麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

おおみそか2014

2014年12月31日 | 身辺雑記
本年も残すところ10時間を切りました。


箱根駅伝を「一秒を削り出す」東洋が制して
幕をあけた2014年。
スポーツにおいては二月冬季五輪。
「レジェンド」葛西らで銀は四つ、
葛西は団体で銅も獲得。
そして羽生結弦が表彰台の中央に

彼と並び、今年の顔となったのは
テニスの錦織圭

一方サッカーブラジルW杯は
まるでなかったかのように
今年を振り返るニュースに載らない。
上位には御嶽山噴火や広島土砂災害等
自然災害、STAP細胞、朝日新聞誤報。

ノーベル賞受賞などの明るいニュースも
なくはないが、トータル残念な年と
いえるのだろうか・・・。


今日の昼食。
妻にごちそうになりました
懐石御膳です。

個人的には2013年、17作品に関わり
掛け持ちが多くなった反省から、
前半絞って仕事を請けていた今年、
後半は「それでもOK」という条件で
最終的には12公演に関わった。

遊戯空間、ピタパタ、W・ローズ、
アトリエ・センターフォワードといった
レギュラーカンパニーに加え、
日本・セルビア演劇交流プロジェクト、
J-Theaterといった新たな出会いもあり
おかげさまで充実した一年となりました。

関わった全ての方に感謝。

まだまだ力足らず。
より一層の精進を誓いつつ・・・
さあ 2015年
まずは箱根
二連覇を目差す闘いから始まる。

そうそう。
このブログのスタートは2005年4月。
同じ月に入籍もしたのだ。
丸十年になるのだな~。








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2014年12月29日 | 身辺雑記

2014年、最後の雨だろうか・・・

雨といえば傘。わが国においては、
透明のビニール製がすっかり定着した。

傘といえば八十歳の祝いが傘寿
主人公ローズがその年齢の、
志賀澤子による一人芝居『ROSE』は
来年も1月24日からシアターΧで月一の
変則ロングランを継続します。

無理苦理、制作する舞台をぶっこんだな、
と思うなかれ。
ビニール傘は日本生まれで、
最初に作ったのは「ホワイトローズ(㈱)」。

歴史は意外と古く1958年。
当時は高価で、国内では売れず、
東京五輪以後にニューヨークでヒット!

日本で定着するのは70年代以降。
低廉化が大きな要因だった。
「便利で安い傘」の流れは
生産コストに絡んで中国に場所を移す。

そして「元祖」ホワイトローズ社は
高級な製品にシフト。
選挙用のカテール、僧侶読経用等を開発。
自社工場を持つ国内唯一の
メーカーとして気を吐いている。

ある調査報告によれば、
日本人の一人当たりの保有数は
3.3本で世界一という。
また海外では折畳傘のシェアが高く、
日本は長傘が主流というデータも。

この長傘嗜好の国民性だから
ビニ傘が定着したのだろうか。

《かさ》といえば、円安の影響で
値上げせざるを得ないメーカーは
《嵩》を減らして料金据え置きという
涙ぐましい技(果たして技なのか?)を
繰り出して商品を世に出す。

買う側の《かーさん》達との
激しい攻防戦である。

音楽劇『母さん』。
堀江安夫が描いたサトウハチローの物語。
山彦の会の作品で、2010年の東北巡演、
翌年の神奈川巡演に制作で参加した
思い出深い舞台の一つだけれど、
製作母体が活動に幕を下ろした。

『リンゴの唄』『ちいさい秋みつけた』
『かわいいかくれんぼ』『長崎の鐘』等
名曲が散りばめられた名作が
新たに生まれ変わるという噂を聞いた。
しかも僕の故郷の川崎で・・・。

