麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

あした悲別で

2025年01月23日 | 身辺雑記

『昨日、悲別で』はテレビドラマ。

日本テレビ系列で1984年に放送された

倉本聰脚本の。

出演は天宮良、石田えり、布施博、

梨本謙次郎、五月みどり、ほか。

 

北海道の悲別と、東京が舞台で

上京した主人公(天宮)は

赤坂でタップを踏んでいる。

同級生の、おっぱい(石田)、

駅長(布施)、与作(梨本)を絡めた

青春グラフィティ

 

石田以外の3人が、この作品から

ブレイクした点もドラマチックな名作。

 

と、懐かしい作品を持ち出したのは、

舞台『マクベス』の公演情報を目にして。

 

その出演者・・・

藤原竜也、土屋太鳳、河内大和、

廣瀬友祐、井上祐貴までの

フォントが大きくて、

稲荷卓央から小さいのだが、

その中に冒頭作品の主演俳優

〈天宮良〉の名前を見つけたから。

 

彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd

(蜷川演出からバトンを受けた

吉田鋼太郎による後継シリーズ)の

第2弾『マクベス』は今年5月、

彩の国さいたま芸術劇場ほかにて。

 

小フォント20人のあと、たかお鷹、

演出も兼ねる吉田が大フォント。

 

大書が主要キャストと推測され、

ホームページを見ると、

藤原=マクベス、土屋=マクベス夫人、

河内=バンクォー、廣瀬=マクダフ、

井上=マルカム、たかお=ダンカン、

魔女=吉田と、7人だけ配役あり。

 

かつての人気ドラマで主役を張っても

この舞台では特別扱いはしません!

という大変フラットな座組だ

 

芝居は過去の栄光でやるもんじゃない。

同様にまた、役に大小はないとも

よく言われる話である。

 

いずれにしろ。

出世作のイメージから北海道出身と

思われがちだが、実は東京三鷹が地元。

トライアスロンが趣味の壬寅年の、

天宮が何役なのかが気になります。

 

多くの方はご存知でしょうが

悲別は架空のまちなのだけれど、

『悲別〜かなしべつ〜』という

演歌もあって、歌唱は川野夏美。

作詞が仁井谷俊也(にいたにとしや)

で2013年発売。

 

今回の話とはまるで関係ないが、

作詞家とブログ筆者の名前が

同じよしみでサビを少々

 

♫ここは悲別 北の悲別

 あなたに帰る汽車は来ないけど

 この胸の 胸の線路は

 今もあなたに続いています♪

 

ド演歌

 

 

悲別のモデルは、空知郡上砂川町と

言われているが写真はフリー素材で

北海道のまた別の駅のもの。

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守備範囲(延長戦)

2025年01月22日 | 身辺雑記

1/17のつづき

 

武田兄がシャドー。

センターバックが主将の熊澤。

キーパーに副将・中山(以上3年)。

ワントップが唯一の2年・杉本。

 

この4人を中心に堅守速攻の

オーソドックスなサッカー。

もちろん、勝ち上がるためには

ラッキーボーイも必須。

左インサイドハーフの伊豆が

まさにそうだった。

2回戦での同点弾が彼の公式戦

初めての得点で、最後のゴールは

準決での決勝ヘッドになった。

つまり高校生活の全得点が

最後の県大会の、かつ重要なゴールに。

 

※※※

 

〈自分まわりに圧倒的な力を注ぎ、

周辺には関心がない人〉の具体例。

ある日の路線バス。

 

最後列の5〜7人は座れる長椅子の、

通路に面した中央に陣取り

両サイドに行きづらく座る御仁。

豹柄ジャケットにサイケなシャツ、

細身の黒パンツに赤い靴下とくれば

当然靴は先がとんがっている。

パーマ、サングラスという

絵に書いたようなイデタチの、

とどめはオーデコロン。

無駄に多く振り、匂いが強すぎる。

 

スマホをいじっていたと思ったら、

前の二人掛に一人で座る

寿司でも握りそうなごま塩短髪の

七十絡みの男性に話しかけた。

 

