敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表。敏腕演劇プロデューサー目指し、長らくフリーで活動。2018年11月から修業の場を俳優座に置いた。

櫻と父のコードシェア(2)

2015年04月30日 | 制作公演関連
今更だけれど……「コードシェア」は
わりと最近耳にするようになった
航空機における共同運航のこと。
一つの便に複数の航空会社の便名が
付いている、あれだ。
外見はJALのボディだけど、
海外の会社やLCCの便名もある。


いよいよ開幕まで一週間ほどとなった
J-Theaterと東京ハイビームの共同企画は
まさにそんな公演なので、ブログでは
そんなタイトルを付すことにした。
オフィシャルではなく、あくまで
個人的なイメージである。



「その1」でも書いたけれど、
『櫻の園 Japan mix』が一昨日から
『父帰る2015』も一日遅れの昨日から
中野の稽古場に腰を据えた。
28日は『櫻~』が、29日は『父~』が
それぞれまる一日たっぷり使い、
今日からは昼夜を分け合い、
ますますコードシェア感が増す。

前述の写真は『櫻~』のだめだしの図。
こちらは一部ダブルキャスト。
28日は二班の通し稽古を敢行……
というか立ち上げが早かったので、
サッカーでいえば実戦スタイルを
繰り返している今日この頃である。

『父~』はまだシーンを作る状況だが
経験値の高い俳優が多いので、
セットプレーで細かい確認をしながら
精度を高めている、そんな感じだ。

ダブルということもあり21人と
大所帯の『櫻~』に対し、『父~』は
少数精鋭の10人とこの辺も対照的。



5月7日から10日、「劇」小劇場で
四公演ずつ打ったあと6月には
道路を一本隔てた小劇場「楽園」に
会場を移して三公演ずつ。
ゴールデンウィークは忙しい
という方は6月8日から10日に是非。

そうそう、『父~』は両月で
俳優が一部入れ替わる、
変則のダブルキャスト。

前売3300円、当日3500円
両作品が楽しめるセット券は
5500円と大変お徳です


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夏日と初家守そしてROSE

2015年04月27日 | 制作公演関連
夏日だそうで。
いやあ本当に良い天気です。

昨日は統一地方選挙投票日。
豊島区は後半だったので、
夕刻足を運んだ。

歯磨粉が切れたと妻がいい、
その帰り道、ミネラルウォーターと
それをテナント二階の薬局で買い、
ついでに下のスーパーで
夕食のおかずも仕入れて、
両手に袋を提げて戻ったら、
日曜なのにスーツ姿の初老の男。

暗くてよく分からなかったが、
なんと演劇ライターの太郎さん。
ふだんは割とラフな服装なのだ。

「何、珍しい格好して」と
大先輩に対して軽口を叩けば、
知人の結婚式の帰りだと言う。
僕に渡すと約束していた本を
帰途に届けてくれたのだという。

一歩遅れていたら会えなかった。

式の様子や互いの近況など。
御礼に僕からは今関わっている
芝居のチラシを渡して別れた。

三階の我が家まで上がったら、
ドア脇の電灯の下に、
今年初お目見えのヤモリが
こにゃにゃちわ。

ちなみに写真は昨年のもの。
(昨日は瞬時で撮ること叶わず

屋上をねぐらにしていると思われる
爬虫綱有鱗目ヤモリ科の彼を見ると
(いや彼女の可能性もあるが…
いずれにしろ僕にとっての
「夏」の幕開きなのであ~る。

平安時代から我々と暮らしてきたヤモリ。
今やレッドリストに仲間入りしている。
西池袋の片隅で長く棲息してほしい。

さて、そうして世の中はGWへ…。
天候も良いと予想は言う。
国内外に旅に出る人も多いだろう。

でもまだ、ご予定のない方に朗報です
四月二十九日二時から
W・ローズ+シアターΧ『ROSE』

チラシが新しくなりました

月に一日のロングラン公演。
大きさや色など変化させながら…
今回はあざかやなグリーンに!
年内いっぱいのスケジュールを網羅。

繰り返しになりますが、料金は千円
両国での十九回目の上演です。
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櫻と父のコードシェア(1)

2015年04月26日 | 制作公演関連
J-Theater+東京ハイビーム
共同企画公演
『櫻の園 Japan mix』
『父帰る2015』は、
まもなく第三段階に突入します。