ハチローは校歌の作詞を多く手掛けていて、
その中には南百合丘小学校もある。
そこから程近い劇場での上演と聞く。

けれど、それはまた別の話。

あ、雨があがったようだ。
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円に縁のある話

2014年12月29日 | 身辺雑記
かみさんに頼まれてTSUTAYAに
DVDを返却に行く途中、宮本と遭遇。
宮本は演劇集団円の制作である。

店を探してロサ周辺を迷ってたので
地元の僕が彼のスマホの地図から
正確な場所を教えてあげた。
宴会の居酒屋は、駅にもっと近い場所。
昨夜の話。

ロサとは、池袋西口のランドマーク
「ロサ会館」のこと。
映画館、ボウリング場、ゲーセン、
飲食店にTSUTAYAも入ったテナントです。

そうそう。遊戯空間の公演中だから、
先月の26日だったと思うが、
『仮名手本忠臣蔵』千秋楽の前夜、
打上会場を探して浅草を歩いていたら
石井と水野に出くわした。
二人も円で、前者は養成所を
後者はデスクを担当している。

当時はまだ浅草に事務所があって、
だから、あちらの地元でのばったり。

十二月一日、拠点を三鷹へ移した円。
その日、引越準備に既に入っていて
石井は長い棒状のものを持っていた。

宮本と別れて、非シス人『青ひげ公の城』
事前稽古の最終日に顔を出した。

年明け三日の顔合わせに向けた
キャスティング及びブラッシュアップも
昨夜で無事修めた。
チラシも上がって、いよいよ感が増す。

稽古終了後、三日の段取り打ち合わせ。
地下に座敷のある居酒屋で
四角いテーブル円く囲んで
熱燗をちびちびやりながらミーティング。

明けて三十日は、ぬ企画のキャスト候補と面談。
当然、飲むだろう。
日曜日(28日)は、遊劇社ねこ印工務店の
主宰宅での望年会だった。
二階に稽古場を有する一軒屋の
リビングの円テーブルを囲んで盛り上がった。
三時まで呑んで、残った飲兵衛は
稽古場で雑魚寝

この季節、休肝日を欲するのは
僕だけではないだろう。

非シス人の面々と「良いお年を」と挨拶し、
帰り着いた池袋の、ホームでは
白目をむいた男性が眠っていた。
彼は飲み疲れの代表の一人といえよう。

いや~本当に2014年も残り僅かとなりました。
まだ整理する余裕がないけれど・・・
昨年の反省があまり生かされない一年、
ということは明確

来年こそは・・・

*****

非シス人(ナルシスト)vol.22
『青ひげ公の城』
作/寺山修司、演出/間天憑
サンモールスタジオ
2015年2月5日(木)~9日(月)
前売4000円、当日5000円
公開GP3000円、学生3000円

さらに詳しくは改めて!

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地球はまわる、わたしは歩く。

2014年12月28日 | 制作公演関連
街で某旅行会社のチラシを貰う。
正確にいえば携帯ティッシュから
大きくはみ出した宣伝広告だ。

拡げると新聞紙より大きかった。
お手軽な韓国は一万五千円。
交通カード五千ウォンもついた
三日間のプランから、
アマゾン十日間とゆータフな企画まで。

こちらは二十万、、、ん?
いやいや零が一つ多いぞ~
二百万超かよぉ

さてアマゾンといえば、
中南米一人旅のエッセイが本になった。
『地球はまわる、わたしは歩く。
01ラテンアメリカ編』

近年は演劇制作請負に専化した
テアトルシアターでございますが
自主製作の公演も数本ありまして、
そのvol.1の作演出をお願いした
高梨由嬢の著書である。



「あの出版」(という社名)から
電子書籍で。定価320円。

01ってゆーだけあってシリーズで
今後もリリースされていくそう。

その出版イベントが劇団Hi-TOUCH
第四回公演『ハコに眠るユメを見て』
仲日の昼夜の間(27日17時~)に、
開催されたので顔を出した。

ゲストに2丁拳銃の小堀裕之を
招いてのフリートーク。

ちなみにHi-TOUCHは高梨と黒瀬義明
(彼はテアトルシアターの
全作品出演の唯一の俳優)の
ダブル主宰の劇団なのだが、
水曜日に同じタイニイアリスで
第三回公演を終えたばかり。
つまり一日おいての連続公演。

凄いパワー!!!