彼も窓側を空かせており、

足は通路に投げ出している。

普通なら二人掛けに並ぶものだが、

何しろ〈自分まわり〜〉なので。

「座りたければ一声くれればどくよ」

という発想なのだ、きっと、どちらも。

類は友を呼ぶとはよく言ったもの。

いや二人が友人知人なのが家族なのか

知る由もないけれど(汗)

 

いずれにしても。

「一声〜」に関しては間違ってはいない。

と脳内でグルグルしていたところで

七十絡みの電話が鳴った。

 

※※※

 

やはり全国の壁は厚かった。

完全に相手ペースでの展開は

前半0対2。

 

素人目には五分五分に見えたが

名門はこちらのカウンターを避け、

ゆったりと攻めてきた。

焦れたところでボールを奪うと

その気持ちが災いして意思疎通がずれ、

逆にインターセプトから

速攻を食らっての失点だった。

 

特に2点目は、ゴール前の密集で

熊澤と中山が一瞬譲りあって、

滑り込んだ敵FWの足が先んじた

手痛いシーンとなった。

 

どちらの守備範囲でもあり、

だからこその躊躇だった。

それも一瞬の。

 

後半開始早々、ハーフウェイで

インターセプトした伊豆が

杉本に長いパスを放り込む。

大きなCBに競り負けたが、

詰めていた武田兄の前にこぼれ出る。

県大会ではゴールを許していない

鉄壁の背番号21だったが、

当たりどころが悪いのが幸い、

結果的にループシュートとなり

ゴール隅に転がって一点差。

 

しかし、35分。

この日何度目にしただろう

波状攻撃に耐えきれずに3点目。

勝負はほぼ決した。

さすがの「史上最高」のイレブンも

下を向いた。そんな中、

武田兄だけは皆を鼓舞し、

杉本の背を抱いて具体的指示を出す。

 

※※※

 

当然、ごま塩氏はスマホに出た。

通話は他愛ない、今晩のおかず。

「今、バス」と切れば良い話だが

「馬鹿、そんなもん食えるかよ〜」

とキツい口調の会話。

だが、それがきっと彼らの日常であり、

幸福な毎日なんだろうと確信した。

 

つづく

 

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正月二之席(弐)〜客入りは何処も

2025年01月21日 | 鑑賞

新年を「笑い初め」から始めたら

一年笑って過ごせるかな、と

寄席に行ったのは1月17日。

さすが「正月二之席」は

顔ぶれも豪華!と書いたのは昨日。

 

また、知らない芸人さんを知り、

その芸に感心したり落胆したり。

 

カンカラ三線の岡大介は

「めっけもの」だった。

ただ字数を費やしそうなので

またの機会にゆっくり。

 

 

客層は平日昼だったせいもあり

かなりの高齢で。

デートに来た一組もあったが、

歳は恐らく40前後と見た

それが「若い方」で

食事どきには出ていった。

何たってデートだもの、

三三の噺も終わった18時頃に。

 

これまた昨日書いたが、

昼席トリの林家正蔵目当てが多く、

かなりの入りだったけれど、

夜の部の始めには30人ほどに。

その後も減るばかり。

 

かくいう演劇界も

マチネは入るがソワレが厳しく、

昼10回夜4回のようにステージ割を

偏らせるところが目につくこの頃、

会社帰りの働き盛りを寄席も

キャッチできていないよう

話が逸れた。

 

客も高齢だが、演者もベテラン揃い。

奇術のアサダ二世には憐憫すら覚えた

が、あとで調べたら76才。

実年齢は「さほど」いっていなかった。

この日の高座でいえば、

11代金原亭馬生が77才でかくしゃく。

 

さらに上もいて、林家ペーが83才。

声は出づらくなっていたけれど

経験の力で、十二分客を惹きつけた。

ネタ終わりの引っ込みに多少、

1941年生まれが滲みはしたけれど。

 

そうそう。アサダはトランプを

「確実に投げます。手をあげて」

と客席に放ったが、

コントロールするのは難しく

「あれ?」と素直に首を傾げ、

次々とスナップをきかせ……

その一枚は僕の手元にも。

 

 

文庫本の栞として使ってます。

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正月二之席(壱)〜やはり新春は華やか

2025年01月20日 | 鑑賞

喬太郎、一之輔、志ん輔、白酒、

花緑、三三といった名が並べば、

落語通でなくても興味深い。

 

