
耳慣れない「日本語」の洪水で
見る側も難儀な作品でしたが、
リーディングから、所謂「舞台」に
昇華させたことで随分と判りやすく、
また非常に迫力も増したとの声を
多くお寄せ頂きました。

所作等含め、まだまだ精進すべき
奥深い舞台であることを、
キャスト・スタッフ自覚した上で、
この『仮名手本~』を積み上げたい!
そういう決意の、前を向いた言葉が
飛び交う打ち上げと相成りました。



恐らく、再演は遠くない将来にございます。
興味を持ちながらタイミングが合わなかった
皆様に置かれましては、是非お楽しみに。
おっと、三時間の長丁場ではありますが、
二度、三度の鑑賞は面白さを深められるのが
本作の魅力でもございます。



バラシの終わったシアターΧ。
明々後日には、またお邪魔することに。

月に一度のロングランを続ける
Wローズ『ROSE』公演、2017年二度目の本番。
80才のユダヤ人女性の数奇な運命を
一人芝居で届ける、志賀澤子のライフワーク。
チケットは1000円です。
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殿中瓦版~本番中

2017年02月18日 | 制作公演関連
二月十六日、朝。
前日とほぼ同じ時間帯の千葉に向かう
総武線はいい塩梅の人の数。
座れはしないが、立つはまばら。

両国や錦糸町方面で働く人が
このくらいなら納得がいく。
やはり水曜は事故によるイレギュラーか。

さて、遊戯空間公演の初日。

『全段通し仮名手本忠臣蔵』は、
高直師のふるまいに納得いかない
塩冶判官の殿中での刃傷沙汰、
それに対するお上の成敗に
納得いかない大星由良助以下家臣達の
敵討ちの壮大な絵巻である。

今の我々には難解な言葉による上演。
ではあるのだけれど・・・
演出の工夫と積み上げた稽古に
スタッフの力を合わせて、
観客に納得いただく芝居になるよう
朝一から場当たりの続き。
終わり次第のゲネは30分押し。
客席オープンも5分遅らせて
初日の幕はなんとか開けることができた。

明けて十七日。
二日目は夜公演のみ。
キャストスタッフ暫しの休息。
各自それぞれの「充電」をし、
残りの3ステージへ、いざ!

とはいえ、3時から稽古をする故、
昼過ぎには多くが家を出る訳だが。

時折風が強く吹くけれど、
春のような温かさと青い空。
本望を為し遂げた義士の心持ちは、
このようであったのだろうか……。

と書いておいて下書きのまま。
公演三日目、十八日を迎えた。
開演は1時。受付は正午からだ。

(木)(金)とお陰様で盛況となったが、
後半はさらに多くのお客様を迎えての
三時間、でありながら
まるで長さを感じない意欲作です!

まもなく電車は両国駅に滑り込みます。
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殿中瓦版~小屋入

2017年02月15日 | 制作公演関連
二月十五日、朝。
秋葉原から千葉方面に向かう
総武線は山手線外回りより
車内が混みあっていた。

両国や錦糸町、さらには市川で
働く人ってこんなに多いの?
と半信半疑で降り立つ二駅目。
後ろから名前呼ばれて振り返れば、
遊戯空間『全段通し仮名手本忠臣蔵』
大星力弥役の望野哲也ありき。
「なんか、東西線のトラブルで
総武線もダイヤ乱れてるみたいで」
と、言うなりければ・・・

むむ。文章が古文ぽいぞ(>_<)

とにかく。
本日、シアターΧに劇場入り。



そう。吉良上野助の邸跡も程近く、
少し先の公園には勝海舟出生を
記念した碑が建っている



歴史浪漫のまち両国。

予定より一時間半ほど遅れて
これから場当たりが始まります。


吉良邸への道案内もついでに。

いよいよ明日、初日です。
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殿中瓦版~忠臣蔵因和菓子

2017年02月13日 | 制作公演関連
今日はちょいと趣向をかえて
忠臣蔵に因んだ和菓子の話を。



これは「義士ようかん」。
四十七士の絵と「義」一文字の詰合せ。

新橋に大正元年に創業された
新生堂(しんしょうどう)は
浅野内匠頭が切腹した田村屋敷跡に
店があることから、上記の品のほか
餡が皮からはみ出た「切腹最中」や
「仮名手本忠臣蔵味こよみ」など
ゆかりの商品を沢山生んでいる。

「~味こよみ」、大序兜改の兜、
二段松伐りの松と、各段に因んだ
和菓子がずらり十二個並ぶ。
ん?
『仮名手本~』は全十一段。
あれれ、ひとつ多いぞ?

ほかにも「戦国姫ようかん」、
「景気上昇最中」「出世の石段」
などなどユニークなラインナップ。
\(^-^)/\(^-^)/\(^-^)/

遊戯空間『仮名手本忠臣蔵』も
新生堂に負けない「役者」の顔触れで
いよいよ木曜日に開幕です。



仕上げの為に籠っている稽古場の
最寄の駅前に立つ松尾芭蕉像。

『奥の細道』の隅田川を渡ったのは
この荒川区(南岸)なのか、
足立区(北岸/こちらにも石像あり)
なのかで論議が尽きていないそう……。

我々の旅路も、時には熱く議論し、
一場一場作り込んで佳境に!

本日は、笛、太鼓、チェロの演奏家、
照明、音響、振付と・・・揃い踏み。
まさに「総仕上げ」の通しを。

両国への討入迄、ついにあと三日。

【公演概要】

シアターΧ(両国)
二月十六日(木)六時
同月十七日(金)六時
同月十八日(土)一時
同月十九日(日)一時

一般四千五百円、学生二千五百円
全席自由

こりっち(上段PC、下段携帯)
https:// ticket.corich.jp/apply/79511/
http://ticket.corich.jp/apply/79511/

劇団info@yugikukan.com
制作携帯090-3474-7999

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