つか、第二回公演『Lamp』は
今年の五月頭から六月末の約二ヶ月で
異なる三本『橙色ノムコウガワ』
『藍ノカナタ』『碧カガヤク季節ニ』
を連続上演したのであった。
(ラストの『碧~』のみ制作を担当)

来年もこの勢いで爆走するのだろうか。

爆走といえば
有馬記念はジェンティルドンナ
がJRA六十周年の節目の「午年」を
制したようですね。

あたしゃ競馬やらないんだけど…
たまたまテレビつけたら飛び込んで来た。
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ラリホー、ラリホー、ラリルレロ

2014年12月26日 | 身辺雑記
自分の意思とは関係なく唐突に
♪ラリホー、ラリホー、ラリルレロ♪
という歌が口をついた。

そーゆーことは僕に限らずよくあること。

ちなみにテレビアニメ『スーパースリー』の
主題歌の一節。アメリカ生まれの作品だから
原詞が「rarirurero」なわけはないのである。
見事な訳だな~と今更ながら感心する。

また
♪スーパースリーは諜報部員♪
って歌詞もあるのだが、子供向けなのに
「諜報部員」という難解な語をぶつけた
勇気にも、大人になった今感服する。

演劇においても「翻訳」は重要で、
その国の言語に詳しい方が忠実に訳しても
面白くなるとは限らない。
その点でも参考になるな~と思う。
が、それはまた別に書くことにする。

『スーパースリー』はハンナ・バーベラ・プロダクション製作。
ここのアニメは我々世代(僕は1966年産)には
めちゃ強烈な影響を与えておりまして。

ドラ猫大将、突貫カメ君、シンドバッドの冒険、
電子鳥人Uバード、怪獣王ターガン、
大魔王シャザーン……嗚呼懐かしい。
そして決定版は何をおいても
チキチキマシーン猛レース
(弊ブログは作品名に基本『 』を付すが
ここでは煩わしいので省略。以下復活)

『チキチキ~』は解説するまでもないが
ブラック魔王とケンケンの乗る
「ゼロゼロマシン」(車番00)ほか、
棍棒を持った原始人の「ガンセキオープン」(同1)、
唯一の女性ドライバー・ミルクちゃんの
「プシーキャット」(同5)、「ハンサムV9」(同9)には
キザトト君・・・計11台の驚天動地な車で
おまぬけなレースを展開するのだが、
主人公(?)が勝てないのがお約束。

もしや一度くらい優勝してるかな?と
ウィキペディアを参照したら、やはり0勝。
そして前述5号車、ギャングセブン(同7)、
ポッポSL(同8)が最多4回で、残る7台は
優勝3回とバランス良い戦績だったのが意外。

『チキチキ~』に限らず、どのアニメも
こまかなストーリーは覚えていないが
指輪を合わせて「出て来いシャザ~ン!」と
大魔神を呼ぶシーンや・・・
(指輪といえば『ウルトラマンA』も
前半は北斗と南がウルトラタッチするが
関係はあるのかしら。閑話休題)
・・・シンドバッドがマジックベルトを締めて
筋骨隆々になる姿、etc.etc
明確に記憶しているのだな~。
つか、歳の瀬になんだかな話でした
コメント (2)
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小さな旅のこぼれ話

2014年12月24日 | 身辺雑記
三回にわたり綴った小旅行から
こぼれた話を箇条書き。



三重県総合文化センター。
図書館や文化会館等に囲まれた
「広場」も貸し出していた。
へ~。
確かに様々なイベントに使えそうで
きっと開放してという声もあったろう。
と同時に。今や公共施設のほとんどが
管理を民間または財団に外注していて、
契約年度が終われば査定され、
かつ入札となるから簡単に
再契約もできないと聞く。
受注する指定管理者も必死で、
数字を良くする努力をしいてるんだな~
と、勝手に推測した。