与太郎なみに日本の伝統芸能に

無頓着な方の為、補足というか、

巳年だけに蛇足を少々……

 

柳家喬太郎:落語界の「キョンキョン」。

古典と新作、さらにはマクラにも定評。

 

春風亭一之輔:「笑点」大喜利に

円楽の後任として出演中。

 

古今亭志ん輔:1984年から15年間

NHKの「おかあさんといっしょ」

レギュラーとしても活躍。

 

桃月庵白酒:人間国宝・6代雲助の

一番弟子。 読みは「とうげつあんはくしゅ」。

 

柳家花緑……永谷園のあさげCMでも

世に知られる大名人5代小さんの孫。

叔父が6代小さんというサラブレッド。

 

柳家三三……落語中興の祖と言われる

円朝の噺を継承すべく立川談春が企画した

「俺たちの圓朝を聴け!」のパートナー。

 

 

そんな顔ぶれを含む落語、漫才、

奇術などなど昼の部19、夜の部17の

芸が通しで見られて3500円!

 

時間にして約9時間だから、

全部観る(聴くというべき?)人は

少ないと思うが、兎に角

「庶民の最高の娯楽」と言えるだろう。

 

あ、昼夜とも番組には書かれない

落語の前座が一人ずついるから

出し物としては計38になる。

単純に割ると一芸約92円。

 

やはり上述の6人は流石だった。

勉強不足で存じあげなかった

講談の室井琴調、

大トリの入船亭扇遊なども見事。

ってことは筆者も端からいた?

いやいや番組二つ目の落語から

喬太郎に間に合うように入って。

……それでも8時間半は居たなぁ。

 

居たのは池袋演芸場。

元日からの顔見世興行が10日まで。

翌日から「二之席」が始まって、

昼夜入替なし。

ちなみに21日からの下席は

昼夜入れ替えになる。

 

さて。筆者が顔を出した日の

昼の主任は9代目正蔵。

世の中的には、天才・三平の息子

林家こぶ平の方が通るかしら。

いやいや襲名は2005年だから、

あらら、もう20年経つのである。

 

筆者世代には親の七光りで

落語の才なし、の代表格と言われ、

ただ近年、古典落語に精進して

うまくなったとの評判。

 

冒頭の面々を楽しみに

階段を地下二階まで下りたのだが、

正蔵の現在を巷の噂ではなく

素人なりに実感しようという魂胆も

次にありました。

 

ネタは『ねずみ』。

良い噺しっぷりでした。

 

ファンも多いようで八割埋まった

客席からどっと帰って行ったのでした。

昼の部の追い出し太鼓が鳴ったことも

あるのでしょうが、正蔵目当てが

しっかりいたのでしょう。

 

てなわけで、昼の部を大いに楽しみ

17時からも演芸場に居座った。

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なかい

2025年01月19日 | 身辺雑記

新宿、渋谷、池袋、あるいは

錦糸町、北千住といった

そのエリアの核となる街に

乗換駅が存在するのは当然のこと。

 

もともと栄えている場合もあれば、

駅の設置により栄えた場合も……。

 

設置といえば。

新しい路線は、既にある所を

縫って行くことも多いので、

「わっ

こんな駅で乗り換えできるの」

と思うことがあったりなかったり。

 

「中井」もそのひとつ。

 

新宿区の北西端、中野区と接する

住宅街と言ってよいだろう。

赤塚不二夫が飲み歩いた街の一つ

・・・隣町の中落合に住んでいた

天才漫画家の愛した場所で、作品に

居酒屋「権八」や「白雪寿司」など

実在の店が多数登場し、

彼のファンの聖地・・・であり、

林芙美子記念館のある町である。

 

そんな名もなき(?)小さな町で

西武新宿線と都営大江戸線が

リンクしている。

ちょいと離れてはいるのだが。

実は、西武中井駅が中落合1丁目、

大江戸中井駅は上落合2丁目と、

中井からちょいと離れていたりする。

……つまり中井にはないのだ。

 

 

というか、町名というのは儚いもので。

落合村から落合町と移りゆくなか、

字(あざ)として存在した「中井」は

1932年、落合町が東京市に編入した際、

淀橋区「下落合」となり中井は消滅。

1947年に新宿区となった折

(淀橋区と四谷区・牛込区が合併)も

下落合のまま。

1965年の住居表示実施で復活している。

 