『櫻~』にとってはいよいよ稽古場を
中野box-01に固定して熟度を高めます。
三月末に稽古をスタートして、
休みをとりながら昨日で13回。

一方『父~』は21日から芦花公園に
腰を据え連日(ま、休んでる暇はない)
ほぼ13時から20時前後の稽古が、
今日で6回目となる。

力のある俳優が多い座組なので、
当然もう荒立ちに入っている。

オンシアター自由劇場出身で、
渋い脇役で数多くの作品に顔を出す
伊藤洋三郎は、今回タイトルロールの
「父」を演じるだけでなく
「潤色」でも本作に関わっている。



「母」役には山本みどり。
NHKの朝ドラの向こうを張って
1968年から86年まで放送された
「ポーラテレビ小説」は、
新人女優の登竜門
中田喜子、樋口可南子、宮崎美子ら
あまたのスターを生んだが、山本は
78年の『夫婦ようそろ』のヒロイン。
そして余り知られていないが
「夢の遊眠社」に在籍経験あり。

この夫婦の「長男」役に木下政治。
マキノノゾミが率いて、人気を博し
2010年惜しまれつつ解散した
「M.O.P」のキムラ緑子、
小市慢太郎らと並ぶ看板俳優だ。

演劇界の歴史にその名を刻み、
それぞれの時代を築いた三劇団に
関わる俳優が奇しくも並んだ。

※※※

五月七日初日と時間がない中で
急がば回れとばかりに、稽古初日
一度読み合わせたあと、
登場人物としての気持ちや
自分の家族のことなどを
フリーディスカッションした。

失踪した父が帰ってくるという
菊池寛の名作『父帰る』を
大胆にアレンジした舞台ゆえ、
「家族とは?」は大テーマ。

結果、三日目には立っての稽古。
猛烈な勢いで幕開きに向かいます。

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恋なのだが、故意なのか。

2015年04月24日 | 身辺雑記
いまやステイタスを失ったと
言わざるを得ない日本の音楽賞

業界内では受け止め方が違うのかもだが。

日本レコード大賞からの~紅白歌合戦
という流れが典型的な「日本の大晦日」
だったけれど、日本レコード大賞は
2006年から放送日を30日に移行。

もしかしたら若者の中には
生まれてこのかた、その両方を
見たことがないって人、いるのかも。


最高峰がそうだから、膨大な数あった
音楽賞は今や次々と姿を消し、
ふたつあった有線放送系も、
全日本有線大賞はなくなり、
日本有線大賞のみになった。

それはさておき。
最新ヒット曲から年代別にジャンル別と
番組数がむっちゃ多い有線
波の音がひたすら流れているとか
お経のチャンネルも確かあったような……。

若者向けの洋服屋ではおしゃれなポップスを。
逆に、居酒屋なのにあえてジャズ。
店に合わせた、或いはミスマッチを狙った
店舗作りのひとつの武器にもなる
BGMとして有線は力を持っている。

こないだファストフード系の
そば屋に入ったら掛かっていたのが
『失恋レストラン』(第19回レコ大、
第10回日本有線ともに最優秀新人賞)。
朝のサービスA(かけそば+ミニカレー丼)
を頼んで席につくと、やがて楽曲は
『SAY YES』にかわった。
僕には懐かしい音楽を聞きながら
無料の天かすを山盛り装った麺をすする。
先にカレーを完食
残すは少量のそばとつゆになった頃、
今度は『未来予想図Ⅱ』のイントロに。

・・・ん?
清水健太郎、チャゲアスと来て、ドリカム。
なんか別の狙いがあるのかと勘ぐる並び。

四曲目。聞いたことのない曲だった。
食事も終わったので店を出た。

恋の歌ではあったが、あの並びは
果たして故意だったのだろうか?
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中野から高円寺をぶら~りと(後編)

2015年04月22日 | 身辺雑記
一昨日は、雨より風が激しかった


街のあちこちに無惨な傘の姿。
壊れた傘を手に歩く人も沢山見掛けた。

あけて昨日は午後3時から、
J-Theater+東京ハイビーム共同企画公演
『父帰る2015』の稽古初日。
三月末に稽古を始めた併演の
『櫻の園 Japan mix』から遅れること
なんと三週間。本番までは二週間だ。