津駅をこぢんまりと書いたが、
東口(JR側)には地上18階地下1階の
高層複合ビル「アスト津」があり、
低層階には旅券センターを含む行政サービス、
レストラン街にショッピングモールが、
中層階はオフィスフロアで、
TVや鉄道の支社支局が入っていて、
高層階はホテルという身繕いだった。

また駅ビル「チャム」には地元銘菓は勿論
ミスド、ドトール、吉野家、サーティーワン、
サイゼリア、マツキヨ、ダイソーといった
全国チェーンが顔を揃えていた。

そんな津を代表する企業は
肉まんあんまんで御馴染「井村屋」と
ベビースターラーメンの「おやつカンパニー」。



今回僕は近鉄を使ったのだが
JR紀勢本線の隣の駅が「阿漕」。
「あこぎな商売」等、良い意味では使わない
あの「阿漕」の舞台となったところ。
病の母のために禁漁区で魚を獲ったという、
確かに宜しくはないが美談とも言え、
いわゆる「あこぎ」じゃない話から転じて
今の使われ方になったそう。



断章ごとの河童マーク。
三重にも津にも格段関係はありません。
ジャブジャブサーキット『非常怪談』に
座敷童子などとともに登場するので……
いやはっきりそう語られないし、
戯曲には「青丹色の男」とあるのですが、
でも、まあ河童に間違いなので。

初演の頃は、確か「深緑の男」だったかと。
青丹(あおに)も、ほぼそんな色なんですが。

とか書いてるうち今日はイブ。


そーいえばスーパーがやけにクリスマスだった。
そーゆーことか・・・。

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贅沢な週末~津、夜のはなし編

2014年12月23日 | 身辺雑記
劇団ジャブジャブサーキットの
『非常怪談2014』を見に
行った話が続いています。

直接深夜バスで津に入る予定が
満席だったので名古屋着にした。
結果論だが正解だった。

素晴らしい芝居をみたあと、
巨大な総合文化センターを歩き、
駅前に戻る。小ぶりな近鉄側から
大きなビルも見えるJR側に
地下道をくぐって渡った。

政治と経済の中心を分ける街作りは
世の中にたくさんある。
どうやら三重県もそのようで……
官庁が多い駅前は日曜のため、
まるで人影がない。人がいないので
ほとんどの店も閉まっている。
困った

一見なので最初は大きな通りを歩き、
繁華街的な灯りを捜したが、
挫折して駅前に舞い戻り、
線路沿いを南下する感じで続く
飲食店街を発見した。
恐らく平日は津の社交場となる
エリアも、多くが暖簾を下げていた。
ま、十七時って時間もあったのだろう。
・・・そんな中入った「星丸」。

オープン間もないので休んでいられない、
イケメンの店長・福地君は言った。
沖縄生まれの彼は、まず東京の
大手居酒屋チェーンに入社したそう。
そこは、墨田区に本社を置き、
その近くに土俵がある店舗を持つことで
有名な会社だったことから話が弾んだ。

僕の友人の御尊父が社長だからである。

なんたって店には二人きり。
黙って飲んでても寂しい限りなので
根掘り葉掘りするっきゃない。

研修後に東岡崎の店舗に配属され、
退社したのち津にたどり着いたと。
(詳細聞いたけど、割愛します)
やがて十八時。社員一人バイト一人が店に。
な、なに~っ

幸いにもヒットに恵まれたバンドの、
メンバーより客が少なかったライブがあった
とゆー話は、売れない頃の鉄板ネタだ。
合併前まで県庁所在地で最少人口(*)
だった街で、まさに僕はその状況に。
いや。
バンドは歌い客は聞くという受身だが、
居酒屋では客が黙ると店員は直立不動。
攻めていかなければなりません