と、いかにも詳しそうだが、

大学の後輩に連れて行かれたのが初めてで、

恐らく20年くらい昔だ。

「もう一軒行きましょう」と新宿から

タクシーで移動した。

なので上述の半分以上はwiki参照。

以来、縁がなかった。

最近それこそ乗換で、離れている駅間を

「面影もあるけど、随分変わったな〜」と

キョロキョロしながら歩いた程度。

変貌のなにより一番は、

西武中井が地下になったこと。

 

そうそう、演劇界目線で言うと。

アンダーグランド演劇の雄のひとつ

「新宿梁山泊」のアトリエ

芝居砦満天星の最寄駅のひとつといえる

(公式HPには中野、東中野、落合の

3駅表示で中井はないけれど)。

 

嗚呼、町や駅と無関係の〈なかい〉は

このまま地下にもぐったまま

復活はないのかしら。

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守備範囲

2025年01月17日 | 身辺雑記

競技場のいかめしい時計を確認し、

グランドコートの両ポケットに

手を突っ込んだまま小峰は、

首だけをベンチに向けて

「タケ行くぞ」と声を掛けた。

 

高校サッカーの監督になって16年、

悲願の全国大会出場を

歴代2番目に強いチームで勝ち得た

その初戦。

 

前半37分にあげた先取点。

下馬評では格上の相手は当然、

そのあと前掛かりになり、

自陣で耐える時間が長い闘いに。

その後半も25分が過ぎた。

 

背番号19の武田は監督の

「タ」でもう立ち上がり、

袖を通さず羽織っていたコートを

脱ぎ捨て、2回腿上げジャンプ。

この時間に合わせて

体は充分に温めてある。

 

野球でいうクローザー的な

センターバックの武田は

狭い範囲の守備に長けていたが、

その分ワイドに守らせると弱かった。

なのでなかなかベンチ入りならず。

最終学年になり、リードした試合の

逃げ切りにようやく活路を見い出す。

 

ダブルボランチの主将佐久間を

一枚にして、相棒の2年磯川を下げ

3-5-2から4-4-2に。

センターバックが2枚。

この時、中盤の両サイドには

高い位置をキープするように

強く指示している。

が、まだ高校生には難しい。

そこをコントロールするのが、

普段は無口だが試合では饒舌な

10番の佐久間。

まさにボランチ、舵取りだ。

 

※※※

 

世の中には様々な人がいる。

自分まわりに圧倒的な力を注ぎ、

周辺には関心がない人。

眉をしかめていたけれど、

齢をとり、それはそれであり?

と少し考えが「ゆるんだ」。

 

彼らの思想はそれなりに正しく、

何より幸せそうだ。

 

そんな心境の変化を感じながら、

サッカーをテレビで見ていたら、

架空のチームが脳内に出現した。

 

※※※

 

ピッチに向かう武田の背を見つめ、

小峰は史上最強チームのことを

思い出せずにはいられなかった。

就任7年目の県大会決勝!

 

監督業に慣れてきた5年目に

蹴球に熱心な新入生が数人入った。

その中に、武田の兄もいた。

うまくはなかったが「熱心」で

向上心も高い者が4分の3いた。

3年続いたのがその面々で、

下級生の頃から積極的に使い、

手塩にかけ「良いチーム」に仕上げた。

 

強くはなかったが、負けないチームで

OB達からも歴代最高と言われた。

県大会も競り合いを制して、

全国常連の第1シードと決勝戦。

 

つづく

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大小江戸

2025年01月16日 | 身辺雑記

「小江戸」と呼ばれる街がある。

江戸時代の風情のある地を指して、

埼玉の川越、千葉の佐原のほか

「遠州の小江戸」と呼ばれた静岡の

掛塚(現在は磐田市。旧竜洋町)等、

日本各地に点在している。

 

その筆頭はやはり川越。

教養キャンパスが東武東上線の

朝霞台駅最寄だったので、

大学時代に訪れた記憶がある。

すでに「小江戸」と呼ばれていたが、

鄙びた感じがあった。

 

 

演劇の世界。これまた少々昔に、

歌舞伎などの伝統演劇に対して

西洋から取り入れたスタイルを

「新劇」と称したのだが、

やがてアングラや小劇場などの

さらに新しい波が押し寄せ

〈旧新劇〉と揶揄されたり。

小さい劇場で上演していたことから

「小劇場」と括られた中から

人気を博して大きな会場に進出した

一部のカンパニーを〈大小劇場〉と。

 

そのノリでいえば、数日前に

30年以上の時を経て歩いた川越は

〈大小江戸〉であった!