が、そのへんは改めて・・・
今日は前回のブログの続きです。

先週の土曜日、中野からぶらり
一駅歩いて「座・高円寺」で芝居を見た。

地下にある座・高円寺2のTIPES公演
『シャンブル・マンダリン』がお目当て。
一階の1では『タイムズ』という作品が
掛かっていて、少し面白かった。
……タイプスとタイムズ。

後者を上演していたのは極東退屈道場。
第20回OMS戯曲賞特別賞受賞作品の
再演だったようだ。

劇場前の広場にテントが建って、
お祭りムードも出ていたのだが、
月末には「高円寺びっくり大道芸」も。
この街はいつも賑わっている。

夏には阿波踊り。その専用練習場
「阿波踊りホール」が座・高円寺には
設置もされ、地元の連が活用している。

高円寺といえば。
翌日(つまり日曜日)足を運んだ
朗読劇『炎上する彼』の舞台が高円寺。
パル商店街、ピンサロ通り、高架下
などなど前日に歩いたばかりの街並が
次々言葉として発せられ、
風景がめっちゃ鮮明に浮かんだ!

声優・神田みかと舞台役者・太田真由美
が組んだ演劇ユニット「マミカ」が
直木賞作家・西加奈子の短編二編
(『舟の街』『炎上する彼』)を、
昨今はやりの朗読劇と銘打ちながら
動きもあるスタイルで上演したもの。

会場は両国のBlack A。
真っ白な壁に覆われた普段はカフェ。
パフォーマンスやギャラリーとしても使用可能。
ん? 宣伝??
ま、スタッフが知り合いなのだ

さて「マミカ」。今回が二回目で
二度とも朗読劇と銘打った公演だったが
ポテンシャルの高さが感じられた。
特に『炎上~』の梨田と浜中という
学生以来の親友二人のメインキャラに
神田、太田とも抜群のはまりっぷりで
大いに笑わせていただいた。

次回にも期待大!!!
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中野から高円寺をぶら~りと(前編)

2015年04月20日 | 制作公演関連
煉瓦通り・・・
というのは正式な呼称ではないと思うが、
この街のランドマーク・サンプラザや
アキバと並ぶオタクの聖地・ブロードウェイ
とは逆になる南口、つまり丸井本店の
ある側の改札を出て、右。
バス通りを渡ってすぐの緩い坂道。
赤煉瓦を敷いた狭い路地を
僕らは勝手にそう呼んでいた。

とんと昔、結婚する前にかみさんが
中野に随分と長く住んでいたのだ。

先週末、久しぶりに歩いた。
ちょっとした記念に立ち寄る欧風料理の
「らんぐさむ」は健在だったが、
あの頃新顔だった焼肉屋さんが、
今では古株になるほど左右に並ぶ店は
代替わりをしていて隔世を痛感した。

本業は精肉店の夫婦が始めた焼肉店の、
長男が甲子園常連校の部員だというので
高校野球好きのかみさんと親父さんで
話が盛り上がったのは何年前になるだろう。

さて、その坂を上ったのは、
劇場にちらしを置きに行くためで、
その先の街並にも当然変化は見られ、
劇場手前の百円ローソンは
その週頭に閉店したと貼紙があった。
かわりと言っては変だが、
四つの劇場を擁する中野ポケットスクエアの
ほど近くに演劇雑誌「演劇ぶっく」が
移転していることも、その日に知った。

中野から隣の高円寺までさらに歩いた。
座・高円寺で観劇するためだが、、、
古い戸建ての多かった住宅地に
新たに集合住宅が増えて、さらに
新築物件の工事が数ヵ所で進んでいた。

そして残された一軒家の、例えば

こんな日除けが流行した頃があったなぁと。
波形のプラスチックの廂が多いところに、
直射日光を程好くカットするタイプが
格好良くさえあった時代が確かに存在した。

もう少し時計を巻き戻して、
僕が半ズボンの洟垂れで、
日本が右肩上がりだった辺りには

こんな大谷石の塀が世の中を席巻した。
トタンよりブロック、ブロックよりこれ。

ぶらり、中野から高円寺へ……。
四月十八日の昼さがりの話。
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さらにさらに、totoとアスリート

2015年04月19日 | スポーツ
totoの広告から始まって、
「トップアスリート×47都道府県」に
はまってしまい、三回目になった

個人的に目を引かれたのは、
岐阜と奈良のホッケー
渋いスポーツってだけでなく、
日本においてこの競技を牽引する
二県が「フィールドホッケー」の
元スター選手を顔として掲げた点だ。