社員氏は大阪和泉、バイト君は県内鈴鹿。
出身地に始まり、彼ら「津若者ライフ」
のレポートをしながら、ビールに始まり、
店の名を冠した焼酎、店長一押しの泡盛、
そして三重の地酒と次々に舐めた。
「鮮魚店直営」と冠するだけあって、
刺身はもちろん、最近定番になった
その場でバーナーで炙った烏賊も美味。

皆様、津にお越しの際は、是非「星丸」へ。

お勘定した時点でまだ夜七時。
名古屋に降り立って約十二時間経過。
贅沢な週末なのである。

*2006年の合併で約16万人→約28万人。
最下位から38位へ。
人口もさることながら面積の拡大も
はんぱがなく現在は県内市町村最大に。
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贅沢な週末~津、昼のはなし編

2014年12月22日 | 身辺雑記
生まれて初めて津に行った。

三重県の県庁所在地である。
これまで『池袋わが町』で名張、
『山彦ものがたり』で尾鷲と、
三重は何度も訪れていたけれど、
津の地にようやく降り立った。

名古屋から近鉄急行で約一時間。
あっという間だ。
(特急つかえがもっと速いっす)
ジャブジャブサーキットが公演する
三重県文化総合センターは、
その近鉄側にあるという表示。
非常にこぢんまりした駅前だった。

もちろんJRも走っていて、
反対側には大きなビルも見えていた。

芝居が十四時開演なのに
駅着は十三時四十六分。
バスで五分と聞いてはいたが、
そう頻繁にも出ていないと踏んで
タクシーを選択した。
僕の前にも三十代前半の女性が乗る。
もしや、と思ったが案の定・・・
「運転手さん前の車を追ってください」
という二時間ドラマの決まり台詞よろしく
ずっと追尾する形で開演五分前に到着。

いやあ~文化センターのでかいこと。

靴三足でいっぱいになる玄関をあがり
ドアを開けたら七十畳の居間が出てきた。

やや大袈裟だが、駅前とセンターの
余りに異なる印象を例えるとそうなる。

観劇後に少し探索したのだけれど、
なんたって「総合」と冠するだけあって、
大中小に加え多目的ホールを有する
三重県文化会館のほか、
県立図書館、生涯学習センター、
「フレンテみえ」の別称を持つ
三重県男女共同参画センターなどが
それぞれ独立した建物としてあり、
その中央には約1,100㎡の知識の広場。
そんな巨大施設の総称が
三重県総合文化センターだ。
ただいま二十周年記念事業も展開中。

さらに道路の反対側には
今年オープンした県立博物館も。
ただ回廊で結ばれてはいますが
こちらは「総文」ではないよーです。

そんな文化会館の小ホールで
二十日、二十一日上演された
劇団ジャブジャブサーキット
『非常怪談2014』
(作・演出/はせひろいち)

傑作は錆つかない。
いや美味しいお酒を寝かせると
味が豊穣になるように、
通夜の数時間を描いた名作は
新たな輝きを増して客席に届いた。
役者たちの演技だけではなく、
仕掛けなどのスタッフワークも
歳月を経て「面白く」なっていた。

括弧書きしたのは単純なそれでなく
もっと複雑な意味をこめて……。

当日リーフレットにいわく、
≪岐阜を拠点に名古屋・大阪・東京の
「大都市に見せに行ってやる」を
続けてきた中で「大胆な遊び方」から
遠ざかっていたことも事実。
そこで三十周年を言い訳に、
大垣と津でのみの上演を
「大都市から見に来たまえ!」と
企んだ公演≫と、はせ氏は書いていた。
(原文ままでなく、かいつまんでます)

そこに乗ったのは僕ばじゃりじゃなく、
会場はほぼ満席でした。

そんな贅沢な週末の話はまだ続く
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贅沢な週末~名古屋編

2014年12月22日 | 身辺雑記
21日午前零時十五分新宿からバスに乗る。

朝の七時十分、名古屋着

深夜バスは早朝から時間が使える利点がある。
帰省であればとっととおうちへ向かえば良い。
仕事なら出張先へ移動する、等々。
一方、主目的が十四時開演の芝居をみる僕。
おおむね店は閉まっている中で、さて…。