完全な(?!)観光地化がなされ、

内外からの人が溢れて、

情緒というものが残念ながら皆無

 

ただ。

テーマパークにしないと、

人は集まらないのだろうなぁ

と理屈は充分に理解できる。

 

一枚目の写真は、そんな川越の

ランドマーク「時の鐘」。

鐘の鳴る時間目掛けて多くの人波。

個人的には、鐘の裏手の住居で揺れる

洗濯物とのコントラストが

一番印象に残ったりした。

 

 

人の住まう町だから当然洗濯はする。

我々と変わらない日常を生きている。

その一方で、しもた屋が

家を改装して饅頭だのお面だのを

売っていて、それも興味深かった。

 

静かに暮らしたいのに、

とんでもない数が押し寄せる。

だったらいっそ商いをしちゃえ的な

なんと人間的な思考ではないか!

 

 

商家ではない一般の家の意味で

しもた屋を使ったけれど、

辞書では二番目に置かれていて。

先に来る意味は、商売をやめた家。

⋯⋯その意味では「逆しもた屋」だ。

 

商売という観点では。

東武とJRの「川越駅」と

「小江戸」エリアを結ぶ

クレアモールという商店街が

(他に西武新宿線「本川越駅」からの

ルートもある)

見事にチェーン店。

ラーメン、カフェ、薬局にジムetc.etc⋯

それはそれである種の

テーマパークといえるラインナップ。

 

繰り返しになるが。

まずは生活する人々がいて、

周辺で暮らす方々も含めて

それがとても便利なことは知っている。

 

ますます情報が手軽に入手でき、

悲しいかな、それに踊る時世。

自らの足で〈楽園〉を見つけ出すのは

容易ではないのも分かっている。

〈穴場〉と発信された瞬間に

そこはもうそれでなくなってしまうし。

 

話は変わるが。

鄙びていた頃の「大小江戸」になる前の

川越に、確かに行ったのだが、

面子がまるで思い出せない。

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かみつけぬのくに

2025年01月15日 | 身辺雑記

今年の高校サッカー

選手権決勝はとても良い試合

⋯⋯だったらしいのだが、

残念、見逃しました

 

激闘を制したのは前橋育英。

7大会ぶり2度目のチャンピオン

高校野球春のセンバツ前大会では

健大高崎が優勝していて、

群馬の勢いを感じざるを得ない

 

ブランド総研の発表する

「都道府県魅力度ランキング」でも

21〜23年の連続44位の定位置から

24年は41位にジャンプアップ!

 

ライバル栃木が21年41位から

40→39→39とじわじわ行くところ

差を一気に詰めた。

 

ちなみにもう一つの北関東・茨城は

最下位→ブービー→最下位で

むしろ脚光を浴びてきたが最新は45位。

 

さて。

タイトルの「かみつけぬのくに」は

漢字だと「上野国」で、

こうずけのくに、かみつけののくに、

かみつけのくにとも読む。

「上州のからっ風」「上州かるた」で

知られる現在の群馬県のこと。

 

下の写真は国定忠治でお馴染み、

赤城山。

榛名山と並ぶ群馬を象徴する山。

 

 

前橋育英は夏の甲子園も制している。

現在は埼玉西武ライオンズの

高橋光成を擁しての初出場初優勝。

2013年のこと。

県としては、サウスポー正田樹が

小気味良い投球で99年戴冠した

桐生第一が最初の夏の優勝になる。

 

実は栃木、茨城も夏2回、春1回と

高校野球の優勝でも竸っている

ライバル3県。

 

 

群馬県のスポーツは

サッカー、野球にとどまらない。

スキー・ノルディック複合の

荻原健司、次晴兄弟。

スピードスケート黒岩彰ら、

ウインタースポーツも強い!