日本が初めて五輪出場したアテネで
主将を務め(8位入賞)、
北京でもスティックを握った三浦恵子。

前述両五輪の代表メンバーで
海外(スペイン)でもプレーした
森本さかえ(現在は天理高校監督)。

人選もなかなか善い

各県に特産物や観光名所があるように、
静岡のサッカー、青森の相撲など
盛んなスポーツもあって、
その伝でいえば、山口茜を生んだ
福井県はバドミントンかと思いきや
バレーボールの中垣内祐一(元堺監督)
でした。・・・確かに、
中島美嘉を射止めた「ゴリ」こと
清水邦広(パナソニック/日本代表)、
僕の憧れの女性でもある三屋裕子
(ロス五輪銅メダリスト)、
35歳で全日本に復帰するなど
驚愕の頑強さを誇った荻野正二
(サントリー・アドバイザー)
など名プレーヤーの宝庫ではある。

一方、同じ北陸の富山県は佐々木翔。
県内に拠点を置くトナミ運輸所属。
トナミはバドミントンの強豪だ。
北海道出身の佐々木は中三で全国二位。
以来日本のトップでプレーを続けるが、
フジチュー(のちMMGアローズ)、
北都銀行と所属が次々廃部するという
苦労人でもある。

きりがないのでぼちぼち終わろう。

47人の中にパラリンピリアンが二人
含まれているのは素敵

東京オリンピック・パラリンピックまで
1954日・・・まだまだ苦難も多そうですが
決まったからには最高の大会に、
なって欲しい……いや、なるように
一人ひとりが関心持っていきましょう

末筆ながら「トップ~×47~」は
2012年7月に新聞掲載された記事が
引き続きネットにアップされています。
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さらに、totoとアスリート

2015年04月18日 | スポーツ
【昨日の続き】

totoのHPを開くと現れた
「トップアスリート×47都道府県」。
昨日の13人を大きく上回る47人が並ぶ。
バドミントン、新体操、フェンシング、
馬術、トライアスロン、五種競技など
メジャーからマイナーまで幅広く
20以上の競技のアスリート達が。

でもやっぱ偏りはあって。
水泳から6人、陸上から5人。
ただどちらも競技内種目が多いから
納得がいくといえば、いく。

さて。昨日ブログで書いた企画に
登場の13人と本日紹介したの47人。
両方に唯一顔を出しているのが
アテネ五輪金メダリストの柴田亜衣。
(水泳/800M自由形)
鹿児島の欄に堂々の登場!
たしかに鹿屋体育大学で成長したが、
福岡生まれで小学校から高校は徳島。

中山律子さんじゃ駄目だったのか?
あ、五輪種目じゃないか……
でも、宮崎県は野球の坂口裕之だ。

誰?と言わないで
バルセロナ五輪で銅メダルを獲得した
チームの一員で、93年引退。
97年から日石監督(2000年まで)。
高校野球の解説者としても有名。
つまりプロではプレーしていないの。

北から順にクリックしてみると、
その土地になんらかの「ゆかり」が
あることは勿論だけれど、
「スポーツ振興事業助成対象
トップアスリート」(現または元)が
共通して肩書にあるではないか。

前述の九州の二人も元対象者だ。
が、それも群馬で途切れた。
最終的に6都府県が「例外」だった。

ほかに香川、鳥取も……。
「あぁ対象選手がいないんだな」
と思った失礼千万な者は、
讃岐うどん、らっきょう、それから
ペヤングソースやきそばを
今後口にしてはいけません

レスリング界の英雄・高田裕司、
女子走り高跳びの八木たまみ等
群馬出身のトップ選手は数あまた。

香川も同様だが小ねたを披露すると、
大松博文、吉田国昭、横田忠義(迄女子)、
小山勉、植田辰哉(迄男子)と、
バレーボールの代表監督を多数輩出する
特異な県でもある。閑話休題。

沖縄、そして意外なことに
東京と大阪というのが六つの顔ぶれ。

謎は深まるばかりだ。
ん? そもそも何が謎なんだ。

【まだ続く】
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totoとアスリート

2015年04月17日 | スポーツ
ギャンブルは「自分の人生」のみだから
競馬もパチンコもやらないのだが……
totoが始まった当初はサッカーをはじめ
スポーツ全般の振興のために嗜んだ。