前日、午前中にシャワーを浴びて以来、
公演での受付、忘年会から直接in尾張。
ということで、まずは風呂である。

朝六時半からやってる「銭湯」があった。
地元のお年寄りの常連がいるくらいで、
場合によっては貸切状態での~んびり
を期待し向かったら……。
今やネット社会なのである。そりゃそうだ。
かくいう僕もPC検索して得た情報だ。

広いとはいえないお風呂屋さんだったので
洗い場が足らないほどの盛況。
しかも二十代の若者が大半で、
壁の向こうからは「きゃあー痛~いッ」
と、恐らく電気風呂に入ったのだろう
娘の黄色い声も聞こえて来る状況。

ホテルとの併営だったので、
宿泊客がチェックアウト前のひとっ風呂って
パターンもあったと思われ、
そんなこんなでゆったりは出来なかったが、
前日からの汗は流してさっぱり。

次は食事。モーニング文化の聖地。
途中、コメダもあったけれど、
今では東京で堪能できるもんな……
と、道のそこここに雪の残る静かな街を
見繕っているうちに駅へついてしまう。

余談になりますが・・・
バスがついた笹島地区は駅の南。
「炭の湯」~名前通り、備長炭を
湯に溶かし込んだ湯を使用~は、
太閤通口の方。名古屋駅を中心に
十字に線引きしたとすると、
右下から駅を抜けて左上へ移動し、
そこから駅の左側に戻ったルートっす。
ちなみに、国際センターや栄、
名古屋城、ナゴヤドームがない側。

ちょいと体も冷えてきたので
地下街に逃げ込むも開いているのは
数店の土産屋さんと喫茶店。
一店はコメダで、しかも朝から行列!
名もない喫茶店の禁煙コーナーを選ぶ。

残念ながら「普通」のモーニング
おまけなし。だから空いていたのか。

ネットカフェでメールのチェックなどし、
さあ、いよいよ近鉄で津に向かいます。

が、そちらは【津編】で詳しく書きます。
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津へ

2014年12月20日 | 身辺雑記
今日、津に行く。

今日といっても出発は日付をまたいだ
深夜零時十五分である。
新幹線でぴゅ~っと行きたかった。
の、だけれども桟敷童子の受付に昼夜入り、
幕が開いたら新小岩に移動して、
とある忘年会に顔を出す。
恐らく盛り上がってしまうから、
翌日の早起きに自信がない。

されば酔った体でバスに乗り込み、
目覚めたら三重県の津に到着\(^^)/
グッドアイディアだ(^-^)v

毎年東京公演だけ少し手伝わせて戴いている
岐阜を拠点とする劇団ジャブジャブサーキットが、
代表作の『非常怪談』を改訂上演する。
ただし大垣と津だけでの公演。
見ないわけにはいかない。

ところがだ。
なんと津便は全て埋まっており、
日曜日、僕の乗るバスは名古屋終点(T_T)
……いや、一粒で二度美味しいと
気持ちを切り替て、名物のモーニングを堪能し、
しゃちほことかも見てから近鉄に乗ろう。

※※※

翻って昨日の備忘録。

昼に清水邦夫の『草の駅』を観た。
ハコニワビオトープ公演。演出は尾崎喜芳。
その尾崎と大谷恭代の共同主宰。

大谷嬢が演出助手を務めた演劇集団阿吽
『空の記憶』で、僕は制作。
大変お世話になった。

阿吽代表の側見民雄も客演しており、
またアトリエ・センターフォワード
『プロペラとスカーフ』『シャワー』で
ご一緒した眞藤ヒロシも出演。

夜は韓国演劇交流センター主催の
韓国現代戯曲ドラマリーディングvol.7
全体顔合わせ。とゆー名の学習会。
3チームの演出及び俳優、
交流センターメンバーと外部スタッフ、
総勢五十人ほどが一堂に会した。
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