 

スピードでいえば、

陸上スプリントの不破弘樹。

高3でロス五輪に出場の韋駄天。

丙午だから現在58歳だ。

 

馬を操った岡部幸雄。

フリーランス騎手の先駆けで

通算2943勝。太田市出身。

 

太田産といえば、ホースならぬ

ホークスの周東佑京。

育成から駆け上がった

スピードスターは東農大二高卒。

不破の後輩になる。

 

ちょうどグルっと回ったところで

前橋育英に話を戻そう。

忘れず印しておきたい名前がある。

松田直樹。

日本蹴球史屈指のディフェンダー。

ミスターマリノス。

彼の背番号3は永久欠番だ。

 

風になって、もうすぐ14年。

松田の1997〜98年に背負った

数字と重なる。

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おとなの階段

2025年01月14日 | 身辺雑記

きのうは成人の日。

アラカン世代には未だ1月15日、

かつての元服がその日

染み付いたままだけど。

それはそれとして。

 

晴れ渡った空の下、

晴着を余り見かけずに終わった。

目にしたのもわりと地味な色合い。

流行なのか、不景気だからか、

黒基調など渋めが多かった

個人的には、好み。

若々しい派手派手も悪くないが

あくまで私的趣味では。

ただ、そればかりだと寂しい。

似た思いで、メッシュのリーゼント、

紫やピンクの羽織袴で暴れる

「成人」は訝しいけれど、

まるでいないと肩透かしになる。

あぁ何て我儘なんだろう⋯⋯

自戒

 

 

そんな2025年1月13日、

生まれて初めてエキナカの店で

買物するために駅で降りた

⋯⋯ん?

プラットホームには降りて

階段を上がったけれど

改札からは出ていないから、

駅で降りては、いないのか

それも、それとして。

 

勿論

これまでもターミナル駅の

エキナカでラーメン食べたり

スイーツ買ったりは、した。

けど、あるものを買う為だけに

品川へ。

いわば初めてのおつかいだ。

ドレミファソラシド〜

B.B.クイーンズの曲を

脳内再生しながら。

 

アラカンになっても

新たな挑戦はあるのだ。

まだまだ上る階段はある、でも。

やはり若い頃みたいに

サクサクは足が上がらない

 

あ。自宅のある池袋、

品川のエキナカから目黒と

そこそこ人混みの街で

むしろ少しお姉さんたちの和装を

目にした1日であった。

四度目の成人式くらいの。

やはり、着こなしが堂に入っていた。

 

 

そういえば羽織袴も未体験。

ぼちぼち渋く着られるお年頃だから

その階段にも足をかけようか⋯⋯。

 

 

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実弐

2025年01月13日 | 身辺雑記

きのう実業について書いた。

「実業」からすぐ思いつくのは

「早実」こと早稲田実業。

 

世界のホームラン王・王貞治、

大ちゃんフィーバー・荒木大輔、

ハンカチ王子・斎藤佑樹ら

野球部OBは星の数いて、

もちろん実業界にも

SONYの北野宏明ら多数輩出。

最近でいえばZOZO創業者の

前澤友作が有名だろう。

 

そんな「早実」って略称が強すぎて

「早稲田大学系属早稲田実業学校」

という正式名称は

関係者でないと分からないのでは?

 

初等部・中等部・高等部から成り、

「実業高校」ではなく「実業学校」。

それは知ってるよ〜という博識も

「系属」ってのはどうだろう?

附属ではない珍しい呼称

 

早実のほかに、早稲田にある

(住所でいえば新宿区馬場下)

早稲田中学校・高等学校、

練馬区上石神井の「早大学院」こと

早稲田大学高等学院があることは

常識か。

 

蛇足ながら早実は国分寺に移転して

かれこれ25年ほど

オールドファンには東東京だが、

さすがに西東京が定着したかしら。

あ!

これは高校野球の地区分けの件。

 

 

そんな話じゃなく「実業」について

語る予定だったのにな。

まるで実のない1000文字に

なっちゃった。⋯⋯毎度か

 

東京はよく晴れた成人の日に

なると天気予報。

華やかな街が見られ、そうだ。

早大辺りも。

 

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