全国発売開始は2001年
気付けば15年もの時を重ねている。
ってことは干支一回りは買ってないな。

さて、そんな「スポーツ振興くじ」。
雑誌で13人のトップアスリートの
顔写真が並ぶ広告を目にした。

石川佳純(卓球)、宮本恒靖(サッカー)、
村田諒太(ボクシング)ら、
男女、プロアマ、現役と元選手、
さまざま網羅され、種目も上記ほか
モーグル、体操、ラグビー、水泳
と幅広くて、さらには
吉田沙保里(レスリング)、
国枝慎吾(車椅子テニス)と
世界の「絶対王者」もいれば
頂点を目指す三宅宏実(重量上げ)
というカテゴライズも。

さすがスポーツ的な「平等」を
感じるな~とよくよく見たら、
木村沙織、江畑幸子、中道瞳
とバレーボールから三人も。

なぜ?
十三分の三も・・・。

ちなみに男女比は5:8。
バスケ界から田伏か五十嵐、
はたまた渋めの選択ならば
カヌーの羽根田(ロンドン五輪7位)
とか他種目の男子選手でも、と。

今「バスケ」はやばいか

いずれにしろバレー枠を減らして
他の男子を増やすとバランスいいぞ、
なんて思うのは僕だけだろうか。

   

あれ?この面子ってもしや、と
『Stand by me』を口ずさみながら
彼らが未来を担う若者を指導する
コマーシャルを思い描いた方、正解です。


60秒版には13人全員が、30秒版は11人ずつ。
でバレーの三人はひとまとまり扱い。

なるほど、そーゆーことか~。
少しほっとしてtotoのHPを開く。
と。
「トップアスリート×47都道府県」
というコーナーに出くわした。
こりゃあ面白そうだ。ポチッとな。

【続く】
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新『長江~乗合い船』ver.2

2015年04月15日 | 鑑賞
沈虹光の傑作『長江~乗合い船』
(原題『同船過渡』)の日本初演は
1998年、鈴木完一郎演出。
以来マイナーチェンジを重ね、
原田一樹演出で生まれかわったのは
2013年。今回がその再演となる。



FW
方先生(団結団地に住む元教師)
高船長(定年間近の船乗り)

MF
劉強(方と同居する公務員)
米玲(劉強の妻)
雷子(米玲の元恋人)

DF
テレビ局ディレクター
同カメラマン

劇団代表でもある山田珠真子は
唯一全公演に出演している。
方先生役で作品を牽引し続けてきた。

高船長には原田版から佐々木梅治。
これまで純血主義で上演してきた
『長江』に迎えられた初めての客演。

中盤は劉強と米玲が攻撃的に左右に並び
一列下がって雷子が舵取りを担う。

はじめ雷子で『長江』に加わった
南保大樹は原田版から劉強に。
それに伴い、雷子には清川佑介。

鈴木版三代目の米玲・古田美奈子は
13年のテレビ局のカメラマンを経て
今回から攻撃的中盤に復帰した。

さて、そのTVマンだが。
実は二人体制は98年初演以来だ。
99年の紀伊国屋サザンシアターから
長らく一人で演じられてきていた。

と。今回の出演者を中心にざっと
歴史を振り返ってみたが、
その都度最高の舞台を届けるべく、
配役は変化を繰り返してきた。

そんな中、いうまでもなく
最大の変化は指揮官の変更。

鈴木版は、ボールを一度収めて、
的確に相手の足元にパスを繋げる。
その一方で大胆なサイドチェンジ。
そんなオーソドックスな形だった。

十年の歳月を経て蘇った、
新たな『長江』はワンタッチの
速くて短いパス回しが特徴だ。

分かりやすい例でいえば……
場面毎にドラマチックな音楽で
大きく芝居を盛り上げた前者と、
暗転と音楽をほとんど使わず、
かわりに立体的な美術で、
作品にアクセントをつける後者。

昨日、北沢タウンホール見たのは
実は公演ではなく「公開ゲネ」。
関越地域を巡演するにあたり、
支援会会員など限られた範囲に
限定された上演であった。
実は全貌は明らかになっていない。

ひとつ言えるのは演劇は
「生き物」という当たり前のこと。



新『長江~乗合い船』ver.2は
このブログでのタイトルで、
劇団で公式に使用している
題名ではありません。
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